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23 自我

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「私達は今、一種のピンチに陥っています」


宇宙人のリーダーが他の宇宙人達に話しかけた。

「只今、行方不明者は約6人です。人間の警察にはまだ見つかっていません。これらの出来事は決して人間には見つかってはなら無い。そして自分たちの問題は自分たちで解決するのが筋なのです」



その時、蜃気が目を覚ました。

「ん?何だここ?」


宇宙人達が驚く。


「まさか……寄生状態で自我を持つとは、奇妙な遺伝子なのかもしれない」


「ん?    え?? ここどこ?」


「ここは、宇宙人の交番、病院です」


「あ……そうなの?」





「回復しましたか?」
宇宙人は蜃気に尋ねる。



「え……うん。まあ回復したね」



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