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第二章
46話 ツイスターゲーム1
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夜。
夕食を外で済ませた優奈は帰りに商店街をぶらぶらと歩いていた。
商店街は相変わらず人気がなく、物寂しげな雰囲気を醸し出している。
「んーっ、いい雰囲気。何れは賑やかになってほしいけど、これはこれで乙なものだね」
優奈は自分が作った街並みを堪能していた。
おもちゃ屋に差し掛かった時、優奈は思い出したように足を止める。
商店街に建てられたおもちゃ屋。
子供向けの玩具を専門に販売されており、ここでは様々なジャンルの玩具を手に入れることができる。
町に来た女の子は精神的に自立した大人びている子が多いが、やはりまだ子供のようで商店街の中ではおもちゃ屋が非常に人気であった。
優奈はおもちゃ屋の中へと入る。
色取り取りの玩具が陳列されていて、店内は彩り豊かな明るい雰囲気だった。
人気のお店であるが、今は夜の為か他に客は居ない。
優奈は一角にあるゲームコーナーに目を向ける。
棚には多くのゲームソフトがずらりと並べられていた。
「やっぱり、もうそんな入る余裕はないっぽいか」
智香がハマっているテレビゲームだが、他の子達にも意外と人気があった。
携帯電話が廃止された為、付属されていた機能を代用する形で、デジカメやゲーム機を使用するようになったのだ。
思っていた以上に人気が出たことから、優奈は地上で販売されているソフトのローカライズを増やすよう指示を出していた。
だが売る商品が増えれば、店舗に陳列するスペースも多く取るようになる。
「まだ上の階には余裕あるけど、割合が増えるなら別に専門店を作った方がいいかな」
町作りについて考えつつ、優奈は店の中を歩いて見る。
売られている玩具は、幅広いジャンルをカバーしながらも多くの種類を取り揃えており、女の子達も満足する品揃えであった。
値段は安価ではあるが食品ほどではないので、好き放題買える訳ではない。
女の子達は貰ったお小遣いをやりくりしながら買わなければならなかった。
「ま、私は買えちゃうんだけどね」
裏の支配者である優奈は当然のことながら、町のルールには縛られない。
小遣い外に通貨をいくらでも手に入れることができるどころか、通貨の必要もなく商品を手に入れられる。
しかし周りの女の子達の目もある。
他の子と同じ立場でいるにはバレない範囲でしかできない為、結局小遣いをやりくりするのと大して変わらなかった。
「とは言っても、町の売り物で欲しい物なんて何もない。本当に欲しいものは今、自分で作ってるから」
優奈が望むものはただ一つ。
女の子達の楽園であった。
「好感度上げの為に貢ぐっていう手もあるけど、そういうの麻衣ちゃん嫌うからなぁ。できるのは一緒に遊べる玩具を買うくらいかな」
独り言を言いながら歩いていると、そこで視界に入ったある商品に目が留まる。
「おっ、これは」
――――
「「ツイスター!」」
「うぇーい」
優奈の部屋にて、美咲と真琴がツイスターゲームのルーレットを回して燥ぐ。
おもちゃ屋でツイスターゲームを買って来た優奈は、一緒に遊ぼうと美咲と真琴の二人を部屋に誘ったのだった。
このゲームならば、わざとらしくなく触れ合いができるという目論みで無防備な二人に声を掛けたのである。
そうとは知らず、まんまと誘いに乗った二人は初めてやるツイスターゲームに大興奮の様子であった。
三人でツイスターゲームを始める。
「ええっと、右手が赤っと」
近くに赤マークはあったが、優奈は敢えて前でブリッジをしている美咲を覆い被さるように乗り越えて、向かいの赤マークに手を置く。
「うおっ、こっち来るの!?」
「体重乗せるとか容赦ない戦法使うな」
「うぐぐ。優奈、油断ならない女。でも負けないよ」
美咲はブリッジの体勢のまま、乗って来る優奈に耐える。
上に乗っていた優奈は全身で美咲の感触を楽しみつつ、さりげなく頬ずりまでしていた。
「ここは先に優奈を攻めておいた方がいいかもしれねーな」
