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お見舞い作戦!
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イチゴ「神父さん!お見舞いに来たぞ!」
神父「ありがとう」
イチゴ「あ!ミルクがプレゼントしたムシキュアのパジャマ着てる!」
神父「とても着心地よいです」
ココア「腰の調子はいかがですか?」
神父「だいぶ良くなりました。ベッドから起きてトイレにも行けます」
ココア「今日はね。シスターさんではなく、私達が昼食をご用意しました」
神父「なんと!それは嬉しい!」
ミルク「じゃじゃーん!ハンバーグ丼セットだよ!」
神父「ミルクさん、どうしました?また泣いたのですか?」
ミルク「え、うん。ちょっとね」
神父「悩めるときは愛しい隣人に相談しなさい」
ミルク「したよ。大丈夫だから気にしないで。ほら、にっこにこのにー」
神父「無理しないでくださいね。私みたいに腰を痛めるかも知れませんよ」
ミルク「ふふ、それはやだ」
イチゴ「はよ食べて。冷めるけ」
神父「そうですね。頂きましょう」
ココア「ネットのレシピを見て作りました」
イチゴ「美味しい?」
神父「バッチらグーです」
イチゴ「やったのう」
ココア「ええ」
神父「おお、中にチーズが。これまた難しいことに挑戦しましたね」
ミルク「簡単だよ。ハンバーグの中にチーズ入れるだけだから」
神父「私は過去に失敗したことがあるのです」
ミルク「神父さんも失敗するんだ」
神父「私も人です。誰にだって失敗はあるものです」
イチゴ「サラダも食べて。ドレッシングも手作りじゃけ」
神父「それは凄い!」
ココア「簡単なものですけどね」
神父「謙遜することはありません。ハンバーグもサラダもドレッシングも、ここにある全てが上出来です」
ミルク「いえーい!」
ココア「いえーい」
イチゴ「わしもタッチする!」
神父「ところでみなさん。本気で、年末アンデット大掃除に参加するつもりのようですね」
イチゴ「うん。今年最後の仕事じゃ」
神父「さきほどフォリーに聞きました」
ミルク「お見舞いに来たの?」
神父「ええ、すぐに帰ってしまいましたけど」
ココア「作戦会議もパパッと終わらせて帰ってしまいました」
神父「昔から、彼女にはそういうところがあるのです。しかし頼めるのは彼女だけでしたので」
イチゴ「他の友達は忙しかったんけ?」
神父「はい。それに彼女は今、本部で働いていますので誰より正確な情報を持っています。そこで彼女にお願いしたわけです」
ココア「神父さん、私達のことフォリーさんに紹介されたのですか?」
神父「もちろん。と言っても、君達はとっくに本部でも人気者です」
ココア「たくさん質問されました」
神父「ココアさん。それは、君が勉強熱心な子だからですよ」
イチゴ「わしも質問された!正解したぞ!」
神父「おめでとう。イチゴさんも勉強しているということですね」
イチゴ「そうじゃ!」
ミルク「ノートにお絵かきしてたよ」
イチゴ「しっー!」
神父「ほほほ。とにかく無茶だけはしないでください。必ず、無事に帰ってきてください」
ミルク「もちろんだよ。無茶なんてしたくないし」
ココア「私達は都市の外で待機ですから、きっと問題ありません」
イチゴ「橋の上でアンデットを逃がさないお仕事じゃと」
神父「それもとても重要なお仕事です。任されたからにはしっかり果たしなさい」
ミルク「はい!」
神父「いいですか。この仕事に関しては、教会は君達を子供扱いしません。大人と同じく扱います」
イチゴ「ええことじゃ」
神父「イチゴさん。しっかりしなさい」
イチゴ「うん」
神父「とにかくしっかりしなさい。本当にしっかりしなさい。一生のお願いだからしっかりしなさい」
イチゴ「分かった分かった。何回言うのじゃ」
神父「ミルクさん。泣くことは悪いことではありません。しかし、友達を守るときに泣いていては前がよく見えません。それを忘れないでください」
ミルク「うん。我慢します」
神父「ココアさん。君は賢い。しかし、直向きなだけでは身近な危険や過ちに気付かないこともあります。よく考え、よく周りを見てください。二人に助けられることもあるはずです」
ココア「分かっています。私は二人のおかげで、私らしく元気でいられるのです」
神父「よろしい。みなさん心得ましたね」
イチゴ「心得た!」
神父「では、おかわりください」
ミルク「まだ食べるの!」
神父「お腹空いちゃって。だめ?」
ココア「いいですけど、時間がかかりますよ」
神父「いつまでも待っています。君達の帰りを」
イチゴ「わしらのご飯どうする?」
ココア「ラーメンが食べてみたいです!」
ミルク「珍しい。ラーメン食べたことないんだ」
イチゴ「前に食べ放題で食ったろう」
ココア「これぞラーメン!というのが食べてみたいのです」
ミルク「分かる。分かるよ」
イチゴ「よし。そしたらラーメン食べに行こう」
神父「いいなあ!神父さんも牛肉麺と半チャーハンと餃子食べたーい!」
ミルク「私達の手作りハンバーグ丼よりそれがいいの!」
神父「や、そういうわけでは」
ココア「酷いです!」
イチゴ「おかわりはなしじゃ!」
神父「違います謝ります!こっちが美味しくてやみつき!ちょー嬉しくてだいすき!だからおかわりするよう!」
ミルク「ふざけてない?」
イチゴ「ふざけちょる」
ココア「神に誓って嘘はありませんね」
神父「私は神父です。神に誓って嘘はありません」
ココア「どうします?」
ミルク「仕方ないね。作ってあげよう」
イチゴ「クーポンあったぞ。拉麺の王将に行こう」
神父「いいなあ」
ミルク「何か言った?」
神父「サラダもおかわりで」
神父「ありがとう」
イチゴ「あ!ミルクがプレゼントしたムシキュアのパジャマ着てる!」
神父「とても着心地よいです」
ココア「腰の調子はいかがですか?」
神父「だいぶ良くなりました。ベッドから起きてトイレにも行けます」
ココア「今日はね。シスターさんではなく、私達が昼食をご用意しました」
神父「なんと!それは嬉しい!」
ミルク「じゃじゃーん!ハンバーグ丼セットだよ!」
神父「ミルクさん、どうしました?また泣いたのですか?」
ミルク「え、うん。ちょっとね」
神父「悩めるときは愛しい隣人に相談しなさい」
ミルク「したよ。大丈夫だから気にしないで。ほら、にっこにこのにー」
神父「無理しないでくださいね。私みたいに腰を痛めるかも知れませんよ」
ミルク「ふふ、それはやだ」
イチゴ「はよ食べて。冷めるけ」
神父「そうですね。頂きましょう」
ココア「ネットのレシピを見て作りました」
イチゴ「美味しい?」
神父「バッチらグーです」
イチゴ「やったのう」
ココア「ええ」
神父「おお、中にチーズが。これまた難しいことに挑戦しましたね」
ミルク「簡単だよ。ハンバーグの中にチーズ入れるだけだから」
神父「私は過去に失敗したことがあるのです」
ミルク「神父さんも失敗するんだ」
神父「私も人です。誰にだって失敗はあるものです」
イチゴ「サラダも食べて。ドレッシングも手作りじゃけ」
神父「それは凄い!」
ココア「簡単なものですけどね」
神父「謙遜することはありません。ハンバーグもサラダもドレッシングも、ここにある全てが上出来です」
ミルク「いえーい!」
ココア「いえーい」
イチゴ「わしもタッチする!」
神父「ところでみなさん。本気で、年末アンデット大掃除に参加するつもりのようですね」
