11 / 46
弐章
其の四
しおりを挟む最近わかったことがある。
終宵は小夜音が「寂しい」というと、どうにも強く断れなくなるようだ。小夜音はそれを無邪気に喜び、児戯に夢中になる子ども同様、底なしに終宵を求めた。終宵は依然、自分から小夜音に触れようとはしなかったが、小夜音にはもはやそんなことはどうでもよかった。
これでもう、終宵は小夜音のモノなのだ。小夜音を拒絶することも、小夜音を受け入れないことも、選択肢として用意されていない。なぜなら小夜音は終宵の主人なのだから。
気が向けば、小夜音は終宵の首の鎖を引き、腕を戒め、褥での逢瀬を貪欲に重ねた。終宵も小夜音を受け入れてくれている。そうでなければならないから、当然といえば当然なのだが。小夜音はやっと手に入れた美しい生き物を、まんべんなく愛で、施しを与えた。
ひとつ気になることといえば、小夜音の用意した“籠”を、あれ以降使ってくれないことだったが――逆にそれは小夜音の求めに応じている証でもある。
つまり、小夜音以外の誰かを見、誰かに触れていないということ。ゆえに小夜音は、自由に使っていいと再度伝え、終宵を愛でることに没頭した。
終宵を手に入れてから、一か月。季節は春から初夏に差し掛かろうとしていた。庭に植えられた木々も若葉の緑に透き通り、午後の金色の光を跳ね返して鮮やかに揺れている。
父はこれから三日間、第八階層へ出張なのだという。支度を終え、口髭の角度を気にしていた父が小夜音を呼び、お茶の時間を共有しているところであった。
終宵は小夜音の隣、椅子の背もたれに腰掛けて目を閉じている。小夜音はお気に入りの小花の茶碗を両手で包んで、父の仕事の愚痴や自慢を笑顔で聞いていた。
傍らには外国製の旅行鞄。洋装の上着は父の使用人が腕にかけている。新しく入った使用人が、先ほどお茶をこぼしてしまったから、しぶしぶ新しいのに交換をしていた。
「そういえば、このあたりでも殺人があったそうだぞ。最近多いなあ」
世間話にしてはあまりに物騒な話題だ。むろん、小夜音にはもう父が何を言いたいのかわかっている。
「まあ……怖いわ。お父様はこれからお出かけなさるのに、大丈夫ですの?」
「私のことはいいんだよ。護衛はもう別に雇ってあるからね、何も心配しなくていい」
父は髭の角度を調整しながら、顔をしかめてみせた。少し窮屈そうだ。また太ったのかもしれない。
「それよりも小夜音。お前はあまり外を出歩くことはやめなさいね。外を出歩く稽古の予定は外しておいたから」
ほら、きた。小夜音は内心で嘆息し、お茶を一口含んで飲む。
結局のところ、父は小夜音を心配したがっているだけなのだ。以前はそれも嬉しかったが、最近は少しばかりそれが鬱陶しい。
「もう……お父様ったらそればっかり。わたくしは大丈夫ですのに、ね、終宵さま」
肩越しに振り向いて見上げるも、終宵は黙ったまま微笑むばかりである。
父の前にいるときの彼はいつもこうだ。契約とはいえ、それが小夜音には寂しくもある。だが、逆にこうして父からの言いつけを守ることで、小夜音が怒られないようにしてくれているのだろう。小夜音は、終宵のこいびと、だから。
思わず笑みがこぼれる小夜音に、父の眉間に盛大にしわが寄った。
「……世見坂中尉」
「元、ですよ、暮殿。何でしょう」
「そ、そんなことはどうでもいいんですよっ」
責めるような、咎めるような父の眼差しにも動じず、夜更けの笑みで終宵は応える。父はしどろもどろになりながら、咳ばらいをして言葉を続ける。
「いいですか、小夜音は私のかわいい一人娘。もしも小夜音に何かあったら……そう! たとえば不純異性交遊とか、それに近しいこととか……も、もしそんなことがあれば、ちょっと、ほら、ね、しかるべき対策をせねばなりませんから、ね」
自分で言って想像して動揺しているのだろう。父が持っている蒼い陶器の茶碗が、否、父の手がガタガタと震えている。よく見れば冷や汗もすごい。
「お父様ったら、疑いすぎですわ。終宵さまはそんなかたじゃありません」
