60 / 107
第二章 結婚生活
追跡
しおりを挟む
風が強くなってきている空を、セリカはシータの手を引きながら、浮遊魔法に加速の重ねがけをして飛んで行った。
「セ、セリカ様、これ飛び方がおかしくないですか?」
シータは強い風を顔に受けながら、体験したことのないスピードに恐れを抱いているようだ。
「急いでるから加速の魔法をかけたの。これ、ダルトン先生に見つかったら叱られるから内緒にしといてね。」
「はい…なんだかもう、セリカ様は何でもありなんですね。」
そうね諦めが肝心よ、シータ。
湖の上に小島が見えてきたので、セリカは大声で叫んだ。
「ポーチーー! ダニエルが連れ去られたのー! お願い、助けてーーー!」
セリカの声が聞こえたのか、羽ばたきの音が遠くでしたと思うと、ポチがすぐに島の上に飛び出してきた。
見る見るうちにセリカたちのすぐそばまで飛んで来る。
「ペガサス! ポチって、ペガサスなんですか?!」
驚愕の声をあげるシータを連れて、セリカはポチの背中に飛び乗った。
「シータ、私の後ろにつかまってて! ポチはスピードを上げると早いから。」
「はいっ。」
「ポチ、まずは屋敷に行ってくれる? その後でダニエルを探しに行きたいの。」
ポチは頭を振って頷くと、大きく羽ばたいて、あっという間に屋敷の前庭に降りて行った。
セリカたちがポチの背中から降りると、玄関から大勢の人たちが飛び出してきた。
「セリカ様、怪しい馬車が去った方向がわかりました。」
タンジェントが息せき切って教えてくれる。
これは、重要な手がかりだ。
「ありがとう、いい情報ね。すぐに後を追いましょう。ヒップス!」
「はい!」
「信頼できる人に、応援を要請して。それから誰かを私に扮装させて、シータに警護させてちょうだい。もし誘拐犯が私の身柄を要求したら、シータはその人のことを守ってね。それで、時間を稼いで欲しいの。その間に私とタンジェントが、ダニエルを助けるから。」
「わかりましたっ。」
「それじゃあタンジェント、行くわよっ!」
セリカがタンジェントを連れてポチに飛び乗ると、執事のバトラーが走って来て、タンジェントにリュックサックを渡してくれた。
「必要そうだと思うものを入れときました。」
「ありがとう。屋敷を頼んだわ。」
「はい、お任せください。」
バトラーが素早く離れると、すぐにポチは翼をはためかせて空へ翔けのぼった。
「タンジェント、ポチに方向を指示して。」
「東です。陽が昇る方へ行ってくれ、ポチ。ダニエル様は馬車で連れ去られたようだ。東へ向かう街道に急いで駆けている怪しい馬車が見えたらいいんだが…。」
ポチはふたたび頷くと、進路を東にとった。
タンジェントが言ったことがよくわかっているのだろう、大きな街道の上をずっと飛んで行っている。
半刻ほどした時に、セリカたちに下の街道が見えるように、ポチがぐるりと旋回した。
スピードもちょっとゆるめたようだ。
「あ、魔導車?」
「私も見えました。魔導車を使うとなると、よほど金回りのいい貴族ですね。」
セリカの頭の中に、何かもの言いたげな顔をした行政執行大臣の顔が浮かんできた。
…国の重鎮である大臣が、こんなことをするかしら?
