宝石の召喚師

Kanzashi

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命懸けのガチャガチャ:錬金術師

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[ ***/ステラ/*** ]

登れそうなところを探すが見当たらない

アメジストの肩をかりてよじ登る

水没対策・・・という感じでもない

明かりを灯す

棚がいくつか並んでいた

私たちが普通に扱えそうなレベルの石がいくつかおいてある

ルナが何か見つけたらしい

転がっていたのは赤い石と透明な石

ルビーとクリスタルだろうか?

ここの採掘場ではでないと思うが・・・

ルナ「これはまたヤバいやつかな・・・」

シエル「なんか感じる?」

ルナ「なんとなくナイトメアの時ににてる」

シエル「そう」

ルナ「たぶん転がっている石は魔力が尽きるまで自分で動いてたんじゃないかな?」

シエル「あ・・・そっか・・・なるほど」

使えそうな石を回収して洞窟から出る

3人はおとなしく待っていたらしい

アメジストたちに1人ずつ担いでもらう

1人は自分で召喚した子に担いでもらっている

3人を病院のような建物へ預ける

宿に戻る

回収した石を確認する

シエル「さて、この石は依頼人におくりますか」

ルナ「そうだね・・・悪魔とか出てきたら手に負えない」

シエル「え?」

ルナ「童話だと悪魔の石があったような」

シエル「・・・そう」

宿の受付で聞いたら、ここの街では個人の荷物の取り扱いがないらしい

シエル「すこしの間持ち歩くのか・・・」

ルナ「まぁ、呼ばなきゃいいだけだし・・・呼んで出てくるかもわからないからね・・・」

シエル「・・・そうだね」

荷物を整理して食事に出かける

席について料理とビールを注文する。

ルナ「あの3人は知り合い?」

シエル「昔あの中の1人仕事したことがあって」

ルナ「すごい石とか持ってた?」

シエル「たぶん今と変わらないかな・・・」

ルナ「そうなんだ・・・同業者っていってたけど・・・」

シエル「賞金稼ぎみたいな人達もいるからな・・・」

ルナ「そうなんだ・・・」

シエル「召喚師もあまり表に出ないしね、その賞金稼ぎとなると表には出てこないでしょうね」

ルナ「護身術とか剣でも習おうかな・・・」

シエル「この先はその方がいいかもね」

ルナ「護身用のナイフだけでは不安になってきたな・・・」

シエル「そのため兵隊なんだけどね」

ルナ「・・・そっか」

食事を終えて宿に戻る

宿の入り口で人にすれ違う

どこかであったような・・・そんな気がしたが思い出せない

部屋に戻る

ルナ「あ!」

シエル「どうかした?」

ルナ「入り口ですれ違った人」

シエル「ん?」

ルナ「錬金術師じゃなかった?」

シエル「・・・あぁ・・・イリス?」

ルナ「そう」

シエル「ん・・・どうかな?なんとなく違う気がしたけど・・・」

ルナ「そう」

シエル「彼女が3人を襲った同業者じゃなきゃいいけど」

ルナ「・・・かなう気がしない」

シエル「だね」

ルナが今日回収した石を見ている

ルナ「やっぱりランクの高い子がいないと・・・なのかな?」

シエル「・・・それはそうかもね」

ルナ「命懸けのガチャガチャみたいなもんかね・・・」

シエル「はぁ?」

嫌な予感がした。


[ 錬金術師:イリス ]
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