「ああいや、その、小夜音、まあね、うん、わかる、わかるよ」
父は使用人からはんけちを受け取り、滝のような汗をぬぐった。それからふうと一息ついて、表情を改める。
「ともあれ、私が出張している間は変なことをしないように。警察にも話を通しておいたからね。では世見坂中尉、あとは任せましたよ」
終宵は答えず、静かに笑むだけだった。
「旦那様、お時間です」
使用人の言葉に、父はあわただしく立ち上がる。玄関まで見送りに立つ小夜音の一歩後ろを、終宵が危なげない足取りで続いた。
両開きの扉を開いた先には、見覚えのある制服の男がひとり立っている。背は高い。父よりも高い。ひょっとしたら終宵よりも高いかもしれない。父は背中を丸める男に早口で何やらを伝えると、門前に停めていた馬車に乗り込んだ。
開いたままの扉から、制服の男が入ってくる。小夜音は思わず後ろにいる終宵と、若い警察官を見比べた。
やはりとても背が大きい。痩せてひょろりとした印象を受けるが、それは手足が長いからか。よく見れば体格はしっかりとしている。右の目元にほくろがあった。優し気な垂れ目の甘い顔立ちで、女の子が騒ぎそうな外見である。帽子から覗く髪は茶色っぽいが、おそらく地毛なのだろう。へらへらとした笑顔がいかにも女慣れしていて軽薄そうだった。
黒い詰襟に金の釦がついている。よく詰所などで見かける一般的な制服だ。肩章はついていない。袖には目にも鮮やかな翡翠の縁取りが二本ある。腰には細身の洋刀と銃。帽子の額のところには、葦葉と陽光を花のように組み合わせた地光紋――警察の印が誇らしげに掲げられていた。
翡翠の色は、この国の名前である葦原国を示し、転じて葦原国を守る軍や警官、役人などが身につける色でもある……と、以前学校で教わった。終宵の外套は軍にいたころのものらしいから、翡翠色を惜しげもなく使われているのだろう。
「こんにちは、お嬢さん。俺、一日っていいます。よろしくどうぞ」
小夜音は軽薄でおしゃべりな男は好きではない。愛想笑いを浮かべて軽く会釈し、
「護衛がおりますので、わたくしのことはお構いなく」
と小さく言うにとどめた。
「護衛かあ、そりゃ心強い。そこにいる御仁っすかね?」
妙に砕けた軽い口調で、警官は小夜音の背後へ視線を投げる。それから目を丸くして、あれ、と小さく声を上げた。
「あんた確か、第六階層の事件現場で会った御仁じゃないすか!」
「その声は……警官の?」
どうやらふたりは知り合いらしい。小夜音は、自分の知らないことがある事実にムッとした。
一日が近寄るよりも先に終宵のところへ足を向け、隣に立って裾を握る。終宵は特に何かを気にするようなこともなく、静かに笑みをたたえて警官と向き合っていた。
「そうっすよ、第六階層で会った新人です。よろしく、旦那」
警官は軽く帽子を持ち上げて挨拶すると、外を見やって言葉を続ける。
「最近どこの階層も物騒なもんで、警察もあちこち出動してるんすよね。先輩も何人か来てるんすけど、自分は新人なもんで。ま、使いっぱしりのおまけみたいなもんです」
「そうか。新人はどこでも大変なのだな。君もほどほどに頑張るとよい」
苦笑して肩をすくめる青年に、終宵が笑みを深くする。小夜音はそれも気に入らず、終宵の右腕に自分の腕を巻き付けてくっついた。
引き剥がそうとしているのか、終宵が小夜音に左手を伸べる。と同時に、庭のほうから誰かを呼ばわる男の怒鳴り声が飛び込んできた。
警官がそちらへ視線を向け、頭をかいて「やべ、先輩だ」と独り言ちる。
「それじゃあ、また。怪しいやつを見たら、最寄の詰所に連絡してください」
差し出された名刺を受け取り、小夜音は再び愛想笑いで会釈を返す。大股で出ていく警官の背をにらんで見送り、門を出たあたりですぐに扉を閉めさせた。
気に入らない。気に入らない。許せない。小夜音は不機嫌のままに終宵の首の鎖を引く。急なことで体勢を崩し、絨毯へと膝をつく終宵を見下ろした。
「終宵さま。あなたはわたくしのモノなんですから、わたくしがいいと言った人以外としゃべるのはやめてくださいまし」
