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第4章
26.サルゴサの迷宮未発見区域へ①
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街道で一夜を明かし、翌日の昼前にサルゴサの街に到着すると、エイクは迷宮管理部局の建物に案内された。
迷宮管理部局というのは、冒険者など迷宮へ入る事を望む者達から入場料金を徴収したり、迷宮内で傷を負った者を比較的安価で治療したりしている国の施設で、内務局が管轄している。
そこでエイクは、昼食を用意しているので、それを食べたら早速にでも、“叡智への光”の面々を倒した場所に案内して欲しいと頼まれた。
無礼と言われてもおかしくはないほどの急ぎようである。
エイクも思うところはあったが、特に何も言わずに了承した。エイク自身も出来る限り速やかに終わらせたいと考えていたからだ。
エイクが食事を食べ終わると、共に迷宮に入る者達が紹介された。
2人の調査員と、魔術師らしい男が1人。そして護衛役を務めるフゼンという男が率いる5人組の冒険者パーティの合計8人である。
(それほど強いようには見えないな)
エイクはその冒険者たちに対して、そんな印象を持った。
そのパーティは20歳代中頃位に見える男達ばかりで構成されていた。
リーダーのフゼンが斥候で軽戦士、同じく斥候と軽戦士の技能を有するがもう1人、専業の戦士1人、戦士で同時に学院で賢者としての知識も学んでいるという者1人、そして、精霊術師兼野伏1人、という構成だ。
フゼンは中級上位に位置する斥候と紹介された。管理部局の者が言うのだからそれは事実なのだろう。
しかし、エイクの見るところ軽戦士としての技量はせいぜい中級中位、他の者達も、少なくとも戦士と軽戦士としては中級中位か下位といったところだった。
(精霊術師の技量は分からないが、上級並みの技量を持っていてフゼンという男の下についているとも思えない。多分中級の範囲内だろう。
斥候が2人いるから探索能力はそれなりにあるが、戦闘という面は心もとない。
多分昨日の内に用意できた信頼できる冒険者の中では、こいつらが一番ましだったという事なんだろう。
まあ、実力を隠している可能性もあるから侮るべきではないが……)
エイクはそのように考えた。
未発見区域は、当然ながら既知の区域よりも危険が大きい。
そこに初めて足を踏み入れるなら、本来は上級といわれるほどの冒険者を用意したいところだろう。
しかし、先行してサルゴサに向かった調査員がいくら急いだとしても、サルゴサに着いたのは昨日の午前中くらいだったはずだ。
その後手配出来た信頼できる冒険者達の中では、このパーティが最も優秀だったのだと思われた。
しかしエイクは、フゼンたちの実力に対する不満を口にはしなかった。
少なくとも、今回エイクが案内する未発見区域の地下3階部分までならば、さほどの危険はないと判断していたからだ。
「よろしくお願いします」
エイクは同行者達にそう告げた。
「こちらこそよろしくお願いしたい」
調査員達はそう返す。
しかし、フゼンの答えは「ああ」というそっけないものだった。どうやらエイクに良い感情を持っていないようだ。
当然エイクの彼らに対する印象は悪くなる。
(俺に反感を持っているのか? 迷宮内で嫌がらせでもされたら面倒だな。
だが、意図的に罠に嵌めようとしているなら、むしろ好意的な態度をとる可能性の方が高いか?
