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女子高校生 ミコの彼氏

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わたしの彼氏の家は、町外れにあるボロアパート。

明らかに昭和時代から建っているであろうこのアパートに住んでいるのは、最早彼だけ。

管理人でさえ、このアパートの向かいの平屋に住んでいる。

彼がここに住み続ける理由は3つ。

一つめは家賃が安いこと。

二つめは近所にあまり人がいないこと。

そして三つめは…わたしの為、かな?

「はあ…」

深くため息をついて、わたしは足を進めた。

彼の部屋の合い鍵はある。

わたしはいつも通りに鍵を回して、ドアを開けた。

「こんにちわ。今日も来たよ」

「おっ、来たの?」

部屋の中にいるのは…正直に言うと、ブタみたいな男。

かなりのデブで、髪もボサボサに伸びている。

フレームの歪んだメガネをかけていて、笑うと背筋がぞくっとしてしまう…。

「うっうん。あっ、ゲームしてたの? 今日はお仕事は?」

「今朝終わったよ。だから息抜きしてたんだ」

わたしは床に散らばるゴミを避けながら、彼の元へ行った。

部屋も汚い。ゴミ置き場かと思うぐらい。

匂いも酷い。生ゴミが置いてあるからだ。

片付けようとすると怒るので、わたしは何も手が付けられない。 
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