30 / 62
第三章 サークル構成員吊し上げ作戦
第二十九話 吊し上げ会③~爆弾投下~
しおりを挟む
「もういいですよ、イッチーさん。これまでの話でよく分かりました。あなたドリームランドの人なんでしょ?いや、今はサークルって呼ぶんでしたっけ。」
質問攻めを食らわせたところで、ついに済が爆弾を投下した。その瞬間、市村の表情が一瞬警戒へと変わる。しかし、まだ事態を飲み込めていないのか、わざとらしくとぼけた。
「えっ、サークルって何のサークルですか?」
「イッチーさん、とぼけたって無駄ですよ。新橋のニューブリッジって店知ってますか?僕ね、あの店で何年か前に勧誘されてたんで知ってるんですよね。師匠への弟子入り直前まで行ったし、やめた知り合いも何人もいます。」
「最初から気づいてたんですか……。」
ニューブリッジの話が出ると、市村は隠すのを諦めたようだった。
「最初からではないですよ。なんとなく変わった人だな、とは思ってたんですが。この間、吉井を師匠に紹介してましたよね?あの後、吉井が『何かネットワークビジネスとか言ってたな』って言ってたので、ピンときました。それにしても、割と初期段階で言っちゃうんですねえ。あ、吉井にはバラしてないですよ。」
吉井をきっかけに気づいたというのは勿論嘘で、とっくの昔に気づいていた。しかし、吉井の潜入が台無しになっては困る。時期を誤魔化し、つい最近のことにしておく。
「仕組みはよく知ってます。互助会とマルチ商法を組み合わせたような仕組みですよね。イッチーさんと同じチームに所属していた人から、イッチーさんは二、三系列って聞いてます。だからまあ、十五万円まるまるは払っていないかもしれませんが、逆に言えばあなたは搾取に加担しちゃってるってことですね。ファンを作るとかチームビルディングとかも、要は組織への勧誘でしょ。僕が行ってたオタク飲み会も勧誘用の会なんでしょうが、何も言わずに近づくって、これマルチ商法だったらブラインド勧誘と言って違法なんですが。」
「ぼ、僕らはマルチ商法ではないんですが。」
「そんなことは知ってますよ。でも月十五万円も払わないといけない上に現金還元がないんでしょ?組織内で使えるマイルで還元されるなんて、まるで大東島紙幣ですね。それに、今の仕組みに変わったのって去年じゃないですか。ってことは、市村悠一さんが入った三年前はマルチ商法をやってたはずだ。東尚之さんとか佐々木洋一さんも一緒なんですか?どうですか?」
※大東島紙幣:かつて沖縄県の大東諸島で使われていた紙幣。元は一企業が発行した手形だったが、島がその会社に実質支配されていたため、島内ではこの紙幣が流通しており、日本円は流通していなかった。
相手を揺さぶるため、わざと三人の名前をフルネームで呼ぶ。「東尚之」と済が言った時、市村の目が右斜め上を向いた。何かを思い出そうとしているようだ。
「イッチーさん。あなた今、『こいつにターリー、サスケの本名教えたっけ……?』って思ってますよね。安心してください。あなたが僕に彼らの名前をバラしたわけではありません。彼らについては僕のほうで調べさせてもらいました。ターリーは鹿児島の工業高校出身、サスケは京都の立志館大学出身ですよね。そして多分三人とも、越島さんに言われて、今は派遣かフリーのエンジニアやってるんじゃないですか?」
市村の目が済を見たまま固まった。図星のようだ。
「なるほど図星ですか。あなた達については他にも情報を持っていますよ。東京都江東区亀戸X丁目XX-XX クロス亀戸。」
「何でそんなことまで……。」
「動揺してるところを見ると当たってるみたいですねえ。オタク飲み会の主催者と常連の数名、全員ここに住んでますよね?しかもこの建物の権利者は越島さんだ。つまりあなたは、月十五万だけではなく、家賃も師匠に貢いでいるわけだ。違いますか?」
もはや市村に反論する元気は残っていない。
「そうです……。」
「イッチーさん、いつだったか、僕はオタクというよりサブカルだって言いましたよね?サブカルの分野には色々ありますが、その中にマルチ商法とか情報商材とかの怪しい商法について調べて楽しむっていうのもあるんですよ。アングラ臭が強かった頃のネットでは、マルチ商法とか架空請求をあえて相手にしてぶっ叩くネタがウケてたもんです。僕のような人間がいるってことも考えて勧誘しなきゃ。サブカルに勧誘仕掛けたって、遊ばれて終わりですよ。意識の高い話をぶつけたところで、相手はそいつをぶっ叩いてネットのネタにしようとしか思ってないんですからね。」
「それでも、僕は夢のために頑張る人を応援しようと思ってるんです、サークルはサークルで良い学びの場所だと思ってるんですよ。」
「それは結構なことですが、それじゃイッチーさんは、これまでどれだけ頑張ってきたんですか?子供の頃から将来の夢に向かって頑張ってたら、サークルになんて入らなくても良いわけじゃないですか。それに、学びの場なんて大学にもあったし、貴重な話を聞きたかったら大学の人脈でも辿ればいいじゃないですか。」
「そりゃ、僕は大学に入るまで特に夢を持ってるわけでもなかったし、何となく周りに合わせて進学しただけです。でも、良い大学に入って良い企業に入るなんて、当たり前のレールに乗っただけじゃ常識を破る成功は得られないんじゃないですか?」