まあ、どっちにしても、注意は必要だ。1人になっても迷宮から脱出出来る算段はある。いざとなったらこいつらと別行動をとることも考えておこう)
エイクはそんな事を思った。
そんな、若干剣呑な雰囲気を帯びた一行だったが、ともかく迷宮に向かって出発し、何事もなく迷宮の地上部分の廃墟に到達した。
廃墟の様子はエイクが前に訪れた時とほとんど変わっていない。
しかし、エイクはその廃墟を見て、前回には感じなかった感慨を懐いた。シャルシャーラから迷宮の地上部分が破壊された時の事を聞いていたからだ。
迷宮の地上部分は、多くの者が推測していたとおり、古代魔法帝国滅亡のきっかけとなった“敵性存在”の攻撃によって破壊されたそうだ。
迷宮の限定的な管理者でもあったシャルシャーラは、その時の襲撃を直接体験したのだという。
「迷宮に襲い掛かってきたのは、10数体の“敵性存在”で、巨大な金色の羽を生やした大きな牡牛の姿をしたものが、その中の首魁のようでした。他にも、羽が生えた羊や山羊がいました。
奴らは突然現れて、猛然と迷宮に襲い掛かって来たのです。その破壊力は見た目の印象を遥かに超えるものでした。
そして、古語魔法を基礎にした防衛は全く役に立たず、なすすべもありませんでした。
私も奴らが近づいて来ただけで古語魔法を使うことは全く出来なくなってしまいました。古語魔法の力を失った私では、奴らにはとても対抗できません。
私には防衛の為に戦う義務はなかったので、身を隠していました。
奴らが地上部分を粗方破壊した頃に、特殊敵性存在対策軍の者達がやって来て強大なアンデッドを使役して、どうにか連中を撃退したのです」
シャルシャーラはそんな事を語った。
それは、1000年を超える過去を知る生き証人の証言そのものだ。
(この場所で遥か昔に、謎の存在と古代帝国の精鋭部隊との戦いが実際にあったのか……)
エイクはそんな事を考えて、しばし廃墟の有様に見入った。
「エイク殿、急ぎましょう」
足を止めたエイクに向かって調査員の男がそう告げた。
その近くにいるフゼンも不快気な様子だ。
(確かに、無意味な感慨にふけって時間を潰すべきではないな)
そう考えたエイクは「すみません」と告げて先を急いだ。
そうして、エイクたち一向は迷宮に踏み入ったのだが、探索を続ける中で、エイクは苛立ちを募らせた。フゼン達の働きに不満を感じたからだ。
以前共に迷宮に入った“叡智への光”の面々は、エイクを罠にかけようとした悪人だったが、その技量は確かで、エイクも感心するほどだった。それに比べるとフゼン達は稚拙で効率が悪い行動をしている。
それだけなら、エイクも別に機嫌を害することもなかった。ところが、彼らはいちいちエイクを小ばかにするように態度を示していた。
(大した実力でもないのに態度は悪い。碌な連中じゃあない)
エイクは、そう思わずにはいられなかった。
「ストーンゴーレムがこっちに移動して来ている。戻って迂回しよう」
曲がり角の先から何か音がすると言って、先行して様子を確認しに行ったフゼンが、戻って来て調査員達にそう提案した。
エイクはその言葉を聞き、更に不快気に顔をしかめた。
(ストーンゴーレムから逃げる? 冗談だろう?)
と、そう思ったのだ。
確かにフゼン達だけならば、ストーンゴーレムと戦わないというのは適切な判断だろう。
リーダーのフゼンは軽戦士で、ゴーレムのような急所が存在しない敵との戦いを苦手としている。2人の戦士が扱う武器はいずれも剣で、ゴーレム相手に有効にダメージを与えるのは難しい。
5人がかりなら負ける事はなくても、勝つまでにかなり手こずることが予想される。
このメンバーだけなら、ストーンゴーレムは戦いを避けるべき相手だ。エイクにもそんなことは分かる。
しかし、今は自分がいる。この自分がストーンゴーレム如きから逃げるなど考えられない。
それがエイクの考えだった。
