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レイダース/失われた聖域
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ミルク「森の中にこんなに立派な遺跡があるなんて」
ココア「そこまで大きくありませんね」
イチゴ「変な落書きがいっぱいじゃ」
ココア「それは落書きじゃありません。象形文字です」
イチゴ「読めんのけ?」
ココア「読めません」
ミルク「ゆっくり見たいけれど、さっさと仕事を終わらせて帰ろう。支給品のカメラで写真を撮って帰るだけだよ」
ココア「衛星写真では確認の難しい細かいところを撮影します。指示されたポイントを一つも漏らさないよう気を付けましょう」
イチゴ「二人とも、もっと寄って」
ミルク「記念写真だね」
イチゴ「はいカマンベールチーズ」
ココア「あのね。それ私物じゃありませんから。真面目にやりなさい」
イチゴ「固いこと言うな」
ココア「本当にもう。後で怒られても知りませんからね。だから、撮るのをやめなさい!」
イチゴ「笑顔を撮らせてくれ」
ココア「私にカメラを渡しなさい」
イチゴ「嫌じゃ!わしが撮る!」
ココア「渡しなさい!」
ミルク「まあまあ、いいじゃない。早く行こう」
イチゴ「出発進行じゃ」
ココア「リーダー。あまり甘やかさないでください」
ミルク「分かってるよ。でも、悪いことじゃないし」
ココア「仕事とプライベートはしっかり別けるべきです」
ミルク「はーい」
イチゴ「まずはどこじゃ?」
ココア「この石碑です」
イチゴ「石碑?」
ココア「何かを記念して文字を掘ったものです」
イチゴ「誰かの誕生日け?」
ココア「それは知りません」
イチゴ「並んで」
ココア「人はいれちゃいけません」
イチゴ「つまらん写真になるぞ」
ココア「それでいいのです」
ミルク「次は階段の上の石像だって」
イチゴ「あの変な動物け」
ココア「あれ、実は宇宙人らしいですよ」
イチゴ「頭でっかちじゃのう」
ミルク「きゃあー!」
イチゴ「どうした!」
ミルク「壁の裏に人が倒れてる!」
イチゴ「ジョーーーン!」
ココア「大変!貴方は仕事紹介所でお会いした方ではありませんか」
イチゴ「ジョーン!しっかりせえ!」
ジョーン「生きている。何とかね」
ミルク「どうしたんですか?」
ジョーン「君たちに何かあってはいけないと先に来て、こっそり隠れながら待機していたんだけど、いきなり大型アンデットの襲撃を受けてやられてしまった」
ミルク「血が出ていますよ」
ジョーン「これは逃げようとして、そこの階段から、生えていた草に足を滑らせて転げ落ちて頭を打ってしまっただけさ」
イチゴ「戦わなかったんけ」
ジョーン「一匹は仕留めて、ここから離れたところで焼いて処分した。大きな三つ首のヘビだ」
ミルク「ひぇ……他にもいるってことですか?」
ジョーン「いる。馬鹿でかいカブトムシのアンデットだ。火を使ったのがマズかったみたいだ。でも、君たちだろう。大声を聞いてどこかへ行った」
ミルク「それ私だと思います」
ジョーン「助かった。おかげで、仲間がユーエフオーに向かうことが出来た。間もなくやって来るだろう」
ココア「あ!ユーエフオーが飛んで来ました!」
ショーン「ジョーン!」
ジョーン「ショーン!」
ショーン「子供たちも一緒か、無事みたいで何よりだ。さあ階段を下りてここまで来てくれ。このままホバリングして昇降機を降ろす」
ジョーン「マリアンは無事か?」
ショーン「俺のハニーも、君の愛しのマリアンも無事だ。マリアンは足を挫いてしまって今は動けないけどね」
ジョーン「何てこった」
ショーン「逃げている途中のことだ。誰かの大声にびっくりしてみんなズッコケちまった。俺は鼻を折って、マリアンは足を挫いて、ドリアンは肘を擦りむいた。それで救助までに時間がかかってしまったわけだ。すまない」
ミルク「私のせいだ」
ジョーン「気を落とさなくていい。僕たちが、ちょっとばかし臆病でドジなだけさ」
ショーン「何だって!ドリアンそれは本当か!」
ジョーン「あっ!」
イチゴ「ジョーーーン!」
ココア「ジョーンさん、大丈夫ですか!」
ジョーン「びっくりして足を滑らせて階段を三段くらい転げ落ちただけだ。それよりショーン、何事だ」
ショーン「カブトムシアンデットがこっちに向かっている!あの甲虫王牙だ!」
ブラ「ぶびっぶりゅりゅりゅ!」
ココア「ブラウニーが警戒しています」
