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6 地下からの招待
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しおりを挟む「ええっ!? 今、なにしたんだよ、中条っ!! 」
真央ちゃんがさけんだ。
「ま、魔法っ!? なに、そのビンの中身っ?」
って、有香ちゃん。
「まぁまぁ。それは、葉児と和泉の秘密です。ではでは、のこりは、若いおふたりにまかせて、オレたちは下山しましょ~」
誠がのんきに、真央ちゃんと有香ちゃんの背中を押す。
「誠! だから、意味がぜんぜん……」
「説明しなさいよ、説明っ!」
誠がにぱっと笑って、あたしとヨウちゃんをふり返った。
「じゃあね! 巻きもどしの法は、ふたりにまかせたよ!」
「ああ」
「誠、ありがとう!」
それから、ヨウちゃんは結界を張り直して、浅山をまた妖精の世界にかえた。
ヨウちゃんはラベンダーとサンダルウッドのミックスパウダーを撒きながら、オークの木のまわりを、太陽がまわるのと逆方向に九周まわって。
登山口までもどって祭壇をくずしたあと、手分けして、暮れた山道を歩いて、枯れ果ててドライフラワーになったハーブたちを回収した。
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