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5章 祭りと鉱山
新たな生徒たち
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「この子たちが、ですか。」
止められることもなく、門から出れてしまったため、気が付けなかったが、子供たちは当然狩猟者ギルドへの登録をしていなかった。
門番に渡した身分証にしても、教会からの物であったようで、少年たちもそれを使っていたこともあり、納品の段になって、ようやく気が付くこととなった。
「そう言えば、まだ登録していなかったのですね。」
「えっと、自分たちで武器が買えてからって。」
「俺たちも安物とはいえ、どうにか武器を買ってからだったからな。
っていうか、流石に武器の一つも持ってないと、登録させちゃくれないし。」
「ええ、流石に魔物を倒すための装備も持ってないなら、必ず魔物に殺されるだけですから。
えっと、この子たちの分は少し待ってくださいね。先に登録してもらって、それから出ないと流石に受領書を発行できませんから。」
「お手数おかけします。」
そんなトラブルが、狩猟者ギルドであったが、どうにか仮登録証を受け取り、納品も終わり、仮登録の間に査定も終わったため、少し、始まりの町でのそれに比べればやはり多いが、トロフィーに比べれば、誤差、そういった額を受け取ってから、傭兵ギルドに訓練所を借りに顔を出す。
「あんちゃんたちも、こういった失敗するんだな。」
「ええ。やはり前の世界、その常識が根にありますから。
今回は、特に門で止められなかったことが大きいですね。」
「トロフィー引っ提げて町に入ってくる狩猟者に、傭兵だぞ。そりゃちょっと門の外に散歩行くぐらいで止めるもんかよ。」
「どうやらそのようで。」
ルイスに呆れたように言われて、オユキとトモエも反省する。
「お、着いたか。どうする。流石にこの中じゃ護衛は要らんと思うが、教えを伏せたいなら、外で待っておくぞ。」
「まだ仕事中でしょう。ならたとえ安全とわかっている場所でも、続けるべきだわ。」
「見て頂く分には構いませんよ。口外は避けてほしくはありますが。
その中途半端に技を伝えられて、当流派の名に傷がつくのは。」
どうやらトモエの中で、どこまで外に見せるのか、その線引きが決まったようである。
どうしてもこの世界ではそのあたり、統制など取れるはずもない。
戦いの場は町から出れば、そこら中にあり、そこで誰にも見られず狩りをするなど、不可能なのだから。
「ええ、分かったわ。見て使えそうとそう思って使うことはあっても、誰から習った、真似た、それを決して口外しないわ。正直いくつか気になることもあるの。」
「ほう。ああ、そういやお前たまに、トモエと似た技を使う事が有ったな。」
その言葉にトモエとオユキが苦笑いをする。
そとでの狩り、折に触れてアイリスが振る片手剣、その取り扱いには覚えがあった。
オユキにしても、その技に傾倒し、対人に重きを置いていた人物を思い出し、懐かしさを覚えた。
「源流は近いのですが、別の流れですよ。
それにしても、片手剣として発展させましたか。元は野太刀でしょうに。」
「へぇ。少し興味があるわね、私が習ったときには、これだったから。」
「理合いの全ては覚えていませんが、同じ地方に私たちの修めている流派と元を同じとするものがあります。
そちらで少し、打ち合いましょうか。」
オユキがそう声をかけると、アイリスは楽しげに笑う。
どうやら彼女も、相応にこういった事が好きであるらしい。
立ち振る舞いから、さて目録がどうにかもらえる程度だろうか、そう踏んではいるが、さてトモエはどうだろうかと視線を送れば、トモエもそれに頷く。
「ちょうどよい相手かと。技だけであれば、オユキさんが勝るでしょうが。それも10回に3回ほどは負けるでしょうね。」
「あら、それはあまりに私を下に見ての事じゃないかしら。」
「流れが近いので。」
そう言うとトモエが、少年たちにこれからの試合をよく見ておくようにと、そう声をかける。
「名乗りはいるかしら。」
「開祖はハヤトさんでしょうが、その名に恥じぬとそう評されているのであれば、聞きましょう。」
