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アンデットを葬るファミリーの名前を決めよう

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神父「では、次にファミリーの名前を決めましょう」

イチゴ「シルバニアーノファミリー」

ミルク「マクド」

ココア「サイゼリア」

神父「ダメです」

イチゴ「何でじゃ」

神父「似た名前が世間にあるからです」

イチゴ「まあ、そうじゃのう」

ココア「どうしましょう?」

イチゴ「どうしましょう、言われてもね」

ミルク「また喧嘩するの?」

イチゴ「しないけ、ミルクに」

ミルク「やだ。二人で仲良く決めて」

神父「リーダーがそう言っていますよ」

ココア「神父さんは黙っていてください」

イチゴ「ミルクの名字は、あす。ココアは、みょうごにちじゃったか」

ココア「ええ」

イチゴ「わしは、きょう。きょう、あす、みょうごにち」

ココア「ちょうど揃っていますね」

イチゴ「今日イチゴ明日ミルク明後日ココアはどうじゃ?」

ココア「少し長いですわ。イチゴミルクココアにしましょう」

ミルク「ださくない?」

イチゴ「じゃ、どうするんじゃ」

ミルク「はあ……イチゴミルクココアにします」

神父「では、次にコンセプト。どのようなチームにするか考えてください」

イチゴ「どういうチームにする?」

ミルク「何でもいい」

ココア「貴女、さっきからリーダーのくせに優柔不断ですわ」

ミルク「うう……リーダーは……二人が決めたことなのに……くすん……」

イチゴ「泣かさない泣かさない」

ココア「泣かすつもりでは……あーもう!ごめんなさい!」

神父「あの」

イチゴ「負けない。逃げない。投げ出さない。信じる。そして勝つ!」

神父「うーん……そういうのじゃなくてですね」

イチゴ「ダメなんけ。あかんか」

ココア「仲良く頑張るチーム」

神父「もっと具体的に、そう、何を目的とするチームなのかを考えてください。例えばアンデットの討伐を専門とする、黒魔術師の逮捕を専門とする、外世界の調査を専門とする、外世界に残された遺物の収集を専門とする、など」

イチゴ「難しい」

ミルク「私たちは自立が目的です」

イチゴ「それじゃ!」

ココア「やりますわねリーダー」

神父「うん。あなた方なら、それがよいでしょう。チームコンセプトは自立を目的にします」

イチゴ「もう終わりけ?登録証は?」

神父「発行までに時間がかかります。後日また改めてお越しください」

イチゴ「あのね神父さん。わしらには帰る家が無いんじゃ」

神父「そうでしたね。それではゲストハウスにお泊まりください。食事は、私が暮らす司祭館の食堂で一緒にしましょう」

ココア「やった!助かります神父さん!」

ミルク「部屋は別々でお願いします」

神父「かしこまりました。シスター達に、そのように伝えます」
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