「そのストーンゴーレムは普通のものなんですよね?」
エイクは、フゼンに向かって一応そう聞いた。
「ああ」
答えは当然のものだった。
ゴーレムには特別にカスタマイズされたものも少なくない。そのようなものには注意も必要だ。
だが、迷宮において、そんな特別仕様のゴーレムが自動発生する事はほとんどない。
このため、迷宮の既知の部分で活動しているゴーレムは、ほぼ全て標準的なものなのである。
「それなら私に戦わせてください。さほど手間はかかりません」
エイクは若干口調を強めてそう言った。
フゼンは、雇い主である迷宮管理部局の調査員達の方に顔を向け判断を仰ぐ。
「まあ、エイク殿がそう言うなら……」
調査員の1人がそう告げる。案内人であるエイク機嫌を慮ったのだろう。
その言葉を受けて、エイクは前に進んだ。
迷宮管理部局というのは、冒険者など迷宮へ入る事を望む者達から入場料金を徴収したり、迷宮内で傷を負った者を比較的安価で治療したりしている国の施設で、内務局が管轄している。
そこでエイクは、昼食を用意しているので、それを食べたら早速にでも、“叡智への光”の面々を倒した場所に案内して欲しいと頼まれた。
無礼と言われてもおかしくはないほどの急ぎようである。
エイクも思うところはあったが、特に何も言わずに了承した。エイク自身も出来る限り速やかに終わらせたいと考えていたからだ。
エイクが食事を食べ終わると、共に迷宮に入る者達が紹介された。
2人の調査員と、魔術師らしい男が1人。そして護衛役を務めるフゼンという男が率いる5人組の冒険者パーティの合計8人である。
(それほど強いようには見えないな)
エイクはその冒険者たちに対して、そんな印象を持った。
そのパーティは20歳代中頃位に見える男達ばかりで構成されていた。
リーダーのフゼンが斥候で軽戦士、同じく斥候と軽戦士の技能を有するがもう1人、専業の戦士1人、戦士で同時に学院で賢者としての知識も学んでいるという者1人、そして、精霊術師兼野伏1人、という構成だ。
フゼンは中級上位に位置する斥候と紹介された。管理部局の者が言うのだからそれは事実なのだろう。
しかし、エイクの見るところ軽戦士としての技量はせいぜい中級中位、他の者達も、少なくとも戦士と軽戦士としては中級中位か下位といったところだった。
(精霊術師の技量は分からないが、上級並みの技量を持っていてフゼンという男の下についているとも思えない。多分中級の範囲内だろう。
斥候が2人いるから探索能力はそれなりにあるが、戦闘という面は心もとない。
多分昨日の内に用意できた信頼できる冒険者の中では、こいつらが一番ましだったという事なんだろう。
まあ、実力を隠している可能性もあるから侮るべきではないが……)
エイクはそのように考えた。
未発見区域は、当然ながら既知の区域よりも危険が大きい。
そこに初めて足を踏み入れるなら、本来は上級といわれるほどの冒険者を用意したいところだろう。
しかし、先行してサルゴサに向かった調査員がいくら急いだとしても、サルゴサに着いたのは昨日の午前中くらいだったはずだ。
その後手配出来た信頼できる冒険者達の中では、このパーティが最も優秀だったのだと思われた。
しかしエイクは、フゼンたちの実力に対する不満を口にはしなかった。
少なくとも、今回エイクが案内する未発見区域の地下3階部分までならば、さほどの危険はないと判断していたからだ。
「よろしくお願いします」
エイクは同行者達にそう告げた。
「こちらこそよろしくお願いしたい」
調査員達はそう返す。
しかし、フゼンの答えは「ああ」というそっけないものだった。どうやらエイクに良い感情を持っていないようだ。
当然エイクの彼らに対する印象は悪くなる。
(俺に反感を持っているのか? 迷宮内で嫌がらせでもされたら面倒だな。
だが、意図的に罠に嵌めようとしているなら、むしろ好意的な態度をとる可能性の方が高いか?