「市村さん、それを『当たり前のレール』と思えるなんてあなたは随分恵まれてますよ。僕の地元なんて不良だらけで、少年院に入る奴も何人もいたし高卒が当たり前でしたよ。僕の環境からすれば、大学進学は『常識から外れたレール』そのものなんですよ。そこから逃れるために頑張った結果が今なのに、大した努力もしてこなかった市村さんに普通の生き方だなんて言われたらブチ切れるに決まってるでしょうが。あなたはね市村さん、僕の地雷を踏み抜いちゃったんですよ。従ってこのように僕に責められてるわけです。それにさっきの話、大学に限りませんよ。僕の知り合いには政党を持ってる某新宗教の三世とか、共産党員とかいますけど、彼らは組織の繋がりで実業家とか政治家に触れることだってできるわけです。学びの場が欲しかったら市村さん、宗教とか政党に入ったらいいんじゃないですか?」
「そんな、おかしなところに入るわけにはいかないですよ……。」
「ええっ!?今あなた、『常識的な生き方してたら、それを破る成功は得られない』とか言ってたじゃないですか。あなた矛盾してますよ。常識を破って宗教や政党に入るべきでしょうが!そこから政治家や実業家を目指すべきでしょうがって言ってるんですよ僕は!あなた、ネットワークビジネスもどきやってる割に対人経験少なすぎじゃないですか?今までどれだけ新宗教信者や政治系の人間と向き合ってきたんですか?相手をよく知らずに避けてるから、いつまでたっても九系列達成できないんでしょうが。違いますか?」
最初は穏当に終わらせるつもりだったが、酒が入っていたためか完全にボコボコにしてしまった。市村は黙りこくっている。このままでは帰れなくなってしまうため、クロージングに入ることにした。
質問攻めを食らわせたところで、ついに済が爆弾を投下した。その瞬間、市村の表情が一瞬警戒へと変わる。しかし、まだ事態を飲み込めていないのか、わざとらしくとぼけた。
「えっ、サークルって何のサークルですか?」
「イッチーさん、とぼけたって無駄ですよ。新橋のニューブリッジって店知ってますか?僕ね、あの店で何年か前に勧誘されてたんで知ってるんですよね。師匠への弟子入り直前まで行ったし、やめた知り合いも何人もいます。」
「最初から気づいてたんですか……。」
ニューブリッジの話が出ると、市村は隠すのを諦めたようだった。
「最初からではないですよ。なんとなく変わった人だな、とは思ってたんですが。この間、吉井を師匠に紹介してましたよね?あの後、吉井が『何かネットワークビジネスとか言ってたな』って言ってたので、ピンときました。それにしても、割と初期段階で言っちゃうんですねえ。あ、吉井にはバラしてないですよ。」
吉井をきっかけに気づいたというのは勿論嘘で、とっくの昔に気づいていた。しかし、吉井の潜入が台無しになっては困る。時期を誤魔化し、つい最近のことにしておく。
「仕組みはよく知ってます。互助会とマルチ商法を組み合わせたような仕組みですよね。イッチーさんと同じチームに所属していた人から、イッチーさんは二、三系列って聞いてます。だからまあ、十五万円まるまるは払っていないかもしれませんが、逆に言えばあなたは搾取に加担しちゃってるってことですね。ファンを作るとかチームビルディングとかも、要は組織への勧誘でしょ。僕が行ってたオタク飲み会も勧誘用の会なんでしょうが、何も言わずに近づくって、これマルチ商法だったらブラインド勧誘と言って違法なんですが。」
「ぼ、僕らはマルチ商法ではないんですが。」
「そんなことは知ってますよ。でも月十五万円も払わないといけない上に現金還元がないんでしょ?組織内で使えるマイルで還元されるなんて、まるで大東島紙幣ですね。それに、今の仕組みに変わったのって去年じゃないですか。ってことは、市村悠一さんが入った三年前はマルチ商法をやってたはずだ。東尚之さんとか佐々木洋一さんも一緒なんですか?どうですか?」
※大東島紙幣:かつて沖縄県の大東諸島で使われていた紙幣。元は一企業が発行した手形だったが、島がその会社に実質支配されていたため、島内ではこの紙幣が流通しており、日本円は流通していなかった。
相手を揺さぶるため、わざと三人の名前をフルネームで呼ぶ。「東尚之」と済が言った時、市村の目が右斜め上を向いた。何かを思い出そうとしているようだ。
「イッチーさん。あなた今、『こいつにターリー、サスケの本名教えたっけ……?』って思ってますよね。安心してください。あなたが僕に彼らの名前をバラしたわけではありません。彼らについては僕のほうで調べさせてもらいました。ターリーは鹿児島の工業高校出身、サスケは京都の立志館大学出身ですよね。そして多分三人とも、越島さんに言われて、今は派遣かフリーのエンジニアやってるんじゃないですか?」
市村の目が済を見たまま固まった。図星のようだ。
「なるほど図星ですか。あなた達については他にも情報を持っていますよ。東京都江東区亀戸X丁目XX-XX クロス亀戸。」
「何でそんなことまで……。」
「動揺してるところを見ると当たってるみたいですねえ。オタク飲み会の主催者と常連の数名、全員ここに住んでますよね?しかもこの建物の権利者は越島さんだ。つまりあなたは、月十五万だけではなく、家賃も師匠に貢いでいるわけだ。違いますか?」
もはや市村に反論する元気は残っていない。
「そうです……。」
「イッチーさん、いつだったか、僕はオタクというよりサブカルだって言いましたよね?サブカルの分野には色々ありますが、その中にマルチ商法とか情報商材とかの怪しい商法について調べて楽しむっていうのもあるんですよ。アングラ臭が強かった頃のネットでは、マルチ商法とか架空請求をあえて相手にしてぶっ叩くネタがウケてたもんです。僕のような人間がいるってことも考えて勧誘しなきゃ。サブカルに勧誘仕掛けたって、遊ばれて終わりですよ。意識の高い話をぶつけたところで、相手はそいつをぶっ叩いてネットのネタにしようとしか思ってないんですからね。」
