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23章 ようやく少し観光を
メインを口に運びながら
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徒然なるままに、あれやこれやと話していればいつの間にやら食事も順に進んでいき、メインもいよいよ二皿め。気軽にはいった心算が、此処もしっかりとフルコースを扱う店舗であるらしい。ならばメニュー表が無い事にも納得がいくというものだ。そのような事を考えながらも、メインの一皿め、肉が主体となっているそれに関してはトモエとオユキで倍半分ほどの差がきちんと用意されており、わざわざオユキからトモエに移してという作業が既に必要なくなっている。
このあたりは、それこそシェリアを経由して外に待機している者達から店舗の担当者に伝えられたのだろう。必要以上に仰々しくなったことに関しては、事前に用意の為の時間を取らせることが出来なかった事については、流石に後程謝罪の必要もあるだろうと考えながらも、こうした気づかいというのは嬉しく受け取る物ではある。
「一先ず、此方での諸々を終えれば、次は王都になるのですが。」
「そうですか。叶うなら神殿にもう一度、そんな事を考えてしまいますね。」
トモエがオユキの為にと、武器をウーヴェに頼んだ。その詳細に関しては、オユキも一々尋ねたりはしない。そこには確かな信頼関係があり、任せてしまえば良いとそう考えての事。
「神殿、ですか。可能だとは思いますが、その際は少々方々に頼まねばなりませんね。」
「あの、オユキ様。」
オユキが少々根回しの必要がありそうだと、そんな考えを口にしてみればまず真っ先にカレンから一体何があるのだと、そうした声が上がる。とはいっても、彼女にしてもシェリアが視線で促したからこうして代理で疑問を発しているに過ぎないのだが、それでも使用人代表と言えばいいのか、トモエとオユキがしでかすあれこれに振り回される側としての代表と言えばいいのか。
なんにせよ、気苦労を掛ける相手から代表しての意見であるには違いない。
「いえ、何があるかと問われれば、正直分かりませんとしか。」
ただ、オユキとしてはやはり分からないと、そう応えるしかないのだ。
「始まりの町、そこにある門を使って王都に向かえば、やはり出口としては神殿ではあるわけですから。」
各神殿に、始まりの町を除けば、転移を叶える門というのは神殿に置かれることになるのだ。ならばそこでふらりと出て行って、何事もないのかと言われれば、まがりになりも巫女などという位を頂いているオユキとしては何もないとは考えられない。寧ろ、それに合わせてまた何かあるのではないかと警戒を強めてしまう。不明な事が多く、正直な所予想にしても曖昧で。
「何かあるのかと問われれば、勿論何かある物でしょう。しかし、予想をするにはあまりにも。」
確証を得るための情報というのがとにかく不足している。
「強いてというのであれば、あの子たちが今私たちの代わりに月と安息の神殿へと向かってくださっていますので、そちらに関しての事となるのでしょうが。」
ただ、直ぐに思いつくものにしてもでは実際に何を求められるのかと言われれば、いよいよ心当たりというものが存在しない。それこそ、大人しく屋敷に籠っていれば逐次、多少の時差は間違いなく有るだろうが、情報が入ってくるため確度の高い予想も立てられる。しかし、こうしてあちらこちらに動き回るとなればそれが許されない現状というのも当然受けいてなければならない。かつてもいよいよよくあったものではあるし、かなりの改善がなされた結果としてそうした時間も徐々に無くなったものだが。
「思いつくところであれば、そうですね。あの子たちが運ぶ道行、そこで発生する襲撃。魔物からではなく、汚染を受けた者達の。それに対して、離れた位置から何かをする必要も生まれるのでしょうが。」
オユキが思いつく最たるものとしては、今口に出している事がある。
汚染を受けた者達というのは、今後の彼らが詰みに向かう事、それをどうにか打開するためにも今から、随分と遅いと感じはするのだがそれでもどうにか抵抗をしなければならない。真っ当な判断力が残っているのならば、もっと事前に手を打っているだろうが今となってはいよいよ水際で。月と安息の加護が確かなものとなれば、その神殿と門を設置することで方々に加護が強化されることになれば最も被害を被るのはそういった者達だ。
オユキとしては、それに対して殊更何を思う訳でも無いのだが、悪辣であり此処に至るまで神々を困らせた相手が、今になって随分とお粗末な、そう考えてしまう事もある。どういった発想のもとに、何を求めてこちらの世界を汚染しようと思っているのかは終ぞ理解が及ぶものではない。予想はあくまで目的を達成するための手段、それに対する評価を基本として行う事になる。以前、領都で汚染を受けた相手と、オユキが話しても問題が無いとされた相手と多少言葉を交わしての経験として。
