289 / 325
最終章 大黒腐編
第276話 シャゴール海岸の戦い
しおりを挟む
海は既にオークの大船団で黒く覆われていた。
上空の観測機械蜂から、
俺の視界へと次々情報が送られてくる。
船のカウント数が、
もの凄い勢いで増えてゆく。
正直もう止まってくれと辟易するほどだ。
敵軍は推定10万。
船団の先頭集団は、
もう目と鼻の先まで迫っていた。
俺はすぐに機械蜂を船底に張り付かせた。
いよいよ開戦だ。
「ホノア、高度を下げてくれ」
「了解です」
俺と【王の左手】のソーンとリンギオは、
有翼人兵で結成された
【護国十二隊】九番隊の背中に乗り、
上空を旋回していた。
『各員へ次ぐ。
これより上陸阻止作戦を開始する』
海岸線の各地に陣を張る将軍級から、
返事が帰ってくるのを聞きながら、
俺は爆破の信号を送った。
百隻ほどに爆発の水柱が上がる。
船は一斉に傾き、ゆっくり沈んでいく。
左側では強烈な光を放ちながら、
ネネルのレーザーがオークの船を次々と破壊している。
俺は、ある一定ラインまで敵船が来れば、
ほとんどオートで機械蜂が向かい爆発するように設定し、
脳内通信で各将軍と作戦の確認をした。
上から戦場を見ながら作戦に細かく修正を加え、
戦況に応じながら、
さらには火球で攻撃もする。
上空から浜を見ると、
沈む船から投げ出されたオーク達が、
ぽつぽつ上陸してきていた。
前線の兵達が弓で仕留めている。
視界の隅に表示されている機械蜂の数が、
どんどん減ってゆく。
船一隻を沈めるには最低でも3匹は必要だ。
それでも沈まない船にはもう2匹追加したりもする。
このままいけばいずれ尽きるだろう。
……そろそろフェーズ2か。
俺は魔剣フラレウムを抜いた。
ボッ!と収斂された炎の刀身が現れる。
「頼むぞ、カカラル!」
フラレウムから飛び出たカカラルは、
クウカカヵヵヵッ!!と勇ましく鳴くと、
炎の身体を急降下させ、
船団のど真ん中に突っ込んでいった。
船をすり抜けるたびに炎が燃え移り、
あっという間に海の一角が真っ赤に染まる。
「オスカー様、ご覧ください……」
ホノアが前方を指差した。
水平線までどこもかしこも船だらけだ。
軽く1000隻は超えている。
「……果てしないな」
脳内チップ経由で送られてくる映像と、
自分の目で見るのとでは迫力が違う。
やはり持久戦……しかもミスは許されない。
今行っている攻撃は焼け石に水程度。
全体の一割ほどしか削っていない。
『オスカー様、
上陸してきたオークの数が増えてきました。
次の作戦に移りますか?』
バルバレスから通信が入る。
『ああ、そっちは頼む』
すでに海岸はオークの死体が山になりつつある。
更に、沈めきれなかった船が浜に到着し、
大量のオーク兵がなだれ込んでいる箇所もある。
合図と共に投石器、そして火矢が放たれる。
油壺も投げ入れられ、巨大な炎が上がった。
ネネルは海岸線に沿って飛びながら、
船に雷撃を落としまくっている。
俺も反対側から海岸線に沿って、
フラレウムから巨大な炎を出して焼き尽くす。
まだ今のところは何とか抑えられている。
……そう、今のところは。
【護国十二隊】、
十一番隊の隊長ラウリンゼはダルク出身だ。
ダルク民は腐樹の森に住み、
魔物と共生していた稀有な種族だ。
魔物のエキスから抽出した香料を身体に吹き付け、
魔物に襲われない術を持っている。
無精ひげの屈強な体躯をしたラウリンゼは、
船から放たれた魔物が、
燃える矢を身体に纏いながら突進してくるのを、
素早く処理した。
彼にとっては慣れたものだった。
チグイと呼ばれるダンゴムシ型をしたその魔物は、
一般の兵なら仕留めるのに4,5人は必要だ。
オーク兵はさすがに無理だが、
魔物は十一番隊の隊員達を敵視しなかった。
端まで見えないほど長い戦線では、
所々で衝突が起き始めた。
波打ち際は、
既に大勢のオークで埋め尽くされている。
頭上を大量の火矢と有翼人兵達、
そしてカカラルが飛んで行く。
混戦の中、ラウリンゼたちは、
オークの剣と己の剣を激しくぶつけ合った。
「〝暴紛〟を用意しろ!!!」
オークを切り伏せながら、
部下たちに怒鳴ったラウリンゼは前方に剣先を向けた。
そこにはウデナガと呼ばれている魔物が複数いた。
部下たちの手によって投げられた〝暴紛〟は、
放物線を描き、そのウデナガ周辺に落ちる。
舞い上がった煙の中、
しばらく魔物たちは動きを止めた。
するとウデナガ達は痙攣しだし、
一斉に鳴き声を上げながら、
奇妙な行動をしだした。
「効きましたね……」
「ああ、距離を取った方がいいな」
やがて友軍の後方からどよめきが上がる。
ウデナガが周囲のオーク兵達を蹂躙し出したのだ。
その勢いはすさまじく、
浜から向かってくる多くのオーク兵が足止めされ、
補充兵が来ない前線のオーク兵達は、
みるみる数を減らしていった。
「あんたら凄いな……」
バルバレス兵や義勇兵たちが、
ラウリンゼら十一番隊を讃えた。
「おい、なんだあいつ」
誰かの声に視線を戻したラウリンゼは、
一際異彩を放つ黒いオークに、
一目見て禍々しい畏怖を感じた。
身体中から白い棘のようなものを生やし、
圧倒的な力で暴れるウデナガを、
ぐちゃぐちゃに潰している。
手に持っているものはなんだ?
