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8章 王都
後始末
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「流石に、この服はもう駄目ですね。」
「ええ、洗ったとして落ちるかもわかりませんし、そもそももう一度袖を通したいかと言われれば。」
散々返り血にまみれた服、元通りになったとしても流石にと、そんな事を考えてしまう。
トモエとオユキにしても、各々どういった見た目かは理解していたとしても、平時の精神状態に、既に戦いの場、何処か熱を帯びた思考は既に去っているため、常と変わらぬ様に会話をしながら、結界の中、残してきた護衛と少年たちの元へと戻る。
流石に、今度ばかりはアナが飛びついてくることは無いが。
「流石に、着替え迄は持ってきていませんから、一度戻りましょうか。」
「俺らで代わりにって訳にもいかないしな。」
「その、うん。早くお風呂に入ったほうが良いと思うな。」
少年達から賛同も得られたようで何よりではある。
「では、どうしましょうか。」
とはいっても馬車は二台。散々に魔物を狩ったのだから、そこには集めるべきものが道のように、此処で暴れましたと、そう証明するように落ちているそれらを回収せねばならない。
そして、一つはそれで埋まるのだから、もう一つをオユキ達が戻るために使ってしまえば、残りは徒歩、冗談じみた距離をそう移動しなければならない。
「ええと、水、出しましょうか。」
「今はそれで我慢するしかありませんか。」
アドリアーナの言葉にそれしかないかと、トモエがそう頷くが、それはアベルから止められる。
「いや、先に戻って先に身ぎれいにして来い。で、狩猟者ギルドで落ち合えばいいだろう。」
「皆さんの移動は。」
「お前らが屋敷に戻ったら、またこっちに向かわせればいいさ。それぐらいの時間はかかるからな。」
「まぁ、俺らも手伝ってもそうだよなぁ。」
そういって、シグルドが苦笑いをしながらあたりに散乱するものを見る。
「馬車に全て乗るか。」
「んー、向こうのほう、ちょっと遠くてよくわかんないのもあるし。」
「あー、追加を手配するか。ダビ。二人についていって、手配してきてくれ。」
「ついでに樽と箱も用意してきますよ。」
流石に新人狩猟者たちよりも、歴戦の傭兵である彼らの方がこういった事に慣れている。実に手早く話が決まっていく。
「お手数かけますが、よろしくお願いしますね。」
「ま、俺らはどっちかと言えばこっちに残るガキどもの護衛だがな。」
「頑張って、拾いますね。」
そうティファニアが元気に言ってくれるのは実に有難いが、子供をあまりに便利に使っている、そういった引け目も感じてしまう。
それを頼む為の相手ではあるのだが、その辺りはそれこそ前世の価値観というものだろう。
「では皆さん、お願いしますね。」
「シグルド君たちも、近寄ってくる魔物を討伐しながらとなるでしょうが。」
「そっちは少なそうだけどな。ま、いつも良くしてもらってるお返しにもならないさ。」
「ね。たまにはこういった雑用もしますよ。」
「皆さんも馬車の移動、そこで鈍った部分が抜ければ、また領都と同じように色々得られると思いますので。」
そうオユキが言えば、少年たちはそういえば今日はトロフィーを一つも得ていないと気が付いたらしい。
「そういえば。そうだな。」
「まぁ、前よりもできなくなってるんだから、神様も褒めてくれないよね。」
「あの、落ち込まないで大丈夫ですから。直ぐに戻しますからね。」
以前と比べた時、その明確な指標が得られたことに少年たちが落ち込んでしまい、トモエが慌ててフォローをする。
特に神から明確に褒められなくなった、その事実は堪える物だろう。
同じように移動したオユキとトモエ、アイリスは、こういった状態であるのに。
「ま、そういった話は後だ。お前らはさっさと移動しろ。」
そうしてトモエとオユキは追い立てられるように馬車に放り込まれて移動する。
トロフィーについては今回でほぼ確定だろう。技、それを使う事で、身に着けた技術、それに対する評価も得られる様だ。
アベルは得られていないが、アイリスもそれなりの量のトロフィーを得ているあたり、線引きは今一つわからないが。
「かといって、着替えを常に持ち歩くというのも。」
「魔物の種類によっては、毒や酸を含んでいますから、アベルさんのようにそもそも近づかない、それが正解ではあります。」
「厄介ですね。アイリスさんのように焼くのも一つですか。」
「熱に強いものもいますから。」
「つくづく面倒な。」
二人で乗るには広い馬車、その中で話をしながら揺られている。ダビについては、門を超えた場所で直ぐに分かれたのだが、その辺りで色々と手配を行うという事だろう。
「ただ、これまでよりも多かったように思いますが。」
「自覚、それが原因でしょうね。知っている、気が付いた、故にそれに褒美を。そういう事でしょう。」
「とすると、そこに胡坐をかけば。」
「ええ、まさしく効果覿面、そのような結果を得られるでしょうね。」
あまりに明確な現世利益、だからこそ明確な厳しさがそこに在る。
「一先ず、今できる事をとしましたが、どうした物でしょうか。」
「指輪、ですね。」
「はい。突然それを失う方々と、事前に訓練できる私達。」
そう、そこには大きな不公平が存在する。これがただ互いに流派の名をかけて、そうであるならトモエに容赦はなかったであろう。知らぬ、出来ぬ、その方が悪い。それが何処までも真っ当な判断なのだから。
事実、こちらの神もそう判断しているのだろう。これまで加護に甘えて技、その鍛錬をお前たちは怠ってきたのだと。
「今回は、それを示す場と、そうなるのでしょうね。」
「つまり。」
「はい。私たちはそう望まれているという事です。神々から。」
「巫女、それと、いつでも押しを広める役目を与えられる、その言葉がこれですか。」
そう言えば、トモエもそのように評されていた。
「食事の場、以前は演武の場とするといいましたが、事実としてそうなりそうですね。」
「私たち以外にも、頂いている方はいるかと思いますが。」
オユキとしては、そう、他にもいるだろうとそう考えている。しかしトモエは違う。
「イマノルさんの事が有りますから。」
「そうなりますか。」
事、こういった物については、トモエの見方は厳しい。そして正鵠も得ているだろう。
もし、他の、すでに知っている武門、王都にあるそれ。
そこでこういった功績が存在する、そう知られているのであれば、恐らく彼は道を失ってはいない。力で技を成立させる、それだけではないことを身をもって知っているはずなのだから。
だとすればなおの事、あの優しい門番、その異質が際立つのだが。
そんな話をしている間にも、馬車は進み借りている屋敷にたどり着く。
迎えに出てきた執事が、トモエとオユキのあまりの姿に何とも言えない顔をするのだが、怪我は無いと一先ず示し、とにもかくにも身なりを整える。本音で言えば湯船でのんびりしたいのだが、待たせている相手がいる以上それも出来ずとにかく汚れだけを落とす。
「同行をお願いできますか。」
オユキが執事、その中でも最も経験を積んでいると判断できるものにそう願い出る。
「勿論ですが。」
「トロフィーを相応に得ましたから。あの見た目でご想像頂けたかとは思いますが。」
公爵への贈り物、それについては流石に何が喜ばれるかはわからない。
他に手が無ければこちらで判断するのだが、そうではない手があるのなら、そういった心遣いはするのが良いだろう。
「畏まりました。」
「野趣あふれる贈り物とはなりますが、ご令孫にも分かり易いでしょう。」
「成程、成程。ではそういった点からも選ばせていただきましょうか。」
「今後も、こういった事は多くなるかと思います。後からアベルさんから報告もあるでしょうが、馬車、魔物からの品を運ぶための容器、そういった手配もお願いします。」
「1台では足りませんでしたか。」
今後は、少年たちの者も増える。今日のようにトモエとオユキが積極的に狩りを行う事は、それこそ公爵から求められなければ無いだろうが、それでも相応の量は常に得られるものだろう。
執事の言葉にはただ微笑みで応えて、オユキは別の不安を口にする。
「後は、結果論ではありますが、相対的に現在持ち込んだ王太子様への贈り物の価値が落ちることとなりますから。」
そう、公爵から信頼されている人物、その同行を願うのにはそういった理由もある。
珍しいトロフィーではあったし、一枚物の毛皮、それは確かにこれまで追加で得られたりはしなかったが、今日に関してはさらに大きなものがいくつかあるのだから。
豊かな鬣が美しい、獅子の魔物、元の世界の倍ほどあるヘラジカから得られた巨大な毛皮に角。
魔物が大きくなったからこそ、トロフィーもその大きさを増している。だから馬車が荷台が足りないのだから。
「畏まりました、まずは確認いたしましょう。公爵様もお越しいただいたほうが。」
「お呼び立てさせていただいても良いのであれば、ご足労を願っても。」
「事が事ですから。今夜のこともあります、少し予定が早くなるだけではありますから。」
「ご令孫は。」
「奥方様が。」
さて、一先ずそう話がまとまれば、まずはとばかりにオユキとトモエが馬車に乗れば、狩猟者ギルドへと向かうこととなる。
相応に時間を取ったが、さて向こうは既に到着しているのだろうか。
「ええ、洗ったとして落ちるかもわかりませんし、そもそももう一度袖を通したいかと言われれば。」
散々返り血にまみれた服、元通りになったとしても流石にと、そんな事を考えてしまう。
トモエとオユキにしても、各々どういった見た目かは理解していたとしても、平時の精神状態に、既に戦いの場、何処か熱を帯びた思考は既に去っているため、常と変わらぬ様に会話をしながら、結界の中、残してきた護衛と少年たちの元へと戻る。
流石に、今度ばかりはアナが飛びついてくることは無いが。
「流石に、着替え迄は持ってきていませんから、一度戻りましょうか。」
「俺らで代わりにって訳にもいかないしな。」
「その、うん。早くお風呂に入ったほうが良いと思うな。」
少年達から賛同も得られたようで何よりではある。
「では、どうしましょうか。」
とはいっても馬車は二台。散々に魔物を狩ったのだから、そこには集めるべきものが道のように、此処で暴れましたと、そう証明するように落ちているそれらを回収せねばならない。
そして、一つはそれで埋まるのだから、もう一つをオユキ達が戻るために使ってしまえば、残りは徒歩、冗談じみた距離をそう移動しなければならない。
「ええと、水、出しましょうか。」
「今はそれで我慢するしかありませんか。」
アドリアーナの言葉にそれしかないかと、トモエがそう頷くが、それはアベルから止められる。
「いや、先に戻って先に身ぎれいにして来い。で、狩猟者ギルドで落ち合えばいいだろう。」
「皆さんの移動は。」
「お前らが屋敷に戻ったら、またこっちに向かわせればいいさ。それぐらいの時間はかかるからな。」
「まぁ、俺らも手伝ってもそうだよなぁ。」
そういって、シグルドが苦笑いをしながらあたりに散乱するものを見る。
「馬車に全て乗るか。」
「んー、向こうのほう、ちょっと遠くてよくわかんないのもあるし。」
「あー、追加を手配するか。ダビ。二人についていって、手配してきてくれ。」
「ついでに樽と箱も用意してきますよ。」
流石に新人狩猟者たちよりも、歴戦の傭兵である彼らの方がこういった事に慣れている。実に手早く話が決まっていく。
「お手数かけますが、よろしくお願いしますね。」
「ま、俺らはどっちかと言えばこっちに残るガキどもの護衛だがな。」
「頑張って、拾いますね。」
そうティファニアが元気に言ってくれるのは実に有難いが、子供をあまりに便利に使っている、そういった引け目も感じてしまう。
それを頼む為の相手ではあるのだが、その辺りはそれこそ前世の価値観というものだろう。
「では皆さん、お願いしますね。」
「シグルド君たちも、近寄ってくる魔物を討伐しながらとなるでしょうが。」
「そっちは少なそうだけどな。ま、いつも良くしてもらってるお返しにもならないさ。」
「ね。たまにはこういった雑用もしますよ。」
「皆さんも馬車の移動、そこで鈍った部分が抜ければ、また領都と同じように色々得られると思いますので。」
そうオユキが言えば、少年たちはそういえば今日はトロフィーを一つも得ていないと気が付いたらしい。
「そういえば。そうだな。」
「まぁ、前よりもできなくなってるんだから、神様も褒めてくれないよね。」
「あの、落ち込まないで大丈夫ですから。直ぐに戻しますからね。」
以前と比べた時、その明確な指標が得られたことに少年たちが落ち込んでしまい、トモエが慌ててフォローをする。
特に神から明確に褒められなくなった、その事実は堪える物だろう。
同じように移動したオユキとトモエ、アイリスは、こういった状態であるのに。
「ま、そういった話は後だ。お前らはさっさと移動しろ。」
そうしてトモエとオユキは追い立てられるように馬車に放り込まれて移動する。
トロフィーについては今回でほぼ確定だろう。技、それを使う事で、身に着けた技術、それに対する評価も得られる様だ。
アベルは得られていないが、アイリスもそれなりの量のトロフィーを得ているあたり、線引きは今一つわからないが。
「かといって、着替えを常に持ち歩くというのも。」
「魔物の種類によっては、毒や酸を含んでいますから、アベルさんのようにそもそも近づかない、それが正解ではあります。」
「厄介ですね。アイリスさんのように焼くのも一つですか。」
「熱に強いものもいますから。」
「つくづく面倒な。」
二人で乗るには広い馬車、その中で話をしながら揺られている。ダビについては、門を超えた場所で直ぐに分かれたのだが、その辺りで色々と手配を行うという事だろう。
「ただ、これまでよりも多かったように思いますが。」