「それでも、僕は夢のために頑張る人を応援しようと思ってるんです、サークルはサークルで良い学びの場所だと思ってるんですよ。」
「それは結構なことですが、それじゃイッチーさんは、これまでどれだけ頑張ってきたんですか?子供の頃から将来の夢に向かって頑張ってたら、サークルになんて入らなくても良いわけじゃないですか。それに、学びの場なんて大学にもあったし、貴重な話を聞きたかったら大学の人脈でも辿ればいいじゃないですか。」
「そりゃ、僕は大学に入るまで特に夢を持ってるわけでもなかったし、何となく周りに合わせて進学しただけです。でも、良い大学に入って良い企業に入るなんて、当たり前のレールに乗っただけじゃ常識を破る成功は得られないんじゃないですか?」
「市村さん、それを『当たり前のレール』と思えるなんてあなたは随分恵まれてますよ。僕の地元なんて不良だらけで、少年院に入る奴も何人もいたし高卒が当たり前でしたよ。僕の環境からすれば、大学進学は『常識から外れたレール』そのものなんですよ。そこから逃れるために頑張った結果が今なのに、大した努力もしてこなかった市村さんに普通の生き方だなんて言われたらブチ切れるに決まってるでしょうが。あなたはね市村さん、僕の地雷を踏み抜いちゃったんですよ。従ってこのように僕に責められてるわけです。それにさっきの話、大学に限りませんよ。僕の知り合いには政党を持ってる某新宗教の三世とか、共産党員とかいますけど、彼らは組織の繋がりで実業家とか政治家に触れることだってできるわけです。学びの場が欲しかったら市村さん、宗教とか政党に入ったらいいんじゃないですか?」
「そんな、おかしなところに入るわけにはいかないですよ……。」
「ええっ!?今あなた、『常識的な生き方してたら、それを破る成功は得られない』とか言ってたじゃないですか。あなた矛盾してますよ。常識を破って宗教や政党に入るべきでしょうが!そこから政治家や実業家を目指すべきでしょうがって言ってるんですよ僕は!あなた、ネットワークビジネスもどきやってる割に対人経験少なすぎじゃないですか?今までどれだけ新宗教信者や政治系の人間と向き合ってきたんですか?相手をよく知らずに避けてるから、いつまでたっても九系列達成できないんでしょうが。違いますか?」
最初は穏当に終わらせるつもりだったが、酒が入っていたためか完全にボコボコにしてしまった。市村は黙りこくっている。このままでは帰れなくなってしまうため、クロージングに入ることにした。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話
釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。
文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。
そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。
工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。
むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。
“特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。
工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。
兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。
工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。
スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。
二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。
零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。
かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。
ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。
この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。
こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
名無しスズメと猫目尼僧
めけめけ
キャラ文芸
動物と会話ができる青年、羽佐間剛(はざまごう)は、静岡から東京にやってきた。剛には不思議な能力があり、動物に名を着けると人と同じように会話ができるようになる。東京へ向かう列車の中、小田原から乗ってきた美しき尼僧に出逢う。自らを猫目尼僧と名乗るその僧侶は、”祓いごと”を生業としている破戒僧であることを、まだ剛は知らないのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる