7 / 8
【7】
しおりを挟む
「それは良かった。僕、オトナになったら真っ先にコーリーをお嫁さんにしたいって思ってたんだ」
「え?」
「だって『この人間の願いを叶えてオトナになりたい』って、その魂の色に惹かれて選んだ相手だよ? 番になりたいと望むのは当然でしょう?」
そう紅い舌で唇を舐めて、金と水色の瞳をギラリと光らせた獣は妖艶に微笑む。
「愛してるよコーリー」
アヴィが長身を屈ませ、神様に愛された芸術品みたいに美しい顔が近づく。その様子をスローモーションのようだと感じながら、コルネリアは避けなかった。
その唇を、受け入れたいと思ってしまったからだ。
「んっ……」
空気が足りなくなるくらい長い口づけ。
角度を変える度に深くなるそれから解放された時には、足から力が抜けてアヴィに縋りつかないと立っていられないほどになっていた。
細く見えるが、しっかりと筋肉のついた肢体は危なげなくコルネリアを支える。
そのままふわりと横抱きにされ、優しくベッドに連れて行かれた。二人ぶんの体重でマットが沈む。
「……君とは何度も一緒にお風呂に入ったけど、交尾は初めてだね。今度からは僕がコーリーを洗ってあげるね」
「ぁっ」
するりとスカートから伸びる足を撫でる不埒な手が太ももの内側をくすぐる。コルネリアの反応を見てオッドアイを細めるアヴィはとても楽しそうだ。頭上の耳がぴこぴと動き、尻尾もご機嫌に揺れている。
(触ってみたい……)
酸欠でよく働かない自制心。衝動のままにアヴィの耳を両手でむにむにと触ると、何故か彼は顔を赤くして低く唸った。
「えっ?」
幼体の時に数え切れないくらいしたその行為の何がアヴィの琴線に触れたのか。
噛み付くようなキスをしながらあっと言う間にワンピース型の制服と下着を脱がされ、一糸纏わぬ姿にされていた。
「……っ、オトナの耳に触れられるのは、番だけなんだからね……!」
そんな幻獣のルール知らないし聞いてない。
そう言い訳する隙もなく。
何も身に着けていない全身へ唇を落とされ、噛みながら舐められた。
処女のはずのコルネリアの身体は、その全てを快楽として拾った。18禁ゲームのヒロインは感じやすいようにできているのかもしれないと、アヴィの舌と歯に翻弄されて霞む頭で考える。
もう、アヴィにされる行為の何もかもが気持ちいい。
たらたらと蜜を垂らし震える乙女の花。
そのスリットも熱い舌で往復されて花芯を吸われる。長い指で花弁の内側を擦られると自然と腰が揺れた。
全身に散ったアヴィの所有の証は特に乳房と太ももの内側に集中していて。胸の先端と花芯を同時に捏ねられるのが堪らない。
もっと強く噛んでくれても構わない。
早く、もっと深いところまで暴いて揺さぶって欲しい。
「え?」
「だって『この人間の願いを叶えてオトナになりたい』って、その魂の色に惹かれて選んだ相手だよ? 番になりたいと望むのは当然でしょう?」
そう紅い舌で唇を舐めて、金と水色の瞳をギラリと光らせた獣は妖艶に微笑む。
「愛してるよコーリー」
アヴィが長身を屈ませ、神様に愛された芸術品みたいに美しい顔が近づく。その様子をスローモーションのようだと感じながら、コルネリアは避けなかった。
その唇を、受け入れたいと思ってしまったからだ。
「んっ……」
空気が足りなくなるくらい長い口づけ。
角度を変える度に深くなるそれから解放された時には、足から力が抜けてアヴィに縋りつかないと立っていられないほどになっていた。
細く見えるが、しっかりと筋肉のついた肢体は危なげなくコルネリアを支える。
そのままふわりと横抱きにされ、優しくベッドに連れて行かれた。二人ぶんの体重でマットが沈む。
「……君とは何度も一緒にお風呂に入ったけど、交尾は初めてだね。今度からは僕がコーリーを洗ってあげるね」
「ぁっ」
するりとスカートから伸びる足を撫でる不埒な手が太ももの内側をくすぐる。コルネリアの反応を見てオッドアイを細めるアヴィはとても楽しそうだ。頭上の耳がぴこぴと動き、尻尾もご機嫌に揺れている。
(触ってみたい……)
酸欠でよく働かない自制心。衝動のままにアヴィの耳を両手でむにむにと触ると、何故か彼は顔を赤くして低く唸った。
「えっ?」
幼体の時に数え切れないくらいしたその行為の何がアヴィの琴線に触れたのか。
噛み付くようなキスをしながらあっと言う間にワンピース型の制服と下着を脱がされ、一糸纏わぬ姿にされていた。
「……っ、オトナの耳に触れられるのは、番だけなんだからね……!」
そんな幻獣のルール知らないし聞いてない。
そう言い訳する隙もなく。
何も身に着けていない全身へ唇を落とされ、噛みながら舐められた。
処女のはずのコルネリアの身体は、その全てを快楽として拾った。18禁ゲームのヒロインは感じやすいようにできているのかもしれないと、アヴィの舌と歯に翻弄されて霞む頭で考える。
もう、アヴィにされる行為の何もかもが気持ちいい。
たらたらと蜜を垂らし震える乙女の花。
そのスリットも熱い舌で往復されて花芯を吸われる。長い指で花弁の内側を擦られると自然と腰が揺れた。
全身に散ったアヴィの所有の証は特に乳房と太ももの内側に集中していて。胸の先端と花芯を同時に捏ねられるのが堪らない。
もっと強く噛んでくれても構わない。
早く、もっと深いところまで暴いて揺さぶって欲しい。
3
お気に入りに追加
289
あなたにおすすめの小説
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
サッカー部のイケメンと、ゲーマーオタクと、ギャルのウチ。
寿 退社
恋愛
サッカー部のイケメンとゲーマーオタクに同日に告白された金髪巨乳白ギャルが、結局ゲーマーオタクに堕とされて、チンポハメハメされちゃうお話。
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。
鬼上官と、深夜のオフィス
99
恋愛
「このままでは女としての潤いがないまま、生涯を終えてしまうのではないか。」
間もなく30歳となる私は、そんな焦燥感に駆られて婚活アプリを使ってデートの約束を取り付けた。
けれどある日の残業中、アプリを操作しているところを会社の同僚の「鬼上官」こと佐久間君に見られてしまい……?
「婚活アプリで相手を探すくらいだったら、俺を相手にすりゃいい話じゃないですか。」
鬼上官な同僚に翻弄される、深夜のオフィスでの出来事。
※性的な事柄をモチーフとしていますが
その描写は薄いです。
婚約破棄寸前の悪役令嬢に転生したはずなのに!?
もふきゅな
恋愛
現代日本の普通一般人だった主人公は、突然異世界の豪華なベッドで目を覚ます。鏡に映るのは見たこともない美しい少女、アリシア・フォン・ルーベンス。悪役令嬢として知られるアリシアは、王子レオンハルトとの婚約破棄寸前にあるという。彼女は、王子の恋人に嫌がらせをしたとされていた。
王子との初対面で冷たく婚約破棄を告げられるが、美咲はアリシアとして無実を訴える。彼女の誠実な態度に次第に心を開くレオンハルト
悪役令嬢としてのレッテルを払拭し、彼と共に幸せな日々を歩もうと試みるアリシア。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる