148 / 228
第七章 俺様、南方へ行く
19、お米だー!
しおりを挟む
幸いにして、俺が食堂に入ってもペット(モンスター)お断りとは言われなかった。
俺が大人しくルシアちゃんに抱かれていたからだろうか?
一応他の客の目もあるので大人しくルシアちゃんの膝の上でそわそわしながら料理を待っている。
「あら、可愛らしい」
良い匂いのする料理皿を両手に、テーブルの間を忙しく歩いていたエプロン姿の女性が俺に気付いてウィンクする。そう、今の俺は可愛いペット……。
受付の女性に面影が似ている。親子なのだろうか?
胸は少々小ぶりだが美人なお姉さんを目で追っていると、ルシアちゃんの俺を抱く力が強まった。ぐぇっ。やめて、実が出ちゃう。すいません、料理皿の匂いに釣られていただけです。浮気じゃないです。
『ルシア、何を頼んだのだ?』
「アルベルト様がこの宿のお勧めを人数分と。勿論リージェ様の分もありますよ」
美味しそうな香りで楽しみだな、と言うとやっと腕を緩めてくれた。
そうこうしいていると、木の皿に乗ったサラダが運ばれてきた。レタスのような葉物野菜の上に、色とりどりの豆がたくさん載っている。
「綺麗な盛り付けですね」
緑や黄、赤紫、黒とたくさんの色が目に楽しい。
豆類は一度塩ゆでしてあるようで、少し濃いめの味つけだが葉物野菜と共に食べると塩辛さが中和されて美味だ。
『うむ、美味いな』
「ありがとうございます! この辺りでは豆類が名産で、保存も利くし成長が早くて頻繁に取れるので飢饉知らずなんですよ」
次の皿を運んできたお姉さんが、美味しい美味しいとサラダをかき込む俺達を見て嬉しそうに微笑みながらそう教えてくれる。
豆が名産ねぇ。あれ? 米は?
「あとは、これ、リーゾも名産ですね。こっちも長期保存が利くので積極的に作られています。今は収穫したばかりの一番いい時期ですよ」
そう言って目の前に置かれた皿は、白一色だった。
なんて言うの? オートミール? エミーリオが言っていた通りべちゃべちゃした正直食欲のわかない食べ物。
恐らくは、一度米粉にしてそれをミルクで煮たのだろう。野営でよく作っていたパン粥に似ているので食べるのに抵抗はないのだが、せっかく宿に来ていたので違うものが食べたかった感が強い。
「あ、でもこれ甘味が強くて美味しいです」
一口掬って口に入れたルシアちゃんがそう言って褒めるので、勇者達も俺もゆっくりと口に入れる。
瞬間口に広がったのはミルクとチーズの味。それから、ほんの微かだが塩と胡椒。後味に米の仄かな甘み。
うん、リゾットっぽい。美味い。
胡椒は高級品らしいが、わずかとはいえ料理に使えるのはそれだけこの宿が流行っている、或いは貴族も利用するということか。
後から運ばれてきた骨付きのリブステーキも味つけは塩のみだったが、ちょうど良い味つけだった。
「料理はお口に合いましたか?」
「ええ、とても美味しかったです」
食堂から出ると、受付にいた中年女性に声をかけられた。やはり中でウェイトレスをしていたお姉さんと似ている。
美味しかったと口々に伝える声に、女性は嬉しそうな笑顔になる。
『とても気に入った。原料のリーゾが保存が利くと聞いたので旅の糧食に購入したいのだが、どこで手に入る? できれば製粉前のものが良いのだが』
「製粉前ですって? 製粉は自分達でやるって事ですか?」
『いや、この子達の故郷で製粉せずに調理していたコメという植物に味が似ていたのでな』
製粉前の物が欲しいと言ったら常識外れのおかしなことを言い出す人を見る目で見られてしまったので、慌てて製粉前の実物を見てみたいのだと言い繕う。
この反応からして、粉に挽いて食べるのが一般的のようだ。そのまま調理した方が楽だろうに、やはり小麦粉の代用品として広まったのだろうか?
