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第一章 ガルディア都市
side セレス=シュタイン ~勘違いと違和感~
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時刻は夕暮れ、午前の任務を終え、午後からは非番となっていたので私とパトラは日用品が不足していたものを補充するため買い物に出ていた。
「パトラは次は何を買うの?」
「うーん…… シャンプーが少なくなってたから新しいのにしようかな」
パトラは色とりどりのシャンプーが並ぶ棚から、匂いのお試し用というものを手に取り匂いを嗅いでいた。
「あ! これなんかいいかも」
「どれどれ? あ! ちょっと待って」
頭の中に響くようにシーレスの受信音が鳴る。 パトラに断りをいれ、少し離れた位置でシーレスを起動する。
『…… セ…… レスか?』
『兄様!? どうされました?』
突然どうしたのだろう? 任務外で兄様が掛けてくるなんて珍しい、高鳴る鼓動を抑えなるべく冷静さを装う。
『私は…… もう…… ダメだ……』
『なっ!? い、いまどこにいるのですか!?』
声の感じからしてかなりまずい状態にあるのが伺える、声は途切れ途切れであり、いますぐにでも駆けつけたいが、場所がわからないことには意味がない。
『罠に…… 嵌められ…… た…… 場所は…… 騎士団本部…… 隣……』
『に、兄様待っていてください!! 私が今行きますから、どうか死なないで!!!』
騎士団本部の隣? そんな本部に近い場所で襲われたなんて…… しかし隣…… 隣ですとたしか…… カナリアさんの部署がある場所でしたが…… まさか……
『なるべく早く…… ぅうっ!?』
『に、兄様ぁああ!!!』
ブツッという音と共に通話が切れてしまった。これは一刻を争う! い、急がないと兄様が……
「あ、通話終わった? 誰からだった? というか…… 青い顔してるけど大丈夫?」
パトラが心配そうに覗き込んでくる、だけど今はそれどころじゃないんだごめんね。
「ゴメン、ちょっと急用ができたから行ってくるね」
「え? あっ!? セレス!?」
店を慌てて飛び出した私は周囲を確認するとこの道は多くの人で溢れていた。
急がないといけないがこの人混みではどれだけ時間がかかってしまうかわからない。
セレスはすぐさま路地裏に入り、魔法を紡ぐ。
「フライ!」
魔力で体を宙に浮かせ、地面を思い切り蹴るとその反動で屋根の上の位置まで高く跳躍した。
初めてこの魔法を使うが思ったよりも上手くできた。
ここからなら下の道を通っていくより断然早い!
しかし何故だろう、飛行魔法フライを使うのは初めてのはずなのに何故こんなにも体の使い方というか空中での動かし方が手に取るようにわかるのだろうか?
高度をさらに上げ上から街を見下ろす。
「騎士団本部はあっちですか」
普段は都市内での飛行は禁止されているがこの非常時にそんなこと言ってられない!!
体を傾けて空気の壁を蹴るイメージで踏み込むとより遠くへ飛ぶことができた。
これなら兄様のもとにすぐに行ける!!
風を切り、建物を避け、目的地まで滑空する。
あと少しで騎士団本部につくという頃になって空中で私の前に立ちふさがる一人の女性が現れた。
カナリア=ファンネル、第六部隊隊長、魔法の腕がずば抜けていてその力は歴代の猛者に連なるといわれてる女性。
黒いドレスを身にまとい、ピンクの髪をツインテールに結わえていてやや不機嫌そうな顔で私に話しかけてきた。
「セレス、あなた何をやっているの? 都市内での飛行魔法は禁止なはずよ」
「どいてください! 私は行かなくてはいけないところがあるんです」
「そうもいかないわ、どんな理由であれ規則は規則よ、そして今は戦争の真っただ中、怪しい動きや動向はあまりしてほしくないの」
「そこを通していただけないのですか?」
「っつ!? 何をそんなに焦っているのかしら? 理由を聞かせてもらえる?」
「兄様に…… 何をしました?」
「えっ!?」
「答えてください!」
カナリアさんがすごく動揺しているのがわかる。 今も顔に手を当てて視線が右往左往しているが…… あれ? この様子だと違うのかな?
