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1章

Bランクになって初めての依頼

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皆さんこんにちは。
今日はBランクになって初めての依頼です。もちろんレイも一緒ですよ。
今日は集団のゴブリン退治ですって。

「レイーゴブリンってどの辺にいるの?」

「自分で探索してみればいいじゃん。探索サーチ使えるでしょ?」

「使えるけど面倒い。でも警戒はしてるから来たらわかるよ?」

「はぁ…しょうがないな。ゴブリンの集団はこの先1kmぐらい真っ直ぐに行ったところにいるよ。数は…20ぐらいかな。」

「おっけー」

あぁそういえばもうすぐ学園に行く時期かー。めんどくさいなー。
あの学園人脈広げるためだけに行くしなー
別に学問とか諸々もう公爵家で終わらせちゃってるし。
だから冒険者やれてんだけどねー。
あーあの学園で乙女ゲーム展開してくんねーかな?そうしたら面白いのに…

「ねーレイ。もうすぐ学園始まるじゃん?何する?」

「んー。姉さんといるよ。なんかやらかしそうだし。」

「そうじゃないよ。なんかすることないの?」

「特に。冒険でもしてようかな姉さんと。」

「な、なぜ私が冒険するとわかった…」

「何年一緒にいると思ってんの?しかも双子だからね。よくわかりますよ。」

「一人でしてみようかなーって思ってたのに。」

「無理だからやめときな。道に迷ったり知らない人について行くから。」

「そんな子供じゃないし」

「じゃあ此処から家まで戻る道分かんの?」


「…………わかんない」

「でしょ」

「分かった。もうレイを連れて冒険しよう。もちろん学長の許可を得てね。」

「そうだよ。そうするのが一番。あと学長の胃に穴空けないでね。」

「わかってるわかってる。そろそろ着くね。」

「うん。」

「じゃあ鎌鼬ベント

私は射程圏内に入ったゴブリンを鎌鼬ベントで切り裂いた。
なぜこの名前なのかというとこれは私が作った魔法だから。
まぁ鎌鼬って切られても血が出ないし、痛みも感じないって言うじゃん?だから魔物退治にはチョー便利。
だって血の匂いで他の魔物はやってこないし、やられたことにも魔物は気づかない。チョー楽。しかも体の一部を切るのにも楽。

「さすが姉さん。えげつない……」

と、我が弟から聞こえたけどお前も使えるだろ?と思う。

「僕も使えるけど姉さんほど上手くないよ。」

と、返された。はてなんで分かったんだろうか。

「それは顔が物語ってんだよ。」

ちっ

鋭い奴め。さてゴブリンの耳を回収して帰りますか。

倉庫インベトリ

これを使うと自動的に回収してくれるから楽なのよねー。あとウィンドウ出してくれるから何があるか見やすいし。
魔法世界最高!

「我が姉は規格外……」

「我が弟もね。」

「姉さんほどじゃないよ」

ギロッ

冷たい目で睨まれた!怖!

「まぁ、さっさと帰ろ!この辺の魔物もういないし。」

「そうだね。もうさ転移して良くない?」

「そーね。じゃあ冒険者ギルドの近くの路地に転移!」

スタッ

「てか、思ったよりも依頼簡単だったね」

「いやいやゴブリン20匹は大変だから。普通はBランク2人で受けないから。スウが規格外なだけだらから。あと、そろそろゴブリンの耳が入った袋出してね。」

「分かった。でも私は規格外ではない。ただの冒険者だよ!」

私達は色々言い合いながらギルドに入った。
                           
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