製粉せずに食べていたという言葉に驚きを隠せない女性は、そういう事なら、と粉や豆の売っている商店と、そこに挽いた粉を卸している農家を紹介してくれた。
翌朝。
朝食に米粉のパンに似た白いもちもちとしたパンと豆のスープに舌鼓を打つと、早速教えてもらった農家に行く。
商店は商店で気になるが、先に米だ。
「え? 粉にする前のリーゾが欲しいって? まぁあることはあるが」
教えられた農家は、昨日宿に向かう途中で手を振ってくれていたお爺さんの家だった。
宿屋に紹介されてきたと言ったら、そんな物どうするんだという顔をしながらも人ひとり入れそうな大きさの麻袋を一つ持ってきてくれた。
「これで良いかい」
「お米だー!」
『これだ! これ、あるだけくれ』
麻袋に入っていたのは、精米される前の籾殻つきではあるが良く見知った米だった。
あるだけ持って行かれたら困る、と結局二袋しか買えなかったが。
『1号、脱穀と精米の仕方を調べてくれ』
「了解!」
ああ、これで久しぶりに米が食える。楽しみだなぁ。楽しみだなぁ。
農家の爺ちゃんに言い値で銀貨を渡したら、落花生っぽい豆をおまけしてくれた。
一応商店でも米粉と豆を購入。割高だが胡椒も買えた。食材がこれでまた豊かになった。
米粉はどうするかな。ビーフンもどきでも作ってもらうかな? パンも良いなぁ。
俺達はこれからの食事に想いを馳せながら、夢見心地で出立した。
俺が大人しくルシアちゃんに抱かれていたからだろうか?
一応他の客の目もあるので大人しくルシアちゃんの膝の上でそわそわしながら料理を待っている。
「あら、可愛らしい」
良い匂いのする料理皿を両手に、テーブルの間を忙しく歩いていたエプロン姿の女性が俺に気付いてウィンクする。そう、今の俺は可愛いペット……。
受付の女性に面影が似ている。親子なのだろうか?
胸は少々小ぶりだが美人なお姉さんを目で追っていると、ルシアちゃんの俺を抱く力が強まった。ぐぇっ。やめて、実が出ちゃう。すいません、料理皿の匂いに釣られていただけです。浮気じゃないです。
『ルシア、何を頼んだのだ?』
「アルベルト様がこの宿のお勧めを人数分と。勿論リージェ様の分もありますよ」
美味しそうな香りで楽しみだな、と言うとやっと腕を緩めてくれた。
そうこうしいていると、木の皿に乗ったサラダが運ばれてきた。レタスのような葉物野菜の上に、色とりどりの豆がたくさん載っている。
「綺麗な盛り付けですね」
緑や黄、赤紫、黒とたくさんの色が目に楽しい。
豆類は一度塩ゆでしてあるようで、少し濃いめの味つけだが葉物野菜と共に食べると塩辛さが中和されて美味だ。
『うむ、美味いな』
「ありがとうございます! この辺りでは豆類が名産で、保存も利くし成長が早くて頻繁に取れるので飢饉知らずなんですよ」
次の皿を運んできたお姉さんが、美味しい美味しいとサラダをかき込む俺達を見て嬉しそうに微笑みながらそう教えてくれる。
豆が名産ねぇ。あれ? 米は?
「あとは、これ、リーゾも名産ですね。こっちも長期保存が利くので積極的に作られています。今は収穫したばかりの一番いい時期ですよ」
そう言って目の前に置かれた皿は、白一色だった。
なんて言うの? オートミール? エミーリオが言っていた通りべちゃべちゃした正直食欲のわかない食べ物。
恐らくは、一度米粉にしてそれをミルクで煮たのだろう。野営でよく作っていたパン粥に似ているので食べるのに抵抗はないのだが、せっかく宿に来ていたので違うものが食べたかった感が強い。
「あ、でもこれ甘味が強くて美味しいです」
一口掬って口に入れたルシアちゃんがそう言って褒めるので、勇者達も俺もゆっくりと口に入れる。
瞬間口に広がったのはミルクとチーズの味。それから、ほんの微かだが塩と胡椒。後味に米の仄かな甘み。
うん、リゾットっぽい。美味い。
胡椒は高級品らしいが、わずかとはいえ料理に使えるのはそれだけこの宿が流行っている、或いは貴族も利用するということか。
後から運ばれてきた骨付きのリブステーキも味つけは塩のみだったが、ちょうど良い味つけだった。
「料理はお口に合いましたか?」
「ええ、とても美味しかったです」
食堂から出ると、受付にいた中年女性に声をかけられた。やはり中でウェイトレスをしていたお姉さんと似ている。
美味しかったと口々に伝える声に、女性は嬉しそうな笑顔になる。
『とても気に入った。原料のリーゾが保存が利くと聞いたので旅の糧食に購入したいのだが、どこで手に入る? できれば製粉前のものが良いのだが』
「製粉前ですって? 製粉は自分達でやるって事ですか?」
『いや、この子達の故郷で製粉せずに調理していたコメという植物に味が似ていたのでな』
製粉前の物が欲しいと言ったら常識外れのおかしなことを言い出す人を見る目で見られてしまったので、慌てて製粉前の実物を見てみたいのだと言い繕う。
この反応からして、粉に挽いて食べるのが一般的のようだ。そのまま調理した方が楽だろうに、やはり小麦粉の代用品として広まったのだろうか?
製粉せずに食べていたという言葉に驚きを隠せない女性は、そういう事なら、と粉や豆の売っている商店と、そこに挽いた粉を卸している農家を紹介してくれた。
翌朝。
朝食に米粉のパンに似た白いもちもちとしたパンと豆のスープに舌鼓を打つと、早速教えてもらった農家に行く。
商店は商店で気になるが、先に米だ。
「え? 粉にする前のリーゾが欲しいって? まぁあることはあるが」
教えられた農家は、昨日宿に向かう途中で手を振ってくれていたお爺さんの家だった。
宿屋に紹介されてきたと言ったら、そんな物どうするんだという顔をしながらも人ひとり入れそうな大きさの麻袋を一つ持ってきてくれた。
「これで良いかい」
「お米だー!」
『これだ! これ、あるだけくれ』
麻袋に入っていたのは、精米される前の籾殻つきではあるが良く見知った米だった。
あるだけ持って行かれたら困る、と結局二袋しか買えなかったが。
『1号、脱穀と精米の仕方を調べてくれ』
「了解!」
ああ、これで久しぶりに米が食える。楽しみだなぁ。楽しみだなぁ。
農家の爺ちゃんに言い値で銀貨を渡したら、落花生っぽい豆をおまけしてくれた。
一応商店でも米粉と豆を購入。割高だが胡椒も買えた。食材がこれでまた豊かになった。
米粉はどうするかな。ビーフンもどきでも作ってもらうかな? パンも良いなぁ。
俺達はこれからの食事に想いを馳せながら、夢見心地で出立した。
0
お気に入りに追加
126
あなたにおすすめの小説
神のいとし子は追放された私でした〜異母妹を選んだ王太子様、今のお気持ちは如何ですか?〜
星河由乃(旧名:星里有乃)
恋愛
「アメリアお姉様は、私達の幸せを考えて、自ら身を引いてくださいました」
「オレは……王太子としてではなく、一人の男としてアメリアの妹、聖女レティアへの真実の愛に目覚めたのだ!」
(レティアったら、何を血迷っているの……だって貴女本当は、霊感なんてこれっぽっちも無いじゃない!)