「も、模擬戦を頼まれたから一時間だけ相手をしたかしら、そ、それ以外は、なにも、してないわよ!!」
「本当ですか?」
「ほ、本当よ! 嘘をついて私に何のメリットがあるというの」
この様子だと本当のことを言っているみたいだけど…… なにかしらハプニングはあったっぽいですね…… カナリアさんわかりやすすぎじゃないかな……
「そうですか、ですが先ほど兄様から連絡があり、騎士団本部の隣で罠にあったと言われたのですが」
「隣? え? 私のところには来てないわよ」
「でも隣と言ったら……」
「ああ! そういえばカルマンがよく行く飲み屋も本部の隣だったわね! 闘技場にカルマンはいることが多いから大方飲みにでも連れていかれたんでしょ」
「罠では…… ないのですね……」
「それはないわ! この付近は私の管理下にあるからそういう転移魔法を使う敵が現れたらわかるようにしているわ! その点は安心していいわよ」
肩の力が抜けていくのがわかる。良かった…… 襲撃ではないのですね……
「ふぅ…… まあとりあえず行ってみましょ」
「はい」
「あ、このことは後で報告書提出してもらうから」
「うっ…… はい……」
「素直な子は好きよ」
カナリアさんは意地悪めいた笑顔で降りていく。
私もそれに伴い地上へとゆっくり降下していった。
地上へ降りた私たちはカルマンさんがよく行く飲み屋さんを目指して進んでいた。
「しかし驚いたわ、飛行魔法なんて覚えていてもなかなか上手く扱えないのよ普通は」
「よく私もわかっていないのですが体が覚えているというか、扱い方がわかるというか」
「ふーん、さすが天才ね」
呆れた顔をしながらも少し悔しそうな顔をするカナリアさんはツカツカと前を歩いていく。
こうして後ろからまじまじと見ると本当にお人形さんみたい、なぜだか微笑ましくなってしまうな。
「なにか失礼なことを考えなかったかしら?」
「い、いえ、全く!」
急に後ろを振り返り怪訝そうな顔をするカナリアさん、勘が物凄く鋭い、こんなに可愛い姿をしているのに私より年上なんだもんなぁ……
はぐれないようにカナリアさんについていくと一軒の飲み屋さんに着いた。
指をビッと指してここだと告げるカナリアさんは何故か得意げだ。
雰囲気のいい昔ながらの飲み屋さんみたいで、カナリアさんは率先して中に入っていく。
「失礼! アリアは来ているかしら?」
「お、来たか、アリア隊長ならそこで潰れているぞ」
「に、兄様!?」
テーブルの奥に突っ伏して項垂れている兄様がそこにいた。
顔色は青ざめていて具合が悪いのがすぐに分かった。
「うっ!? 酒くさ…… どれだけ飲んだのよ……」
「……ぅう」
「待ってくださいね兄様! 今浄化魔法を! エスナ!!」
白い光が兄様を包む、さっきまでの顔色ではなくなり血の通った顔をしている、良かったこれでもう大丈夫そう。
「セレス、あなたどれほどまで魔法が使えるの!? 初期魔法にしては威力が違いすぎてもはや別の魔法ですらあるわ」
「それに関してはただ魔力を多く込めてるだけです」
「あなたの魔力量はちょっとおかしいわ……」
少しすると兄様がようやく楽になったのか頭を下げて謝ってきた。
「助かったよセレス、それに心配をかけてしまったなカナリア」
「まったく、危うくあなたの妹のおかげで大変なことになるとこだったのよ、もし私が間違ったことなんて言ったら止められる自信がなかったわ」
「そうか…… すまない」
「顔を上げてください兄様、最近思いつめた顔ばかりしてますよ私たちもいるんですからちゃんと頼ってください」
「はは、カルマンさんにも似たようなこと言われたよ、考えすぎだってね」
「それでこんなに飲んでいたのね……」
突然二人の動きが止まり真剣な顔になる。どうやら隊長達にだけの連絡がシーレスで行われているようだ。
「ありがとうセレス、私たちは騎士団長と会議にこれから参加するから先に帰っていておくれ、呼んでしまったのにすまないな」
「いえいえ、兄様が無事ならそれでいいです、では兄様、カナリアさん、また」
「ええ、ごきげんよう」
「じゃあな」
二人が騎士団本部に向かうのを見送り私も帰ることにした。
「私は…… なんでこんなにも魔力があるんだろう…… それに…… あの飛行魔法……」
帰り道、胸の奥に残る違和感を感じながらセレスは家路を急ぐのであった。
「パトラは次は何を買うの?」
「うーん…… シャンプーが少なくなってたから新しいのにしようかな」
パトラは色とりどりのシャンプーが並ぶ棚から、匂いのお試し用というものを手に取り匂いを嗅いでいた。
「あ! これなんかいいかも」
「どれどれ? あ! ちょっと待って」
頭の中に響くようにシーレスの受信音が鳴る。 パトラに断りをいれ、少し離れた位置でシーレスを起動する。
『…… セ…… レスか?』
『兄様!? どうされました?』
突然どうしたのだろう? 任務外で兄様が掛けてくるなんて珍しい、高鳴る鼓動を抑えなるべく冷静さを装う。
『私は…… もう…… ダメだ……』
『なっ!? い、いまどこにいるのですか!?』
声の感じからしてかなりまずい状態にあるのが伺える、声は途切れ途切れであり、いますぐにでも駆けつけたいが、場所がわからないことには意味がない。
『罠に…… 嵌められ…… た…… 場所は…… 騎士団本部…… 隣……』
『に、兄様待っていてください!! 私が今行きますから、どうか死なないで!!!』
騎士団本部の隣? そんな本部に近い場所で襲われたなんて…… しかし隣…… 隣ですとたしか…… カナリアさんの部署がある場所でしたが…… まさか……
『なるべく早く…… ぅうっ!?』
『に、兄様ぁああ!!!』
ブツッという音と共に通話が切れてしまった。これは一刻を争う! い、急がないと兄様が……
「あ、通話終わった? 誰からだった? というか…… 青い顔してるけど大丈夫?」
パトラが心配そうに覗き込んでくる、だけど今はそれどころじゃないんだごめんね。
「ゴメン、ちょっと急用ができたから行ってくるね」
「え? あっ!? セレス!?」
店を慌てて飛び出した私は周囲を確認するとこの道は多くの人で溢れていた。
急がないといけないがこの人混みではどれだけ時間がかかってしまうかわからない。
セレスはすぐさま路地裏に入り、魔法を紡ぐ。
「フライ!」
魔力で体を宙に浮かせ、地面を思い切り蹴るとその反動で屋根の上の位置まで高く跳躍した。
初めてこの魔法を使うが思ったよりも上手くできた。
ここからなら下の道を通っていくより断然早い!
しかし何故だろう、飛行魔法フライを使うのは初めてのはずなのに何故こんなにも体の使い方というか空中での動かし方が手に取るようにわかるのだろうか?
高度をさらに上げ上から街を見下ろす。
「騎士団本部はあっちですか」
普段は都市内での飛行は禁止されているがこの非常時にそんなこと言ってられない!!
体を傾けて空気の壁を蹴るイメージで踏み込むとより遠くへ飛ぶことができた。
これなら兄様のもとにすぐに行ける!!
風を切り、建物を避け、目的地まで滑空する。
あと少しで騎士団本部につくという頃になって空中で私の前に立ちふさがる一人の女性が現れた。
カナリア=ファンネル、第六部隊隊長、魔法の腕がずば抜けていてその力は歴代の猛者に連なるといわれてる女性。
黒いドレスを身にまとい、ピンクの髪をツインテールに結わえていてやや不機嫌そうな顔で私に話しかけてきた。
「セレス、あなた何をやっているの? 都市内での飛行魔法は禁止なはずよ」
「どいてください! 私は行かなくてはいけないところがあるんです」
「そうもいかないわ、どんな理由であれ規則は規則よ、そして今は戦争の真っただ中、怪しい動きや動向はあまりしてほしくないの」
「そこを通していただけないのですか?」
「っつ!? 何をそんなに焦っているのかしら? 理由を聞かせてもらえる?」
「兄様に…… 何をしました?」
「えっ!?」
「答えてください!」
カナリアさんがすごく動揺しているのがわかる。 今も顔に手を当てて視線が右往左往しているが…… あれ? この様子だと違うのかな?