まあ、どっちにしても、注意は必要だ。1人になっても迷宮から脱出出来る算段はある。いざとなったらこいつらと別行動をとることも考えておこう)
エイクはそんな事を思った。
そんな、若干剣呑な雰囲気を帯びた一行だったが、ともかく迷宮に向かって出発し、何事もなく迷宮の地上部分の廃墟に到達した。
廃墟の様子はエイクが前に訪れた時とほとんど変わっていない。
しかし、エイクはその廃墟を見て、前回には感じなかった感慨を懐いた。シャルシャーラから迷宮の地上部分が破壊された時の事を聞いていたからだ。
迷宮の地上部分は、多くの者が推測していたとおり、古代魔法帝国滅亡のきっかけとなった“敵性存在”の攻撃によって破壊されたそうだ。
迷宮の限定的な管理者でもあったシャルシャーラは、その時の襲撃を直接体験したのだという。
「迷宮に襲い掛かってきたのは、10数体の“敵性存在”で、巨大な金色の羽を生やした大きな牡牛の姿をしたものが、その中の首魁のようでした。他にも、羽が生えた羊や山羊がいました。
奴らは突然現れて、猛然と迷宮に襲い掛かって来たのです。その破壊力は見た目の印象を遥かに超えるものでした。
そして、古語魔法を基礎にした防衛は全く役に立たず、なすすべもありませんでした。
私も奴らが近づいて来ただけで古語魔法を使うことは全く出来なくなってしまいました。古語魔法の力を失った私では、奴らにはとても対抗できません。
私には防衛の為に戦う義務はなかったので、身を隠していました。
奴らが地上部分を粗方破壊した頃に、特殊敵性存在対策軍の者達がやって来て強大なアンデッドを使役して、どうにか連中を撃退したのです」
シャルシャーラはそんな事を語った。
それは、1000年を超える過去を知る生き証人の証言そのものだ。
(この場所で遥か昔に、謎の存在と古代帝国の精鋭部隊との戦いが実際にあったのか……)
エイクはそんな事を考えて、しばし廃墟の有様に見入った。
「エイク殿、急ぎましょう」
足を止めたエイクに向かって調査員の男がそう告げた。
その近くにいるフゼンも不快気な様子だ。
(確かに、無意味な感慨にふけって時間を潰すべきではないな)
そう考えたエイクは「すみません」と告げて先を急いだ。
そうして、エイクたち一向は迷宮に踏み入ったのだが、探索を続ける中で、エイクは苛立ちを募らせた。フゼン達の働きに不満を感じたからだ。
以前共に迷宮に入った“叡智への光”の面々は、エイクを罠にかけようとした悪人だったが、その技量は確かで、エイクも感心するほどだった。それに比べるとフゼン達は稚拙で効率が悪い行動をしている。
それだけなら、エイクも別に機嫌を害することもなかった。ところが、彼らはいちいちエイクを小ばかにするように態度を示していた。
(大した実力でもないのに態度は悪い。碌な連中じゃあない)
エイクは、そう思わずにはいられなかった。
「ストーンゴーレムがこっちに移動して来ている。戻って迂回しよう」
曲がり角の先から何か音がすると言って、先行して様子を確認しに行ったフゼンが、戻って来て調査員達にそう提案した。
エイクはその言葉を聞き、更に不快気に顔をしかめた。
(ストーンゴーレムから逃げる? 冗談だろう?)
と、そう思ったのだ。
確かにフゼン達だけならば、ストーンゴーレムと戦わないというのは適切な判断だろう。
リーダーのフゼンは軽戦士で、ゴーレムのような急所が存在しない敵との戦いを苦手としている。2人の戦士が扱う武器はいずれも剣で、ゴーレム相手に有効にダメージを与えるのは難しい。
5人がかりなら負ける事はなくても、勝つまでにかなり手こずることが予想される。
このメンバーだけなら、ストーンゴーレムは戦いを避けるべき相手だ。エイクにもそんなことは分かる。
しかし、今は自分がいる。この自分がストーンゴーレム如きから逃げるなど考えられない。
それがエイクの考えだった。
「そのストーンゴーレムは普通のものなんですよね?」
エイクは、フゼンに向かって一応そう聞いた。
「ああ」
答えは当然のものだった。
ゴーレムには特別にカスタマイズされたものも少なくない。そのようなものには注意も必要だ。
だが、迷宮において、そんな特別仕様のゴーレムが自動発生する事はほとんどない。
このため、迷宮の既知の部分で活動しているゴーレムは、ほぼ全て標準的なものなのである。
「それなら私に戦わせてください。さほど手間はかかりません」
エイクは若干口調を強めてそう言った。
フゼンは、雇い主である迷宮管理部局の調査員達の方に顔を向け判断を仰ぐ。
「まあ、エイク殿がそう言うなら……」
調査員の1人がそう告げる。案内人であるエイク機嫌を慮ったのだろう。
その言葉を受けて、エイクは前に進んだ。
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