真琴はそう言いながらルーレットに手を伸ばす。
だが、真琴もまた四つん這いの身動きのとり辛い体勢を取っていた為、ルーレットまで手が届かなかった。
「誰か、手届かないから代わりに回してー」
「無理ー、あたし動けない」「私もちょっと厳しいかな」
二人も大分辛い体勢であったので、代わりに回すことはできなかった。
頼むことができなかった真琴は自力で回そうと頑張って手を伸ばす。
だがそこで、無理に伸ばしたせいで支えている手を滑らせた。
「おあっ」
そして重なっている二人に身体を追突させた。
「わ」「のわー」
辛い体勢をしていた二人が耐えれる訳もなく、あっという間に崩れてしまう。
ゲームが終わり、皆それぞれ起き上がる。
「いてて……誰の負け? 真琴?」
「美咲が一番下だっただろ」
「打撃は反則だよー」
「いや、あれは攻撃じゃなくて滑ったんだよ。てか、一人は回す役にした方がいいんじゃね? これじゃあ真面に遊べねーよ」
「えー、二人だけだと盛り上がりに欠けるじゃん。三つ巴の戦いだから熱いんだよ」
真琴が一人をルーレットを回す役にすることを提案するが、美咲は反対を主張した。
そこで優奈が提案する。
「麻衣ちゃんと智香ちゃん呼ぶ?」
「それだ!」「いいね。呼ぼ呼ぼ」
二人とも諸手を上げて賛成し、麻衣と智香を新たに誘うこととなった。
優奈は早速誘いに行こうと部屋の外へ足を向けるが、途中でその足を止める。
「夜だし、電話でいっか」
方向転換して、部屋の端に置いてある固定電話の前へと移動する。
女の子達の各個室には固定電話が備え付けてあった。
主にトラブルが起こった際の緊急の呼び出し用として置いてある。
各部屋間での通話も可能で、これも携帯電話の代わりとしてそこそこ利用されていた。
優奈はまず麻衣の部屋へと電話をかける。
受話器を耳に当てて呼出音を聞いていると、程なくして繋がる。
「優奈? どうしたの?」
「はぁはぁ……パンツ何色?」
「はぁ? 何だって?」
「お嬢さん、何色のパンツ履いてるの?」
「パンツなんて、もう白しかないの知ってるでしょ。何なの?」
優奈は変質者ネタをやるが、麻衣は冷めた反応で言葉を返した。
ネタが通じないと悟った優奈は本題を振る。
「今、うちで美咲ちゃん達とツイスターゲームやってるけど、麻衣ちゃんも参加しない?」
「ツイスター? いいわよ。丁度暇してたところだから。少し部屋片付けたら行くわ」
麻衣は二つ返事で誘いに乗った。
要件を終えて電話を切る。
すると、電話の内容を聞いていた美咲が尋ねてくる。
「ねぇ、パンツの色って何のこと?」
「ん? あー……ネタ、かな? 昔、流行ってた、って言うのは変かな。電話に纏わる結構メジャーなネタっだったんだよ」
「そーなんだ。優奈って、よく麻衣と二人で変態ごっこやってるよね」
「え、まぁ、うん。そうだね……」
優奈がふざけてちょっかいをかけていた数々の出来事は、二人の遊びだと思われていた。
麻衣が聞いたら怒られるだろうなと、優奈は心の中で思う。
「あたしもやりたーい。智香への電話、あたしにやらせて」
「いいけど……」
優奈は美咲に受話器を渡して代わる。
受話器を受け取った美咲は早速智香の部屋へと電話をかけた。
受話器から呼出音が鳴り、程なくして繋がる。
「もしもし?」
「今履いてるパンツ、何色?」
「え、パンツ?」
「智香、今何色のパンツ履いてるの?」
「し、白だけど。優奈ちゃんじゃない? 誰?」
電話の番号が優奈の部屋であるにも拘わらず、声が違っていたので智香は戸惑っていた。
無論、智香は美咲とも普通に会話する関係だったが、電話越しであった為、声がいまいち判別できなかった。
明らかに戸惑っている様子であった為、優奈がそこで電話を代わる。
「ごめんごめん、今の美咲ちゃん。ちょっとした遊びだから気にしないで」
「そうなんだ。びっくりした」
優奈が説明すると、智香は電話越しにホッと息をつく。
その電話する後ろで、遊びを終えた美咲は微妙な表情をして真琴と話す。
「反応いまいちだった。他人んちの電話でしたのが失敗だったかな」
「ネタ自体微妙だろ……。麻衣の反応も、あれだったぞ」
