吸血鬼の花嫁です

蘭桜

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六章

我慢

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あれから三ヶ月たち私はこの生活に慣れてきた
夜と朝の逆の生活
お嬢様あつかい
だけどひとつだけ疑問がある
吸血鬼は、一週間に一回は血を飲まなければならない
けれどもシャルさんは、三ヶ月も飲んでいない
さすがに私も心配
シャルさんみたいな上級吸血鬼は、一ヶ月は大丈夫だけどシャルさんの場合三ヶ月ださすがのシャルさんでも限界なはず……だけど自分からいったら誘ってる感じだ…よね…
大丈夫なのかな……シャルさん

そんなある日私はいつも通りベットに入り眠りにつこうとした…けれど胸騒ぎがする……なんだろう…
はぁ、水を飲もう……ない……
仕方ないキッチンまで行こう
そう思いキッチンにつくと中からものすごい何かを落とす声が聞こえた
ガラガラガッシャン!
!!?
えっ、何、誰かいる?
中にそっと入ってみるとそこには倒れてるシャルさんがいた
!!
「シャルさん!シャルさん!」
必死で呼んでも返事がない…顔が蒼白い……血が足りないのかな……
飲んでっていっても聞こえるはずない…き気絶してるもの…何か何か作れない……かな
あっあれなら作れる……


「んん?」
あ、
「シャルさん、目が覚めましたか」
ほっ、よかった
ん?、よかった?
「何でここにいるのだ」
「あなたが倒れたのでびっくりして」
「これ作ったんです食べてください…貧血ですよ」
作った物はトマトのスープ…色がバレないように血を入れてある…もちろん私の…
気づかないようにしないと…そっと腕を隠す
「?トマトスープ?」
頷くとシャルさんは礼儀正しく頂きますといって食べると
シャルさんはすぐに食べておかわりをしてきた
よかった…バレてない……よね?
鍋に入っていたスープを全部平らげ私に御馳走様と言ってきた
私は、にっこり笑ってはい!っといったそしたらシャルさんの
顔が赤くなったので熱があるのかなと思い額に手をおこうとした瞬間私の腕をつかみ睨んできた
「これは…」
にらんでいた場所は私が包丁で血を出すため切った場所だ
あ、忘れてた…
「どう言うことか説明してもらおうか」
うぅっ……
「シャルさん三ヶ月も血を吸ってないから心配してて……そしたらシャルさん倒れててつい……」
怖い顔が
「だからって自分を切るなんて…バカか」
なっ!
「だって心配でしたもの!私のせいで死んじゃうかと思ったら不安で」
そういうとシャルさんは泣いてる私を抱きしめた
「お前傷ついてほしくはなかったし…その上にお前血を吸われるの怖かっただろ……だから」
あぁ、馬鹿だ私……私のためだったんだ
優しいな……
「でも…」
えっ、黒い顔になってますよ!シャルさんが!!
「これからは、遠慮せず血を飲んでもかまわないんだな」
うぅっ………
一瞬でもときめいた私を殴りたい!クッ
「ならえーんりょせずにこれからさしてもらうね??」
ううっ……前言撤回やっぱり怖い!!
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