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本編

37 娼婦になりませんか

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「つまり、魔素喰み体質では、娼婦業ができないことになるな」

「……そ、そうですね」

「変な質問になるけれども、そもそも、娼婦業には興味はあるの?」

「――そ、それはもちろん! こんな体質では無かったら、私だって一ツ星娼館に勤められたでしょうし、もっと稼げて、白魔法の研究や勉強にもお金を使えたと思いますから!」

 食い気味に答えられた。
 なら、答えは簡単だな。
 そもそも、俺は見返りの無いお節介をしまくるような清らかな人間では無い。
 いや、もちろん、時にはするとは思うけれども、貰えるものは有り難く貰いたいなと考えてしまう打算的な人間臭さだってある。
 だって、人間だもの!

 ただし、あの3人組の男達みたいに、徹底的な搾取的クズ行為をするつもりは少しもない。
 ましてや、白魔法少女さんのような、こんなにも妖精的で可愛い女の子を虐め殺すことなど言語道断である。
 しかし、相手が極悪人ならば遠慮なく成敗はするだろうけれども。

 というわけで、俺がこの異世界で女性のお役に立ちつつ、俺自身も楽しめることはたった一つ。
 ならば、解決方法もシンプルイズベスト。

「……なら、娼婦をしてみる?」

「え?」

「もちろん、誰も君を買わないのは分かっているから、お客さんは俺がするよ」

「し、白魔道士さんが?」

「ただし、相場は一ツ星娼館並の15分で銅貨1枚。もちろん、逆払いとかではなく、俺がきちんと払うから」

 白魔法少女さんの事を抱けるのは、この異世界で俺ぐらいだろうからね。
 射精時の魔素排出量が約2分の1とか全く気にしない。
 なにせ、回復チートで射精数無限だからね俺。

 ちなみに、先程のセレブ姐さんとのハッスルの後に、きちんと魔素水を飲んで補給しておいたので、魔素排出の協力も十分に可能だ。

 俺の名案かつ提案を、白魔法少女さんは申し訳なさそうに苦笑いを浮かべながら首を傾げた。

「ご、ごめんなさい白魔道士さん。何を言われているのかが、私には少し理解ができません」

「そうだねー、言葉で言うより、体験してみた方が早いかもねー」

「へ?」

 俺はギルドカードから銅貨1枚を取り出すと、白魔法少女さんに手渡す。

「え? え?」

 手渡された銅貨と俺の顔を何度も見直す白魔法少女さん。

「これで、君を買ったことになるけれども、お相手をして頂けますか娼婦さん?」

「え? あの、ええ……はい」

 もはや、白魔法少女さんは何が何やら分からないという感じではあったが、とりあえず了承の返事は頂けたので、ありがたく楽しませて頂くこととする。

「ショーツを履いてもらった所だから脱ぐのは申し訳ない。というわけで、ズラしてお邪魔しますよっと」

 俺は三角座りの白魔法少女さんに寝転んでもらうと、ローレグショーツを横にずらす。

 ピッタリと閉じられた見事なスジマン。
 しかも無毛なので幼女のようにつるつる。

 さすがは女神様候補の妖精さん。
 おまんまんすらお可愛いこと。

 さて、まずは秘所に指を入れてみることにする。
 指先を自分の唾液でペロペロ。

「あ、あの?」

「大丈夫、大丈夫、ちょいとした確認です」

 俺は白魔法少女さんの膣内を指で確認する。
 先程の兜男が中出しした精液が残っているのではと不安になったからだ。

 俺は引きこもりの童貞野郎だったから、エロレベルはMAX近くに高い。
 しかし、だからこそ、気がついた事や、無駄を削ぎ落として得た感覚というものがある。

 複数人でプレイしたり、男性達が1人の女性に連続中出しをしまくる汁系プレイがあるが、それがエロ漫画などであれば、空想であり妄想なので何も問題は無い。

 しかし、アダルトでポルノなリアル動画などになると、もはや、女優と男優の立派なプロ根性の賜物でしかない。
 昔は俺も迫力があるなーなどと思っていた若かりし頃もあったのだが、エロソムリエ階級が上がるほど、少し冷静になるというか、いやいや、複数人プレイで男同士でち●こをひっつけながら女性にフェラしてもらうとか、他人の精液でぐちゃぐちゃな所に突っ込むとか、リアルだったら戸惑いしかないわ。

