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二章 新しくも懐かしい日々
訓練
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「さて、とはいうものの、心得だけをお話しして、御終いというのも、あれでしょう。
本来であれば、軽く手合わせをしながら、助言を差し上げるのですが。」
イマノルはそこで言葉を切って、トモエとオユキをそれぞれ、頭の先から足の先まで、ゆっくりと視線を動かす。
「どうやら、既に技は修めておられるようですし、どうしましょう。
ご自身の流儀の外から、それでも宜しければと、私からはそうとしか言えませんが。」
「ええ。お願いします。こちらに来て、いえ、来る前も含めてですか。
いささか、遠ざかっておりましたので。勘を取り戻す意味も含めて、訓練をしに参っておりますので。」
トモエが、イマノルの言葉にそう答え、するりと、壁とオユキから離れる位置へと移動する。
「分かりました。それでは、武器のご要望などは。
ここに置いてあるものなら、どれも問題なく使えますが。」
「長柄でお願いします。魔物相手は、少し遠間で構えたほうが宜しいようですから。」
イマノルは、トモエの言葉に勤勉なことです、そういって壁に立てかけられた、槍、もちろん刃先まで木造である、それを手にして、無造作にトモエの前に立つ。
「さて、技量の上では分かりませんが、身体能力という意味で、先ほどお見せした程度の差があります。
どうぞ、ご自由に。ご希望でしたら、こちらから仕掛けますよ。」
イマノルの持つそれは、強者の余裕そのものだ。
いくらか、見た目よりも力があるといっても、所詮獲物は木造の剣。どれほど上手く振ったところで、彼に傷を負わせるほどに力を籠めれば、そもそも獲物が壊れて終わる。
死合であれば、やりようもあるかもしれないが、そんなものはそもそも訓練で試すようなものでもない。
さて、トモエはこの状況でどう攻めるのだろう、少し楽しみにオユキが見守っていると、では、そう呟いてトモエが型どおりの袈裟切りを、放つ。
力強さよりも、鋭さを感じるそれは、やはり無造作に動かされたイマノルの木の棒に受け止められ、乾いた音を鳴らす。
受け止められた剣は、刃先よりも柄に近い部分で止められている。
「成程。見た目以上の技量ですね。ただ、目測と、実際の動きにずれがあるように感じます。
踏み込みすぎですね。もう一度、同じ斬撃を。」
言われたトモエは、何処か楽し気に、手首から力を抜き、止められた剣を手前に回すようにして立てながら、踏み込んだ分を、後ろに下がる。
そして、一呼吸置いた後に、また、袈裟切りを行う。
それは変わらず止められてはいるが、正しく切っ先よりも少し柄にずれた位置で止められている。
「お見事です。修正も早い。正しい修練を積まれたようだ。
異邦人の方は、異なる体をもって渡られる方もいると聞いていますが。」
「はい、私も、オユキもそうです。」
「では、確かに、慣れが最優先でしょうね。
技量は十分、しかしそれを発揮する経験がずれている、さて、まずは打ち込みを続けていただきましょうか。」
「よろしくお願いします。」
そう答えた、トモエは、また軽い息を吐き出しながら、今度は袈裟切りだけでなく、切り上げ、胴へ振りぬき、片手で振り抜き、両手に持ち替えての素早い切り替えし、そういった、生前の道場で散々行った型を繰り返す。
それを横で見ているオユキも、トモエがとても楽しそうにしているのが、よくわかる。
義理の父、道場の主がなくなって以降、門下生の一人が看板を受け継いではくれたが、それでも彼女より技は劣っていた。そして、そのころには、トモエもオユキも、かつてほどの力強さは失われてしまっていた。
だからこそ、身に着けた技を、十分に生かせる体で振るうのは、心躍る時間であろう。
「はい、ひとまずここまでで。少し休んでいてください。
馴染むまでに、時間は要するでしょうが、実に良い腕です。
グレイハウンドも数体程度なら、油断なく、背中を任せる相手がいれば、同時にさばけるでしょう。」
「ご指導ありがとうございます。」
そういって、持っていた剣を腰に収めようとして、それができない事に気が付いたトモエが、やむなく持ったまま、頭を下げる。
トモエは、僅かに息が上がり始めているが、イマノルは全く疲れた様子も見せていない。
攻め手のほうが動くとは言え、30分ほど、打ち込みをすべて受け続けたというのに、手を気にするそぶりも見せない。
「さて、オユキさんは、どうしますか。」
「ええ、私もお願いします。」
「獲物は、どうしましょうか。」
「ひとまず、槍で。」
オユキがそう答えると、イマノルはトモエに対するときと特に変わらず、無造作に槍を持ったまま、自然体でオユキに対峙する。
「分かりました。オユキさんも、トモエさんと同門でしょうか。」
「はい。とはいっても、私のほうが、技量は劣りますが。」
「ふむ。なるほど。それにしても、一つの流派で、剣も槍もとは、なかなか珍しい。」
「一応、徒手も修めていますよ。それに槍ではなく、私が学んだのは棒術ですので。」
そんな会話の合間に、オユキは軽く、間合いを量るために、借り物の槍を振ってみる。
それに合わせて、イマノルも槍を軽く振り、互いの真ん中で打ち合わせる形をとる。
イマノルが、半歩踏み出して合わせても、それでも槍のケラ首から少し下、そんな位置でしかない。
「オユキさんもですね。ただ、トモエさんとは逆です。距離が遠いですね。
一歩半、前で構えるほうがいいでしょう。」
「そのようですね。では、よろしくお願いいたします。」
「はい、存分に。」
オユキは言われた踏み込み、足を置く位置を意識しながら、槍というよりも、棒として振る。
右手で持ち、左手で支え、振るうときには、左手を滑らせながら、位置を調整しつつも、遠心力を乗せる。
また、あたるタイミングでしっかりと搾れるかも試し、時には、石突を使う足払い、足元から状態を狙うような技、そういった物を、織り交ぜ、記憶にある型、その一通りを相手にぶつける。
「お二人とも、実に良い腕ですね。技量という意味では、駆け出しとはとても呼べない域です。」
息が上がりだしたのを感じ、オユキが間合いを外すと、イマノルからそのように声がかかる。
「オユキさんも、体格の問題がありますので、魔物相手は長柄一択でしょうね。
それにしても、こちらにはない術理です。それは、やはりこちらに来る前に?」
「はい。こちらに渡る前に修めた物です。お目汚しを。」
「いえいえ。こちらこそ、良いものを見させていただきました。
人を相手にする、それに特化した術理は、こちらにはないものですから。
参考になる部分も、実に多くありました。特に、足元から槍を跳ね上げて首を狙う、あの技は勉強になりました。」
そう、汗一つ流さず、疲れた色も見せず、その所見であるはずの技も、その場で防いだイマノルは口にする。
「いえ、ご指導ありがとうございました。」
「はい、それでは、今度は私からも軽く攻めてみましょうか。
オユキさんは、休んでいてください。トモエさん、休息が十分でしたら、こちらへ。」
そうして、今度はイマノルの攻撃をトモエが、そのあとはオユキが防ぐ。
かなり加減されたであろうそれは、やはり二人が防ぐのに難儀するほどのものであった。
先ほどの二人の打ち込みから、技量をより正確に読み取り、そのギリギリ、体に慣れる、とっさの状況で思い通りに動かせる、そのラインを見極めての、打ち込みなのだろう。
二人の攻撃を、疲れも見せずにさばいたイマノルとは逆に、トモエもオユキも、それが終わるころには、相応の疲労を感じていた。
本来であれば、軽く手合わせをしながら、助言を差し上げるのですが。」
イマノルはそこで言葉を切って、トモエとオユキをそれぞれ、頭の先から足の先まで、ゆっくりと視線を動かす。
「どうやら、既に技は修めておられるようですし、どうしましょう。
ご自身の流儀の外から、それでも宜しければと、私からはそうとしか言えませんが。」
「ええ。お願いします。こちらに来て、いえ、来る前も含めてですか。
いささか、遠ざかっておりましたので。勘を取り戻す意味も含めて、訓練をしに参っておりますので。」
トモエが、イマノルの言葉にそう答え、するりと、壁とオユキから離れる位置へと移動する。
「分かりました。それでは、武器のご要望などは。
ここに置いてあるものなら、どれも問題なく使えますが。」
「長柄でお願いします。魔物相手は、少し遠間で構えたほうが宜しいようですから。」
イマノルは、トモエの言葉に勤勉なことです、そういって壁に立てかけられた、槍、もちろん刃先まで木造である、それを手にして、無造作にトモエの前に立つ。
「さて、技量の上では分かりませんが、身体能力という意味で、先ほどお見せした程度の差があります。
どうぞ、ご自由に。ご希望でしたら、こちらから仕掛けますよ。」
イマノルの持つそれは、強者の余裕そのものだ。
いくらか、見た目よりも力があるといっても、所詮獲物は木造の剣。どれほど上手く振ったところで、彼に傷を負わせるほどに力を籠めれば、そもそも獲物が壊れて終わる。
死合であれば、やりようもあるかもしれないが、そんなものはそもそも訓練で試すようなものでもない。
さて、トモエはこの状況でどう攻めるのだろう、少し楽しみにオユキが見守っていると、では、そう呟いてトモエが型どおりの袈裟切りを、放つ。
力強さよりも、鋭さを感じるそれは、やはり無造作に動かされたイマノルの木の棒に受け止められ、乾いた音を鳴らす。
受け止められた剣は、刃先よりも柄に近い部分で止められている。
「成程。見た目以上の技量ですね。ただ、目測と、実際の動きにずれがあるように感じます。
踏み込みすぎですね。もう一度、同じ斬撃を。」
言われたトモエは、何処か楽し気に、手首から力を抜き、止められた剣を手前に回すようにして立てながら、踏み込んだ分を、後ろに下がる。
そして、一呼吸置いた後に、また、袈裟切りを行う。