あれは何かの骨か?
ラウリンゼは気がつけば痛いほど剣を握っていた。
全ての暴れるウデナガを処理した黒いオークは、
こちらに向かって来た。
信じられない速さで跳躍したそのオークは、
迷うことなくラウリンゼに斬りかかった。
剣で受けたが、
とんでもない重さに指が折れた。
「ぐぅぅぅっ!!!」
強烈な痛みに耐えていると、
部下の数人がオークに斬りかかった。
だが身体中から生えている白い棘が邪魔して、
剣先が刺さらない。
「我は〝骨の王〟ザンギ。
お前が一番強そうだ……名は?」
聞いたことのないざらついた声に、
周囲は息を呑む。
「喋りやがった……」
ザンギは身震いするように肩と腕を動かし、
周りの兵士を自らの棘で刺し殺した。
ラウリンゼは死を覚悟した。
ルガクトら有翼人兵は、
上空から連弩で矢の雨を降らしていた。
北ブリムス連合のどこかが連れてきたらしい、
巨大なミミズ型の魔獣が、
砂浜から飛び出て、
オークを何人も飲み込むのが見えた。
既に混戦。
上空にいるルガクトは、
徐々に黒く染まっていく浜辺を見て、
「これが〝大黒腐〟か……」
と呟いた。
「なにか来ます!」
部下の声に振り向くと、
前方から何かが飛んでくるのが見えた。
有翼人兵が次々落とされる。
オークにも飛べる奴がいたか!
「私がいきます!」
声を上げたのは近くを飛んでいた、
部隊長のミミナ・スタークスだ。
ルガクトが密かに自分の代わりが務まる人物として、
目をかけている優秀な部下だった。
彼女なら……
そう思ったルガクトだったが、甘かった。
翼の生えた黒いオークは、
もう一段スピードを上げると、
簡単にミミナの首を飛ばした。
「ミミナッ!!!」
ミミナの胴体と首が、
力なく回転しながら戦場へと落下していった。
「貴様!! 許さん!!」
ルガクトは斧手を振り上げ、
敵のオークと空中で激突、
自身のスピードに乗せた渾身の一撃を見舞った。
だが相手の腕力も相当なもので、
力で押し切るどころか、
何とか互角に刃を交えるに終わった。
「……我は〝翼の王〟ギュルト。
我の剣を受けた奴は初めてだ」
ギュルトは不気味な笑みを浮かべた。
上空の観測機械蜂から、
俺の視界へと次々情報が送られてくる。
船のカウント数が、
もの凄い勢いで増えてゆく。
正直もう止まってくれと辟易するほどだ。
敵軍は推定10万。
船団の先頭集団は、
もう目と鼻の先まで迫っていた。
俺はすぐに機械蜂を船底に張り付かせた。
いよいよ開戦だ。
「ホノア、高度を下げてくれ」
「了解です」
俺と【王の左手】のソーンとリンギオは、
有翼人兵で結成された
【護国十二隊】九番隊の背中に乗り、
上空を旋回していた。
『各員へ次ぐ。
これより上陸阻止作戦を開始する』
海岸線の各地に陣を張る将軍級から、
返事が帰ってくるのを聞きながら、
俺は爆破の信号を送った。
百隻ほどに爆発の水柱が上がる。
船は一斉に傾き、ゆっくり沈んでいく。
左側では強烈な光を放ちながら、
ネネルのレーザーがオークの船を次々と破壊している。
俺は、ある一定ラインまで敵船が来れば、
ほとんどオートで機械蜂が向かい爆発するように設定し、
脳内通信で各将軍と作戦の確認をした。
上から戦場を見ながら作戦に細かく修正を加え、
戦況に応じながら、
さらには火球で攻撃もする。
上空から浜を見ると、
沈む船から投げ出されたオーク達が、
ぽつぽつ上陸してきていた。
前線の兵達が弓で仕留めている。
視界の隅に表示されている機械蜂の数が、
どんどん減ってゆく。
船一隻を沈めるには最低でも3匹は必要だ。
それでも沈まない船にはもう2匹追加したりもする。
