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最終決戦の詰め合わせ37564円

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イチゴ「ミルクが溶かしたとこは切れたぞ」

ミルク「やるじゃん私」

イチゴ「ようやった」

ココア「イチゴ、体は平気ですか?ふらふらしていますよ」

イチゴ「瞬間移動し過ぎて酔ったかも知れん。ちと気持ち悪い」

ミルク「ヤバイ!竜がまた火を吐こうとしてる!」

イチゴ「わしが止める」

ロンガン「ここはヘリオに任せろ」

ヘリオ「グルルガア!」

ミルク「やっぱちょーかっこいい。竜とドラゴンの戦い」

イチゴ「ふあ……火と火がぶつかって温い風が……」

ミルク「ほっこりしないで」

ロンガン「ココア、外道書を見せろ」

ココア「はい」

ロンガン「えーと……これだ。これを強化魔法にしてイチゴに使え」

イチゴ「また強化魔法け?」

ロンガン「イチゴの剣にだ。魔法の刃をイメージしろ」

ココア「分かりました。やってみます」

イチゴ「こい」

ココア「強化魔法、ビッグデストロイリップ」

ミルク「イチゴの剣に邪悪なオーラがシャキーンて付いた!」

ココア「そろそろ邪悪はやめてください」

ミルク「せっかくイチゴのオーラが白くなったのに残念だね」

イチゴ「かっけえけ構わん。もっかい行ってくる」

ミルク「私がバンバン撃ってからにして」

イチゴ「分かった」

ミルク「でも、速くて狙いにくい」

ココア「竜がヘリオドールに巻きつきました!」

ロンガン「ヘリオー!」

ブラ「ぷりふぉー!」

ロンガン「おお、ブラウニーが触手で助けてくれた」

ミルク「さすがだよブラウニー!そのまま竜を逃がさないで!」

ロンガン「よくやったヘリオ。あとはこの子達に任せよう」

ミルク「今だよイチゴ!溶けたところ狙って!」

イチゴ「任せえ!」

ココア「あ!イチゴの盾が弾かれて落ちてしまいました!」

ミルク「大丈夫」

イチゴ「両手で思いっきりいくぞ」

ミルク「イチゴは絶対負けないもん」

イチゴ「ちょちょいの!ちょいやっさあー!!」

ココア「やりました。竜がバラバラになりました」

ミルク「おえ……気持ち悪い……」

イチゴ「おええ……もう瞬間移動は無理……」

ココア「よしよし。お疲れ様です」

キウイ「まだ終わってない」

ミルク「ほえ?」

キウイ「ヘドが出そう。嫌なオーラは、やっぱり奴の仕業だった」

イチゴ「見ろ、竜の頭から何か出てきたぞ。でっけえ頭と目じゃ」

ミルク「あれって……エイリアンみたい」

ロンガン「エイリアンに失礼だ。あれは出来損ないの模造アンデット。カオスタイプの人型アンデットだ」

ココア「そのようなアンデットは会議でも聞きませんでした」

ロンガン「理由あって正式な発表は控えている」

ココア「カオスタイプ……見るからに恐ろしいです」

イチゴ「よく見ると美肌じゃの」

ミルク「何言ってんの?」

キウイ「くる!気を付けて!」

ココア「きゃ……!」

イチゴ「いたた!頭が!」

ミルク「え?え?え?」

イチゴ「頭がズキズキする」

ココア「あーもう……イライラする」

キウイ「これはヒューメイリアンを潰すための超能力。前に巨人の中から出てきて、アンデットも人も敵味方関係なく……前より強い」

ミルク「しっかりしてみんな……ひっ!エイリアンアンアンデットがこっちに歩いて来たよ!」

ブラ「ぶりりー!」

ミルク「ブラウニー近付いちゃだめ!」

ブラ「ぷっ」

ミルク「私達を守ってブラウニーが大爆発したあー!!」

ロンガン「やはり魔法が使えたか」

ミルク「えええいいああ!!」

イチゴ「こっちのが頭に響く」

ココア「けど、おかげでズキズキもイライラもなくなりました」

イチゴ「見ろ。エイリアンが貰い泣きしちょる」

キウイ「違う。あれは苦しんでる」

ココア「ミルク泣き止んで。ブラウニーは無事です」

ミルク「あ、本当だ。巻き巻きウンコみたいに固まってるけど」

イチゴ「ついにおまんは……本物のウンコに……なっちまったのか……!」

ミルク「えええいいああ!!」

ココア「生きてるから泣くな!」

ブラ「ぷーい」

ココア「ほら」

ミルク「本当だ」

イチゴ「エイリアンが怒っちょるみたいじゃぞ」

ミルク「何とかがタイプのアンデットだよ」

イチゴ「アンデットなら成仏してやらんとの」

ココア「壊滅魔法!ビッグデストロイクランチ!」

イチゴ「わお」

キウイ「才能ありに認定」

ポメロ「黒い檻に閉じ込めてアンデットをバキバキにしちゃった」

ロンガン「あれはアンデットを粉砕し、キューブ化して持ち帰るための魔法だ」

ポメロ「変人団長」

キウイ「団長残酷」

ロンガン「若さゆえの過ちだ」

イチゴ「取ったぞー!」

ミルク「よく触れるよね」

ココア「もう驚きません。慣れました」

イチゴ「見て。コンソメみたいに、ちっこくなった」

ミルク「見せないで!」

イチゴ「はいココア」

ココア「いや!やめて!」

イチゴ「ココアが成仏させたけえ」

ココア「いいですから、さっさと袋に仕舞ってください」

イチゴ「あ!巨人と竜の骨も拾わんとあかん!」

ココア「くたくたのへとへとのふにゃふにゃに疲れました」

ミルク「私もー」

ブラ「うんこー」
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