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#2 翌朝

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 翌日朝……十一時。うん、朝じゃない。私は窓を叩く強い風の音に目を覚ます。

「瑠奈ちゃん……起きて」

 唾液その他体液でベタベタする身体を起こす。わしゃわしゃと聞えてくるのはシーツの上に張った養生シートのこすれる音だ。声をかけても起きないので、瑠奈ちゃんの側に手をついて押し倒したような体勢になる。寝顔を一番満喫できる位置取りなのだ。

「すぅ……ん、んん……」

 普段はクールな印象の瑠奈ちゃんだけど、私と恋人同士になってからは隙だらけっていうか、とっても可愛い女の子になりました。もちろん私といる時だけ。今も、彼女の花唇は少しだけ開いている。私だけのお姫様に、おはようのキスをしちゃう。

「んちゅ、ちゅ……」
「ん、ぅん……あさぁ?」

 カーテンの隙間から漏れる光が、瑠奈ちゃんのキメ細やかな肌を照らす。私はベッドから下りて、瑠奈ちゃんの肩に手をあてて身体を起こす。

「起きて。さ、お風呂入っちゃおう?」

 寝ぼけ眼の瑠奈ちゃんの手を引いて、服と着替えを持って寮の大浴場へ向かう。部屋の位置が比較的大浴場に近い場所で良かった。それと土曜のこの時間は人がそんなにいないのも嬉しい。人目につかないまま大浴場の脱衣所に入り手早く着たばかりの服を脱ぐ。脱衣所を見た限り浴室にも人はいなさそう。浴室に入るとまだお湯は張られていた。昼食後くらいが掃除の時間だっけね。

「「んちゅ……じゅぶ、ちゅぅぅ」」

 さっとシャワーを浴びたら、お互いに洗いっこ。首筋や胸、おへその下なんかは念入りに洗う。

「「ちゅ、ずちゅぅ……ぅく」」

 その間もキスはしちゃう。私の手が瑠奈ちゃんの胸に触れた時、ある確信を得た。

「瑠奈ちゃん、おっぱい少し大きくなった?」

 毎日触っているから気付くのが遅れたけど、やっぱり大きくなってる。

「ええ。今のブラが少しきつくなってきたの。美星が毎日揉むからよ?」
「えへへ、瑠奈ちゃんのおっぱいの弾力が好きなの」

 手に吸い付くというか、掌全体で触れたい感じなのだ。

「私も、美星のおっぱい大好きよ」
「んぁあ! わ、私も……瑠奈ちゃんに揉まれるのは、好きだよ」

 私のおっぱいに瑠奈ちゃんの指が沈み込んでくる感じが、瑠奈ちゃんと一つになったみたいで大好きだ。

「「ちゅ、ぁは、はぁ、じゅぶ……ずちゅぅ」」

 お互いにスイッチが入っちゃって、瑠奈ちゃんに浴槽の縁に座らされて、股を開くのも拒めずにいる私。ただ、私……。

――ぐぅ~――

「お腹、空いちゃった……。その、お昼ごはん、食べよう?」
「ふふ、そうね。出ましょうか。四月とはいえ、風邪を引くかもしれないからね」

 浴槽のお湯もぬるかったから熱めのシャワーを浴びて浴室をあとにした。手早く服を着て寮の食堂へ向かう。正午前後二時間は使えるからありがたい。お昼を食べながら午後の計画を練る。

「せっかくだし、瑠奈ちゃんのブラ買いに行こうよ」
「そうね、そうしましょうか」

 春休み中に出された課題も全て終わってるし今日と明日はけっこう暇なのだ。
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