「間違いなく、あの子たちが事を為せば詰みますから。」
とにかく、その先に有るのは詰みとしかオユキからは言い様がない。オユキが道筋を作ったわけでは無く、オユキの信頼するミズキリという人間が既に計画を決めている。そこから逃れるというのであれば、最低限相手は彼と同じか、彼以上の能力を、持っていなければならない。神々に関しては、ミズキリに助力を求めた以上は圧して知るべし。そして懸念すべき相手に関してもミズキリがそもそも相手にするそぶりを見せ無い時点で、その程度の相手だと実にわかりやすい。ミズキリが何を考えているのか、それについてはオユキとしても予想はあるのだが、言ってしまえばひき潰せばいいだけとそう考えているという事。
そも、神々が断言してるのだから。時期が来れば、全てを滅ぼすのだと。
此処に至って気にするべきは、それこそかつての世界、そこにいたであろう相手。こちらの神々すらも創り出して見せた相手ではあるのだが、そちらはそちらで正直な所肩入れするとも思えない。万が一そうしたことがあるのだとしたら、既にこの世界は滅びているのだろうと、オユキとしてはそうした結論を考えるしかない。
ただ、現実の問題として、往々にミズキリが考慮しない部分として、オユキが対応すべき事柄が無いのかと言われれば、そうでも無いのがまた厄介な所ではあるのだ。
「あの子たちに対するものとして、という訳でもありませんが門を良しとしない者達が間違いなく狙うでしょうから。」
「オユキ様だけでは無く、多くの者達がそもそも移動の時期を悟らせないようにとしているはずですが。」
「さて、その辺りは私の関与するところではありませんが、端的に言うのであれば人の口にとは立てられぬと、それ以上でもそれ以下でもありません。」
そもそも、全ての人間をオユキは信頼しているわけでもない。妖しいものなど、始まりの町にしてもいくらでもいる。それこそ、教会にきちんと定期的に足を運ぶのであれば、ロザリア司教が手を打つのだろうがそうでない場合は彼女にしても手を出すことが適う物でもない。恐らくという程でも無いのだが、神職という存在がその権能、神々に与えられた能力を大いに振るう為には必要とされる場が存在している。もしも神職が一切の気兼ねなく与えられた能力を振るう事が書ぬというのならば、このような事態にはなっていない。寧ろ権力構造そのものが入れ替わっている。この世界で曲がりなりにも王家が力を持つというので有れば、やはりそこには制限があってしかるべきなのだ。神々の良き奉仕者足る存在に。
「オユキ様から見て、疑うべき相手は。」
「流石にお会いしたことのない相手まで考慮してというのは、難しいですね。」
「とすると、これまでにあった相手というのは。」
「はい。こうして移動を共にして頂こうと、そう考える相手に関しては問題がありません。」
こうして、領都まで、月と安息の守りの外での護衛を任せようと考える相手というのは、やはりトモエとオユキの信頼を勝ち得た相手に限られている。事これに関しては、第二騎士団として何を言ってきたのだとしてもオユキも譲る心算などない。
「だとすると、残された者達は。」
「いえ、色々とそれは早計なのです。」
では、残してきた者達が汚染されているのかと言えば、やはりそうという訳でもない。
「どう言えばいいのでしょうか。私たちに仕える、その事実よりもご自身の家を、そこに連なる相手を優先する方々と言いましょうか。」
残してきた者達は、一度は見逃したというのに変わらず己の家を優先する者達だ。
事これに関しては、シェリアとオユキ、加えてトモエの目を逃れる事などできはしない。仮にそれが出来るというので有れば完全に上手であるため、不快を覚える事もない。とかく現状のオユキに、トモエに不快感を与える相手というのは下手なのだ。かつてのカレンのように。今となってはこうして分からぬ事ばかりと、そうした自覚をもって慎ましくしている彼女よりも遥かに。
「配置換えを、王都で願う事になるのでしょうね。」
「それは。」
「既に一度見逃しています。二度はやはりありません。」
オユキがそうして話せば、シェリアの方もでも随分と。
彼女にしても、元々家からそうした役回りを押し込まれた者であり、それをローレンツという人物が一部肩代わりをすることでオユキが問題視するほどではない部分に抑えたのだ。ローレンツがお目付け役などと嘯いてはいたのだが、まず間違いなく彼自身が望んだうえで、シェリアの為にと出てきたのだろう。既に騎士としての役目を終えて、己の家督を既に後進に譲ったというのに。その結果得た物は、まさに彼が未だに心の内に抱えていた恋慕が適った事と言えばいいのか。
「名前も、一応は控えていますからまとめて公爵様にお渡しすることになるでしょうね。」
既に皿は肉から魚へと移っている。領都、河からはいくらかは慣れているというのに、始まりの町にまで水路を引いた副産物だろうか。こちらでも、同様の事を行ったのだろうか。肉の脂よりもオユキとしては親しみやすい口触りにただ舌鼓など打ちながら、何故こうして領都に先に移動したのか、それも人を選んで。その辺りの背景をただ告げる。
このあたりは、それこそシェリアを経由して外に待機している者達から店舗の担当者に伝えられたのだろう。必要以上に仰々しくなったことに関しては、事前に用意の為の時間を取らせることが出来なかった事については、流石に後程謝罪の必要もあるだろうと考えながらも、こうした気づかいというのは嬉しく受け取る物ではある。
「一先ず、此方での諸々を終えれば、次は王都になるのですが。」
「そうですか。叶うなら神殿にもう一度、そんな事を考えてしまいますね。」
トモエがオユキの為にと、武器をウーヴェに頼んだ。その詳細に関しては、オユキも一々尋ねたりはしない。そこには確かな信頼関係があり、任せてしまえば良いとそう考えての事。
「神殿、ですか。可能だとは思いますが、その際は少々方々に頼まねばなりませんね。」
「あの、オユキ様。」
オユキが少々根回しの必要がありそうだと、そんな考えを口にしてみればまず真っ先にカレンから一体何があるのだと、そうした声が上がる。とはいっても、彼女にしてもシェリアが視線で促したからこうして代理で疑問を発しているに過ぎないのだが、それでも使用人代表と言えばいいのか、トモエとオユキがしでかすあれこれに振り回される側としての代表と言えばいいのか。
なんにせよ、気苦労を掛ける相手から代表しての意見であるには違いない。
「いえ、何があるかと問われれば、正直分かりませんとしか。」
ただ、オユキとしてはやはり分からないと、そう応えるしかないのだ。
「始まりの町、そこにある門を使って王都に向かえば、やはり出口としては神殿ではあるわけですから。」
各神殿に、始まりの町を除けば、転移を叶える門というのは神殿に置かれることになるのだ。ならばそこでふらりと出て行って、何事もないのかと言われれば、まがりになりも巫女などという位を頂いているオユキとしては何もないとは考えられない。寧ろ、それに合わせてまた何かあるのではないかと警戒を強めてしまう。不明な事が多く、正直な所予想にしても曖昧で。
「何かあるのかと問われれば、勿論何かある物でしょう。しかし、予想をするにはあまりにも。」
確証を得るための情報というのがとにかく不足している。
「強いてというのであれば、あの子たちが今私たちの代わりに月と安息の神殿へと向かってくださっていますので、そちらに関しての事となるのでしょうが。」
ただ、直ぐに思いつくものにしてもでは実際に何を求められるのかと言われれば、いよいよ心当たりというものが存在しない。それこそ、大人しく屋敷に籠っていれば逐次、多少の時差は間違いなく有るだろうが、情報が入ってくるため確度の高い予想も立てられる。しかし、こうしてあちらこちらに動き回るとなればそれが許されない現状というのも当然受けいてなければならない。かつてもいよいよよくあったものではあるし、かなりの改善がなされた結果としてそうした時間も徐々に無くなったものだが。
「思いつくところであれば、そうですね。あの子たちが運ぶ道行、そこで発生する襲撃。魔物からではなく、汚染を受けた者達の。それに対して、離れた位置から何かをする必要も生まれるのでしょうが。」
オユキが思いつく最たるものとしては、今口に出している事がある。
汚染を受けた者達というのは、今後の彼らが詰みに向かう事、それをどうにか打開するためにも今から、随分と遅いと感じはするのだがそれでもどうにか抵抗をしなければならない。真っ当な判断力が残っているのならば、もっと事前に手を打っているだろうが今となってはいよいよ水際で。月と安息の加護が確かなものとなれば、その神殿と門を設置することで方々に加護が強化されることになれば最も被害を被るのはそういった者達だ。
オユキとしては、それに対して殊更何を思う訳でも無いのだが、悪辣であり此処に至るまで神々を困らせた相手が、今になって随分とお粗末な、そう考えてしまう事もある。どういった発想のもとに、何を求めてこちらの世界を汚染しようと思っているのかは終ぞ理解が及ぶものではない。予想はあくまで目的を達成するための手段、それに対する評価を基本として行う事になる。以前、領都で汚染を受けた相手と、オユキが話しても問題が無いとされた相手と多少言葉を交わしての経験として。
「間違いなく、あの子たちが事を為せば詰みますから。」