イチゴ「森が動いておる」
ココア「あ……」
イチゴ「でっけえカブトムシ来たあー!!」
ココア「そこまで大きくありませんね」
イチゴ「変な落書きがいっぱいじゃ」
ココア「それは落書きじゃありません。象形文字です」
イチゴ「読めんのけ?」
ココア「読めません」
ミルク「ゆっくり見たいけれど、さっさと仕事を終わらせて帰ろう。支給品のカメラで写真を撮って帰るだけだよ」
ココア「衛星写真では確認の難しい細かいところを撮影します。指示されたポイントを一つも漏らさないよう気を付けましょう」
イチゴ「二人とも、もっと寄って」
ミルク「記念写真だね」
イチゴ「はいカマンベールチーズ」
ココア「あのね。それ私物じゃありませんから。真面目にやりなさい」
イチゴ「固いこと言うな」
ココア「本当にもう。後で怒られても知りませんからね。だから、撮るのをやめなさい!」
イチゴ「笑顔を撮らせてくれ」
ココア「私にカメラを渡しなさい」
イチゴ「嫌じゃ!わしが撮る!」
ココア「渡しなさい!」
ミルク「まあまあ、いいじゃない。早く行こう」
イチゴ「出発進行じゃ」
ココア「リーダー。あまり甘やかさないでください」
ミルク「分かってるよ。でも、悪いことじゃないし」
ココア「仕事とプライベートはしっかり別けるべきです」
ミルク「はーい」
イチゴ「まずはどこじゃ?」
ココア「この石碑です」
イチゴ「石碑?」
ココア「何かを記念して文字を掘ったものです」
イチゴ「誰かの誕生日け?」
ココア「それは知りません」
イチゴ「並んで」
ココア「人はいれちゃいけません」
イチゴ「つまらん写真になるぞ」
ココア「それでいいのです」
ミルク「次は階段の上の石像だって」
イチゴ「あの変な動物け」
ココア「あれ、実は宇宙人らしいですよ」
イチゴ「頭でっかちじゃのう」
ミルク「きゃあー!」
イチゴ「どうした!」
ミルク「壁の裏に人が倒れてる!」
イチゴ「ジョーーーン!」
ココア「大変!貴方は仕事紹介所でお会いした方ではありませんか」
イチゴ「ジョーン!しっかりせえ!」
ジョーン「生きている。何とかね」
ミルク「どうしたんですか?」
ジョーン「君たちに何かあってはいけないと先に来て、こっそり隠れながら待機していたんだけど、いきなり大型アンデットの襲撃を受けてやられてしまった」
ミルク「血が出ていますよ」
ジョーン「これは逃げようとして、そこの階段から、生えていた草に足を滑らせて転げ落ちて頭を打ってしまっただけさ」
イチゴ「戦わなかったんけ」
ジョーン「一匹は仕留めて、ここから離れたところで焼いて処分した。大きな三つ首のヘビだ」
ミルク「ひぇ……他にもいるってことですか?」
ジョーン「いる。馬鹿でかいカブトムシのアンデットだ。火を使ったのがマズかったみたいだ。でも、君たちだろう。大声を聞いてどこかへ行った」
ミルク「それ私だと思います」
ジョーン「助かった。おかげで、仲間がユーエフオーに向かうことが出来た。間もなくやって来るだろう」
ココア「あ!ユーエフオーが飛んで来ました!」
ショーン「ジョーン!」
ジョーン「ショーン!」
ショーン「子供たちも一緒か、無事みたいで何よりだ。さあ階段を下りてここまで来てくれ。このままホバリングして昇降機を降ろす」
ジョーン「マリアンは無事か?」
ショーン「俺のハニーも、君の愛しのマリアンも無事だ。マリアンは足を挫いてしまって今は動けないけどね」
ジョーン「何てこった」
ショーン「逃げている途中のことだ。誰かの大声にびっくりしてみんなズッコケちまった。俺は鼻を折って、マリアンは足を挫いて、ドリアンは肘を擦りむいた。それで救助までに時間がかかってしまったわけだ。すまない」
ミルク「私のせいだ」
ジョーン「気を落とさなくていい。僕たちが、ちょっとばかし臆病でドジなだけさ」
ショーン「何だって!ドリアンそれは本当か!」
ジョーン「あっ!」
イチゴ「ジョーーーン!」
ココア「ジョーンさん、大丈夫ですか!」
ジョーン「びっくりして足を滑らせて階段を三段くらい転げ落ちただけだ。それよりショーン、何事だ」
ショーン「カブトムシアンデットがこっちに向かっている!あの甲虫王牙だ!」
ブラ「ぶびっぶりゅりゅりゅ!」
ココア「ブラウニーが警戒しています」
イチゴ「森が動いておる」
ココア「あ……」
イチゴ「でっけえカブトムシ来たあー!!」
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