「も、模擬戦を頼まれたから一時間だけ相手をしたかしら、そ、それ以外は、なにも、してないわよ!!」
「本当ですか?」
「ほ、本当よ! 嘘をついて私に何のメリットがあるというの」
この様子だと本当のことを言っているみたいだけど…… なにかしらハプニングはあったっぽいですね…… カナリアさんわかりやすすぎじゃないかな……
「そうですか、ですが先ほど兄様から連絡があり、騎士団本部の隣で罠にあったと言われたのですが」
「隣? え? 私のところには来てないわよ」
「でも隣と言ったら……」
「ああ! そういえばカルマンがよく行く飲み屋も本部の隣だったわね! 闘技場にカルマンはいることが多いから大方飲みにでも連れていかれたんでしょ」
「罠では…… ないのですね……」
「それはないわ! この付近は私の管理下にあるからそういう転移魔法を使う敵が現れたらわかるようにしているわ! その点は安心していいわよ」
肩の力が抜けていくのがわかる。良かった…… 襲撃ではないのですね……
「ふぅ…… まあとりあえず行ってみましょ」
「はい」
「あ、このことは後で報告書提出してもらうから」
「うっ…… はい……」
「素直な子は好きよ」
カナリアさんは意地悪めいた笑顔で降りていく。
私もそれに伴い地上へとゆっくり降下していった。
地上へ降りた私たちはカルマンさんがよく行く飲み屋さんを目指して進んでいた。
「しかし驚いたわ、飛行魔法なんて覚えていてもなかなか上手く扱えないのよ普通は」
「よく私もわかっていないのですが体が覚えているというか、扱い方がわかるというか」
「ふーん、さすが天才ね」
呆れた顔をしながらも少し悔しそうな顔をするカナリアさんはツカツカと前を歩いていく。
こうして後ろからまじまじと見ると本当にお人形さんみたい、なぜだか微笑ましくなってしまうな。
「なにか失礼なことを考えなかったかしら?」
「い、いえ、全く!」
急に後ろを振り返り怪訝そうな顔をするカナリアさん、勘が物凄く鋭い、こんなに可愛い姿をしているのに私より年上なんだもんなぁ……
はぐれないようにカナリアさんについていくと一軒の飲み屋さんに着いた。
指をビッと指してここだと告げるカナリアさんは何故か得意げだ。
雰囲気のいい昔ながらの飲み屋さんみたいで、カナリアさんは率先して中に入っていく。
「失礼! アリアは来ているかしら?」
「お、来たか、アリア隊長ならそこで潰れているぞ」
「に、兄様!?」
テーブルの奥に突っ伏して項垂れている兄様がそこにいた。
顔色は青ざめていて具合が悪いのがすぐに分かった。
「うっ!? 酒くさ…… どれだけ飲んだのよ……」
「……ぅう」
「待ってくださいね兄様! 今浄化魔法を! エスナ!!」
白い光が兄様を包む、さっきまでの顔色ではなくなり血の通った顔をしている、良かったこれでもう大丈夫そう。
「セレス、あなたどれほどまで魔法が使えるの!? 初期魔法にしては威力が違いすぎてもはや別の魔法ですらあるわ」
「それに関してはただ魔力を多く込めてるだけです」
「あなたの魔力量はちょっとおかしいわ……」
少しすると兄様がようやく楽になったのか頭を下げて謝ってきた。
「助かったよセレス、それに心配をかけてしまったなカナリア」
「まったく、危うくあなたの妹のおかげで大変なことになるとこだったのよ、もし私が間違ったことなんて言ったら止められる自信がなかったわ」
「そうか…… すまない」
「顔を上げてください兄様、最近思いつめた顔ばかりしてますよ私たちもいるんですからちゃんと頼ってください」
「はは、カルマンさんにも似たようなこと言われたよ、考えすぎだってね」
「それでこんなに飲んでいたのね……」
突然二人の動きが止まり真剣な顔になる。どうやら隊長達にだけの連絡がシーレスで行われているようだ。
「ありがとうセレス、私たちは騎士団長と会議にこれから参加するから先に帰っていておくれ、呼んでしまったのにすまないな」
「いえいえ、兄様が無事ならそれでいいです、では兄様、カナリアさん、また」
「ええ、ごきげんよう」
「じゃあな」
二人が騎士団本部に向かうのを見送り私も帰ることにした。
「私は…… なんでこんなにも魔力があるんだろう…… それに…… あの飛行魔法……」
帰り道、胸の奥に残る違和感を感じながらセレスは家路を急ぐのであった。
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