とにかく、その先に有るのは詰みとしかオユキからは言い様がない。オユキが道筋を作ったわけでは無く、オユキの信頼するミズキリという人間が既に計画を決めている。そこから逃れるというのであれば、最低限相手は彼と同じか、彼以上の能力を、持っていなければならない。神々に関しては、ミズキリに助力を求めた以上は圧して知るべし。そして懸念すべき相手に関してもミズキリがそもそも相手にするそぶりを見せ無い時点で、その程度の相手だと実にわかりやすい。ミズキリが何を考えているのか、それについてはオユキとしても予想はあるのだが、言ってしまえばひき潰せばいいだけとそう考えているという事。
そも、神々が断言してるのだから。時期が来れば、全てを滅ぼすのだと。
此処に至って気にするべきは、それこそかつての世界、そこにいたであろう相手。こちらの神々すらも創り出して見せた相手ではあるのだが、そちらはそちらで正直な所肩入れするとも思えない。万が一そうしたことがあるのだとしたら、既にこの世界は滅びているのだろうと、オユキとしてはそうした結論を考えるしかない。
ただ、現実の問題として、往々にミズキリが考慮しない部分として、オユキが対応すべき事柄が無いのかと言われれば、そうでも無いのがまた厄介な所ではあるのだ。
「あの子たちに対するものとして、という訳でもありませんが門を良しとしない者達が間違いなく狙うでしょうから。」
「オユキ様だけでは無く、多くの者達がそもそも移動の時期を悟らせないようにとしているはずですが。」
「さて、その辺りは私の関与するところではありませんが、端的に言うのであれば人の口にとは立てられぬと、それ以上でもそれ以下でもありません。」
そもそも、全ての人間をオユキは信頼しているわけでもない。妖しいものなど、始まりの町にしてもいくらでもいる。それこそ、教会にきちんと定期的に足を運ぶのであれば、ロザリア司教が手を打つのだろうがそうでない場合は彼女にしても手を出すことが適う物でもない。恐らくという程でも無いのだが、神職という存在がその権能、神々に与えられた能力を大いに振るう為には必要とされる場が存在している。もしも神職が一切の気兼ねなく与えられた能力を振るう事が書ぬというのならば、このような事態にはなっていない。寧ろ権力構造そのものが入れ替わっている。この世界で曲がりなりにも王家が力を持つというので有れば、やはりそこには制限があってしかるべきなのだ。神々の良き奉仕者足る存在に。
「オユキ様から見て、疑うべき相手は。」
「流石にお会いしたことのない相手まで考慮してというのは、難しいですね。」
「とすると、これまでにあった相手というのは。」
「はい。こうして移動を共にして頂こうと、そう考える相手に関しては問題がありません。」
こうして、領都まで、月と安息の守りの外での護衛を任せようと考える相手というのは、やはりトモエとオユキの信頼を勝ち得た相手に限られている。事これに関しては、第二騎士団として何を言ってきたのだとしてもオユキも譲る心算などない。
「だとすると、残された者達は。」
「いえ、色々とそれは早計なのです。」
では、残してきた者達が汚染されているのかと言えば、やはりそうという訳でもない。
「どう言えばいいのでしょうか。私たちに仕える、その事実よりもご自身の家を、そこに連なる相手を優先する方々と言いましょうか。」
残してきた者達は、一度は見逃したというのに変わらず己の家を優先する者達だ。
事これに関しては、シェリアとオユキ、加えてトモエの目を逃れる事などできはしない。仮にそれが出来るというので有れば完全に上手であるため、不快を覚える事もない。とかく現状のオユキに、トモエに不快感を与える相手というのは下手なのだ。かつてのカレンのように。今となってはこうして分からぬ事ばかりと、そうした自覚をもって慎ましくしている彼女よりも遥かに。
「配置換えを、王都で願う事になるのでしょうね。」
「それは。」
「既に一度見逃しています。二度はやはりありません。」
オユキがそうして話せば、シェリアの方もでも随分と。
彼女にしても、元々家からそうした役回りを押し込まれた者であり、それをローレンツという人物が一部肩代わりをすることでオユキが問題視するほどではない部分に抑えたのだ。ローレンツがお目付け役などと嘯いてはいたのだが、まず間違いなく彼自身が望んだうえで、シェリアの為にと出てきたのだろう。既に騎士としての役目を終えて、己の家督を既に後進に譲ったというのに。その結果得た物は、まさに彼が未だに心の内に抱えていた恋慕が適った事と言えばいいのか。
「名前も、一応は控えていますからまとめて公爵様にお渡しすることになるでしょうね。」
既に皿は肉から魚へと移っている。領都、河からはいくらかは慣れているというのに、始まりの町にまで水路を引いた副産物だろうか。こちらでも、同様の事を行ったのだろうか。肉の脂よりもオユキとしては親しみやすい口触りにただ舌鼓など打ちながら、何故こうして領都に先に移動したのか、それも人を選んで。その辺りの背景をただ告げる。
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