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二章

揺さぶり(エミリア視点、約束の行方②後半~)

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「この体勢なら腰を上げられるでしょう♡♡? ……逃げ道を残しておいてあげる♡♡♡ これから奥をたくさんずぽずぽするけど、好きじゃないなら抵抗してね♡♡♡♡」
「ぁっ……♡♡♡♡ んぁあーーっ♡♡♡♡!」

 私に跨らせたフローラが倒れてしまわないように、細い腰を軽く支える。抵抗なんてしないだろうけれど、と予想して告げた私は、さんざん開発してきた子宮口を一息に突き上げた。今夜こそ義姉あねを堕とす、と意気込む私の怒張はまったく衰えず、ぎちぎちと咥え込む膣内を蹂躙する。
 催眠魔法をかけて刷り込み続けてきた卑猥な言葉を囁いて弱点を抉り、様子を窺った。私の肩に手を置いたフローラは逃げられる状況にも関わらず、自分から腰を振ってちんぽを貪っている。頬を紅く染め、杏色の瞳を欲望で潤ませ、豊満な乳房をいやらしく揺らして喘いでいる。眠っているときのはしたない姿にも興奮したが、起きて乱れる彼女の妖艶さは格別だった。
 快感を求めることに夢中で気付いていないのだろう事実を指摘すると、フローラは愕然とした表情を見せながらも、腰を振ることを止めない。じっくりと開発した成果を淫乱だからこうなっているのだと言い切って、状況を受け入れるように誘導する。しかし強がる彼女は、やはり言葉にして認めない。

(強情なフローラも可愛いけど、……今夜こそ、なにがなんでも認めさせるわ♡♡)

「腰振り止められないくせに、まだ言い逃れするつもり♡♡♡♡? 往生際が悪いわね♡♡♡♡ それじゃ、ちんぽはお預けよ♡♡♡♡」
「―――っ♡♡♡♡!」

 淫らに揺れる腰をしっかりと掴まえて、動きを制限してしまう。中途半端に咥え込まれたちんぽに蕩けたおまんこが吸い付いて誘惑してくるけれど、この肝心なときに私が快感に負けるわけにはいかない。焦れたフローラから決定的な言葉を引き出すため、私は努めて静かな声音で話を切り出した。

「私は発情抑制剤の効果を得られないと伝えたこともあるけれど、あれは嘘よ。私は薬に頼らなくても、性欲に振り回されることなんてなかったわ。貴女と義理姉妹しまいになる前までは、ね」
「……っ、エミリア……?」
「優しい義姉ねえさんなら、泣いてすがればきっと義妹わたしを助けてくれると思ってた……♡♡ でもセックスまで許してくれるなんて、……想像以上だったわ♡♡♡」
「っ……なにを、言っているの……?」
義理姉妹しまいとなって屋敷で過ごしている間、ずっと私を誘ってたわよね♡♡ 無自覚に振る舞っていたのだと思うけど、辛かったんだから♡♡♡ この大きなおっぱいを無防備に見せつけて、私が我慢していることも知らずに体を寄せてきて……♡♡ 一緒に眠ったときなんて、襲い掛かるのを堪えるの、すごく大変だったのよ♡♡♡ だから責任を取ってもらおうと思ったの♡♡♡ 頼れる義姉ねえさんに性欲発散させてもらえて、本当に助かってるわ♡♡♡♡♡」
「……っ!? そんなつもりなんて……っ、私は、なんのために……」
義妹いもうとである私のために、約束を守ってくれてありがとう♡♡♡ それと想像以上だったことが、もうひとつあった♡ 性知識のほとんどない無垢な貴女が、家族思いで淑やかな義姉ねえさんが、どうしようもなく淫乱だったことよ♡♡♡♡♡」

 虚実織り交ぜて、こうしている理由は体を許してしまった義姉あねにもあるのだと揺さぶりかける。もう言い訳をすることも後戻りすることもできない歪な関係性で、しかも私を助けてくれる立場のフローラこそが淫乱であり、現に自分から義妹いもうとのちんぽを求めてしまっているではないかと指摘する。
 フローラがどんな返答をしようとも、言いくるめる自信はあった。しかし彼女自身が認めてくれなくては、私から離れることなどできないのだと体でも心でも理解してくれなければ、意味がないのだ。

「ちがう……っ! 私は、淫乱なんかじゃ……ないわ」
「本当に……♡♡♡♡? フローラのおまんこは奥に欲しがってるみたいだけど、このまま抜いていいの♡♡♡♡?」

(欲しくてたまらないって表情カオして、声も震わせて、……まだ認めないのね♡♡ でも私からは動かないわ♡♡♡ 自分で選んで、フローラ♡♡♡ 体だけじゃなく心も開いて、私を受け入れて♡♡♡)

 涙を浮かべるフローラをじっと見つめていると、戦慄く唇がゆっくりと開かれた。
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