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糞の話なんぞ誰も聞きとうない
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ダックスフント「こんにちわん。実況を務めさせて頂きますダックスフントと申します。チワワとパピヨンによる大食い選手権の決勝戦が今まさに始まろうというところです。本日は、過去三度と大食い王者に輝いたトイプードルをゲストにお招きしてお送りしております」
トイプードル「よろしくお願いします」
ダックスフント「ルールは至ってシンプル。本能をさらけ出して獣らしく食え、以上」
チワワ「ぐるる……」
パピヨン「がるる……」
ダックスフント「互いに腹を唸らせて準備万端のようです。さあ、獣達よ野生に還れ!牙を剥き出し涎を滴らせ獲物にガッツけ!審判入場!」
ポメラニアン「おすわり」
チワワ「わん」
パピヨン「わん」
ポメラニアン「待て」
チワワ「わん」
パピヨン「わん」
ダックスフント「これが名残惜しくも今年最後の大食い対決になります」
トイプードル「いやあ楽しみですね。僕は大晦日にこれを見ないと年を越せないくらい大好きなんですよ」
ポメラニアン「よし!」
ダックスフント「始まった!汁を飛ばしながらズルズルと獲物をすすって熱い激闘の幕開けです!この闘いの見所はどこになるでしょうか!」
トイプードル「ずばりワサビです。勝敗はワサビの使いどころに依るところが大きいでしょう。犬はワサビがダメです。しかし、ストレートだと飽きるので味変の必要にどこかで必ず迫られるはずです」
チワワ「くうん……」
ダックスフント「あっと!さっそく苦しそうな悲鳴が聞こえた!チワワは早くもワサビを溶かして食べた様子だ!一方でパピヨンは見た目に相応しい優雅な表情で獲物を貪っている!」
トイプードル「どうやらパピヨンは味変をするつもりがないようですね。リズムよく定期的に、獲物の香りをそのまま極めてシンプルに楽しんでいるようです」
パピヨン「がふっ!」
ダックスフント「パピヨンむせたか!やはり汁がないと喉への滑りが足りないらしい!ピチャピチャと水を舐めて喉を潤すが、その間にもチワワは獲物をすすり続けているぞ!チワワがパピヨンをこのまま引き離すか!」
トイプードル「それは無理でしょう。ワサビの辛味は鼻まで届きます。犬は鼻が命。ほら、チワワも水を求めてしまいました」
チワワ「おかわり!」
パピヨン「おかわり!」
ダックスフント「ああい!同時におかわりだあ!二人の遠吠えはまるでコーラスのように重なりあって会場を盛り上げる!今この会場は鼻が汗をかくほどの熱気に包まれております!画面の向こうまで伝われ!獣の臭い!」
トイプードル「わんこそば最高!」
ミルク「ごめんね。起きて」
ブラ「わんこ……!」
イチゴ「うんこみたいな返事したぞ」
ココア「急に起こされてびっくりしたのでしょう」
イチゴ「めっちゃ湿ってる。これ湯気だけのせいじゃのうて、汗かいとるみたいじゃ」
ミルク「お湯が熱かったのかな?」
イチゴ「眠そうじゃ。はよう洗って部屋に戻してやろう」
ココア「はやくお風呂を上がって、ご飯食べておやすみ」
ブラ「ああい!」
イチゴ「人みたいに返事したぞ」
ココア「不気味になってきました」
ミルク「いつか喋りだすかも」
ココア「怖いこと言わないでください」
イチゴ「お手」
ブラ「ぷ」
ココア「きもっ!人の手みたい……!」
ミルク「そっか分かった。ブラウニーは人の真似をすることが得意なんだよ」
ココア「なるほど。それで納得した方が気持ちが落ち着きます」
イチゴ「今日もお疲れさん。また次も頼りにするぞ」
ブラ「げろっぴー!」
ココア「何と?」
ミルク「任せて、だって」
ココア「絶対に適当に言っていますよね」
ミルク「そんなことないもん。ね」
ブラ「ね」
トイプードル「よろしくお願いします」
ダックスフント「ルールは至ってシンプル。本能をさらけ出して獣らしく食え、以上」
チワワ「ぐるる……」
パピヨン「がるる……」
ダックスフント「互いに腹を唸らせて準備万端のようです。さあ、獣達よ野生に還れ!牙を剥き出し涎を滴らせ獲物にガッツけ!審判入場!」
ポメラニアン「おすわり」
チワワ「わん」
パピヨン「わん」
ポメラニアン「待て」
チワワ「わん」
パピヨン「わん」
ダックスフント「これが名残惜しくも今年最後の大食い対決になります」
トイプードル「いやあ楽しみですね。僕は大晦日にこれを見ないと年を越せないくらい大好きなんですよ」
ポメラニアン「よし!」
ダックスフント「始まった!汁を飛ばしながらズルズルと獲物をすすって熱い激闘の幕開けです!この闘いの見所はどこになるでしょうか!」
トイプードル「ずばりワサビです。勝敗はワサビの使いどころに依るところが大きいでしょう。犬はワサビがダメです。しかし、ストレートだと飽きるので味変の必要にどこかで必ず迫られるはずです」
チワワ「くうん……」
ダックスフント「あっと!さっそく苦しそうな悲鳴が聞こえた!チワワは早くもワサビを溶かして食べた様子だ!一方でパピヨンは見た目に相応しい優雅な表情で獲物を貪っている!」
トイプードル「どうやらパピヨンは味変をするつもりがないようですね。リズムよく定期的に、獲物の香りをそのまま極めてシンプルに楽しんでいるようです」
パピヨン「がふっ!」
ダックスフント「パピヨンむせたか!やはり汁がないと喉への滑りが足りないらしい!ピチャピチャと水を舐めて喉を潤すが、その間にもチワワは獲物をすすり続けているぞ!チワワがパピヨンをこのまま引き離すか!」
トイプードル「それは無理でしょう。ワサビの辛味は鼻まで届きます。犬は鼻が命。ほら、チワワも水を求めてしまいました」
チワワ「おかわり!」
パピヨン「おかわり!」
ダックスフント「ああい!同時におかわりだあ!二人の遠吠えはまるでコーラスのように重なりあって会場を盛り上げる!今この会場は鼻が汗をかくほどの熱気に包まれております!画面の向こうまで伝われ!獣の臭い!」
トイプードル「わんこそば最高!」
ミルク「ごめんね。起きて」
ブラ「わんこ……!」
イチゴ「うんこみたいな返事したぞ」
ココア「急に起こされてびっくりしたのでしょう」
イチゴ「めっちゃ湿ってる。これ湯気だけのせいじゃのうて、汗かいとるみたいじゃ」
ミルク「お湯が熱かったのかな?」
イチゴ「眠そうじゃ。はよう洗って部屋に戻してやろう」
ココア「はやくお風呂を上がって、ご飯食べておやすみ」
ブラ「ああい!」
イチゴ「人みたいに返事したぞ」
ココア「不気味になってきました」
ミルク「いつか喋りだすかも」
ココア「怖いこと言わないでください」
イチゴ「お手」
ブラ「ぷ」
ココア「きもっ!人の手みたい……!」
ミルク「そっか分かった。ブラウニーは人の真似をすることが得意なんだよ」
ココア「なるほど。それで納得した方が気持ちが落ち着きます」
イチゴ「今日もお疲れさん。また次も頼りにするぞ」
ブラ「げろっぴー!」
ココア「何と?」
ミルク「任せて、だって」
ココア「絶対に適当に言っていますよね」
ミルク「そんなことないもん。ね」
ブラ「ね」
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