それは変わらず止められてはいるが、正しく切っ先よりも少し柄にずれた位置で止められている。
「お見事です。修正も早い。正しい修練を積まれたようだ。
異邦人の方は、異なる体をもって渡られる方もいると聞いていますが。」
「はい、私も、オユキもそうです。」
「では、確かに、慣れが最優先でしょうね。
技量は十分、しかしそれを発揮する経験がずれている、さて、まずは打ち込みを続けていただきましょうか。」
「よろしくお願いします。」
そう答えた、トモエは、また軽い息を吐き出しながら、今度は袈裟切りだけでなく、切り上げ、胴へ振りぬき、片手で振り抜き、両手に持ち替えての素早い切り替えし、そういった、生前の道場で散々行った型を繰り返す。
それを横で見ているオユキも、トモエがとても楽しそうにしているのが、よくわかる。
義理の父、道場の主がなくなって以降、門下生の一人が看板を受け継いではくれたが、それでも彼女より技は劣っていた。そして、そのころには、トモエもオユキも、かつてほどの力強さは失われてしまっていた。
だからこそ、身に着けた技を、十分に生かせる体で振るうのは、心躍る時間であろう。
「はい、ひとまずここまでで。少し休んでいてください。
馴染むまでに、時間は要するでしょうが、実に良い腕です。
グレイハウンドも数体程度なら、油断なく、背中を任せる相手がいれば、同時にさばけるでしょう。」
「ご指導ありがとうございます。」
そういって、持っていた剣を腰に収めようとして、それができない事に気が付いたトモエが、やむなく持ったまま、頭を下げる。
トモエは、僅かに息が上がり始めているが、イマノルは全く疲れた様子も見せていない。
攻め手のほうが動くとは言え、30分ほど、打ち込みをすべて受け続けたというのに、手を気にするそぶりも見せない。
「さて、オユキさんは、どうしますか。」
「ええ、私もお願いします。」
「獲物は、どうしましょうか。」
「ひとまず、槍で。」
オユキがそう答えると、イマノルはトモエに対するときと特に変わらず、無造作に槍を持ったまま、自然体でオユキに対峙する。
「分かりました。オユキさんも、トモエさんと同門でしょうか。」
「はい。とはいっても、私のほうが、技量は劣りますが。」
「ふむ。なるほど。それにしても、一つの流派で、剣も槍もとは、なかなか珍しい。」
「一応、徒手も修めていますよ。それに槍ではなく、私が学んだのは棒術ですので。」
そんな会話の合間に、オユキは軽く、間合いを量るために、借り物の槍を振ってみる。
それに合わせて、イマノルも槍を軽く振り、互いの真ん中で打ち合わせる形をとる。
イマノルが、半歩踏み出して合わせても、それでも槍のケラ首から少し下、そんな位置でしかない。
「オユキさんもですね。ただ、トモエさんとは逆です。距離が遠いですね。
一歩半、前で構えるほうがいいでしょう。」
「そのようですね。では、よろしくお願いいたします。」
「はい、存分に。」
オユキは言われた踏み込み、足を置く位置を意識しながら、槍というよりも、棒として振る。
右手で持ち、左手で支え、振るうときには、左手を滑らせながら、位置を調整しつつも、遠心力を乗せる。
また、あたるタイミングでしっかりと搾れるかも試し、時には、石突を使う足払い、足元から状態を狙うような技、そういった物を、織り交ぜ、記憶にある型、その一通りを相手にぶつける。
「お二人とも、実に良い腕ですね。技量という意味では、駆け出しとはとても呼べない域です。」
息が上がりだしたのを感じ、オユキが間合いを外すと、イマノルからそのように声がかかる。
「オユキさんも、体格の問題がありますので、魔物相手は長柄一択でしょうね。
それにしても、こちらにはない術理です。それは、やはりこちらに来る前に?」
「はい。こちらに渡る前に修めた物です。お目汚しを。」
「いえいえ。こちらこそ、良いものを見させていただきました。
人を相手にする、それに特化した術理は、こちらにはないものですから。
参考になる部分も、実に多くありました。特に、足元から槍を跳ね上げて首を狙う、あの技は勉強になりました。」
そう、汗一つ流さず、疲れた色も見せず、その所見であるはずの技も、その場で防いだイマノルは口にする。
「いえ、ご指導ありがとうございました。」
「はい、それでは、今度は私からも軽く攻めてみましょうか。
オユキさんは、休んでいてください。トモエさん、休息が十分でしたら、こちらへ。」
そうして、今度はイマノルの攻撃をトモエが、そのあとはオユキが防ぐ。
かなり加減されたであろうそれは、やはり二人が防ぐのに難儀するほどのものであった。
先ほどの二人の打ち込みから、技量をより正確に読み取り、そのギリギリ、体に慣れる、とっさの状況で思い通りに動かせる、そのラインを見極めての、打ち込みなのだろう。
二人の攻撃を、疲れも見せずにさばいたイマノルとは逆に、トモエもオユキも、それが終わるころには、相応の疲労を感じていた。
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