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本編
38 爆乳ホルスタインさんと、その友達
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日が暮れた商業街は、既に人通りもまばらになっており、店からこぼれる明かりと街灯の温かい灯りが濃い影を作り出しながら街中を照らしている。
今夜も雲がほとんど流れていない見事な星空だった。
俺は白魔法少女さんとの1戦、もとい圧縮10連戦を終えた後、その場で別れることとなったが、白魔法少女さんの魔素排出が無事に達成されて、彼女からとても感謝されたのは言うまでもない。
人から感謝されるというのは本当に心地が良いものである。
ちなみに、一方的な施しではなく、俺も気持ち良い思いができているので、まさにWINWINな関係だ。
別れ際に、白魔法少女さんに「また会えますか?」と熱心に聞かれたので、「もちろん」と答えておいた。
というか、今の所、白魔法少女さんを娼婦として買えるのは俺だけだろうからな。
俺の変わりが見つからない間は、どうぞ、また会いに来て下さいませ。
ちなみに、今朝みたいにポーション販売の露天商をする時があるから、俺を探している時はそこにおいでと教えておいた。
俺との関係が必要なくなる時がいつ来るかも分からないし、あとは白魔法少女さんの意思に任せようと思う。
俺とすれば、これからも白魔法少女さんとの関係性が深まれば楽しいなーとは思うのだが。
俺は白魔法少女さんと別れた後、商業街をのろのろと歩きながら、昨夜の爆乳ホルスタインさんと出会ったベンチへと向かっていく。
白魔法少女さんの突発イベントが発生したせいで忘れてしまいそうになったが、そもそも、俺がここ商業街に来た目的は、昨夜の爆乳ホルスタインさんとまた会えるかなーという、淡い期待があったからである。
いつかまた会えればという程度だったので、昨日の今日ですぐに会えるとは思ってはいないのだが、特にやることもないので暇つぶしにやってきたわけなのだが、結果としてまさかの白魔法少女さんイベントに遭遇したという感じである。
「……いるわけないよな」
俺は誰も座っていないベンチを見つめながら近づいていくと、そのまま木製のベンチに腰をおろした。
ベンチの側には街灯がひとつ立っており、ぼんやりと辺りを照らしている。
俺はベンチの背もたれに腰を預けながら、後頭部に両腕を回して夜空を見上げた。
「……もう少しだけ待ってから、セレブ姐さんの宿屋に帰ろうかな」
俺がそう呟いてから少しもしない内に、ベンチ前の暗い通りの先から二人組が何やら話しながら歩いてくる。
声色が高い感じからするに女性の二人組だとは思うのだが、何やら軽い言い合いをしているようだった。
「……ねぇ、本当にそんな男がいたの?」
「いたのー! いたのー!」
「……夢でも見たんじゃない?」
「でもでもでもー! 私、お腹いっぱいになるまで合成食を食べさせてもらったしー、私がお兄さんからもらったおみやげで、空腹で死にそうなところを助かったよねー!?」
「……まぁ、確かに助かったけれども」
「でしょー? でしょー?」
「……でも、この通りを歩くのは今夜だけで既に4度目よ? どのベンチにもそのお兄さんとやらは座ってなかったじゃない」
「でもー、でもー、あのお兄さん、私のこと綺麗だと言ってくれたしー」
「……亜人を綺麗だなんて言う人間はいないわよ。だから夢を見たって言ってるの」
「でもでもー、ちゃんとお礼をするからって言ったら、待っているよって言ってくれたんだもん!」
「……そんな男が本当にいるのならば、私もぜひ会ってはみたいわね。とはいえ、せっかく空腹を免れたのだから、動けている間に酔っ払いでも探して娼婦仕事をしないと、お互いにまた死にかけるわよ?」
「でもでもー、私、あのお兄さんにまた会いたいのー」
「……気持ちは分かるけれども、今日はこれで最後にしましょうよ」
「うぅ……、分かったー」
何やら軽く言い合いをしている二人組の女性は、お互いに話し合うので夢中なのか、俺という存在など気がつく余裕も無いという雰囲気で俺が座るベンチに近づいてくる。
やがて、ベンチの街灯の範囲に入ってきた二人組の女性の姿が明かりであらわになり、二人組の片方の女性を目にした俺は、少しばかり目を見開いて微笑みを浮かべてしまう
白地に黒の斑点、そのまんま牛柄なブラと際どいハイレグショーツを着た爆乳な大柄女性が拗ねた表情で俯いている。
その人物こそは、昨夜、俺が餌付けしたミノタウロス亜人な女性こと爆乳ホルスタインさんであった。
金髪のふんわりロングに、牛の耳と、そのすぐ上の側頭部から角が両側に生えている。
爆乳ホルスタインさんは牛耳をパタパタと動かしながら、情けなく眉を下げた表情で、隣に立つ女性に声をかけていた。
爆乳ホルスタインさんの背丈は180cmを軽く超える巨体。
隣に立つ女性は、爆乳ホルスタインさんと比べてしまえば当然ながら小柄ではあるのだが、それでも170cmを超えるであろう背丈は、ほぼ170cm程度の俺にとっては一段階は上の背丈であり、立派な体格である。
髪は紫色の長くも美しいストレートヘアで、毛先がどこも綺麗に切り揃えられており、切れ長の赤い瞳。
エナメル質なハイレグスーツは、いわゆる黒色のバニースーツ。
白い素肌が透けて見える黒色の粗い網目のタイツが妙に色気をそそり、履いているハイヒールが足の長さを更に長く見せている。
このような高級かつ品質の良さそうな服は、一ツ星娼婦の稼ぎでは着ることが難しそうだ。
巨乳でむっちむちながらも、腰のくびれと足首が細いせいで、かなりスラリとした体型に見える。
どこか冷たい妖しさと美しさを持つ魔性の女性なのだが、亜人の爆乳ホルスタインさんとは違い、普通の人間の姿をしていた。
歳は……20歳以下のような妙に若々しい感じもあるのだが、そのむせ返るような色香は遠目で見ても危険なレベルであり、本当にその若さで出せるものなのかどうかの判断がつかない。
この異世界における西洋風女性の年齢が分かりにくいのとは、どうも少し違う感じがした。
おっとりした雰囲気の爆乳ホルスタインさんとは、真逆と言っても良いほどのクールな雰囲気を漂わせている色っぽい淑女が爆乳ホルスタインさんの顔を見上げながら、小さなため息混じりに顔を振っていた。
俺は爆乳ホルスタインさんに声をかけようと思うのだが、ふと沸き起こる、何やら気恥ずかしい感じ。
お礼はまた今度でいつでも良いよ、などと格好をつけておきながら、翌日にはきっちりかっちりと早々にベンチで待っているとか、よくよくと考えてみると、なんとがっついた恥ずかしい行為なのだろうかと、今更ながらに気がついてしまい1人で勝手に顔が赤くなってしまう。
いや、でもさ、暇だったんだよ。
ゴージャスなセレブ姐さんの宿屋で寝るまでの時間を、ちょっと潰そうと思っただけなんよ。
せめて、1日ぐらい空ければ良かったと悔やむも時は既に遅し、顔を俯けてやり過ごそうなどと考えては見たものの、爆乳ホルスタインさんにあっさりと発見されてしまうのだった。
「――あーっ!!! いたいたいたいた、いたよー!!!」
ギクギクギクッ!
思わず小さく体を震わせてしまう俺なのであった。
今夜も雲がほとんど流れていない見事な星空だった。
俺は白魔法少女さんとの1戦、もとい圧縮10連戦を終えた後、その場で別れることとなったが、白魔法少女さんの魔素排出が無事に達成されて、彼女からとても感謝されたのは言うまでもない。
人から感謝されるというのは本当に心地が良いものである。
ちなみに、一方的な施しではなく、俺も気持ち良い思いができているので、まさにWINWINな関係だ。
別れ際に、白魔法少女さんに「また会えますか?」と熱心に聞かれたので、「もちろん」と答えておいた。
というか、今の所、白魔法少女さんを娼婦として買えるのは俺だけだろうからな。
俺の変わりが見つからない間は、どうぞ、また会いに来て下さいませ。
ちなみに、今朝みたいにポーション販売の露天商をする時があるから、俺を探している時はそこにおいでと教えておいた。
俺との関係が必要なくなる時がいつ来るかも分からないし、あとは白魔法少女さんの意思に任せようと思う。
俺とすれば、これからも白魔法少女さんとの関係性が深まれば楽しいなーとは思うのだが。
俺は白魔法少女さんと別れた後、商業街をのろのろと歩きながら、昨夜の爆乳ホルスタインさんと出会ったベンチへと向かっていく。
白魔法少女さんの突発イベントが発生したせいで忘れてしまいそうになったが、そもそも、俺がここ商業街に来た目的は、昨夜の爆乳ホルスタインさんとまた会えるかなーという、淡い期待があったからである。
いつかまた会えればという程度だったので、昨日の今日ですぐに会えるとは思ってはいないのだが、特にやることもないので暇つぶしにやってきたわけなのだが、結果としてまさかの白魔法少女さんイベントに遭遇したという感じである。
「……いるわけないよな」
俺は誰も座っていないベンチを見つめながら近づいていくと、そのまま木製のベンチに腰をおろした。
ベンチの側には街灯がひとつ立っており、ぼんやりと辺りを照らしている。
俺はベンチの背もたれに腰を預けながら、後頭部に両腕を回して夜空を見上げた。
「……もう少しだけ待ってから、セレブ姐さんの宿屋に帰ろうかな」
俺がそう呟いてから少しもしない内に、ベンチ前の暗い通りの先から二人組が何やら話しながら歩いてくる。
声色が高い感じからするに女性の二人組だとは思うのだが、何やら軽い言い合いをしているようだった。
「……ねぇ、本当にそんな男がいたの?」
「いたのー! いたのー!」
「……夢でも見たんじゃない?」
「でもでもでもー! 私、お腹いっぱいになるまで合成食を食べさせてもらったしー、私がお兄さんからもらったおみやげで、空腹で死にそうなところを助かったよねー!?」
「……まぁ、確かに助かったけれども」
「でしょー? でしょー?」
「……でも、この通りを歩くのは今夜だけで既に4度目よ? どのベンチにもそのお兄さんとやらは座ってなかったじゃない」
「でもー、でもー、あのお兄さん、私のこと綺麗だと言ってくれたしー」
「……亜人を綺麗だなんて言う人間はいないわよ。だから夢を見たって言ってるの」
「でもでもー、ちゃんとお礼をするからって言ったら、待っているよって言ってくれたんだもん!」
「……そんな男が本当にいるのならば、私もぜひ会ってはみたいわね。とはいえ、せっかく空腹を免れたのだから、動けている間に酔っ払いでも探して娼婦仕事をしないと、お互いにまた死にかけるわよ?」
「でもでもー、私、あのお兄さんにまた会いたいのー」
「……気持ちは分かるけれども、今日はこれで最後にしましょうよ」
「うぅ……、分かったー」
何やら軽く言い合いをしている二人組の女性は、お互いに話し合うので夢中なのか、俺という存在など気がつく余裕も無いという雰囲気で俺が座るベンチに近づいてくる。
やがて、ベンチの街灯の範囲に入ってきた二人組の女性の姿が明かりであらわになり、二人組の片方の女性を目にした俺は、少しばかり目を見開いて微笑みを浮かべてしまう
白地に黒の斑点、そのまんま牛柄なブラと際どいハイレグショーツを着た爆乳な大柄女性が拗ねた表情で俯いている。
その人物こそは、昨夜、俺が餌付けしたミノタウロス亜人な女性こと爆乳ホルスタインさんであった。
金髪のふんわりロングに、牛の耳と、そのすぐ上の側頭部から角が両側に生えている。
爆乳ホルスタインさんは牛耳をパタパタと動かしながら、情けなく眉を下げた表情で、隣に立つ女性に声をかけていた。
爆乳ホルスタインさんの背丈は180cmを軽く超える巨体。
隣に立つ女性は、爆乳ホルスタインさんと比べてしまえば当然ながら小柄ではあるのだが、それでも170cmを超えるであろう背丈は、ほぼ170cm程度の俺にとっては一段階は上の背丈であり、立派な体格である。
髪は紫色の長くも美しいストレートヘアで、毛先がどこも綺麗に切り揃えられており、切れ長の赤い瞳。
エナメル質なハイレグスーツは、いわゆる黒色のバニースーツ。
白い素肌が透けて見える黒色の粗い網目のタイツが妙に色気をそそり、履いているハイヒールが足の長さを更に長く見せている。
このような高級かつ品質の良さそうな服は、一ツ星娼婦の稼ぎでは着ることが難しそうだ。
巨乳でむっちむちながらも、腰のくびれと足首が細いせいで、かなりスラリとした体型に見える。
どこか冷たい妖しさと美しさを持つ魔性の女性なのだが、亜人の爆乳ホルスタインさんとは違い、普通の人間の姿をしていた。
歳は……20歳以下のような妙に若々しい感じもあるのだが、そのむせ返るような色香は遠目で見ても危険なレベルであり、本当にその若さで出せるものなのかどうかの判断がつかない。
この異世界における西洋風女性の年齢が分かりにくいのとは、どうも少し違う感じがした。
おっとりした雰囲気の爆乳ホルスタインさんとは、真逆と言っても良いほどのクールな雰囲気を漂わせている色っぽい淑女が爆乳ホルスタインさんの顔を見上げながら、小さなため息混じりに顔を振っていた。
俺は爆乳ホルスタインさんに声をかけようと思うのだが、ふと沸き起こる、何やら気恥ずかしい感じ。
お礼はまた今度でいつでも良いよ、などと格好をつけておきながら、翌日にはきっちりかっちりと早々にベンチで待っているとか、よくよくと考えてみると、なんとがっついた恥ずかしい行為なのだろうかと、今更ながらに気がついてしまい1人で勝手に顔が赤くなってしまう。
いや、でもさ、暇だったんだよ。
ゴージャスなセレブ姐さんの宿屋で寝るまでの時間を、ちょっと潰そうと思っただけなんよ。
せめて、1日ぐらい空ければ良かったと悔やむも時は既に遅し、顔を俯けてやり過ごそうなどと考えては見たものの、爆乳ホルスタインさんにあっさりと発見されてしまうのだった。
「――あーっ!!! いたいたいたいた、いたよー!!!」
ギクギクギクッ!
思わず小さく体を震わせてしまう俺なのであった。
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