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フランスの高級ホテルのロイヤルスイートルームのような寝室。
もし選択権があるのならば、オレは絶対にこういう部屋には泊まらない。
白い彫像や花瓶、絵が置かれていて、女性が喜びそうな少女チックな雰囲気が苦手だから。
ベッドだって天蓋がある広くて立派だけど、フリルやレースがあるのが…なぁ。
「相変わらずスゴイ部屋だな」
「まあ母の趣味だからね。でも使い心地は良いだろう?」
丁寧にオレの体をベッドに寝かせながら、美園は妖しく笑う。
確かにシルクのスベスベ感は気持ち良いが…。
「…どうせグチャグチャにするクセに」
「そうだな」
美園はクスクス笑いながら、オレに覆い被さってきた。
「そのぐらいわたしを夢中にさせる柚季が悪いんだよ」
「ぬかせ」
それ以上聞きたくなくて、オレは自ら美園にキスをする。
最初は弾むように、何度も唇を合わせた。
でも自然と互いの唇は開いてきて、二人何も言わなくても自分の舌を出して、絡ませた。
「んんっ、ふぅん…」
甘い声が鼻から抜ける。
美園の舌がオレの舌と絡みながら、口の中を舐めていく。
注がれる唾液が甘くて、頭の中がぼうっとしてくる。
痺れるような甘さが、頭の天辺から足の爪先まで駆け抜ける。
オレがキスの甘さに酔いしれている間にも、美園の舌は口の中を動く。
歯茎、頬の内側、上顎、そして舌の裏側まで余すところなく、美園はオレの口の中を味わう。
じゅぷ…くちゅくちゅ
静かな部屋の中に、唾液の絡まる音が響く。
何か耳の中まで、美園にいじられているみたいだ。
でもそれも悪くない。
オレの中が、美園で満たされるというのも。
「はあ…柚季。お前がわたしから離れたら、きっと生きていけない」
「大袈裟だな」
「そう言えるのは、柚季にとってわたしが全てじゃないからだよ」
寂しそうに微笑みながら、美園の冷たい手がオレの服の中に入る。
「んっ…。相変わらず冷たい手だな」
「柚季の体はとても温かい。このぬくもりを手放したくない」
オレの腹を撫でながら、Tシャツを脱がせていく。
美園の手の冷たさに、ぞわっと鳥肌が立ってしまう。
だけどオレの熱は、美園の手に吸収されていく。
「柚季の肌はとても触り心地が良くて好きだけど、ここも好きだよ」
そう言って美園は親指の腹で、オレの胸の突起を撫でる。
「んあっ…!」
美園の冷たさのせいで、芯を持ってしまった突起を、楽しそうに指でつまんでこねる。
「あっ、やっ!」
両方の胸の突起をいじられると、下半身が熱を持って勃ち上がっていくのを感じる。
「ああ、窮屈そうだね。ココ」
その異変にすぐ気付いた美園は、下着ごとハーフパンツを下げてしまう。
しかも一気に足から引き抜いてしまった。
そして靴下も脱がせてしまうから、オレは素っ裸になった。
「オレばっか裸にするなよ。美園も服、脱げ」
「はいはい」
クスッと笑って、美園は恥ずかしげもなく次々と服を脱いでいく。
でも流石に美園の下半身を見てしまった時には、自分の発言を後悔した。
「うわっ!? 何でもうそんなになっているんだよ!」
美園のアレはすでに上を向いて、形が整っていた。
「柚季が可愛いからじゃないか?」
「くっ…!」
それ反応のことを言っているのか、それとも…オレの下半身のことを言っているのか。
思わず足を閉じてしまう。
「ふふっ。柚季も後2年もすれば、立派に成長するよ」
…それは体のことか?
それともアソコのことかよっ!
どーせ今のオレのアソコは皮をかぶってて、しかもロクに毛なんて生えてない。
でも小学六年生の男子の股間なんて、そんなものだろう?