小夜音だけのモノが、小夜音以外に優しい顔をするのは我慢ならない。許せない。小夜音のモノになったのだから、小夜音がまず一番最初に優先されるべきなのに。
座り込んだままの終宵が、目を伏せ小さく息を吐く。それから困ったように笑って手をさまよわせ、小夜音の頭をぽんと撫でた。
「お嬢さん、寂しかったのですか。それは失礼しました」
穏やかな夜半の笑み。たったそれだけのことでも、小夜音の単純な心臓は早鐘を打ち、全身が火照る。それがどうにも悔しくて、小夜音は唇を尖らせた。
「……わたくしのこと、子ども扱いしてらっしゃるでしょう」
「お嬢さんは子どもですよ。僕などと比べれば、ね」
これまでずっと同じ調子で、同じ微笑で語られる言葉は、どこか夜のひんやりと冷たい空気をまとっている。名前のとおり、まるで夜のようなひとだ。だから“狩り”のときは夜を選ぶのだろうか。だから声や仕草にも宵を感じるのだろうか。
だから――もうすでに小夜音のモノだというのに、こいびとだというのに。こんなにも不安になるのだろうか。
小夜音は終宵の整った横顔を黙って眺める。終宵は何も変わらないまま、ただひそと穏やかにそこにある。
いいや、きっと気のせいだ。小夜音は胸中にある小さな違和に蓋をする。それから終宵の、骨ばった大きな手に自分の手を重ねた。小さく跳ねる手を握り、自分の温度と彼の温度が混じっていくほうへと意識を向ける。
少なくとも今は、この綺麗な生き物は間違いなく小夜音のモノだ。寂しいと訴えれば撫でてくれる。優しく微笑んでくれる。触れれば反応を返してくれる。小夜音がこいびとにしているのだから、彼はそれ以外に成り得ない。それ以外のものになることは、決して許さない。
小夜音は終宵の肩から滑り落ちる、青みを帯びた黒髪をつかまえる。指に絡めて唇をあて、呪詛のようにささやいた。
「あなたはわたくしのモノですわ、終宵さま」
終宵はやはり、笑んだままで答えなかった。
*
外に出る習い事はすべて取りやめになり、小夜音は終宵やたくさんの使用人たちとともに、屋敷で時間を過ごすこととなった。
父が出張に出て二日目の夜。小夜音は早々に留守番に飽いていた――どころか、胸が焦げ付かんばかりの苛立ちと怒りで大いに荒れていた。
小夜音の気に入っていた紅茶用の茶碗を、新入りの女使用人が割ったのだ。それだけではない。小夜音のモノだと知った上で、終宵に触れたのである。不注意でつまづいたとはいえ、たかが使用人が小夜音のモノに、それもお気に入りのモノに触るなんて言語道断である。
この娘、歳が近いという理由で小夜音の身辺の世話をしていたが、仕事ができないくせに周りに媚びを売ることばかりがうまかった。
それが小夜音はずっと気に入らなかった。かわいらしく謝って、おねがいすればいいと思っている。それが透けて見えるのがとにかく鼻につく娘だった。
だが、もっとも許しがたい最大の理由は――娘が終宵の肌に触れ、髪に触れていたこと。これが小夜音の怒りの決定打となった。
小夜音の一番のお気に入りに手を触れようなんて、なんとおこがましい娘なのだろう。ましてや小夜音ですらめったに触れさせてもらえないというのに、主を差し置いて何てことを!
面白くないといえば、あの新入りの少年もそうだ。隙あらばじろじろと無遠慮に終宵を眺め、小夜音のいないところで勝手に話をしていることもある。まるで一番最初に彼に“食わせた”男のようではないか。このままではあの少年も、またあの男のようになるかもしれない。
そんなことは許せない。許されない。彼が美しくあるために、こうして気を配り手入れし余すことなく愛でているのに、使用人たちは何もわかっていない。終宵は小夜音のモノ、その意味をちょっと考えればすぐにわかるはずなのに。
小夜音はただ、美しいものがもっと美しくあれるよう、手元に置いて世話していたいだけなのに。無遠慮でどうしようもない有象無象どもが、小夜音をことごとく邪魔しにくる。ああ、本当に腹立たしい!
