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それからエマお姉様は、お茶会参加を強制的に約束させ、エリカおすすめの商品を大量購入して帰って行った。
その後、エリカは大慌てでマーガレットお姉様にことの次第と初めてのお茶会参加でどうしたら良いのかの相談の手紙を出すと、翌日マーガレットお姉様達がやって来た。
「もう、エマ様ったら、エリカちゃんはデビューすらしていないって事忘れていらっしゃるのかしら」
「いいえ、私達が先にエリカちゃんと出会っているから、お茶会は自分が一番にって事じゃないかしら」
「ああ、エマ様なら、それですわね」
マーガレットお姉様達の話によると、エマお姉様のお茶会というのは、招待されることが、それだけでステータスになるらしく、お嬢様達にとっても憧れの社交場らしい。
しかも、社交界デビューすらしていない平民出の、しかも子爵クラスのエリカは前代未聞の話らしく、マーガレットお姉様達には決して自分たちの側から離れないようにと言われ、怖くなって断ってもいいかと聞いたら睨まれてしまった。デスヨネ。ごめんなさい。
マーガレットお姉様推薦の有名デザイナーさんを紹介して貰ったり、マーガレットお姉様のお家でお茶会のマナーの勉強をしたりと一気に忙しくなった。
それからエマお姉様は、お茶会参加を強制的に約束させ、エリカおすすめの商品を大量購入して帰って行った。
その後、エリカは大慌てでマーガレットお姉様にことの次第と初めてのお茶会参加でどうしたら良いのかの相談の手紙を出すと、翌日マーガレットお姉様達がやって来た。
「もう、エマ様ったら、エリカちゃんはデビューすらしていないって事忘れていらっしゃるのかしら」
「いいえ、私達が先にエリカちゃんと出会っているから、お茶会は自分が一番にって事じゃないかしら」
「ああ、エマ様なら、それですわね」
マーガレットお姉様達の話によると、エマお姉様のお茶会というのは、招待されることが、それだけでステータスになるらしく、お嬢様達にとっても憧れの社交場らしい。
しかも、社交界デビューすらしていない平民出の、しかも子爵クラスのエリカは前代未聞の話らしく、マーガレットお姉様達には決して自分たちの側から離れないようにと言われ、怖くなって断ってもいいかと聞いたら睨まれてしまった。デスヨネ。ごめんなさい。
マーガレットお姉様推薦の有名デザイナーさんを紹介して貰ったり、マーガレットお姉様のお家でお茶会のマナーの勉強をしたりと一気に忙しくなった。
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