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第3章
38.派閥対立の構造
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ラング子爵邸からの帰りの馬車の中で、エイクは現在のアストゥーリア王国における政治的な対立について考えを巡らしていた。
一つの家の中ですら意見が割れている現状を知り、更にロナウトの発言を受けて、いよいよ王国内の派閥争いを無視する事は出来ないと思うようになったからだ。
アストゥーリア王国の政治的対立は、要するにルファス公爵派と反ルファス公爵派とまとめる事ができる。
しかし、反ルファス公爵派は幾つもの要素が複合して形成されており、単純ではない。
まず、そもそもエーミール・ルファス公爵が政治の実権を握るようになった直後から、その事に不満を持つ者達が存在していた。
彼らは、エーミールがエリック国王が政治に興味を持たないように仕向けて、己が権力を握っているのだと考えている。
そして、エリック国王を唆しているのはエーミールの姪にあたる王妃リディアであるとして、王妃を目の仇にしていた。
エンリケ・デアーロがエイクを襲った時に述べた「古の淫婦ネフェルトが如き雌狐」とは、リディア王妃の事で間違いない。それはリディア王妃を嫌う者が好んで使う蔑称だ。
ネフェルトというのは、新暦300年代から500年代にかけて大陸西方から中央南部に広大な領域を築いたレムレア帝国を、滅亡へと導いたといわれている悪女の名である。
彼女はレムレア帝国を中興すると期待されていた英邁な人物を堕落させ、逆に帝国を滅ぼしたとされていた。
大陸西方においてはレムレア帝国の影響は今も大きく、ブルゴール帝国などはその後継国家を名乗っているほどだ。
このため、大陸西方ではネフェルトは権力者を堕落させる悪女の代名詞としてなっているのだった。
そのようにエーミールとリディア王妃を悪し様に罵る者は以前から存在していた。
だが、その数は従来さほど多くはなかった。
エーミールは権力を握っても私利私欲に走ることはなく、王国の勢力を盛り返すという確実な成果を上げていたからである。
そういった実績を持つエーミールに対する雑言は、従来は権力からあぶれた者の愚痴程度の意味しか持たなかった。
だがそこに、王の後継に対する不安という深刻な要素が加わった。
エリック国王とリディア王妃の間には13年前にファナフロアという名の王女が誕生している。そして王家の直系はそのファナフロアただ1人だった。
ところが、驚くべきことにファナフロア王女は誕生以来ただの一度も人前に姿をあわらした事がなかったのだ。
これは明らかに異常だった。
公式には病弱故にとされていたが、幾つもの憶測が飛び交っていた。
それらの中で、最も有力視されているのは、王女は既に死亡しているというものだ。
出産の際に王女は死に、王妃も子が産めぬ体になってしまった。
王妃を溺愛する王はその事実を隠し、自身の影響力が低下する事を嫌ったルファス公爵もこれに加担しているというわけだ。
他の説としては、ファナフロア王女が不義の子であり、しかもその姿を一目見ればそれが明らかになってしまうため隠しているのだ、というものもある。
一目見れば不義の子と分かるというのは、異種族とのハーフであるからだと想像されている。
即ち王女はハーフエルフやハーフドワーフ、或いはハーフオーガとして産まれて来たというのだ。
エリック国王はそのような事実があってもなお王妃への溺愛を変えず、不都合な子を隠している。というのがこの説だった。
これらの憶測を根拠のない流言として排したとしても、それでもなお事態は深刻である。
王室の公式発表をそのまま信じたとしても、ファナフロア王女は13歳になっても全く人前に出ることが出来ないほど病弱だということになってしまうからだ。
王の後継について不安に感じ、王女以外の後継者候補を検討しようとする者が現れるのも無理からぬことである。
しかし、ルファス公爵はファナフロア以外の後継者候補を選定することを頑なに拒んでいた。
これではルファス公爵の行いに不安や不満を持つ者が現れるのも当然といえる。
ロナウト・ラングの発言も、この後継者への不安を踏まえての事と考えて間違いないだろう。
その点でそのようなことを不用意に口にするのは大問題だとしても、ロナウトの意見は実のところ故無きものとは言えない。
このような意見は特にこの5年間で増えて来ていた。
レシア王国、クミル・ヴィント2重王国の2国と停戦協定が結ばれ、当面戦の心配がなくなって、国内の事柄に関心が向けられる機会が増え、しかもファナフロア王女も10歳前後となり、いかに言っても人前に一度も現れないのはおかしいとの意見が高まったからだ。
更にここに、非戦派と好戦派の対立という要素が加わる。
これが表面化したのもまた、5年前の停戦協定の締結が切っ掛けだった。
停戦協定が結ばれるまで、強敵との戦が頻繁に起こっていた頃は、軍や政府は一丸となってその国難にあたっていた。
しかし、その頃から国のあり方について2つ意見が存在しており、潜在的な対立の芽が生じていたと言える。
一つの意見は、とにかく戦が起こり難い状況を作って現状の維持を目指すという、いわば非戦派。
もう一つの意見は、国を安定させる為には積極的にこちららか敵を攻めることが必要である、或いは更に野心的に、他国を討ってかつての西方最強国の地位を回復したいと考える好戦派だ。
好戦派の中には、停戦協定の締結そのものに批判的な者もいた。勝ちに乗じて攻め込むべきだったというのだ。
また、停戦には賛成でも、停戦期間を次の戦の準備期間と考える者も多かった。そのような者達は、停戦期間の間に北方都市連合を攻めて国力を増すという計画を立案したりもしていた。
しかし、ルファス公爵は停戦を望み、北方都市連合を攻める案も却下した。
これによって、ルファス公爵が非戦の考えを持っていることが明らかになり、好戦派の一部はルファス公爵から離れたのだ。
こうして見ると、ルファス公爵最大の功績である、レシア王国、クミル・ヴィント2重王国への大勝と、その結果の停戦協定が、皮肉にもルファス公爵から離れる者を誘発したともいえるだろう。
といっても、全てが離れたわけではない。
ルファス公爵の下に残りながら公爵に翻意を促すという立場の者達もいた。特に軍の内部にはそのような考え方の者も少なからず存在している。
なんといっても、ルファス公爵が軍事的に抜群の功績を残しているのは間違いないので、軍の多くは今も公爵を支持しているのだ。
いずれにしても、このような事情により好戦派の一部は反ルファス公爵の立場をとることとなった。
ラング子爵が危惧していたのは、この好戦派のことである。
ラング子爵が述べたとおり、好戦派には真に苦しかった頃の戦を知らない比較的若い者達が多く、世代間対立といった様相も見ることが出来た。
そして最後に、ルファス公爵から離れた好戦派が旗印に担ぎ出し、同時にファナフロア王女に不安を感じる者達の多くが王女に代わる後継者候補として名を上げたのが、若くしてかなりの功績を挙げていたトラストリア公爵家公子アルストールだった事によって、ルファス公爵家とトラストリア公爵家の歴史的対立という要素が加わった。
ルファス公爵家とトラストリア公爵家の対立は、ルファス公爵家成立の前にまで遡る。
トラストリア公爵家とは、かつて反乱を起こして当時の王を討ち、オフィーリア王女の命も狙った貴族達が、代わりに王にすべく担ぎ出した当時の王弟を祖とする家であったからだ。
反乱を鎮圧して即位したオフィーリア女王は、反乱貴族達に担がれていた王弟、自分にとって叔父に当たるその人物を、ただ担がれていただけであると認めてその命を助け、公爵家を起こさせた。それがトラストリア公爵家である。
しかし、実際にはその王弟こそが反乱の首謀者だという意見もあったらしい。
少なくとも、オフィーリア女王の侍女だったルファス公爵家の祖にあたる人物はそう確信していたらしく、オフィーリア女王存命の頃からトラストリア公爵家を激しく敵視していた。
その意思は今もルファス公爵家に色濃く引き継がれ、ルファス公爵家の者達はトラストリア公爵家の者達を不倶戴天の敵と見なしていたのだ。
実際、それまで基本的には国内の融和を重視していたルファス公爵は、アルストール・トラストリアを奉じる者がいると聞くと激怒し、それらの者達を謀反人、国家の敵と罵って、対決姿勢を鮮明にした。
ルファス公爵から激しく敵視されるようになって、アルストール・トラストリアを奉じた者達も先鋭化し、強固な反ルファス派が形成される事となった。
このようにして、ルファス公爵派と反ルファス公爵派による対立構造が成立したというわけである。
といっても、従来ルファス公爵派の方がかなり優勢だった。ルファス公爵の功績が大きいのは紛れもない事実であり、国王の信任も揺るぎないからだ。
しかし、徐々に反ルファス派が拡大しつつあるのも間違いない事実である。
(フォルカス・ローリンゲンの件は、ルファス公爵にとっても打撃だっただろうな)
以上のようなことを改めて整理した上で、エイクはそう思った。
フォルカスはルファス公爵の派閥に属していたし、ルファス公爵の引き立てで炎獅子隊長という要職に着いていたからだ。
当時強者と思われていたフォルカスをそのような地位に就けるのは、少なくとも強さという面だけを見るならば妥当だった。
しかし、だとしてもフォルカスがあのような事になった以上、ルファス公爵の責任は問われるだろう。
(やはり反ルファス派にも探りを入れてみるべきだろうな)
そしてエイクは、そうも考えた。
エーミール・ルファス公爵は、カールマン・ドゥーカス近衛騎士隊長を使ってエイクに仕官を勧めるなど、エイクに接触して来ている。
これに対して反ルファス派のエイクに対する接触はない。
エイクとしては、反ルファス派の動向も気になり始めていた。
一つの家の中ですら意見が割れている現状を知り、更にロナウトの発言を受けて、いよいよ王国内の派閥争いを無視する事は出来ないと思うようになったからだ。
アストゥーリア王国の政治的対立は、要するにルファス公爵派と反ルファス公爵派とまとめる事ができる。
しかし、反ルファス公爵派は幾つもの要素が複合して形成されており、単純ではない。
まず、そもそもエーミール・ルファス公爵が政治の実権を握るようになった直後から、その事に不満を持つ者達が存在していた。
彼らは、エーミールがエリック国王が政治に興味を持たないように仕向けて、己が権力を握っているのだと考えている。
そして、エリック国王を唆しているのはエーミールの姪にあたる王妃リディアであるとして、王妃を目の仇にしていた。
エンリケ・デアーロがエイクを襲った時に述べた「古の淫婦ネフェルトが如き雌狐」とは、リディア王妃の事で間違いない。それはリディア王妃を嫌う者が好んで使う蔑称だ。
ネフェルトというのは、新暦300年代から500年代にかけて大陸西方から中央南部に広大な領域を築いたレムレア帝国を、滅亡へと導いたといわれている悪女の名である。
彼女はレムレア帝国を中興すると期待されていた英邁な人物を堕落させ、逆に帝国を滅ぼしたとされていた。
大陸西方においてはレムレア帝国の影響は今も大きく、ブルゴール帝国などはその後継国家を名乗っているほどだ。
このため、大陸西方ではネフェルトは権力者を堕落させる悪女の代名詞としてなっているのだった。
そのようにエーミールとリディア王妃を悪し様に罵る者は以前から存在していた。
だが、その数は従来さほど多くはなかった。
エーミールは権力を握っても私利私欲に走ることはなく、王国の勢力を盛り返すという確実な成果を上げていたからである。
そういった実績を持つエーミールに対する雑言は、従来は権力からあぶれた者の愚痴程度の意味しか持たなかった。
だがそこに、王の後継に対する不安という深刻な要素が加わった。
エリック国王とリディア王妃の間には13年前にファナフロアという名の王女が誕生している。そして王家の直系はそのファナフロアただ1人だった。
ところが、驚くべきことにファナフロア王女は誕生以来ただの一度も人前に姿をあわらした事がなかったのだ。
これは明らかに異常だった。
公式には病弱故にとされていたが、幾つもの憶測が飛び交っていた。
それらの中で、最も有力視されているのは、王女は既に死亡しているというものだ。
出産の際に王女は死に、王妃も子が産めぬ体になってしまった。
王妃を溺愛する王はその事実を隠し、自身の影響力が低下する事を嫌ったルファス公爵もこれに加担しているというわけだ。
他の説としては、ファナフロア王女が不義の子であり、しかもその姿を一目見ればそれが明らかになってしまうため隠しているのだ、というものもある。
一目見れば不義の子と分かるというのは、異種族とのハーフであるからだと想像されている。
即ち王女はハーフエルフやハーフドワーフ、或いはハーフオーガとして産まれて来たというのだ。
エリック国王はそのような事実があってもなお王妃への溺愛を変えず、不都合な子を隠している。というのがこの説だった。
これらの憶測を根拠のない流言として排したとしても、それでもなお事態は深刻である。
王室の公式発表をそのまま信じたとしても、ファナフロア王女は13歳になっても全く人前に出ることが出来ないほど病弱だということになってしまうからだ。
王の後継について不安に感じ、王女以外の後継者候補を検討しようとする者が現れるのも無理からぬことである。
しかし、ルファス公爵はファナフロア以外の後継者候補を選定することを頑なに拒んでいた。
これではルファス公爵の行いに不安や不満を持つ者が現れるのも当然といえる。
ロナウト・ラングの発言も、この後継者への不安を踏まえての事と考えて間違いないだろう。
その点でそのようなことを不用意に口にするのは大問題だとしても、ロナウトの意見は実のところ故無きものとは言えない。
このような意見は特にこの5年間で増えて来ていた。
レシア王国、クミル・ヴィント2重王国の2国と停戦協定が結ばれ、当面戦の心配がなくなって、国内の事柄に関心が向けられる機会が増え、しかもファナフロア王女も10歳前後となり、いかに言っても人前に一度も現れないのはおかしいとの意見が高まったからだ。
更にここに、非戦派と好戦派の対立という要素が加わる。
これが表面化したのもまた、5年前の停戦協定の締結が切っ掛けだった。
停戦協定が結ばれるまで、強敵との戦が頻繁に起こっていた頃は、軍や政府は一丸となってその国難にあたっていた。
しかし、その頃から国のあり方について2つ意見が存在しており、潜在的な対立の芽が生じていたと言える。
一つの意見は、とにかく戦が起こり難い状況を作って現状の維持を目指すという、いわば非戦派。
もう一つの意見は、国を安定させる為には積極的にこちららか敵を攻めることが必要である、或いは更に野心的に、他国を討ってかつての西方最強国の地位を回復したいと考える好戦派だ。
好戦派の中には、停戦協定の締結そのものに批判的な者もいた。勝ちに乗じて攻め込むべきだったというのだ。
また、停戦には賛成でも、停戦期間を次の戦の準備期間と考える者も多かった。そのような者達は、停戦期間の間に北方都市連合を攻めて国力を増すという計画を立案したりもしていた。
しかし、ルファス公爵は停戦を望み、北方都市連合を攻める案も却下した。
これによって、ルファス公爵が非戦の考えを持っていることが明らかになり、好戦派の一部はルファス公爵から離れたのだ。
こうして見ると、ルファス公爵最大の功績である、レシア王国、クミル・ヴィント2重王国への大勝と、その結果の停戦協定が、皮肉にもルファス公爵から離れる者を誘発したともいえるだろう。
といっても、全てが離れたわけではない。
ルファス公爵の下に残りながら公爵に翻意を促すという立場の者達もいた。特に軍の内部にはそのような考え方の者も少なからず存在している。
なんといっても、ルファス公爵が軍事的に抜群の功績を残しているのは間違いないので、軍の多くは今も公爵を支持しているのだ。
いずれにしても、このような事情により好戦派の一部は反ルファス公爵の立場をとることとなった。
ラング子爵が危惧していたのは、この好戦派のことである。
ラング子爵が述べたとおり、好戦派には真に苦しかった頃の戦を知らない比較的若い者達が多く、世代間対立といった様相も見ることが出来た。
そして最後に、ルファス公爵から離れた好戦派が旗印に担ぎ出し、同時にファナフロア王女に不安を感じる者達の多くが王女に代わる後継者候補として名を上げたのが、若くしてかなりの功績を挙げていたトラストリア公爵家公子アルストールだった事によって、ルファス公爵家とトラストリア公爵家の歴史的対立という要素が加わった。
ルファス公爵家とトラストリア公爵家の対立は、ルファス公爵家成立の前にまで遡る。
トラストリア公爵家とは、かつて反乱を起こして当時の王を討ち、オフィーリア王女の命も狙った貴族達が、代わりに王にすべく担ぎ出した当時の王弟を祖とする家であったからだ。
反乱を鎮圧して即位したオフィーリア女王は、反乱貴族達に担がれていた王弟、自分にとって叔父に当たるその人物を、ただ担がれていただけであると認めてその命を助け、公爵家を起こさせた。それがトラストリア公爵家である。
しかし、実際にはその王弟こそが反乱の首謀者だという意見もあったらしい。
少なくとも、オフィーリア女王の侍女だったルファス公爵家の祖にあたる人物はそう確信していたらしく、オフィーリア女王存命の頃からトラストリア公爵家を激しく敵視していた。
その意思は今もルファス公爵家に色濃く引き継がれ、ルファス公爵家の者達はトラストリア公爵家の者達を不倶戴天の敵と見なしていたのだ。
実際、それまで基本的には国内の融和を重視していたルファス公爵は、アルストール・トラストリアを奉じる者がいると聞くと激怒し、それらの者達を謀反人、国家の敵と罵って、対決姿勢を鮮明にした。
ルファス公爵から激しく敵視されるようになって、アルストール・トラストリアを奉じた者達も先鋭化し、強固な反ルファス派が形成される事となった。
このようにして、ルファス公爵派と反ルファス公爵派による対立構造が成立したというわけである。
といっても、従来ルファス公爵派の方がかなり優勢だった。ルファス公爵の功績が大きいのは紛れもない事実であり、国王の信任も揺るぎないからだ。
しかし、徐々に反ルファス派が拡大しつつあるのも間違いない事実である。
(フォルカス・ローリンゲンの件は、ルファス公爵にとっても打撃だっただろうな)
以上のようなことを改めて整理した上で、エイクはそう思った。
フォルカスはルファス公爵の派閥に属していたし、ルファス公爵の引き立てで炎獅子隊長という要職に着いていたからだ。
当時強者と思われていたフォルカスをそのような地位に就けるのは、少なくとも強さという面だけを見るならば妥当だった。
しかし、だとしてもフォルカスがあのような事になった以上、ルファス公爵の責任は問われるだろう。
(やはり反ルファス派にも探りを入れてみるべきだろうな)
そしてエイクは、そうも考えた。
エーミール・ルファス公爵は、カールマン・ドゥーカス近衛騎士隊長を使ってエイクに仕官を勧めるなど、エイクに接触して来ている。
これに対して反ルファス派のエイクに対する接触はない。
エイクとしては、反ルファス派の動向も気になり始めていた。
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