小夜音は綺麗に磨かれた爪を噛み、いらいらと周囲を見回した。終宵は少し離れた壁際に座り、静かに目を閉じている。使用人が窓掛を引く、硝子の向こう側は昼の残り香と夜の気配が溶け合い、絡まり、紺紫に染まりつつあった。外に人の気配はない。ただ、夜とともにやってくる静寂が打ち寄せるばかり。
そもそもこの辺りは、私有地を広く持つ貴族が多く、門外の喧騒はほとんど聞こえないようになっている。ゆえに今この広い館には、小夜音と、たくさんの有象無象たちと、小夜音のお気に入りの美しい獣しかいない。
――そう、今ここには、それだけしかいない。
小夜音は唐突に気づいた事実に面を上げた。窓の外、ひたひたと夜が、静けさが満ちてくる。人の気配を拭い去りながら。夜が来る。彼を初めて見たときと同じ、夜が。
こちらから呼ばない限り、他の人間は誰も来ない、閉ざされた場所。異なる点を挙げるのならば、ここはもっとずっと広いし、もっとたくさんの“餌”がある。
このささやかで、かつ素敵な思い付きは、小夜音の苛立ちを吹き飛ばすには十分すぎた。もしもこれを実行したなら、小夜音の苛立ちをぬぐいとるどころか、より近いところで終宵の一番美しいさまを見られるに違いない。
そう考えた途端、小夜音はいてもたってもいられなくなった。そうと決まれば、すぐに準備が必要だ。
ひとりで風呂に行く、と言いおいて、小夜音はうきうきと席を立つ。軽やかに廊下を駆け、弾む足取りで〝準備〟を始めた。
この“籠”の中にいるモノは誰も、逃げることは許されない。出口という出口に鍵をかけ、手の届く窓という窓に施錠をする。目についた使用人たちへは「ご褒美がある」とささやきかけ、広間へと呼び寄せる。もちろん、あの娘や少年にも忘れずに。
先ほどまでの苛立ちは、すっかりどこかへ吹き飛んでしまった。窓掛を閉める際にふと見上げた空には、偽物の月が浮かんでいる。蒼みを帯びた銀のそれは、これから始まる宴をあでやかに染めるだろう。
小夜音は口元に笑みを乗せ、再び館の廊下を小走りで進んでいった。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
【完結】そんなに怖いなら近付かないで下さいませ! と口にした後、隣国の王子様に執着されまして
Rohdea
恋愛
────この自慢の髪が凶器のようで怖いですって!? それなら、近付かないで下さいませ!!
幼い頃から自分は王太子妃になるとばかり信じて生きてきた
凶器のような縦ロールが特徴の侯爵令嬢のミュゼット。
(別名ドリル令嬢)
しかし、婚約者に選ばれたのは昔からライバル視していた別の令嬢!
悔しさにその令嬢に絡んでみるも空振りばかり……
何故か自分と同じ様に王太子妃の座を狙うピンク頭の男爵令嬢といがみ合う毎日を経て分かった事は、
王太子殿下は婚約者を溺愛していて、自分の入る余地はどこにも無いという事だけだった。
そして、ピンク頭が何やら処分を受けて目の前から去った後、
自分に残ったのは、凶器と称されるこの縦ロール頭だけ。
そんな傷心のドリル令嬢、ミュゼットの前に現れたのはなんと……
留学生の隣国の王子様!?
でも、何故か構ってくるこの王子、どうも自国に“ゆるふわ頭”の婚約者がいる様子……?
今度はドリル令嬢 VS ゆるふわ令嬢の戦いが勃発──!?
※そんなに~シリーズ(勝手に命名)の3作目になります。
リクエストがありました、
『そんなに好きならもっと早く言って下さい! 今更、遅いです! と口にした後、婚約者から逃げてみまして』
に出てきて縦ロールを振り回していたドリル令嬢、ミュゼットの話です。
2022.3.3 タグ追加
冒険者が喫茶店を開いたそうです。
あず
ファンタジー
とある雨の日に異世界にトリップしてしまった主人公、レイニー。
森の小屋に住むおじいさん、ザルドが助けてくれこの世界に来た理由を告げられる。涙を流しながらも食べたザルじいの料理に感銘を受けた。
そんなある日森で行き倒れている青年を発見し助けるとその青年は冒険者という職業に就いていた。冒険者に興味が湧いたレイニーは助けた青年、リトと共に冒険者に。
冒険者として頑張る中、この世界の食文化がさほど発展していないことに気づき、レイニーは次第に自分の元いた世界の料理で食文化の発展に尽力したいと思うように。
飲食店が少ないこの世界でレイニーはリト、ザルじいの3人で喫茶店を始めた。
冒険者としてグランドクエストという大きなクエストに参加したり、新たな仲間と知り合ったり、レイニーは強敵と戦うことで確実に逞しく成長していった。
喫茶店ではコーヒーの魅力に取り憑かれたナシュナという可愛らしい女の子を従業員に迎えたりして賑わいを増していた。季節に合わせた料理を提供するうちに喫茶レインは次第に有名になっていくのであった!