「言ってくれるわね。隼人流初伝アイリス・ディゾロ・プラディア。」
「改派陰流、大目録、オユキ。存分にどうぞ。」
オユキがそう声をかければ、アイリスが蜻蛉をとる。
それに合わせて、オユキも近い八双の構えを取り、互いに腰を落としたまま、じりじりと間合いを詰める。
互いに練習用の模造刀とは言え、外装を木でおおい、中に鉄心が入ったそれはまともに当たれば、怪我では済まない。
さて、アイリスが身体能力をどのあたりまで落として、技比べをするか、それをまず確かめよう、そう考えながらわざと無造作にアイリスの間合いに入る。
鋭く吐き出される息とともに、片手剣が振り下ろされるが、成程魔物の相手をしている間にこちらの加護込みでの身体能力は計られていたようで、対応の必要もない物であった。
ただ、残した足へと体を引き体を開けばかすりもしない。
「こちらに合わせて頂けるようで。」
「技の勝負ですもの。」
そう声をかけ改めて、構えなおし、もう一度同じ流れをオユキが作る。
再び振られる片手剣に、真っ向からオユキも片手剣を打ち付ける。
しかし、拮抗するとアイリスは考えたのだろうが、それは甘い。
踏み込みの精度、体の使い方、そういった物には明確な差があるのだから。
まだ慣れない体で、あまりに体の覚えのまま動けばいまだに崩れることもあるが、集中し全身を制御できる環境であれば、今となってはそこまで問題ない。とっさに動かねばならない、そんな事態が起きなければ、オユキとて既に今の体で、身に着けた技をある程度使えるところまでは来ているのだから。
オユキに僅かに押し込まれ、それを上から押し込もうとするのを、すぐさま受け流し転ばし、剣を殺す。
直ぐにそれに気が付き、アイリスが体を引こうとするのを、残った手を蹴り上げて、さらに崩し、空いた空間に踏み込みながら、さらに剣を振り抜き、相手の剣を打ち据える。
以前相対したシグルドと違い、それで剣を落とす事などはなかったが、それでも片手は離れている。
それを見て、オユキはまた間合いを取り、今度は剣を軽く下げるように下段に持ち、アイリスに言葉をかける。
「さて、如何です。」
「想像以上ね。こちらの手管にも詳しいようだけれど。」
「申し上げたように、元が大太刀、開祖の名前、それが分かる程度には見覚えていますよ。」
「次で終わりにしましょうか。護衛として、あまり護衛対象の手を煩わせるわけにもいかないもの。」
「見採り稽古には、いいでしょうから。トモエさんも認めた物ですし。」
そう互いに口にすれば、下段に対して上段から果敢に切り込む。先ほどまでの試しのようなものと違い、猿声に近い気勢を声に込めながら、アイリスが己に課した身体能力、その枠の中では最も早いものなのだろう、それを存分に発揮する。
彼の流派では、攻めの姿勢を最も大事にするものであり、下段守りの構えには、そもそも守らせる前に切り伏せる、そういう実に実践的な教えが根底にあるが、懸待とはさて、速さを持って叶えるものだと、そう何度言われたか。
最適化された振り下ろし、その動きも確かに速い。ただ、それでもまだ遅い。
相手の意に合わせ後の先を、動き出しを見たときには、それに対応できるように。
未だ繰り返し語られる皆伝のそれを会得したなどとオユキは言えないが、それでも目の前の相手には十分であった。
先に仕掛けたのはアイリスでも先に動いたのはオユキ、そんな状態を作り、相手の剣を掬い、巻き取る。
嫌って何かをしようとするのなら、それを見出し狂わし、転ばせる、そして相手の剣を殺し、己の剣を十全に叩き込む。
ただそれだけ、しかしそれだけがどれほど遠い事か。
「私の負けね。勝てる気がしないわ。」
「いえ、私程度でしたら、いくつか勝ち筋もあるでしょう。」
アイリスの持つ剣を結果として地に落とし、そしてそのまま自然に歩みを進めて相手の喉に切っ先を突きつける。
分かり易い一つの結果がそこにはある。
そして、その状態は今まさに、トモエが少年たちに覚え込ませようとしている、晴眼の構えそこから少し腕を伸ばした姿勢となっている。
「そこまでだな。」
そう、ルイスが言う声が聞こえれば、構えたまま下がり、間合いを外してから構えを解く。
「オユキさん、こちらに来てからまた腕を上げましたね。」