一回り以上も年上の男の股間と、比べるモノじゃない。
「ねぇ、柚季。咥えてくれないかな?」
「うっ…!」
その申し出は正直イヤだった。
美園のアソコは見た目と違って、とっても男らしかったから。
もし選択権があるのならば、オレは絶対にこういう部屋には泊まらない。
白い彫像や花瓶、絵が置かれていて、女性が喜びそうな少女チックな雰囲気が苦手だから。
ベッドだって天蓋がある広くて立派だけど、フリルやレースがあるのが…なぁ。
「相変わらずスゴイ部屋だな」
「まあ母の趣味だからね。でも使い心地は良いだろう?」
丁寧にオレの体をベッドに寝かせながら、美園は妖しく笑う。
確かにシルクのスベスベ感は気持ち良いが…。
「…どうせグチャグチャにするクセに」
「そうだな」
美園はクスクス笑いながら、オレに覆い被さってきた。
「そのぐらいわたしを夢中にさせる柚季が悪いんだよ」
「ぬかせ」
それ以上聞きたくなくて、オレは自ら美園にキスをする。
最初は弾むように、何度も唇を合わせた。
でも自然と互いの唇は開いてきて、二人何も言わなくても自分の舌を出して、絡ませた。
「んんっ、ふぅん…」
甘い声が鼻から抜ける。
美園の舌がオレの舌と絡みながら、口の中を舐めていく。
注がれる唾液が甘くて、頭の中がぼうっとしてくる。
痺れるような甘さが、頭の天辺から足の爪先まで駆け抜ける。
オレがキスの甘さに酔いしれている間にも、美園の舌は口の中を動く。
歯茎、頬の内側、上顎、そして舌の裏側まで余すところなく、美園はオレの口の中を味わう。
じゅぷ…くちゅくちゅ
静かな部屋の中に、唾液の絡まる音が響く。
何か耳の中まで、美園にいじられているみたいだ。
でもそれも悪くない。
オレの中が、美園で満たされるというのも。
「はあ…柚季。お前がわたしから離れたら、きっと生きていけない」
「大袈裟だな」
「そう言えるのは、柚季にとってわたしが全てじゃないからだよ」
寂しそうに微笑みながら、美園の冷たい手がオレの服の中に入る。
「んっ…。相変わらず冷たい手だな」
「柚季の体はとても温かい。このぬくもりを手放したくない」
オレの腹を撫でながら、Tシャツを脱がせていく。
美園の手の冷たさに、ぞわっと鳥肌が立ってしまう。
だけどオレの熱は、美園の手に吸収されていく。
「柚季の肌はとても触り心地が良くて好きだけど、ここも好きだよ」
そう言って美園は親指の腹で、オレの胸の突起を撫でる。
「んあっ…!」
美園の冷たさのせいで、芯を持ってしまった突起を、楽しそうに指でつまんでこねる。
「あっ、やっ!」
両方の胸の突起をいじられると、下半身が熱を持って勃ち上がっていくのを感じる。
「ああ、窮屈そうだね。ココ」
その異変にすぐ気付いた美園は、下着ごとハーフパンツを下げてしまう。
しかも一気に足から引き抜いてしまった。
そして靴下も脱がせてしまうから、オレは素っ裸になった。
「オレばっか裸にするなよ。美園も服、脱げ」
「はいはい」
クスッと笑って、美園は恥ずかしげもなく次々と服を脱いでいく。
でも流石に美園の下半身を見てしまった時には、自分の発言を後悔した。
「うわっ!? 何でもうそんなになっているんだよ!」
美園のアレはすでに上を向いて、形が整っていた。
「柚季が可愛いからじゃないか?」
「くっ…!」
それ反応のことを言っているのか、それとも…オレの下半身のことを言っているのか。
思わず足を閉じてしまう。
「ふふっ。柚季も後2年もすれば、立派に成長するよ」
…それは体のことか?
それともアソコのことかよっ!
どーせ今のオレのアソコは皮をかぶってて、しかもロクに毛なんて生えてない。
でも小学六年生の男子の股間なんて、そんなものだろう?
一回り以上も年上の男の股間と、比べるモノじゃない。
「ねぇ、柚季。咥えてくれないかな?」
「うっ…!」
その申し出は正直イヤだった。
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