「自覚、それが原因でしょうね。知っている、気が付いた、故にそれに褒美を。そういう事でしょう。」
「とすると、そこに胡坐をかけば。」
「ええ、まさしく効果覿面、そのような結果を得られるでしょうね。」
あまりに明確な現世利益、だからこそ明確な厳しさがそこに在る。
「一先ず、今できる事をとしましたが、どうした物でしょうか。」
「指輪、ですね。」
「はい。突然それを失う方々と、事前に訓練できる私達。」
そう、そこには大きな不公平が存在する。これがただ互いに流派の名をかけて、そうであるならトモエに容赦はなかったであろう。知らぬ、出来ぬ、その方が悪い。それが何処までも真っ当な判断なのだから。
事実、こちらの神もそう判断しているのだろう。これまで加護に甘えて技、その鍛錬をお前たちは怠ってきたのだと。
「今回は、それを示す場と、そうなるのでしょうね。」
「つまり。」
「はい。私たちはそう望まれているという事です。神々から。」
「巫女、それと、いつでも押しを広める役目を与えられる、その言葉がこれですか。」
そう言えば、トモエもそのように評されていた。
「食事の場、以前は演武の場とするといいましたが、事実としてそうなりそうですね。」
「私たち以外にも、頂いている方はいるかと思いますが。」
オユキとしては、そう、他にもいるだろうとそう考えている。しかしトモエは違う。
「イマノルさんの事が有りますから。」
「そうなりますか。」
事、こういった物については、トモエの見方は厳しい。そして正鵠も得ているだろう。
もし、他の、すでに知っている武門、王都にあるそれ。
そこでこういった功績が存在する、そう知られているのであれば、恐らく彼は道を失ってはいない。力で技を成立させる、それだけではないことを身をもって知っているはずなのだから。
だとすればなおの事、あの優しい門番、その異質が際立つのだが。
そんな話をしている間にも、馬車は進み借りている屋敷にたどり着く。
迎えに出てきた執事が、トモエとオユキのあまりの姿に何とも言えない顔をするのだが、怪我は無いと一先ず示し、とにもかくにも身なりを整える。本音で言えば湯船でのんびりしたいのだが、待たせている相手がいる以上それも出来ずとにかく汚れだけを落とす。
「同行をお願いできますか。」
オユキが執事、その中でも最も経験を積んでいると判断できるものにそう願い出る。
「勿論ですが。」
「トロフィーを相応に得ましたから。あの見た目でご想像頂けたかとは思いますが。」
公爵への贈り物、それについては流石に何が喜ばれるかはわからない。
他に手が無ければこちらで判断するのだが、そうではない手があるのなら、そういった心遣いはするのが良いだろう。
「畏まりました。」
「野趣あふれる贈り物とはなりますが、ご令孫にも分かり易いでしょう。」
「成程、成程。ではそういった点からも選ばせていただきましょうか。」
「今後も、こういった事は多くなるかと思います。後からアベルさんから報告もあるでしょうが、馬車、魔物からの品を運ぶための容器、そういった手配もお願いします。」
「1台では足りませんでしたか。」
今後は、少年たちの者も増える。今日のようにトモエとオユキが積極的に狩りを行う事は、それこそ公爵から求められなければ無いだろうが、それでも相応の量は常に得られるものだろう。
執事の言葉にはただ微笑みで応えて、オユキは別の不安を口にする。
「後は、結果論ではありますが、相対的に現在持ち込んだ王太子様への贈り物の価値が落ちることとなりますから。」
そう、公爵から信頼されている人物、その同行を願うのにはそういった理由もある。
珍しいトロフィーではあったし、一枚物の毛皮、それは確かにこれまで追加で得られたりはしなかったが、今日に関してはさらに大きなものがいくつかあるのだから。
豊かな鬣が美しい、獅子の魔物、元の世界の倍ほどあるヘラジカから得られた巨大な毛皮に角。
魔物が大きくなったからこそ、トロフィーもその大きさを増している。だから馬車が荷台が足りないのだから。
「畏まりました、まずは確認いたしましょう。公爵様もお越しいただいたほうが。」
「お呼び立てさせていただいても良いのであれば、ご足労を願っても。」
「事が事ですから。今夜のこともあります、少し予定が早くなるだけではありますから。」
「ご令孫は。」
「奥方様が。」
さて、一先ずそう話がまとまれば、まずはとばかりにオユキとトモエが馬車に乗れば、狩猟者ギルドへと向かうこととなる。
相応に時間を取ったが、さて向こうは既に到着しているのだろうか。
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