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討伐5!
しおりを挟む「え…!ガウェインさんもデザートザウルスの討伐に行くんですか!?」
ジャックは非常に衝撃を受けているようだ。
「ん?お前達も討伐依頼を受けているのか?だったら残念じゃったな!ワシが先にいただくぞ!がっはっはっ!」
いちいち声がうるさいおっさんだ。
「なんであんたも討伐に行くのよ!?」
カルラが納得いかないようである。それもそのはず、ガウェインという男は最近討伐クエストを受けていなかったからだ。
「いや~何。どこぞの連中があのデザートザウルスを討伐すると聞いてな!あいつはわしの長年の獲物じゃから渡すわけにはいかんのじゃ!それがなんとお前達だったとわのう!がっはっはっ!」
耳を塞ぎながら睨んでいた俺はにガウェインが気づく。
「ん?お主は見かけん顔じゃな?こんな弱そうなやつを連れて「奇跡の剣」はいったい何をするというのじゃろうか!がっはっはっ!!」
カチン
「おい、おっさん。そこで俺の力をよーく見てな。」
俺はおっさんの仲間である冒険者達とまだ戦闘をしているデザートマウスを見据えた。
「お前ら全員!!!戦いをやめろーー!!!」
俺がそう叫ぶと先ほどまで冒険者達に怒涛の攻撃を仕掛けていたデザートマウス達がぴたりと止まった。
「お、おお。なんじゃ今のは…。」
ガウェイン含め、全ての冒険者達がこちらを驚いた表情で見ている。
ふふふ。気持ちがいいな。
「全員集まれ!!」
そう命令するとデザートマウスは全員俺の方にすぐに集まってきた。
その一部始終を見かけていた者たちは当然疑問に思う。
モンスターに命令する…?いったい何者なんだ?
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