美貌の聖女レティアとは対照的に、とにかく目立たない姉のアメリア。しかし、地味に装っているアメリアこそが、この国の神のいとし子なのだが、悪魔と契約した妹レティアはついに姉を追放してしまう。
やがて、神のいとし子の祈りが届かなくなった国は災いが増え、聖女の力を隠さなくなったアメリアに救いの手を求めるが……。
* 2023年01月15日、連載完結しました。
* ヒロインアメリアの相手役が第1章は精霊ラルド、第2章からは隣国の王子アッシュに切り替わります。最終章に該当する黄昏の章で、それぞれの関係性を決着させています。お読みくださった読者様、ありがとうございました!
* 初期投稿ではショートショート作品の予定で始まった本作ですが、途中から長編版に路線を変更して完結させました。
* この作品は小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しております。
* ブクマ、感想、ありがとうございます。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
聖女にしろなんて誰が言った。もはや我慢の限界!私、逃げます!
猿喰 森繁
ファンタジー
幼いころから我慢を強いられてきた主人公。 異世界に連れてこられても我慢をしてきたが、ついに限界が来てしまった。 数年前から、国から出ていく算段をつけ、ついに国外逃亡。 国の未来と、主人公の未来は、どうなるのか!?
旦那様、どうやら御子がお出来になられたようですのね ~アラフォー妻はヤンデレ夫から逃げられない⁉
Hinaki
ファンタジー
「初めまして、私あなたの旦那様の子供を身籠りました」
華奢で可憐な若い女性が共もつけずに一人で訪れた。
彼女の名はサブリーナ。
エアルドレッド帝国四公の一角でもある由緒正しいプレイステッド公爵夫人ヴィヴィアンは余りの事に瞠目してしまうのと同時に彼女の心の奥底で何時かは……と覚悟をしていたのだ。
そうヴィヴィアンの愛する夫は艶やかな漆黒の髪に皇族だけが持つ緋色の瞳をした帝国内でも上位に入るイケメンである。
然もである。
公爵は28歳で青年と大人の色香を併せ持つ何とも微妙なお年頃。
一方妻のヴィヴィアンは取り立てて美人でもなく寧ろ家庭的でぽっちゃりさんな12歳年上の姉さん女房。
趣味は社交ではなく高位貴族にはあるまじき的なお料理だったりする。
そして十人が十人共に声を大にして言うだろう。
「まだまだ若き公爵に相応しいのは結婚をして早五年ともなるのに子も授からぬ年増な妻よりも、若くて可憐で華奢な、何より公爵の子を身籠っているサブリーナこそが相応しい」と。
ある夜遅くに帰ってきた夫の――――と言うよりも最近の夫婦だからこそわかる彼を纏う空気の変化と首筋にある赤の刻印に気づいた妻は、暫くして決意の上行動を起こすのだった。
拗らせ妻と+ヤンデレストーカー気質の夫とのあるお話です。
嫌われ聖女さんはとうとう怒る〜今更大切にするなんて言われても、もう知らない〜
𝓝𝓞𝓐
ファンタジー
13歳の時に聖女として認定されてから、身を粉にして人々のために頑張り続けたセレスティアさん。どんな人が相手だろうと、死にかけながらも癒し続けた。
だが、その結果は悲惨の一言に尽きた。
「もっと早く癒せよ! このグズが!」
「お前がもっと早く治療しないせいで、後遺症が残った! 死んで詫びろ!」
「お前が呪いを防いでいれば! 私はこんなに醜くならなかったのに! お前も呪われろ!」
また、日々大人も気絶するほどの魔力回復ポーションを飲み続けながら、国中に魔物を弱らせる結界を張っていたのだが……、
「もっと出力を上げんか! 貴様のせいで我が国の騎士が傷付いたではないか! とっとと癒せ! このウスノロが!」
「チッ。あの能無しのせいで……」
頑張っても頑張っても誰にも感謝されず、それどころか罵られるばかり。
もう我慢ならない!
聖女さんは、とうとう怒った。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる