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episode.03
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ルフィナに魔法の指導を始めて約1ヶ月。幼いルフィナは魔力量もまだまだ少ないので、簡単な初級魔法から徐々に取り組んでいるがかなりセンスはいいと思う。
正直、イブがルフィナと同じ年の頃は、その日を生きる事で精一杯だったから比べ物にならないほど進みが早い。きっとルフィナの母親は美人で優秀な魔女だったに違いない。
「イブ~、お買い物に行こうよ」
「買い物か…」
飽きやすいのはこの年頃では珍しい事ではないので問題はない。
ロベルトに頼まれているのはルフィナへの魔法指導だが、一日中勉強ばかりもしていられない。その辺りは自由にして構わないと言われているし、色々な物に興味をもって、たくさん体を動かして、見て、聞いて、体験して…。子供には子供の頃にすべき事がたくさんある。
イブが、当時出来なかった事がたくさんある。
「じゃあ行こうか、買い物」
「本当!?やったー!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜ぶルフィナを見て、イブも釣られて笑みが溢れる。やはり、子供はなんの不安もなく笑っているのが一番良い事だ。
イブが住む山小屋から街の商店街までは決して近いとは言えないが、まあ、良い運動になると思えばいい。道中学ぶ事もあるだろうし、必要ならその都度魔法を教える事も出来る。
持ち物は最低限の物を手早く準備しながらルフィナに声をかける。
「絶対に私から離れたらダメだよ。森には危険な魔物がいるかもしれないし、商店街には悪い人が紛れているかもしれないから」
……まあ、魔法で探せるけれど探すまでの間に危険が無いとは言えないし、何も無いに越した事はない。
「分かってる!イブ、ロベルトと同じ事言ってる」
「………あなたの事が大事なの」
ルフィナは、ロベルトが愛した人が命懸けで残した、その人が生きていた証だ。大事に決まっている。
例えそれがイブにとっては、ロベルトが誰かを愛していた覆ることの無い証明だとしても関係無い。元々、叶うとは思っていないし叶えようとも思っていなかった想いだ。
記憶を消す薬を作って飲めば、ロベルトの存在ごと忘れられるだろうけれど、そうすればマスターとの出会いも修行の日々も忘れてしまいかねない。イブは自分の魔力の制御が出来なくなれば殺される運命だ。それは避けたいので記憶を失うわけにはいかない。
「じゃあ行こうか」
イブも買いたいものが幾つかあったから街に行くのは丁度いい。外行き用のローブを被ってルフィナと手を繋いで街を目指す。途中、何度か抱っこをせがまれたり、おぶったり、そんな事をしながら何とか森を抜けるとすぐに目的の商店街が広がっている。
正直既に疲れているが、気をつけなければいけないのはここからだ。この世界で本当に恐ろしいものは人間だ。イブにはルフィナを保護する監督責任がある。
この日は平日だった為、賑わいも比較的落ち着いているのが救いだ。
「ルフィナは何か欲しいものがあるの?」
「お菓子!」
最後に駄菓子屋にでも寄って、少しお菓子を買えば良いか。いつも魔法の勉強を頑張っているご褒美だ。
まずは自分の買い物をしようと馴染みの店に寄る事にした。そこは商店街のメイン通りに堂々店を構えている薬屋だ。マスターの生前から付き合いがあって、今はイブが薬を卸している取引先だ。
ドアを開けるとカランカランとベルが鳴る。店主のヴァンサンはイブより一回り歳上の陽気な男だ。イブのタイプとは違うが、中々女性には人気があるようで、まぁ、つまり、遊び人だ。
「よぉ、イブ!今日はどうし………」
「………?」
いつも楽観的なヴァンサンが言葉を失うのは珍しい。驚いたように一点を見つめていて、その視線の先に気づいたイブはなるほどと納得する。
「ああ、この子は……」
「イ、イブ!お、お前、隠し子がいたなんて聞いてねぇぞ!」
「いや、そうじゃなく…」
突然興奮したように大声を出したヴァンサンに驚いたルフィナが、イブのズボンをぎゅっと握り後ろに隠れる。ロベルトが初めてルフィナをイブの所に連れてきた時と同じだ。
「おいおいおい!俺はなぁ、お前に何かあったら面倒見てやってくれって先代に頼まれてんだよ!なのにお前、こんな大事な事、俺に隠してたなんて…」
「だから、そうじゃなくて…」
「まさか…まさかお前が…俺よりも先に親になってたなんて…」
「ちょっと落ち着いてよ」
思い込みが激しい男だ。加えて口も減らない。なぜこんな男が人気なのかさっぱり分からない。イブはやはりどう考えたって、ロベルトのような寡黙で真面目で正義感の強い人が良い。
結局、ヴァンサンは気が済むまで散々騒いで、イブが呆れ顔を向けているのに気づいてようやく口を閉ざした。
