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「それは良かった。僕、オトナになったら真っ先にコーリーをお嫁さん・・・・にしたいって思ってたんだ」

「え?」

「だって『この人間の願いを叶えてオトナになりたい』って、その魂の色に惹かれて選んだ相手だよ? つがいになりたいと望むのは当然でしょう?」

 そう紅い舌で唇を舐めて、金と水色の瞳をギラリと光らせた獣は妖艶に微笑む。

「愛してるよコーリー」

 アヴィが長身を屈ませ、神様に愛された芸術品みたいに美しい顔が近づく。その様子をスローモーションのようだと感じながら、コルネリアは避けなかった。
 
 その唇を、受け入れたいと思ってしまったからだ。

「んっ……」

 空気が足りなくなるくらい長い口づけ。
 角度を変える度に深くなるそれから解放された時には、足から力が抜けてアヴィに縋りつかないと立っていられないほどになっていた。

 細く見えるが、しっかりと筋肉のついた肢体は危なげなくコルネリアを支える。
 そのままふわりと横抱きにされ、優しくベッドに連れて行かれた。二人ぶんの体重でマットが沈む。

「……君とは何度も一緒にお風呂に入ったけど、交尾は初めてだね。今度からは僕がコーリーを洗ってあげるね」

「ぁっ」

 するりとスカートから伸びる足を撫でる不埒な手が太ももの内側をくすぐる。コルネリアの反応を見てオッドアイを細めるアヴィはとても楽しそうだ。頭上の耳がぴこぴと動き、尻尾もご機嫌に揺れている。

(触ってみたい……)

 酸欠でよく働かない自制心。衝動のままにアヴィの耳を両手でむにむにと触ると、何故か彼は顔を赤くして低く唸った。

「えっ?」

 幼体の時に数え切れないくらいしたその行為の何がアヴィの琴線に触れたのか。
 噛み付くようなキスをしながらあっと言う間にワンピース型の制服と下着を脱がされ、一糸纏わぬ姿にされていた。

「……っ、オトナの耳に触れられるのは、番だけなんだからね……!」

 そんな幻獣のルール知らないし聞いてない。
 そう言い訳する隙もなく。

 何も身に着けていない全身へ唇を落とされ、噛みながら舐められた。

 処女のはずのコルネリアの身体は、その全てを快楽として拾った。18禁ゲームのヒロインは感じやすいようにできているのかもしれないと、アヴィの舌と歯に翻弄されて霞む頭で考える。
 もう、アヴィにされる行為の何もかもが気持ちいい。

 たらたらと蜜を垂らし震える乙女の花。
 そのスリットも熱い舌で往復されて花芯を吸われる。長い指で花弁の内側を擦られると自然と腰が揺れた。

 全身に散ったアヴィの所有の証マーキングは特に乳房と太ももの内側に集中していて。胸の先端と花芯を同時に捏ねられるのが堪らない。
 もっと強く噛んでくれても構わない。

 早く、もっと深いところまで暴いて揺さぶって欲しい。

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