世代が違う為、女の子達には理解が難しく、ウケるネタではなかった。
夕食を外で済ませた優奈は帰りに商店街をぶらぶらと歩いていた。
商店街は相変わらず人気がなく、物寂しげな雰囲気を醸し出している。
「んーっ、いい雰囲気。何れは賑やかになってほしいけど、これはこれで乙なものだね」
優奈は自分が作った街並みを堪能していた。
おもちゃ屋に差し掛かった時、優奈は思い出したように足を止める。
商店街に建てられたおもちゃ屋。
子供向けの玩具を専門に販売されており、ここでは様々なジャンルの玩具を手に入れることができる。
町に来た女の子は精神的に自立した大人びている子が多いが、やはりまだ子供のようで商店街の中ではおもちゃ屋が非常に人気であった。
優奈はおもちゃ屋の中へと入る。
色取り取りの玩具が陳列されていて、店内は彩り豊かな明るい雰囲気だった。
人気のお店であるが、今は夜の為か他に客は居ない。
優奈は一角にあるゲームコーナーに目を向ける。
棚には多くのゲームソフトがずらりと並べられていた。
「やっぱり、もうそんな入る余裕はないっぽいか」
智香がハマっているテレビゲームだが、他の子達にも意外と人気があった。
携帯電話が廃止された為、付属されていた機能を代用する形で、デジカメやゲーム機を使用するようになったのだ。
思っていた以上に人気が出たことから、優奈は地上で販売されているソフトのローカライズを増やすよう指示を出していた。
だが売る商品が増えれば、店舗に陳列するスペースも多く取るようになる。
「まだ上の階には余裕あるけど、割合が増えるなら別に専門店を作った方がいいかな」
町作りについて考えつつ、優奈は店の中を歩いて見る。
売られている玩具は、幅広いジャンルをカバーしながらも多くの種類を取り揃えており、女の子達も満足する品揃えであった。
値段は安価ではあるが食品ほどではないので、好き放題買える訳ではない。
女の子達は貰ったお小遣いをやりくりしながら買わなければならなかった。
「ま、私は買えちゃうんだけどね」
裏の支配者である優奈は当然のことながら、町のルールには縛られない。
小遣い外に通貨をいくらでも手に入れることができるどころか、通貨の必要もなく商品を手に入れられる。
しかし周りの女の子達の目もある。
他の子と同じ立場でいるにはバレない範囲でしかできない為、結局小遣いをやりくりするのと大して変わらなかった。
「とは言っても、町の売り物で欲しい物なんて何もない。本当に欲しいものは今、自分で作ってるから」
優奈が望むものはただ一つ。
女の子達の楽園であった。
「好感度上げの為に貢ぐっていう手もあるけど、そういうの麻衣ちゃん嫌うからなぁ。できるのは一緒に遊べる玩具を買うくらいかな」
独り言を言いながら歩いていると、そこで視界に入ったある商品に目が留まる。
「おっ、これは」
――――
「「ツイスター!」」
「うぇーい」
優奈の部屋にて、美咲と真琴がツイスターゲームのルーレットを回して燥ぐ。
おもちゃ屋でツイスターゲームを買って来た優奈は、一緒に遊ぼうと美咲と真琴の二人を部屋に誘ったのだった。
このゲームならば、わざとらしくなく触れ合いができるという目論みで無防備な二人に声を掛けたのである。
そうとは知らず、まんまと誘いに乗った二人は初めてやるツイスターゲームに大興奮の様子であった。
三人でツイスターゲームを始める。
「ええっと、右手が赤っと」
近くに赤マークはあったが、優奈は敢えて前でブリッジをしている美咲を覆い被さるように乗り越えて、向かいの赤マークに手を置く。
「うおっ、こっち来るの!?」
「体重乗せるとか容赦ない戦法使うな」
「うぐぐ。優奈、油断ならない女。でも負けないよ」
美咲はブリッジの体勢のまま、乗って来る優奈に耐える。
上に乗っていた優奈は全身で美咲の感触を楽しみつつ、さりげなく頬ずりまでしていた。
「ここは先に優奈を攻めておいた方がいいかもしれねーな」
真琴はそう言いながらルーレットに手を伸ばす。
だが、真琴もまた四つん這いの身動きのとり辛い体勢を取っていた為、ルーレットまで手が届かなかった。
