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猫の王国
第38話 ミノタウロスを倒した
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迷宮『猫の穴』地下55階でウェアウルフを倒し、地下56階に降りた。
お昼ご飯にしよう。
森で狩猟生活の時に大猪《エリュマントス》のバラ肉でベーコンを作っていた。
塩漬けして塩抜きして燻製しただけだが、多分大丈夫だろう。
食べたら美味《うま》かったし。
塩漬けするとき胡椒とハーブも使ってみたので美味さもアップしてるはず。
塩漬けと燻製する事で保存食として使うのだろうが、俺は料理用に作った。
そのベーコンをハルカに渡し、ステュムパリデスの卵とチーズも使ってカルボナーラを作って貰う。
ハルカにレシピを教えて、あれこれ相談しながら料理をする。
手を動かすのはハルカだけ、俺は横にいて聞かれた事に答える。
多めに作ったはずなのに、おかわりが多くて足りなかったみたい。
君達食べ過ぎ。
身体動かしてるから仕方ないのかな。
エリは俺とハルカの料理に驚いていた。
「普通迷宮内の食事は干し肉で終わりじゃよ。町の食堂より美味しい昼食なんて信じられないのじゃ。」
さあ、午後も迷宮攻略再開しますよ。
56階から60階はウェアウルフが主体で出現。半人半獣のウェアウルフ以外にも狼そのもので獣化してる場合もあった。
いずれも瞬殺だけどね。
牙弾用に死骸はアイテムバッグに収納だ。今晩も牙弾つくるぞ。
さて、60階のボスは何だろう?
気配探知で確認だ。
ボスはミノタウロス、ケンタウロス10体とサテュロス10体を従えてる。
ミノタウロス。
牛の頭、2本の角。人の身体。
筋肉質の大きな身体。
斧を武器とする。
古代ギリシャの剣闘士の様に、
手足のみ防具で固める。
エリ曰く。
「怪力とあの角が注意じゃ。
後はそんなに問題ないのじゃ。
素材は角と斧じゃ。」
ハルカ曰く。
「食べられるけど不味い牛肉。僕は好きじゃないなぁ。」
ケンタウロス。
馬の首から上が人間の上半身。
馬の機動力があり、弓矢が得意。
リエ曰く。
「素材は弓矢ぐらいじゃなぁ。」
ハルカ曰く。
「下半身の馬は食べられるよ。僕は食べても良いな。」
「サテュロスは30階で出たね。」
牛と馬と驢馬かぁ。
「そうだにゃ。」
「この中ではサテュロスを優先で倒した方が良いのじゃ。」
「笛を吹かれる前に殲滅だね。」
「そうじゃ。その間ケンタウロスの矢はハルカに防御して欲しいのじゃ。」
「分かった、僕に任せて!」
「じゃあ、初めは俺とペロとエリの3人でサテュロスを殲滅だね。その後、俺がミノタウロスを倒すから、ペロとエリとハルカでケンタウロスを宜しく。」
「了解じゃ。」
「了解にゃ。」
「分かったよ。」
60階のボス部屋の扉を開く。
俺とペロとエリはサテュロスを攻撃。
俺の牙弾で4体瞬殺。
エリの矢で4体瞬殺。
ペロが2体闇の触手を槍のように伸ばして突き刺す。
この技は『闇槍』と名付けた。
ケンタウロスから矢が放たれたが、ハルカの風の障壁で防御。
俺は向かって来るミノタウロスの額に牙弾を放つ。
ペロはケンタウロス4体に闇槍。
エリもケンタウロス4体に矢を放つ。
ハルカは風刃でケンタウロス2体の首を落とした。
死骸は全てアイテムバッグに収納。
俺達は地下61階に降りた。
お昼ご飯にしよう。
森で狩猟生活の時に大猪《エリュマントス》のバラ肉でベーコンを作っていた。
塩漬けして塩抜きして燻製しただけだが、多分大丈夫だろう。
食べたら美味《うま》かったし。
塩漬けするとき胡椒とハーブも使ってみたので美味さもアップしてるはず。
塩漬けと燻製する事で保存食として使うのだろうが、俺は料理用に作った。
そのベーコンをハルカに渡し、ステュムパリデスの卵とチーズも使ってカルボナーラを作って貰う。
ハルカにレシピを教えて、あれこれ相談しながら料理をする。
手を動かすのはハルカだけ、俺は横にいて聞かれた事に答える。
多めに作ったはずなのに、おかわりが多くて足りなかったみたい。
君達食べ過ぎ。
身体動かしてるから仕方ないのかな。
エリは俺とハルカの料理に驚いていた。
「普通迷宮内の食事は干し肉で終わりじゃよ。町の食堂より美味しい昼食なんて信じられないのじゃ。」
さあ、午後も迷宮攻略再開しますよ。
56階から60階はウェアウルフが主体で出現。半人半獣のウェアウルフ以外にも狼そのもので獣化してる場合もあった。
いずれも瞬殺だけどね。
牙弾用に死骸はアイテムバッグに収納だ。今晩も牙弾つくるぞ。
さて、60階のボスは何だろう?
気配探知で確認だ。
ボスはミノタウロス、ケンタウロス10体とサテュロス10体を従えてる。
ミノタウロス。
牛の頭、2本の角。人の身体。
筋肉質の大きな身体。
斧を武器とする。
古代ギリシャの剣闘士の様に、
手足のみ防具で固める。
エリ曰く。
「怪力とあの角が注意じゃ。
後はそんなに問題ないのじゃ。
素材は角と斧じゃ。」
ハルカ曰く。
「食べられるけど不味い牛肉。僕は好きじゃないなぁ。」
ケンタウロス。
馬の首から上が人間の上半身。
馬の機動力があり、弓矢が得意。
リエ曰く。
「素材は弓矢ぐらいじゃなぁ。」
ハルカ曰く。
「下半身の馬は食べられるよ。僕は食べても良いな。」
「サテュロスは30階で出たね。」
牛と馬と驢馬かぁ。
「そうだにゃ。」
「この中ではサテュロスを優先で倒した方が良いのじゃ。」
「笛を吹かれる前に殲滅だね。」
「そうじゃ。その間ケンタウロスの矢はハルカに防御して欲しいのじゃ。」
「分かった、僕に任せて!」
「じゃあ、初めは俺とペロとエリの3人でサテュロスを殲滅だね。その後、俺がミノタウロスを倒すから、ペロとエリとハルカでケンタウロスを宜しく。」
「了解じゃ。」
「了解にゃ。」
「分かったよ。」
60階のボス部屋の扉を開く。
俺とペロとエリはサテュロスを攻撃。
俺の牙弾で4体瞬殺。
エリの矢で4体瞬殺。
ペロが2体闇の触手を槍のように伸ばして突き刺す。
この技は『闇槍』と名付けた。
ケンタウロスから矢が放たれたが、ハルカの風の障壁で防御。
俺は向かって来るミノタウロスの額に牙弾を放つ。
ペロはケンタウロス4体に闇槍。
エリもケンタウロス4体に矢を放つ。
ハルカは風刃でケンタウロス2体の首を落とした。
死骸は全てアイテムバッグに収納。
俺達は地下61階に降りた。
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