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幼女が自立するために家出する件

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イチゴ「ここがギルド教会っちゅーとこかい。でっけえのう。人もいっぱいじゃ」

ココア「ここは貴女のような幼い子が来るところではありませんよ」

イチゴ「知っとる。でもね。こっちにも事情っちゅーもんがあってね」

ココア「へえ、奇遇ですわね」

イチゴ「ちょ待てよ」

ミルク「なに?」

イチゴ「何をしれーっと入ろうとしとんじゃ」

ミルク「だめなの?」

イチゴ「幼い子が来るところ違うって言うとんじゃ。こいつが」

ココア「こいつとは失礼ですわ」

ミルク「じゃあ、二人は何のために来たの?」

イチゴ「家出して自立しよう思ってフラフラしちょったら警察に捕まってね。で、さっき釈放されたところじゃ」

ココア「私も」

ミルク「私も」

イチゴ「そしたら三人で行こう」

神父「それで、三人でファミリーを組みたいと?」

イチゴ「そうじゃ」

神父「ファミリーのことは御存知ですか?」

イチゴ「一応、説明お願いします」

神父「私達が安心安全に暮らす居住都市。その外世界を支配するアンデットを討伐し、居住区域を取り戻し広げることを請け負う、仕事とする、大人たちが組むチーム、つまりは仕事仲間の集まりのことです」

イチゴ「分かった?」

ミルク「え?」

イチゴ「こいつ聞いとらんかったみたいじゃけ、もっかいお願い」

神父「私達が安心安全に暮らす居住都市。その外世界を支配するアンデットを討伐し、町の外をうろつく怪物を倒す、つまりはやっつけて、居住区域を取り戻し広げることを請け負う、つまり仕事とする、大人たちが組むチーム、つまりは仕事仲間の集まりのことです」

イチゴ「分かった?」

ココア「すこし」

神父「私達が安心安全に暮らす居住都市。その外世界を支配する黒魔術師、蔓延るアンデットを討伐し、居住区域を取り戻し、広げることを請け負う、世界救うことを仕事とする、大人たちが組むチーム、幸せが願うドリーム」

イチゴ「あかん、全然入ってこんけえ。とりあえずマクド行こ」

ミルク「え?私も?」

イチゴ「わしらファミリーじゃけ、当たり前じゃろう」

ココア「では、ごきげんよう」
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