「誰か、手届かないから代わりに回してー」
「無理ー、あたし動けない」「私もちょっと厳しいかな」
二人も大分辛い体勢であったので、代わりに回すことはできなかった。
頼むことができなかった真琴は自力で回そうと頑張って手を伸ばす。
だがそこで、無理に伸ばしたせいで支えている手を滑らせた。
「おあっ」
そして重なっている二人に身体を追突させた。
「わ」「のわー」
辛い体勢をしていた二人が耐えれる訳もなく、あっという間に崩れてしまう。
ゲームが終わり、皆それぞれ起き上がる。
「いてて……誰の負け? 真琴?」
「美咲が一番下だっただろ」
「打撃は反則だよー」
「いや、あれは攻撃じゃなくて滑ったんだよ。てか、一人は回す役にした方がいいんじゃね? これじゃあ真面に遊べねーよ」
「えー、二人だけだと盛り上がりに欠けるじゃん。三つ巴の戦いだから熱いんだよ」
真琴が一人をルーレットを回す役にすることを提案するが、美咲は反対を主張した。
そこで優奈が提案する。
「麻衣ちゃんと智香ちゃん呼ぶ?」
「それだ!」「いいね。呼ぼ呼ぼ」
二人とも諸手を上げて賛成し、麻衣と智香を新たに誘うこととなった。
優奈は早速誘いに行こうと部屋の外へ足を向けるが、途中でその足を止める。
「夜だし、電話でいっか」
方向転換して、部屋の端に置いてある固定電話の前へと移動する。
女の子達の各個室には固定電話が備え付けてあった。
主にトラブルが起こった際の緊急の呼び出し用として置いてある。
各部屋間での通話も可能で、これも携帯電話の代わりとしてそこそこ利用されていた。
優奈はまず麻衣の部屋へと電話をかける。
受話器を耳に当てて呼出音を聞いていると、程なくして繋がる。
「優奈? どうしたの?」
「はぁはぁ……パンツ何色?」
「はぁ? 何だって?」
「お嬢さん、何色のパンツ履いてるの?」
「パンツなんて、もう白しかないの知ってるでしょ。何なの?」
優奈は変質者ネタをやるが、麻衣は冷めた反応で言葉を返した。
ネタが通じないと悟った優奈は本題を振る。
「今、うちで美咲ちゃん達とツイスターゲームやってるけど、麻衣ちゃんも参加しない?」
「ツイスター? いいわよ。丁度暇してたところだから。少し部屋片付けたら行くわ」
麻衣は二つ返事で誘いに乗った。
要件を終えて電話を切る。
すると、電話の内容を聞いていた美咲が尋ねてくる。
「ねぇ、パンツの色って何のこと?」
「ん? あー……ネタ、かな? 昔、流行ってた、って言うのは変かな。電話に纏わる結構メジャーなネタっだったんだよ」
「そーなんだ。優奈って、よく麻衣と二人で変態ごっこやってるよね」
「え、まぁ、うん。そうだね……」
優奈がふざけてちょっかいをかけていた数々の出来事は、二人の遊びだと思われていた。
麻衣が聞いたら怒られるだろうなと、優奈は心の中で思う。
「あたしもやりたーい。智香への電話、あたしにやらせて」
「いいけど……」
優奈は美咲に受話器を渡して代わる。
受話器を受け取った美咲は早速智香の部屋へと電話をかけた。
受話器から呼出音が鳴り、程なくして繋がる。
「もしもし?」
「今履いてるパンツ、何色?」
「え、パンツ?」
「智香、今何色のパンツ履いてるの?」
「し、白だけど。優奈ちゃんじゃない? 誰?」
電話の番号が優奈の部屋であるにも拘わらず、声が違っていたので智香は戸惑っていた。
無論、智香は美咲とも普通に会話する関係だったが、電話越しであった為、声がいまいち判別できなかった。
明らかに戸惑っている様子であった為、優奈がそこで電話を代わる。
「ごめんごめん、今の美咲ちゃん。ちょっとした遊びだから気にしないで」
「そうなんだ。びっくりした」
優奈が説明すると、智香は電話越しにホッと息をつく。
その電話する後ろで、遊びを終えた美咲は微妙な表情をして真琴と話す。
「反応いまいちだった。他人んちの電話でしたのが失敗だったかな」
「ネタ自体微妙だろ……。麻衣の反応も、あれだったぞ」
世代が違う為、女の子達には理解が難しく、ウケるネタではなかった。
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