お前なんかに惚れてたまるか!

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ないない!! ep.10

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俺はあの後、もう一度やる羽目になり体力を奪われ、また眠ってしまい…目を覚ますと朝日が差し込んでいた。


アイツはすでにシャワー浴び終えていた。
俺は、急いでアイツの服を借り部屋を出る所だ。







「なんで、そんなに慌ててるの?」






「… 制服ロッカーに返すから」






「なるほど、笑 」






「なに…」






「別に~? ってか俺の服大きいね」




と言い俺の尻を触っていた






「やめろ。」






とあしらうと「ケチ~」と言いながら俺を抱きしめた






「また、連絡するから」







「…」





俺はあいつの背中を叩き部屋を出た。









すると、アイツは扉から顔を出して小さな声で「またね 裕司さん」と言い俺を見送っていた












「なんだ、アイツ」



俺はエレベーターに乗り込み鏡を見ると笑っていた





「何、笑ってんだよ俺は。」
すぐに何事もなかったかのように笑いを消した








とりあえず、制服をロッカーに…更衣室へ向かい制服を掛け私服とカバンを取り出し…そそくさとホテルを出た








「よかった…」





誰とも鉢合わせする事なく帰れそうだ。







そんな事考えながら駐車場に到着すると…アイツが車に乗り込む姿を発見した。






なんだ。アイツも、もう出るのか…







「…。」






運転席には綺麗な女性がハンドルを握っていて…アイツが車に乗り込んだ瞬間キスをしていた










「…」








俺は、何故かその場から離れないと行けない感じがしてすぐに車に乗り込みアイツの車が行くまでその場から動かなかった。




正確に言うと、動けなかったのかも知れない



















あいつの車はとっくに出発したのに、俺はその場から動けないでいると、トントンと音がなって振り向くと、春日井だった。



窓を開けると「あれ?先輩今日休みじゃないんですか?」





と聞いてきた。





「あ、その、、わす、忘れ物取りに来てた」






「こんな早くから?まぁ、先輩早起きっすもね」






「まぁな、じゃ行くは。おつかれ」






「はい。お疲れ様です、せ、、」






春日井の言葉を最後まで聞かず窓を閉めてその場を去った。












「先輩、、俺まだ喋ってるのに!!」



















車の中ではいつも、帰って何を作るか、その日のルーティンを考えたりするが、今の俺の頭の中は、アイツと女性がキスしていた場面で止まっていた。












「いやいや、当たり前だろ。大学生だし」






「ってかそもそも、セフレって関係なんだから。」






「俺も、気持ちいい アイツも気持ちいい」





「いいんじゃん。別に、、、」






「そうそう、早く帰って好きなもんでも食うしかねぇ、」







俺は大きな声で独り言を喋っていた。


















家に到着してあれこれしようとしたが、現実はそんな簡単ではなかった。






「何も手につかない…」






「くっそーーーーーーー」









こんなんでアイツのセフレやっていけるのか?






あぁーーーーーーーーーーー
















🎶~









電話がなった。








スマホの画面を見ると知らない番号だったがアイツだってすぐにわかった。




そういや、まだ名前登録してなかったな。





なんて、登録しよう。






セフレ?






大学生?









彼女持ち?  










「司?」

















「ないない!!」


















「…もしもし」












ないない!! ep.10







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