まさかね。
「ポチの速さで半刻も移動したとなると、この辺りはだいぶ東に来てるのね。」
「そうですね。さっき大きな川を飛び越えたので、たぶんビショップ公爵領に入ったんじゃないでしょうか。」
「…ビショップ公爵って、国王陛下の第一夫人の関係者でしょ。こんな誘拐まがいのようなことまでする方なの?」
「いや、まさか…。」
政治の内情を知っているタンジェントにも、予想がつかない状況のようだ。
「あ、馬車が森の中へ入っていくみたい。」
「北の方へ屋敷が見えます。あそこに向かっているんじゃないでしょうか?」
馬車もスピードをゆるめたようなので、タンジェントの言う通りなのかもしれない。
「ポチ、ありがとう。ダニエルを助け出してくるから、森で休んでてね。」
セリカがポチの背中を叩くと、ポチは振り返ってセリカを優しい目で見て頷いた。
そして、ポチから飛び降りたセリカとタンジェントの周りを旋回しながら、下に見える森の中へ飛んで行った。
セリカたちは馬車や屋敷から見えないように注意しながら、空の高い所を飛んでいった。
屋敷の車寄せが見える位置にくると、そこから真っすぐに森の中に降りていく。
セリカたちが大きな樹の陰に落ち着いた頃に、森の道から馬が駆ける音がして砂埃を巻きあげながら馬車が姿をあらわした。
そしてスピードをゆるめながら、ゆっくりと車寄せに馬車が止まった。
馬車のドアが開いて、出て来た4人の男たちが、袋に包まれて縄で縛られた重たそうな荷物を降ろしている。
どう見ても身体の大きな人を袋に入れているように見える。
「間違いありませんね。ダニエル様です。」
タンジェントの声が興奮に弾んでいる。
男たちは全員でその袋を担いで、屋敷の玄関を入って行った。
「ダニエル…。」
胸が締め付けられるようだ。
実際にダニエルらしいものを目でとらえてしまうと、本当にこれが現実なのだと思わされる。
「あの袋が魔力を遮断するものなのか、薬かなにかで眠らされているかどっちかでしょうね。そうでもないとあの侯爵閣下がおとなしく捕まってるはずがない。」
おとなしい?
心臓がドキリと音を立てる。
「まさか…死んでないよね。」
「セリカ様、しっかりしてください。死んでたら、川か湖に放り投げますよ。こんなお屋敷に死体を持ってくるものですか。」
タンジェントの言葉で、早鐘を打っていた動悸がちょっと静まった。
「私が侵入できそうなところを探してきます。セリカ様はここでしばらくお待ちください。」
「わかった。気をつけてね。」
「はい。」
こういう時に待つというのは辛いものだ。
セリカは焦燥感にかられてきた。
タンジェント…遅いわね。
こうしている間に、ダニエルに何かあったらどうしよう。
― セリカ、落ち着いて。
無理をしても助けられないかもしれないでしょ。
こういう時は、プロに任せましょう。
家の陰からタンジェントの姿があらわれて、セリカが首を伸ばして様子をうかがっていた時に、右腕につけていた通信機のバッジが振動した。
セリカがハッとして通信機を凝視すると、タンジェントが一足飛びにこちらへやって来た。
「セ、セリカ様、これ飛び方がおかしくないですか?」
シータは強い風を顔に受けながら、体験したことのないスピードに恐れを抱いているようだ。
「急いでるから加速の魔法をかけたの。これ、ダルトン先生に見つかったら叱られるから内緒にしといてね。」
「はい…なんだかもう、セリカ様は何でもありなんですね。」
そうね諦めが肝心よ、シータ。
湖の上に小島が見えてきたので、セリカは大声で叫んだ。
「ポーチーー! ダニエルが連れ去られたのー! お願い、助けてーーー!」
セリカの声が聞こえたのか、羽ばたきの音が遠くでしたと思うと、ポチがすぐに島の上に飛び出してきた。
見る見るうちにセリカたちのすぐそばまで飛んで来る。
「ペガサス! ポチって、ペガサスなんですか?!」
驚愕の声をあげるシータを連れて、セリカはポチの背中に飛び乗った。
「シータ、私の後ろにつかまってて! ポチはスピードを上げると早いから。」
「はいっ。」
「ポチ、まずは屋敷に行ってくれる? その後でダニエルを探しに行きたいの。」
ポチは頭を振って頷くと、大きく羽ばたいて、あっという間に屋敷の前庭に降りて行った。
セリカたちがポチの背中から降りると、玄関から大勢の人たちが飛び出してきた。
「セリカ様、怪しい馬車が去った方向がわかりました。」
タンジェントが息せき切って教えてくれる。
これは、重要な手がかりだ。
「ありがとう、いい情報ね。すぐに後を追いましょう。ヒップス!」
「はい!」
「信頼できる人に、応援を要請して。それから誰かを私に扮装させて、シータに警護させてちょうだい。もし誘拐犯が私の身柄を要求したら、シータはその人のことを守ってね。それで、時間を稼いで欲しいの。その間に私とタンジェントが、ダニエルを助けるから。」
「わかりましたっ。」
「それじゃあタンジェント、行くわよっ!」
セリカがタンジェントを連れてポチに飛び乗ると、執事のバトラーが走って来て、タンジェントにリュックサックを渡してくれた。
「必要そうだと思うものを入れときました。」
「ありがとう。屋敷を頼んだわ。」
「はい、お任せください。」
バトラーが素早く離れると、すぐにポチは翼をはためかせて空へ翔けのぼった。
「タンジェント、ポチに方向を指示して。」
「東です。陽が昇る方へ行ってくれ、ポチ。ダニエル様は馬車で連れ去られたようだ。東へ向かう街道に急いで駆けている怪しい馬車が見えたらいいんだが…。」
ポチはふたたび頷くと、進路を東にとった。
タンジェントが言ったことがよくわかっているのだろう、大きな街道の上をずっと飛んで行っている。
半刻ほどした時に、セリカたちに下の街道が見えるように、ポチがぐるりと旋回した。
スピードもちょっとゆるめたようだ。
「あ、魔導車?」
「私も見えました。魔導車を使うとなると、よほど金回りのいい貴族ですね。」
セリカの頭の中に、何かもの言いたげな顔をした行政執行大臣の顔が浮かんできた。
…国の重鎮である大臣が、こんなことをするかしら?