このままいけばいずれ尽きるだろう。
……そろそろフェーズ2か。
俺は魔剣フラレウムを抜いた。
ボッ!と収斂された炎の刀身が現れる。
「頼むぞ、カカラル!」
フラレウムから飛び出たカカラルは、
クウカカヵヵヵッ!!と勇ましく鳴くと、
炎の身体を急降下させ、
船団のど真ん中に突っ込んでいった。
船をすり抜けるたびに炎が燃え移り、
あっという間に海の一角が真っ赤に染まる。
「オスカー様、ご覧ください……」
ホノアが前方を指差した。
水平線までどこもかしこも船だらけだ。
軽く1000隻は超えている。
「……果てしないな」
脳内チップ経由で送られてくる映像と、
自分の目で見るのとでは迫力が違う。
やはり持久戦……しかもミスは許されない。
今行っている攻撃は焼け石に水程度。
全体の一割ほどしか削っていない。
『オスカー様、
上陸してきたオークの数が増えてきました。
次の作戦に移りますか?』
バルバレスから通信が入る。
『ああ、そっちは頼む』
すでに海岸はオークの死体が山になりつつある。
更に、沈めきれなかった船が浜に到着し、
大量のオーク兵がなだれ込んでいる箇所もある。
合図と共に投石器、そして火矢が放たれる。
油壺も投げ入れられ、巨大な炎が上がった。
ネネルは海岸線に沿って飛びながら、
船に雷撃を落としまくっている。
俺も反対側から海岸線に沿って、
フラレウムから巨大な炎を出して焼き尽くす。
まだ今のところは何とか抑えられている。
……そう、今のところは。
【護国十二隊】、
十一番隊の隊長ラウリンゼはダルク出身だ。
ダルク民は腐樹の森に住み、
魔物と共生していた稀有な種族だ。
魔物のエキスから抽出した香料を身体に吹き付け、
魔物に襲われない術を持っている。
無精ひげの屈強な体躯をしたラウリンゼは、
船から放たれた魔物が、
燃える矢を身体に纏いながら突進してくるのを、
素早く処理した。
彼にとっては慣れたものだった。
チグイと呼ばれるダンゴムシ型をしたその魔物は、
一般の兵なら仕留めるのに4,5人は必要だ。
オーク兵はさすがに無理だが、
魔物は十一番隊の隊員達を敵視しなかった。
端まで見えないほど長い戦線では、
所々で衝突が起き始めた。
波打ち際は、
既に大勢のオークで埋め尽くされている。
頭上を大量の火矢と有翼人兵達、
そしてカカラルが飛んで行く。
混戦の中、ラウリンゼたちは、
オークの剣と己の剣を激しくぶつけ合った。
「〝暴紛〟を用意しろ!!!」
オークを切り伏せながら、
部下たちに怒鳴ったラウリンゼは前方に剣先を向けた。
そこにはウデナガと呼ばれている魔物が複数いた。
部下たちの手によって投げられた〝暴紛〟は、
放物線を描き、そのウデナガ周辺に落ちる。
舞い上がった煙の中、
しばらく魔物たちは動きを止めた。
するとウデナガ達は痙攣しだし、
一斉に鳴き声を上げながら、
奇妙な行動をしだした。
「効きましたね……」
「ああ、距離を取った方がいいな」
やがて友軍の後方からどよめきが上がる。
ウデナガが周囲のオーク兵達を蹂躙し出したのだ。
その勢いはすさまじく、
浜から向かってくる多くのオーク兵が足止めされ、
補充兵が来ない前線のオーク兵達は、
みるみる数を減らしていった。
「あんたら凄いな……」
バルバレス兵や義勇兵たちが、
ラウリンゼら十一番隊を讃えた。
「おい、なんだあいつ」
誰かの声に視線を戻したラウリンゼは、
一際異彩を放つ黒いオークに、
一目見て禍々しい畏怖を感じた。
身体中から白い棘のようなものを生やし、
圧倒的な力で暴れるウデナガを、
ぐちゃぐちゃに潰している。
手に持っているものはなんだ?
