上 下
3 / 3
第1章 リアルチートVRMMOに降り立つ

2.始まりの街ファストアクセル

しおりを挟む
何処までも広い平原に突如光が現れる

「ふぅ……此処がホープアイランド…分かってはいたけど現実みたいだなぁ」

まぁ僕なんだけどね
無事にホープアイランドに降り立った僕は取り敢えずカリアさんに言われた通りステータスを開くことにした

「ステータスオープンっと」


ネーム:ユウ
ジョブ:サモナー
レネン:ヒューマン
HP:100
MP:50
STR:60
INT:10
VIT:10
AGI:10
DEX:10
LUC:35(固定)
SP:0
スキル
ジョブ
・サモン
アクティブ
・武技
・無属性魔法



パッシブ
・武術
・自動MP回復
・制限解除


称号:カリアの加護

「……あれ?」

何か見知らぬ物が増えてる
あ、言い忘れてたけどSPって言うのはスキルポイントの略でLvが上がる事に5ポイント貰えるんだけど…ってそんなことは今はいいんだよ!

「見知らぬスキルが増えてる……それに…………称号?ってなんだろこれ」

取り敢えず詳細を確認してみよう

【詳細】
・カリアの加護
名もなき神に名を付け、自身の親愛を示した時に得られる称号。
【スキル:制限解除】を付与。

【スキル:制限解除】
努力と才能を司る神の力が宿るスキル
効果:武系スキルの制限解除


「えーっと、これはカリアさんからの贈り物っていう事なのかな?」

何か凄そうなスキルだけど……武系スキルの制限解除って何だろう
僕がステータスを見て呆然としていると、横の森にある茂みからガサガサと音がした

「っ!」

すぐさま僕は腰に提げていた長剣を抜き構えると、茂みから額に角を生やした白い兎が飛び出してきた

「キュイイイイイイイ!!」

「敵っぽいよねどう見ても」

この兎を仮称角うさぎと呼ぶ事にしよう
角うさぎは甲高く鳴いた後、僕に向かって突進してきた

「はぁっ!」

神城流-打の型:脚式・烈歩れっぽ

僕は勢い良く足を地面叩きつけると、角うさぎは体勢を崩した

神城流-斬の型:剛剣・鋼断はがねだち

そして、持っていた長剣を全身を使って振り下ろすと角うさぎは赤い光に変わった

「あれ?」

終わっちゃったんだけど……まぁ、最初の敵だし弱くなってるのかな

「それにしても……両刃剣は使いずらいなぁ」

仁がこのゲームには刀があるって言ってたし早く見つけるか作るかしないと…

「えーっと……街はこっちかな?…………うん
あってる」

マップを見ながら僕は最初の街ファストアクセルへと足を進めるのだった




「やーーーっと着いたぁーー!」

あれから結構歩いてようやくファストアクセルへ辿り着いた
ホントに長すぎだよぉ

「門は~あった」

ファストアクセルは城壁に囲まれており、東西南北に門があるらしい

「止まれ!ここへ何の用だ」

「あ、門番さん。僕は異界人です」

「あぁ、異界人の方でしたか」

異界人と言うのはホープアイランドでのプレイヤーの事だ。ちなみにNPCは希界人というらしい。

「ようこそ!ファストアクセルへ!!」

「はい、ありがとうございます」

こうして僕は最初の街ファストアクセルへと入れたのだった

さて、仁との待ち合わせにはまだ時間があるから冒険者ギルドにでも行こうかな

冒険者ギルドとはクリアすることで報酬が貰える。そして地下には訓練場があるので初心者はまず冒険者ギルドに行くらしい。

冒険者ギルドの施設を利用する為にはギルドへの登録が必要なので訓練場を使う為にはギルドへ登録しないといけない

「此処が冒険者ギルドかな?」

冒険者ギルドは盾と剣が組み合わさった看板がぶら下がっていていかにもな感じだ

「失礼しまーす」

中は以外にも綺麗でどちらかというと市役所みたいな印象を受ける

「いらっしゃいませ」

「すみません、冒険者登録をしたいんですが」

「それではこの書類に必要事項を記入して下さい」

「分かりました」

うーん、やっぱり市役所みたいだなぁ
そんなことを思いながら僕は紙に名前や職業、Lv等を書いていく

「よしっできた、お願いします」

「はい。承りました」

取り敢えず書けたのでお姉さんに書類を提出する

「お待たせ致しました、こちらがギルドカードになります」

「ありがとうございます」

ギルドカードと言うのはギルドに登録した証のカードだ。ギルドにはランクがあって、それぞれのランクでギルドカードの色が変わるんだけど…まぁそれは後々

「さて、それじゃあ訓練場に向かおうかな」

そう呟き、僕は地下への階段を降りていった

───────────────────
久しぶりの更新になります!今回は少し短めですが、次からは元に戻ると思います!




しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(2件)

コハク
2020.07.02 コハク

二話目のヤツでステータス表と、後の説明でジョブが混同(多分別職だと思いますが)しているのか、ステータス表ではサモナーで、説明の方ではテイマーとなってますよ



このゲーム(物語の中の)テイマーとサモナーって同職なのでしょうか?

スカイア
2020.09.11 スカイア

うわぁー!ありがとうございます!
直しました!

この世界ではテイマーはモンスターを調教するジョブでサモナーはモンスターを召喚するジョブなので違いますね

誤字報告ありがとうございました!

解除
鈴仙
2020.02.09 鈴仙

面白いです。
主人公が僕っ子で武術の達人で召喚士ってとこもギャップがあっていいですね!
ゲームについての知識が少なくてステータスが偏ってるのも面白いです。
更新待ってます、頑張ってください。

スカイア
2020.02.10 スカイア

ご感想ありがとうございます!
最近テストやなんやらで忙しかったのですが
これからは更新もできると思います。
これからもこの作品をよろしくお願いします!!

解除

あなたにおすすめの小説

転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件

月風レイ
ファンタジー
 普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。    そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。  そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。  そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。  そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。  食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。  不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。  大修正中!今週中に修正終え更新していきます!

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう

味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく

何者でもない僕は異世界で冒険者をはじめる

月風レイ
ファンタジー
 あらゆることを人より器用にこなす事ができても、何の長所にもなくただ日々を過ごす自分。  周りの友人は世界を羽ばたくスターになるのにも関わらず、自分はただのサラリーマン。  そんな平凡で退屈な日々に、革命が起こる。  それは突如現れた一枚の手紙だった。  その手紙の内容には、『異世界に行きますか?』と書かれていた。  どうせ、誰かの悪ふざけだろうと思い、適当に異世界にでもいけたら良いもんだよと、考えたところ。  突如、異世界の大草原に召喚される。  元の世界にも戻れ、無限の魔力と絶対不死身な体を手に入れた冒険が今始まる。

女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません

青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。 だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。 女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。 途方に暮れる主人公たち。 だが、たった一つの救いがあった。 三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。 右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。 圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。 双方の利害が一致した。 ※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております

幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話

妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』 『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』 『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』  大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる

シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。 そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。 なんでも見通せるという万物を見通す目だった。 目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。 これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!? その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。 魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。 ※他サイトでも連載しています。  大体21:30分ごろに更新してます。

【完結】家庭菜園士の強野菜無双!俺の野菜は激強い、魔王も勇者もチート野菜で一捻り!

鏑木 うりこ
ファンタジー
 幸田と向田はトラックにドン☆されて異世界転生した。 勇者チートハーレムモノのラノベが好きな幸田は勇者に、まったりスローライフモノのラノベが好きな向田には……「家庭菜園士」が女神様より授けられた! 「家庭菜園だけかよーー!」  元向田、現タトは叫ぶがまあ念願のスローライフは叶いそうである?  大変!第2回次世代ファンタジーカップのタグをつけたはずなのに、ついてないぞ……。あまりに衝撃すぎて倒れた……(;´Д`)もうだめだー

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。