怪異妖怪の伝承を紹介

妖怪名:道無入道（みちなしにゅうどう）

道無入道とはとてつもなく大きな体をした妖怪で、道行く人を驚かしては喜んでいる。

道無入道はあまりにも大きくて、道に現れたら先の道が全く見えなくなるほど大きいんだという。

正体は狸や狐だとも言われている。

道無入道が現れて、怯えてしまった場合は、その先の道が本当に消えてしまうんだという。

道無入道が居なくなったあとも、進むべき道がなくなって迷子になってしまう。

道無入道が現れたら、腕を組み仁王立ちをして唾を吐き掛ければいい。
そうすると道無入道は「こいつには敵わない」と言って逃げていき、その先の道を進めるんだという。

道無入道を恐れて迷子になってしまった場合は、その場で一晩眠るともとの道に帰って来ているんだという。