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妖怪名:箱男(はこおとこ)
しおりを挟む道に捨てられた段ボール箱の中にいるという妖怪。
箱男と呼ばれているが、男かどうかは定かではない。
箱の中で、何やらブツブツと独り言を呟いている。
耳を澄まして聞いてみると、「なんで、どうして、いつから」などと意味のわからないことを言っているという。
箱男が入っている箱の大きさはバラバラで、人一人は入るような大きいものもあれば、猫でさえ入らないような小さい箱に入っていることもある。
箱男のは言っている箱は軽くて、子どもでさえも軽々しく持ち上げられてしまう。
しかし持ち上げたら、下ろすことができなくなってしまうんだという。
下ろそうと思っても何故か腕が下がらなかったり、手が離れなかったりしてしまう。
箱男の箱を下ろせなくなったら、ブツブツ言ってる箱男に対して「この箱燃やすよ」と言うと、観念したのか下ろせるようになるという。
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