怯えていたルフィナもヴァンサンの一人芝居に呆気に取られたのか、自然とイブの背後から顔を覗かせていた。
正直、イブがルフィナと同じ年の頃は、その日を生きる事で精一杯だったから比べ物にならないほど進みが早い。きっとルフィナの母親は美人で優秀な魔女だったに違いない。
「イブ~、お買い物に行こうよ」
「買い物か…」
飽きやすいのはこの年頃では珍しい事ではないので問題はない。
ロベルトに頼まれているのはルフィナへの魔法指導だが、一日中勉強ばかりもしていられない。その辺りは自由にして構わないと言われているし、色々な物に興味をもって、たくさん体を動かして、見て、聞いて、体験して…。子供には子供の頃にすべき事がたくさんある。
イブが、当時出来なかった事がたくさんある。
「じゃあ行こうか、買い物」
「本当!?やったー!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねて喜ぶルフィナを見て、イブも釣られて笑みが溢れる。やはり、子供はなんの不安もなく笑っているのが一番良い事だ。
イブが住む山小屋から街の商店街までは決して近いとは言えないが、まあ、良い運動になると思えばいい。道中学ぶ事もあるだろうし、必要ならその都度魔法を教える事も出来る。
持ち物は最低限の物を手早く準備しながらルフィナに声をかける。
「絶対に私から離れたらダメだよ。森には危険な魔物がいるかもしれないし、商店街には悪い人が紛れているかもしれないから」
……まあ、魔法で探せるけれど探すまでの間に危険が無いとは言えないし、何も無いに越した事はない。
「分かってる!イブ、ロベルトと同じ事言ってる」
「………あなたの事が大事なの」
ルフィナは、ロベルトが愛した人が命懸けで残した、その人が生きていた証だ。大事に決まっている。
例えそれがイブにとっては、ロベルトが誰かを愛していた覆ることの無い証明だとしても関係無い。元々、叶うとは思っていないし叶えようとも思っていなかった想いだ。
記憶を消す薬を作って飲めば、ロベルトの存在ごと忘れられるだろうけれど、そうすればマスターとの出会いも修行の日々も忘れてしまいかねない。イブは自分の魔力の制御が出来なくなれば殺される運命だ。それは避けたいので記憶を失うわけにはいかない。
「じゃあ行こうか」
イブも買いたいものが幾つかあったから街に行くのは丁度いい。外行き用のローブを被ってルフィナと手を繋いで街を目指す。途中、何度か抱っこをせがまれたり、おぶったり、そんな事をしながら何とか森を抜けるとすぐに目的の商店街が広がっている。
正直既に疲れているが、気をつけなければいけないのはここからだ。この世界で本当に恐ろしいものは人間だ。イブにはルフィナを保護する監督責任がある。
この日は平日だった為、賑わいも比較的落ち着いているのが救いだ。
「ルフィナは何か欲しいものがあるの?」
「お菓子!」
最後に駄菓子屋にでも寄って、少しお菓子を買えば良いか。いつも魔法の勉強を頑張っているご褒美だ。
まずは自分の買い物をしようと馴染みの店に寄る事にした。そこは商店街のメイン通りに堂々店を構えている薬屋だ。マスターの生前から付き合いがあって、今はイブが薬を卸している取引先だ。
ドアを開けるとカランカランとベルが鳴る。店主のヴァンサンはイブより一回り歳上の陽気な男だ。イブのタイプとは違うが、中々女性には人気があるようで、まぁ、つまり、遊び人だ。
「よぉ、イブ!今日はどうし………」
「………?」
いつも楽観的なヴァンサンが言葉を失うのは珍しい。驚いたように一点を見つめていて、その視線の先に気づいたイブはなるほどと納得する。
「ああ、この子は……」
「イ、イブ!お、お前、隠し子がいたなんて聞いてねぇぞ!」
「いや、そうじゃなく…」
突然興奮したように大声を出したヴァンサンに驚いたルフィナが、イブのズボンをぎゅっと握り後ろに隠れる。ロベルトが初めてルフィナをイブの所に連れてきた時と同じだ。
「おいおいおい!俺はなぁ、お前に何かあったら面倒見てやってくれって先代に頼まれてんだよ!なのにお前、こんな大事な事、俺に隠してたなんて…」
「だから、そうじゃなくて…」
「まさか…まさかお前が…俺よりも先に親になってたなんて…」
「ちょっと落ち着いてよ」
思い込みが激しい男だ。加えて口も減らない。なぜこんな男が人気なのかさっぱり分からない。イブはやはりどう考えたって、ロベルトのような寡黙で真面目で正義感の強い人が良い。
結局、ヴァンサンは気が済むまで散々騒いで、イブが呆れ顔を向けているのに気づいてようやく口を閉ざした。
怯えていたルフィナもヴァンサンの一人芝居に呆気に取られたのか、自然とイブの背後から顔を覗かせていた。
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