まさかね。
「ポチの速さで半刻も移動したとなると、この辺りはだいぶ東に来てるのね。」
「そうですね。さっき大きな川を飛び越えたので、たぶんビショップ公爵領に入ったんじゃないでしょうか。」
「…ビショップ公爵って、国王陛下の第一夫人の関係者でしょ。こんな誘拐まがいのようなことまでする方なの?」
「いや、まさか…。」
政治の内情を知っているタンジェントにも、予想がつかない状況のようだ。
「あ、馬車が森の中へ入っていくみたい。」
「北の方へ屋敷が見えます。あそこに向かっているんじゃないでしょうか?」
馬車もスピードをゆるめたようなので、タンジェントの言う通りなのかもしれない。
「ポチ、ありがとう。ダニエルを助け出してくるから、森で休んでてね。」
セリカがポチの背中を叩くと、ポチは振り返ってセリカを優しい目で見て頷いた。
そして、ポチから飛び降りたセリカとタンジェントの周りを旋回しながら、下に見える森の中へ飛んで行った。
セリカたちは馬車や屋敷から見えないように注意しながら、空の高い所を飛んでいった。
屋敷の車寄せが見える位置にくると、そこから真っすぐに森の中に降りていく。
セリカたちが大きな樹の陰に落ち着いた頃に、森の道から馬が駆ける音がして砂埃を巻きあげながら馬車が姿をあらわした。
そしてスピードをゆるめながら、ゆっくりと車寄せに馬車が止まった。
馬車のドアが開いて、出て来た4人の男たちが、袋に包まれて縄で縛られた重たそうな荷物を降ろしている。
どう見ても身体の大きな人を袋に入れているように見える。
「間違いありませんね。ダニエル様です。」
タンジェントの声が興奮に弾んでいる。
男たちは全員でその袋を担いで、屋敷の玄関を入って行った。
「ダニエル…。」
胸が締め付けられるようだ。
実際にダニエルらしいものを目でとらえてしまうと、本当にこれが現実なのだと思わされる。
「あの袋が魔力を遮断するものなのか、薬かなにかで眠らされているかどっちかでしょうね。そうでもないとあの侯爵閣下がおとなしく捕まってるはずがない。」
おとなしい?