 なので、最近の嗜好は男女は1対1、連続中出しも同じ男優が行う、というのがトレンドである。

 ちなみに、白魔法少女さんの膣内に指を挿入してみるも、何の汚れも無かった。
 魔素排出が間に合っていないからか、精液が全て対消滅の際に消えてしまっているようだ。

 これなら、安心して楽しめそうだ……、と思った所で、俺は大事なことに気がついた。

「……しまった、ローションが無い」

「あ、あの、大丈夫ですよ? そのまま入れて下さっても。なにせいつも、ローション無しでさせられていますから」

 白魔法少女さんが儚く微笑む。
 そんな顔をされたら、はい、そうですか、とお邪魔するわけにもいかないじゃないすか。

「ローションって、どこで売っているんだろうか」

「どこの道具屋でも置いてますよ?」

「そうなんだ」

 丁度、ここは商業街だし、道具屋の路地裏だし、買いに行くのはそれほど手間ではないか。

 でも、いや、待てよ。

 女性の体は、本当ならばローションとか要らないはずなんだよな。

 だって、自ら「濡れる」はずだから。

 ……。

 指マンとクンニによる愛撫によって、女性の性感を高めることにより、男性を向かえ入れる愛液を女性自らに分泌させるという都市伝説……。

 ――いや! だめだっ!

 指マン童貞は北欧女神様なエルさんで脱童貞したが、クンニ童貞もエルさんでするんだい!

 こうなったら、道具屋でローションを買うしかないぜ!



 しかし、脱童貞したての俺の考えなど、所詮、浅はかでしかなかった。

 路地裏の壁になっていた真横の道具屋にそのまま入り、ローションが入った小瓶の会計をする為に、カウンターの前で、まるで恋人のように体を近づかせて立っている俺と白魔法少女さん。

 ローション小瓶を袋に詰めてくれる道具屋の親父が、俺と白魔法少女さんを見ながらニヤニヤとしていた。

 な、ん、だ、こ、れ、は?

 ま、まさか、これはあのバカップルがコンビニのレジ前でイチャつきながらコンドームを買うとかいう都市伝説の類のやつか?

 し、しまった。
 知らない間に、これから隣の女とセックスするんでローション買いに来たわー、というチャラ男になってしまっていたとは!

 更には、これからセックスする女性と一緒にローション買う童貞を、勝手に卒業してしまったことになる。
 ――すみません北欧女神様ぁぁ!!

「だ、大丈夫ですか白魔道士さん?」

 俺はいつのまにか梅干しを1個まるまると口に放り込んでしまったかのような顔をしていたらしく、白魔法少女さんが心配してくれる。

 い、いや、これしきのこと、あのお優しい北欧女神様なエルさんはお許しになられるだろう。

 まー、そもそも、何か誓いや操を立てたわけでもないんだけれどもね。
 ただ、なるべくはエルさんで色々と勉強や経験を積ませて頂きたいなーとは思っております。

 でも、エルさんなら白魔法少女さんを助けようとしている俺をむしろ褒めてくれそうだな。

 俺はローション小瓶の会計を済ませると、白魔法少女さんと店を出て、また路地裏に戻ってくる。

 表通りの明かりがぼんやりとしか届かない薄暗い路地裏の中、2人で向かい合い、沈黙してしまう。

 先程の自然な流れと勢いがリセットされてしまい、何とも気まずい雰囲気になってしまった。

 しかし、先に動いたのは白魔法少女さんで、腰下辺りまでしかない薄汚れた短めの純白ローブを取り外して床に引いてくれると、その上に静かにお尻から地面に座り、また先程の様に寝転んで、膝を立てて股を開く姿勢をとってくれる。