そう、トモエに声をかけられれば、オユキとしてもやはり嬉しいものだ。
止められることもなく、門から出れてしまったため、気が付けなかったが、子供たちは当然狩猟者ギルドへの登録をしていなかった。
門番に渡した身分証にしても、教会からの物であったようで、少年たちもそれを使っていたこともあり、納品の段になって、ようやく気が付くこととなった。
「そう言えば、まだ登録していなかったのですね。」
「えっと、自分たちで武器が買えてからって。」
「俺たちも安物とはいえ、どうにか武器を買ってからだったからな。
っていうか、流石に武器の一つも持ってないと、登録させちゃくれないし。」
「ええ、流石に魔物を倒すための装備も持ってないなら、必ず魔物に殺されるだけですから。
えっと、この子たちの分は少し待ってくださいね。先に登録してもらって、それから出ないと流石に受領書を発行できませんから。」
「お手数おかけします。」
そんなトラブルが、狩猟者ギルドであったが、どうにか仮登録証を受け取り、納品も終わり、仮登録の間に査定も終わったため、少し、始まりの町でのそれに比べればやはり多いが、トロフィーに比べれば、誤差、そういった額を受け取ってから、傭兵ギルドに訓練所を借りに顔を出す。
「あんちゃんたちも、こういった失敗するんだな。」
「ええ。やはり前の世界、その常識が根にありますから。
今回は、特に門で止められなかったことが大きいですね。」
「トロフィー引っ提げて町に入ってくる狩猟者に、傭兵だぞ。そりゃちょっと門の外に散歩行くぐらいで止めるもんかよ。」
「どうやらそのようで。」
ルイスに呆れたように言われて、オユキとトモエも反省する。
「お、着いたか。どうする。流石にこの中じゃ護衛は要らんと思うが、教えを伏せたいなら、外で待っておくぞ。」
「まだ仕事中でしょう。ならたとえ安全とわかっている場所でも、続けるべきだわ。」
「見て頂く分には構いませんよ。口外は避けてほしくはありますが。
その中途半端に技を伝えられて、当流派の名に傷がつくのは。」
どうやらトモエの中で、どこまで外に見せるのか、その線引きが決まったようである。
どうしてもこの世界ではそのあたり、統制など取れるはずもない。
戦いの場は町から出れば、そこら中にあり、そこで誰にも見られず狩りをするなど、不可能なのだから。
「ええ、分かったわ。見て使えそうとそう思って使うことはあっても、誰から習った、真似た、それを決して口外しないわ。正直いくつか気になることもあるの。」
「ほう。ああ、そういやお前たまに、トモエと似た技を使う事が有ったな。」
その言葉にトモエとオユキが苦笑いをする。
そとでの狩り、折に触れてアイリスが振る片手剣、その取り扱いには覚えがあった。
オユキにしても、その技に傾倒し、対人に重きを置いていた人物を思い出し、懐かしさを覚えた。
「源流は近いのですが、別の流れですよ。
それにしても、片手剣として発展させましたか。元は野太刀でしょうに。」
「へぇ。少し興味があるわね、私が習ったときには、これだったから。」
「理合いの全ては覚えていませんが、同じ地方に私たちの修めている流派と元を同じとするものがあります。
そちらで少し、打ち合いましょうか。」
オユキがそう声をかけると、アイリスは楽しげに笑う。
どうやら彼女も、相応にこういった事が好きであるらしい。
立ち振る舞いから、さて目録がどうにかもらえる程度だろうか、そう踏んではいるが、さてトモエはどうだろうかと視線を送れば、トモエもそれに頷く。
「ちょうどよい相手かと。技だけであれば、オユキさんが勝るでしょうが。それも10回に3回ほどは負けるでしょうね。」
「あら、それはあまりに私を下に見ての事じゃないかしら。」
「流れが近いので。」
そう言うとトモエが、少年たちにこれからの試合をよく見ておくようにと、そう声をかける。
「名乗りはいるかしら。」
「開祖はハヤトさんでしょうが、その名に恥じぬとそう評されているのであれば、聞きましょう。」
「言ってくれるわね。隼人流初伝アイリス・ディゾロ・プラディア。」
「改派陰流、大目録、オユキ。存分にどうぞ。」
オユキがそう声をかければ、アイリスが蜻蛉をとる。