冒険者と喫茶店、二足の草鞋で今日も頑張って開店します!
冴えないオタクでしたが高校デビューに成功したので男子校でハーレムを築こうと思います
ムーン
BL
もっさりした髪型と肥満体型により中学時代は冴えない日々を送ってきた俺だったが、入院による激ヤセを機に高校デビューを決意。筋トレにスキンケア、その他様々な努力によって俺は最高のルックスとそこそこの自尊心を手に入れた!
中学時代にやり込んだ乙ゲーやBLゲーを参考に、長身と美顔を武器に、名門男子校の可愛い男子達を次々と攻略していく。
無口メカクレ男子、関西弁のヤンキー、ビッチ系の女装男子、堅物メガネの副委員長、甘え上手の現役アイドル、筋肉系の先輩、ワンコ系の後輩、父親違いの弟、弱りきった元いじめっ子、耽美な生徒会長にその露払いの副会長、盲目の芸術家とその兄達、おかっぱ頭の着物男子、胡散臭い糸目な美少年、寂しがりな近所の小学生にその色っぽい父親、やる気のないひねくれ留年男子……選り取りみどりの男子達には第一印象をひっくり返す裏の顔が!?
──以下注意事項──
※『』は電話やメッセージアプリのやり取りなど、()は主人公の心の声など、《》は主人公に聞き取り理解出来なかった外国語など。
※主人公総攻め。主人公は普通に浮気をします。
※主人公の心の声はうるさめ&オタク色濃いめ。
※受け達には全員ギャップがあります。
※登場人物のほとんどは貞操観念、倫理観などなどが欠けています。
※切り傷、火傷、手足の欠損、視覚障害等の特徴を持つ受けが登場し、その描写があります。
※受け同士の絡みがあります(ほぐし合い、キス等)
※コメディ風味です、あくまで風味です。
※タイトルの後に()でメインの登場人物名を記してあります。順次全話実装予定です。 ×がある場合は性的描写アリ、+の場合は軽い絡みまでとなっております。
母が田舎の実家に戻りますので、私もついて行くことになりました―鎮魂歌(レクイエム)は誰の為に―
吉野屋
キャラ文芸
14歳の夏休みに、母が父と別れて田舎の実家に帰ると言ったのでついて帰った。見えなくてもいいものが見える主人公、麻美が体験する様々なお話。
完結しました。長い間読んで頂き、ありがとうございます。
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか
鳳ナナ
恋愛
第二王子カイルの婚約者、公爵令嬢スカーレットは舞踏会の最中突然婚約破棄を言い渡される。
王子が溺愛する見知らぬ男爵令嬢テレネッツァに嫌がらせをしたと言いがかりを付けられた上、
大勢の取り巻きに糾弾され、すべての罪を被れとまで言われた彼女は、ついに我慢することをやめた。
「この場を去る前に、最後に一つだけお願いしてもよろしいでしょうか」
乱れ飛ぶ罵声、弾け飛ぶイケメン──
手のひらはドリルのように回転し、舞踏会は血に染まった。
強面彼氏とふわふわ彼女
イセヤ レキ
恋愛
ふわふわした印象の肉食女子、宿乃(やどの)杏(あん)は、最近猛アタックの末に強面(こわもて)の彼氏、新井(あらい)彼方(かなた)を手に入れた。
立っているだけで職質をかけられそうな人相の彼方は、杏の好みそのもの。可愛らしいお姫様の様な杏も、彼方の好みそのもの。
けど、お互いの中身が外身に比例するとは言えませんよね?
そんなチグハグな二人の日常の一コマをご覧下さい。
ギャグ /ほのぼの/ 女主人公 /現代 /社会人/ ハッピーエンド/ 日常 /らぶらぶ /甘々 /いちゃいちゃ/肉食女子
縦ロールをやめたら愛されました。
えんどう
恋愛
縦ロールは令嬢の命!!と頑なにその髪型を守ってきた公爵令嬢のシャルロット。
「お前を愛することはない。これは政略結婚だ、余計なものを求めてくれるな」
──そう言っていた婚約者が結婚して縦ロールをやめた途端に急に甘ったるい視線を向けて愛を囁くようになったのは何故?
これは私の友人がゴスロリやめて清楚系に走った途端にモテ始めた話に基づくような基づかないような。
追記:3.21
忙しさに落ち着きが見えそうなのでゆっくり更新再開します。需要があるかわかりませんが1人でも続きを待ってくれる人がいらっしゃるかもしれないので…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる