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10話 (最終話)
しおりを挟む今日は婚約式なんだよね~
私がナル様の妃になるなんて夢みたいだなぁ
でもこれからも一緒に入れるから楽しみかな?
「さぁリア行こうか?」
「はい、レオ様!」
ギィィィ
パチパチパチ
コツ コツ コツ コツ
みんな私たち見てんな~
あっ!あの御令嬢泣きそうな顔になってる…
婚約パーティなのにナル様が婚約するなんて信じてなかったのかな…
それにあっちにいる御令息もなんか落胆してる…
それほど私たちの婚約は祝福されていないのかな?…
「まずは陛下からのご挨拶です。」
「ボソッ)リアどうしたの?」
「ボソッ)いえ…なんか私たちの婚約は祝福されていないのかな?と思いまして…」
「ここでレオナルド殿下からのご挨拶です」
「皆さんすみませんが私に少し時間をください。ねぇリア、中には私たちを別れさせようとする人達がいるかもしれない…でもそれと同時に私達を祝福してくれる人達はもっと沢山いる!だから笑って?そしてお互いに18歳になったら私の妻になってください!」
「うぅー(泣)はい…ナル様」(満面の笑み)
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ
「皆様私に少し時間を下さりありがとうございました。私たちはまだお互いのことを少ししか知らないと思います。だけど私はどんな事があってもアリアナ嬢との大切な時間を過ごしていきます。こんな私達ですがどうか暖かく見守ってください。今日、この場に来て下さりありがとうございました。」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチ
~~~~10後年後~~~~
「おかぁさま~
僕ね…将来おかぁさまと結婚したい!」
「それは残念だな。お母様は私のものだよ
リヒト。」
「あっ!おとぉさまだ!でも僕おっきくなったらおかぁさまと結婚するんだもん!」
「だぁからお母様はお父様のものなの。」
「ふふっ…私は私のものよ。ナル、リヒト。」
「いいや僕の!」
「私のだ!」
「だから私は私のモノよ、ねぇ?ナル」
「うん…ソウダネ。リアはリアのものだよ…
でもリアの夫は私でしょ?」
「そうね(笑)私の夫はナルだけよ。リヒト…将来貴方はお母様より素敵な女の子に出逢うわ!だからお父様と喧嘩しないで?」
「わかった…でも僕、もっと素敵な男性になれるよう頑張るからね!」
「えぇ!頑張ってね!そしてね2人に大事な話があるのだけれど…」
「えっ?どうしたんだい?リアなにか悪いことでもあったのかい?」
「えっ!お母様大丈夫?」
「まぁ悪いことではなくいいことよ!あのね…
あ………ん…が出来ました。」
「えっ?ちょっと聞こえずらかった…」
「だから!赤ちゃんが出来たの!」
「え!じゃあ安静にしてなきゃじゃん!大丈夫?」
「大丈夫だよ。今妊娠4ヶ月だって…リヒトには弟か妹ができるのよ!」
「えっ?ほんと!?やったー!」
「私の勘だと双子の男の子と女の子かな?ふふっ」
「リア、ありがとう…」
「ほら今から父親が涙目になってどうするのよ!しっかりしてよね!旦那様?」
「たまにはいいじゃないか…」
「おとぅさまが泣いてる~」
~6ヶ月後~
「産まれましたよ!双子の男の子と女の子が!」
「無事でよかったぁー(泣)」
「やったー僕に弟と妹ができた!」
こうして日々幸せに暮らしています。
私達家族はこれからも楽しく平和な日常を歩みます。
またどこかで皆様と会えますように。
さようなら…
END
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