それに合わせて、オユキも近い八双の構えを取り、互いに腰を落としたまま、じりじりと間合いを詰める。
互いに練習用の模造刀とは言え、外装を木でおおい、中に鉄心が入ったそれはまともに当たれば、怪我では済まない。
さて、アイリスが身体能力をどのあたりまで落として、技比べをするか、それをまず確かめよう、そう考えながらわざと無造作にアイリスの間合いに入る。
鋭く吐き出される息とともに、片手剣が振り下ろされるが、成程魔物の相手をしている間にこちらの加護込みでの身体能力は計られていたようで、対応の必要もない物であった。
ただ、残した足へと体を引き体を開けばかすりもしない。
「こちらに合わせて頂けるようで。」
「技の勝負ですもの。」
そう声をかけ改めて、構えなおし、もう一度同じ流れをオユキが作る。
再び振られる片手剣に、真っ向からオユキも片手剣を打ち付ける。
しかし、拮抗するとアイリスは考えたのだろうが、それは甘い。
踏み込みの精度、体の使い方、そういった物には明確な差があるのだから。
まだ慣れない体で、あまりに体の覚えのまま動けばいまだに崩れることもあるが、集中し全身を制御できる環境であれば、今となってはそこまで問題ない。とっさに動かねばならない、そんな事態が起きなければ、オユキとて既に今の体で、身に着けた技をある程度使えるところまでは来ているのだから。
オユキに僅かに押し込まれ、それを上から押し込もうとするのを、すぐさま受け流し転ばし、剣を殺す。
直ぐにそれに気が付き、アイリスが体を引こうとするのを、残った手を蹴り上げて、さらに崩し、空いた空間に踏み込みながら、さらに剣を振り抜き、相手の剣を打ち据える。
以前相対したシグルドと違い、それで剣を落とす事などはなかったが、それでも片手は離れている。
それを見て、オユキはまた間合いを取り、今度は剣を軽く下げるように下段に持ち、アイリスに言葉をかける。
「さて、如何です。」
「想像以上ね。こちらの手管にも詳しいようだけれど。」
「申し上げたように、元が大太刀、開祖の名前、それが分かる程度には見覚えていますよ。」
「次で終わりにしましょうか。護衛として、あまり護衛対象の手を煩わせるわけにもいかないもの。」
「見採り稽古には、いいでしょうから。トモエさんも認めた物ですし。」
そう互いに口にすれば、下段に対して上段から果敢に切り込む。先ほどまでの試しのようなものと違い、猿声に近い気勢を声に込めながら、アイリスが己に課した身体能力、その枠の中では最も早いものなのだろう、それを存分に発揮する。
彼の流派では、攻めの姿勢を最も大事にするものであり、下段守りの構えには、そもそも守らせる前に切り伏せる、そういう実に実践的な教えが根底にあるが、懸待とはさて、速さを持って叶えるものだと、そう何度言われたか。
最適化された振り下ろし、その動きも確かに速い。ただ、それでもまだ遅い。
相手の意に合わせ後の先を、動き出しを見たときには、それに対応できるように。
未だ繰り返し語られる皆伝のそれを会得したなどとオユキは言えないが、それでも目の前の相手には十分であった。
先に仕掛けたのはアイリスでも先に動いたのはオユキ、そんな状態を作り、相手の剣を掬い、巻き取る。
嫌って何かをしようとするのなら、それを見出し狂わし、転ばせる、そして相手の剣を殺し、己の剣を十全に叩き込む。
ただそれだけ、しかしそれだけがどれほど遠い事か。
「私の負けね。勝てる気がしないわ。」
「いえ、私程度でしたら、いくつか勝ち筋もあるでしょう。」
アイリスの持つ剣を結果として地に落とし、そしてそのまま自然に歩みを進めて相手の喉に切っ先を突きつける。
分かり易い一つの結果がそこにはある。
そして、その状態は今まさに、トモエが少年たちに覚え込ませようとしている、晴眼の構えそこから少し腕を伸ばした姿勢となっている。
「そこまでだな。」
そう、ルイスが言う声が聞こえれば、構えたまま下がり、間合いを外してから構えを解く。
「オユキさん、こちらに来てからまた腕を上げましたね。」
そう、トモエに声をかけられれば、オユキとしてもやはり嬉しいものだ。
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