イチゴ「うん。今年最後の仕事じゃ」
神父「さきほどフォリーに聞きました」
ミルク「お見舞いに来たの?」
神父「ええ、すぐに帰ってしまいましたけど」
ココア「作戦会議もパパッと終わらせて帰ってしまいました」
神父「昔から、彼女にはそういうところがあるのです。しかし頼めるのは彼女だけでしたので」
イチゴ「他の友達は忙しかったんけ?」
神父「はい。それに彼女は今、本部で働いていますので誰より正確な情報を持っています。そこで彼女にお願いしたわけです」
ココア「神父さん、私達のことフォリーさんに紹介されたのですか?」
神父「もちろん。と言っても、君達はとっくに本部でも人気者です」
ココア「たくさん質問されました」
神父「ココアさん。それは、君が勉強熱心な子だからですよ」
イチゴ「わしも質問された!正解したぞ!」
神父「おめでとう。イチゴさんも勉強しているということですね」
イチゴ「そうじゃ!」
ミルク「ノートにお絵かきしてたよ」
イチゴ「しっー!」
神父「ほほほ。とにかく無茶だけはしないでください。必ず、無事に帰ってきてください」
ミルク「もちろんだよ。無茶なんてしたくないし」
ココア「私達は都市の外で待機ですから、きっと問題ありません」
イチゴ「橋の上でアンデットを逃がさないお仕事じゃと」
神父「それもとても重要なお仕事です。任されたからにはしっかり果たしなさい」
ミルク「はい!」
神父「いいですか。この仕事に関しては、教会は君達を子供扱いしません。大人と同じく扱います」
イチゴ「ええことじゃ」
神父「イチゴさん。しっかりしなさい」
イチゴ「うん」
神父「とにかくしっかりしなさい。本当にしっかりしなさい。一生のお願いだからしっかりしなさい」
イチゴ「分かった分かった。何回言うのじゃ」
神父「ミルクさん。泣くことは悪いことではありません。しかし、友達を守るときに泣いていては前がよく見えません。それを忘れないでください」
ミルク「うん。我慢します」
神父「ココアさん。君は賢い。しかし、直向きなだけでは身近な危険や過ちに気付かないこともあります。よく考え、よく周りを見てください。二人に助けられることもあるはずです」
ココア「分かっています。私は二人のおかげで、私らしく元気でいられるのです」
神父「よろしい。みなさん心得ましたね」
イチゴ「心得た!」
神父「では、おかわりください」
ミルク「まだ食べるの!」
神父「お腹空いちゃって。だめ?」
ココア「いいですけど、時間がかかりますよ」
神父「いつまでも待っています。君達の帰りを」
イチゴ「わしらのご飯どうする?」
ココア「ラーメンが食べてみたいです!」
ミルク「珍しい。ラーメン食べたことないんだ」
イチゴ「前に食べ放題で食ったろう」
ココア「これぞラーメン!というのが食べてみたいのです」
ミルク「分かる。分かるよ」
イチゴ「よし。そしたらラーメン食べに行こう」
神父「いいなあ!神父さんも牛肉麺と半チャーハンと餃子食べたーい!」
ミルク「私達の手作りハンバーグ丼よりそれがいいの!」
神父「や、そういうわけでは」
ココア「酷いです!」
イチゴ「おかわりはなしじゃ!」
神父「違います謝ります!こっちが美味しくてやみつき!ちょー嬉しくてだいすき!だからおかわりするよう!」
ミルク「ふざけてない?」
イチゴ「ふざけちょる」
ココア「神に誓って嘘はありませんね」
神父「私は神父です。神に誓って嘘はありません」
ココア「どうします?」
ミルク「仕方ないね。作ってあげよう」
イチゴ「クーポンあったぞ。拉麺の王将に行こう」
神父「いいなあ」
ミルク「何か言った?」
神父「サラダもおかわりで」
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