 いわゆる、娼婦さんがベッドの上で男性を迎え入れる為の基本姿勢な正常位である。

 白魔法少女さんは、恥ずかしいのか顔を横に向けながら俺に声をかけてくれた。

「……ど、どうぞ白魔道士さん」

 うぐ、すまぬ、すまぬよ白魔法少女さん。

 まだ12~3歳な少女であろうに、俺よりも3回り以上も年下なのに、女性は幾つであろうと男性よりも大人な生き物である。

 俺はローション瓶からローションを指先に垂らすと、白魔法少女さんの膣内をくちゅくちゅとかき回す。

「……ん」

 白魔法少女さんが口元に柔らかく握った片手を当てながら、可愛い声を漏らした。

 白魔法少女さんは、まだ少女のせいか背丈は俺よりも少し低いのだが、おっぱいはドデカイ。
 タンクトップから下乳がはみ出ているほどである。
 つまり、細身の体にアンバランスな巨乳なので、おっぱいのエロさがかなり強調されてしまう見事な痩せ巨乳。

 俺はいそいそとズボンを脱ぐと、白魔法少女さんに覆いかぶさる。

「い、いきますよ?」

「ど、どうぞ」

 俺は白魔法少女さんに進入していく。

 おおー、せ、狭いぞ。

 ギチギチと広げていく感覚が凄い。

 そのまま根本まで押し込んでいく。

 俺の下腹部と白魔法少女さんの下腹部ががっちりと重なり押し合い体温を感じ合う。

 この密着感、たまらん。

 俺はヘコヘコと腰振りを開始すると、俺の動きに揺すられて、白魔法少女さんのタンクトップ巨乳が「だっぷんだっぷん」と大きく揺れる。

 す、ご、い。

 いや、北欧女神様なエルさんや、セレブ姐さんも巨乳なので凄い迫力なのだが、この少女かつ細身で巨乳というアンバランスさが、乳揺れを異様で妖しい雰囲気に変化させてしまっていた。

 これは素晴らしい。

 俺は白魔法少女さんの上に体を乗せると、俺の胸板で白魔法少女さんのおっぱいが潰れる。
 胸板から伝わるやわやわな感触が実に良い!

 俺は白魔法少女さんに抱きつきながら、白魔法少女さんの最奥に精液を浴びせかけた。
 俺の脈動に合わせて、白魔法少女さんがビクビクと震える。

「あ、ありがとうございます……」

「なんのなんの、これからだからね」

「へ?」

 俺は白魔法少女さんから体を離すと、両手で壁ドンならぬ、地面ドンするような形で白魔法少女さんを見下ろす。

「俺の魔素排出は気にしなくて大丈夫だから、今日はとりあえず10回ぐらいは出しておいた方が良いよね?」

「……?」

 白魔法少女さんは、俺の言葉の意味が分からないといった感じできょとんとしている。

 俺は自分の体に「小回復ライトヒール」を連発しつつ、水筒の魔素水をゴクゴクと飲んで補給しながら、ヘコヘコと腰を振りまくり、正常位のまま黙々と白魔法少女さんに膣内射精を決めまくる。

 膣内射精2回目。

「……あ、あの、どうして連続で精液が?」

 膣内射精4回目。

「……す、凄い、私の中の魔素がどんどん減っていく?」

 膣内射精6回目。

「……あ……う……」

 膣内射精9回目。

「……」

 とうとう白目を向きながらポカンと小さく口を開けっ放しで、全く反応の無くなったお人形さん状態の白魔法少女さんを、俺は汗を吹き出しつつ黙々とヘコヘコする。

 北欧女神様なエルさんとの楽園行きの時には、終盤あたりでパンパン腰振りもできたのだが、やはり、楽園行きぐらいの本気度と、お互いが交わる一体感が無いと、パンパン腰振りはまだまだ難しいみたいだな。

「――こ、これで10発目!」

 俺は背を仰け反らせると、白魔法少女さんの子宮口に亀頭を叩きつけて、「びゅるびゅるびゅる」と何日もオナ禁したかのような濃厚な精液を子宮内に注ぎ込む。

 つまり、小回復を使う度に射精回数が回復するせいで、精液が薄まったり空打ちしたりする事がないのである。

「はぁ……はぁ……やったぜー」

 おっと、いかんいかん。
 夢中になりすぎて、白魔法少女さんに「小回復」をかけるのを忘れていたわ。

 俺は慌てて白目で放心状態な白魔法少女に「小回復」をかけてあげるのだった。
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