あれは何かの骨か?
ラウリンゼは気がつけば痛いほど剣を握っていた。
全ての暴れるウデナガを処理した黒いオークは、
こちらに向かって来た。
信じられない速さで跳躍したそのオークは、
迷うことなくラウリンゼに斬りかかった。
剣で受けたが、
とんでもない重さに指が折れた。
「ぐぅぅぅっ!!!」
強烈な痛みに耐えていると、
部下の数人がオークに斬りかかった。
だが身体中から生えている白い棘が邪魔して、
剣先が刺さらない。
「我は〝骨の王〟ザンギ。
お前が一番強そうだ……名は?」
聞いたことのないざらついた声に、
周囲は息を呑む。
「喋りやがった……」
ザンギは身震いするように肩と腕を動かし、
周りの兵士を自らの棘で刺し殺した。
ラウリンゼは死を覚悟した。
ルガクトら有翼人兵は、
上空から連弩で矢の雨を降らしていた。
北ブリムス連合のどこかが連れてきたらしい、
巨大なミミズ型の魔獣が、
砂浜から飛び出て、
オークを何人も飲み込むのが見えた。
既に混戦。
上空にいるルガクトは、
徐々に黒く染まっていく浜辺を見て、
「これが〝大黒腐〟か……」
と呟いた。
「なにか来ます!」
部下の声に振り向くと、
前方から何かが飛んでくるのが見えた。
有翼人兵が次々落とされる。
オークにも飛べる奴がいたか!
「私がいきます!」
声を上げたのは近くを飛んでいた、
部隊長のミミナ・スタークスだ。
ルガクトが密かに自分の代わりが務まる人物として、
目をかけている優秀な部下だった。
彼女なら……
そう思ったルガクトだったが、甘かった。
翼の生えた黒いオークは、
もう一段スピードを上げると、
簡単にミミナの首を飛ばした。
「ミミナッ!!!」
ミミナの胴体と首が、
力なく回転しながら戦場へと落下していった。
「貴様!! 許さん!!」
ルガクトは斧手を振り上げ、
敵のオークと空中で激突、
自身のスピードに乗せた渾身の一撃を見舞った。
だが相手の腕力も相当なもので、
力で押し切るどころか、
何とか互角に刃を交えるに終わった。
「……我は〝翼の王〟ギュルト。
我の剣を受けた奴は初めてだ」
ギュルトは不気味な笑みを浮かべた。
0
お気に入りに追加
243
あなたにおすすめの小説
プラス的 異世界の過ごし方
seo
ファンタジー
日本で普通に働いていたわたしは、気がつくと異世界のもうすぐ5歳の幼女だった。田舎の山小屋みたいなところに引っ越してきた。そこがおさめる領地らしい。伯爵令嬢らしいのだが、わたしの多少の知識で知る貴族とはかなり違う。あれ、ひょっとして、うちって貧乏なの? まあ、家族が仲良しみたいだし、楽しければいっか。
呑気で細かいことは気にしない、めんどくさがりズボラ女子が、神様から授けられるギフト「+」に助けられながら、楽しんで生活していきます。
乙女ゲーの脇役家族ということには気づかずに……。
#不定期更新 #物語の進み具合のんびり
#カクヨムさんでも掲載しています
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
知らない異世界を生き抜く方法
明日葉
ファンタジー
異世界転生、とか、異世界召喚、とか。そんなジャンルの小説や漫画は好きで読んでいたけれど。よく元ネタになるようなゲームはやったことがない。
なんの情報もない異世界で、当然自分の立ち位置もわからなければ立ち回りもわからない。
そんな状況で生き抜く方法は?
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
異世界でも男装標準装備~性別迷子とか普通だけど~
結城 朱煉
ファンタジー
日常から男装している木原祐樹(25歳)は
気が付くと真っ白い空間にいた
自称神という男性によると
部下によるミスが原因だった
元の世界に戻れないので
異世界に行って生きる事を決めました!
異世界に行って、自由気ままに、生きていきます
~☆~☆~☆~☆~☆
誤字脱字など、気を付けていますが、ありましたら教えて頂けると助かります!
また、感想を頂けると大喜びします
気が向いたら書き込んでやって下さい
~☆~☆~☆~☆~☆
カクヨム・小説家になろうでも公開しています
もしもシリーズ作りました<異世界でも男装標準装備~もしもシリーズ~>
もし、よろしければ読んであげて下さい
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる