雲隠れ-独眼竜淡恋奇譚-

紺坂紫乃

文字の大きさ
上 下
2 / 3
第二部 朧月

朧月 (前)

しおりを挟む
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

両国悲喜こもごも

沢藤南湘
歴史・時代
はるよの家は、父親の又吉の怪我で家は困窮状態に陥る。 そこで、はるよは、大奥に奉公するが、大奥の人員削減で長屋に戻る。そして、 古着屋の長介と結婚するが、夫は、店の金を酒と女に 費やし、店をつぶす。借金がはるよに残された。一方、はるよが、長屋にい たころから、はるよに恋心を抱いていた野菜売りの正助は、表店の主になり、 はるよの借金返済に金を貸した。その後、正助の妻と次女を失い、酒におぼれ 、店がつぶれた。山越屋を立て直したはるよが、正助を雇った。実力を発揮し た正助を店主にし、はるよは、正助の妻になり、店はますます繁盛した。

独り剣客 山辺久弥 おやこ見習い帖

笹目いく子
歴史・時代
旧題:調べ、かき鳴らせ 第8回歴史·時代小説大賞、大賞受賞作品。本所松坂町の三味線師匠である岡安久弥は、三味線名手として名を馳せる一方で、一刀流の使い手でもある謎めいた浪人だった。 文政の己丑火事の最中、とある大名家の内紛の助太刀を頼まれた久弥は、神田で焼け出された少年を拾う。 出自に秘密を抱え、孤独に生きてきた久弥は、青馬と名付けた少年を育てはじめ、やがて彼に天賦の三味線の才能があることに気付く。 青馬に三味線を教え、密かに思いを寄せる柳橋芸者の真澄や、友人の医師橋倉らと青馬の成長を見守りながら、久弥は幸福な日々を過ごすのだが…… ある日その平穏な生活は暗転する。生家に政変が生じ、久弥は青馬や真澄から引き離され、後嗣争いの渦へと巻き込まれていく。彼は愛する人々の元へ戻れるのだろうか?(性描写はありませんが、暴力場面あり)

LOST-十六夜航路-

紺坂紫乃
歴史・時代
時は幕末――明治維新を目前に控えた日本はある日、謎の大災害で一夜にして海に沈んだ。生き残った女侍・清姫(きよひめ)は侍でありながら水軍(海賊)の血を引く娘である。彼女は真田十勇士の名を賜った忍び達と共に亡国の謎に迫る。海洋冒険ヒストリカルファンタジー!!

【完結】斎宮異聞

黄永るり
歴史・時代
平安時代・三条天皇の時代に斎宮に選定された当子内親王の初恋物語。 第8回歴史・時代小説大賞「奨励賞」受賞作品。

葉桜よ、もう一度 【完結】

五月雨輝
歴史・時代
【第9回歴史・時代小説大賞特別賞受賞作】北の小藩の青年藩士、黒須新九郎は、女中のりよに密かに心を惹かれながら、真面目に職務をこなす日々を送っていた。だが、ある日突然、新九郎は藩の産物を横領して抜け売りしたとの無実の嫌疑をかけられ、切腹寸前にまで追い込まれてしまう。新九郎は自らの嫌疑を晴らすべく奔走するが、それは藩を大きく揺るがす巨大な陰謀と哀しい恋の始まりであった。 謀略と裏切り、友情と恋情が交錯し、武士の道と人の想いの狭間で新九郎は疾走する。

生きてこそ-悲願の萩-

夢酔藤山
歴史・時代
 遅れて生まれたがために天下を取れなかった伊達政宗。その猛々しい武将としての一面は表向きだ。長く心にあった、母親との確執。それゆえ隠してきた秘密。老い先短い母親のために政宗の出来ることはひとつだった。

赤線の記憶 それでも僕は君を

ブラックウォーター
歴史・時代
昭和30年代。 戦後復興期のさなか、若き実業家と赤線の女が恋に落ちる。 世間からいい顔をされなくとも、ふたりは幸せだった。 だが時は流れ、売春防止法の施行に伴って赤線の廃止が決定。 時代の流れは残忍な濁流となって、ふたりを押し流して行く。 昭和の妖怪、岸信介。 経済の鬼、池田勇人。 貴公子、佐藤栄作。 彼らは、寵愛する若き麒麟児に、どのような道を示すのか。 連載再開です。

天翔姫

水城真以
歴史・時代
「その手に掴んだものを、守り抜く。それが使命と心得よ」 時は江戸。かつて「独眼竜」の異名で恐れられた伊達政宗の次女、牟宇姫は、もうじき はとこ の石川宗昭に嫁入りすることが決まっている。自身の「むう」という変わった名前や、許婚である宗昭との関係に悩みながらも、信頼する乳母のすみや、異母姉の五郎八姫らの支えを受けながら穏やかに暮らしていた。 しかし、そんな平穏な暮らしを妨げるように、牟宇姫毒殺未遂事件が勃発。犯人の正体を探るため牟宇姫は自ら立ち上がるが――。

処理中です...