心臓がドキリと音を立てる。
「まさか…死んでないよね。」
「セリカ様、しっかりしてください。死んでたら、川か湖に放り投げますよ。こんなお屋敷に死体を持ってくるものですか。」
タンジェントの言葉で、早鐘を打っていた動悸がちょっと静まった。
「私が侵入できそうなところを探してきます。セリカ様はここでしばらくお待ちください。」
「わかった。気をつけてね。」
「はい。」
こういう時に待つというのは辛いものだ。
セリカは焦燥感にかられてきた。
タンジェント…遅いわね。
こうしている間に、ダニエルに何かあったらどうしよう。
― セリカ、落ち着いて。
無理をしても助けられないかもしれないでしょ。
こういう時は、プロに任せましょう。
家の陰からタンジェントの姿があらわれて、セリカが首を伸ばして様子をうかがっていた時に、右腕につけていた通信機のバッジが振動した。
セリカがハッとして通信機を凝視すると、タンジェントが一足飛びにこちらへやって来た。
23
お気に入りに追加
2,358
あなたにおすすめの小説
僕は弟を救うため、無自覚最強の幼馴染み達と旅に出た。奇跡の実を求めて。そして……
久遠 れんり
ファンタジー
五歳を過ぎたあたりから、体調を壊し始めた弟。
お医者さんに診断を受けると、自家性魔力中毒症と診断される。
「大体、二十までは生きられないでしょう」
「ふざけるな。何か治療をする方法はないのか?」
その日は、なにも言わず。
ただ首を振って帰った医者だが、数日後にやって来る。
『精霊種の住まう森にフォビドゥンフルーツなるものが存在する。これすなわち万病を癒やす霊薬なり』
こんな事を書いた書物があったようだ。
だが、親を含めて、大人達はそれを信じない。
「あての無い旅など無謀だ」
そう言って。
「でも僕は、フィラデルを救ってみせる」
そして僕は、それを求めて旅に出る。
村を出るときに付いてきた幼馴染み達。
アシュアスと、友人達。
今五人の冒険が始まった。
全くシリアスではありません。
五人は全員、村の外に出るとチートです。ご注意ください。
この物語は、演出として、飲酒や喫煙、禁止薬物の使用、暴力行為等書かれていますが、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。またこの物語はフィクションです。実在の人物や団体、事件などとは関係ありません。
転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活
高梨
ファンタジー
ストレス社会、労働社会、希薄な社会、それに揉まれ石化した心で唯一の親友を守って私は死んだ……のだけれども、死後に閻魔に下されたのは願ってもない異世界転生の判決だった。
黒髪ロングのアメジストの眼をもつ美少女転生して、
接客業後遺症の無表情と接客業の武器営業スマイルと、勝手に進んで行く周りにゲンナリしながら彼女は異世界でくらします。考えてるのに最終的にめんどくさくなって突拍子もないことをしでかして周りに振り回されると同じくらい周りを振り回します。
中性パッツン氷帝と黒の『ナンでも?』できる少女の恋愛ファンタジー。平穏は遙か彼方の代物……この物語をどうぞ見届けてくださいませ。
無表情中性おかっぱ王子?、純粋培養王女、オカマ、下働き大好き系国王、考え過ぎて首を落としたまま過ごす医者、女装メイド男の娘。
猫耳獣人なんでもござれ……。
ほの暗い恋愛ありファンタジーの始まります。
R15タグのように15に収まる範囲の描写がありますご注意ください。
そして『ほの暗いです』
めんどくさがり屋の異世界転生〜自由に生きる〜
ゆずゆ
ファンタジー
※ 話の前半を間違えて消してしまいました
誠に申し訳ございません。
—————————————————
前世100歳にして幸せに生涯を遂げた女性がいた。
名前は山梨 花。
他人に話したことはなかったが、もし亡くなったら剣と魔法の世界に転生したいなと夢見ていた。もちろん前世の記憶持ちのままで。
動くがめんどくさい時は、魔法で移動したいなとか、
転移魔法とか使えたらもっと寝れるのに、
休みの前の日に時間止めたいなと考えていた。
それは物心ついた時から生涯を終えるまで。
このお話はめんどくさがり屋で夢見がちな女性が夢の異世界転生をして生きていくお話。
—————————————————
最後まで読んでくださりありがとうございました!!
異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上 悠(さいじょう ゆう)は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏(あんず)も静かに息を引き取ろうとする中で、助けたいなら異世界に来てくれないかと、少し残念な神様に提案される。
その転移先で秋田犬の大福を助けたことで、能力を失いそのままスローライフをおくることとなってしまう。
異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
あいつに無理矢理連れてこられた異世界生活
mio
ファンタジー
なんやかんや、無理矢理あいつに異世界へと連れていかれました。
こうなったら仕方ない。とにかく、平和に楽しく暮らしていこう。
なぜ、少女は異世界へと連れてこられたのか。
自分の中に眠る力とは何なのか。
その答えを知った時少女は、ある決断をする。
長い間更新をさぼってしまってすいませんでした!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる