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スーパー和明タイム ③

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ゴムをつけているとひしひしと侑の視線を感じてしまって、その熱にまた軽くイきそうになるのは童貞だからか、それとも自分に堪え性がないからか、はたまた好きな子に見つめられているからか。

「そんなじっと見る?」
「ペー助とやまちが全然違うって」
「なにが?」
、そりゃおっきいけど、他は俺のとあんま変わんなくない?なんか色は濃いいなと思うけど・・・」

思いもかけない言葉に思わずふはっと笑って、よいしょと正面から抱きしめた。
髪をかきあげてやって額に眉間に頬に鼻先に、ちゅちゅと口づける。
擽ったそうに瞳を閉じてクスクスと笑うのが堪らなく可愛い。

「これからだからね」
「ん?なんかそれ、さっきも」
「うん、僕はまだ成長期だから背も伸びるし、も変わっていくよ」
「まだ変わるん?」
「うん、侑さんもね、だよ。二人でいろんなをしよ?知らないこと、二人で知ってわかりあっていこう?」

和明、と侑がその名を呼ぶ。
和明、和明と何度も何度も呼んで、その体に腕を回して嬉しいと侑はふにゃりと笑った。

「受け入れてくれる?」
「うん」

はぁとこぼした吐息が同時で、広げたそこが和明のモノに吸い付くようにひくひくと蠢いた。
ゴム越しでもわかる、柔らかく熱いナカにグッと自身を押し込めると奥へ奥へと誘うような動きに息が止まった。
これは!気合いを入れないとまた誤射してしまう!
慎重にゆっくりと腰を押し進める、それだけでふくらはぎからゾワゾワと気持ちよさが這い上がってきた。
ふぅふぅと堪えるような、あっと思わずこぼしてしまったような甘ったるい声に自身がびくびくと反応してしまうのを抑えられない。
それでももはや自分はアルファなのだというプライドだけで埋め込むことに成功した。
火傷しそうだったナカは自身の昂りも同じく熱いからか、ほどよい温かさでじんわりと染み込んでいくように感じる。

「っはぁ・・・侑さん、痛かったり苦しかったりない?」
「んっ、くるしいけど、ぃやじゃない」

眉尻を下げて困った風なのに口元には小さく笑みが浮かんでいて、その唇がかずあきと動く。
何度も何度も侑が名を呼ぶので、和明も同じだけ侑の名を呼んだ。
抱き合っているのはあなただと、求めているのはあなただと、全てをさらけ出しているのはあなただと、満たしてくれるのはあなただけと刻み込むように互いの名を呼びあった。

どうしようもなく卑猥な音しかしないのに、どうしてかこれがものすごく尊い行為に感じてしまう。
ぐちゅぐちゅとローションなのか侑自身から溢れる蜜のせいなのか、ゆっくりと抽挿を繰り返すたびに体をしならせて喘ぐ声に煽られた。

もっともっとガツガツと穿ちたい、内蔵を抉るくらい奥に突き入れたい。
やっとやっと好きな相手のナカで気持ち良くなれるのだから、もっと揺さぶって啼かせてこの形を覚え込ませたい。
はっはっと回らない頭で和明はそれらの欲を必死で押し込める。
傷つけたくない、怖がらせたくない、セックスは良いものだと思ってほしい。
あぁーでもダメだ、気持ちよくて頭が回らなくなってきた。

「か、ずあき?・・・なんか、つらい?」
「え?なんで」
「だって、かおこわい」

我慢我慢と思っていたのが表情に現れていた事に愕然とした。
知らないうちに瞼まで下ろしていたらしく、目の前には不安そうな侑が手を伸ばしていて、やってしまったと思った。

「・・・あっ、ちが、ちがうんだ、ごめん」
「んぅっ、ぁああっっ・・・」

思わず上体を倒してぎゅっと抱きしめた拍子に思いがけず奥まで入ってしまった。
行き止まりに思えるそこはちゅうと和明の先端に吸い付くようで一気に射精感が込み上げてくる。

「・・・おれのこと、いやとかじゃない?」
「ちがっ・・・好き、好きすぎて頭おかしくなりそうなの我慢してた」

きっと自分は今とんでもなく情けない顔をしているだろう。
せっかく繋がれたのになんて無様なんだ、こんな自分を侑はどう思うだろうか。

「・・・ふっ、かずあき、かあいいな」
「・・・・・・侑さんの方が可愛いよ」
「しってる」
「や、知らないよ。おかしくなりそうなほど、こんなに可愛いの知ってるのは僕だけ」
「んじゃ、そんなこわいかおやめて、かわいいおれをみろよ」

気持ちよさそうにとろりと蕩けた瞳には薄く膜が張ってあり、緩んだ頬と相変わらず舌足らずに甘えるような声音に一等独占欲が増していく。
その様に矢も盾も堪らずにぐいと腰を押し付けぐりぐりと回した。

「んっ、ふゎっ・・・あぁっ、あっ、それぇ・・・」
「きもちい?」
「んっ、きもちぃ・・・」

薄い膜は雫になって侑の頬に流れそれを吸い上げて、我慢できずに頭を抱えるようにして打ち付けた。
どこもかしこもぴたりとくっついて、侑の足が腰に回りがっちりとホールドされたらもう理性なんて吹き飛んで貪った。
思うままに腰を打ち付け、それはそのまま欲望を吐き出す為のものとなり口からは熱い息が零れるだけ。

「はぁっ・・・ナカに出していい?」

いいよぉ、と喘ぎながら言うのと同時に果てた。
薄いゴム一枚隔てただけでもこんなに高揚するのだから、生でしたらどんなになるんだろうと想像しただけで体が震えた。
震えながら抱きしめた自分よりも華奢な体も同じように震えていた。
お互い震えながら抱きしめあって、湧き上がる気持ちは至極シンプルなものだった。
喜びと嬉しさと愛しさ、自然に笑みがこぼれてそのまま笑い合いながら強く抱きしめあう。

「和明」
「ん?」
「俺さぁ・・・」

───オメガに生まれてきて良かったぁ







※童貞アルファの誤射が書けて大満足であります!

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