皇鳴民間警備-食災四課-

飲杉田楽

文字の大きさ
上 下
16 / 21

十四話 淵曲支部11

しおりを挟む




コンビニエンスストア外では
福来万会と丘野染爾が
駐車場に車が入ってこないようにカラーコーンを置いて工事中の看板を立てて、"店内防災設備点検の為本日はお休みいたします"というチラシまで貼っていた。

『あのー 福来万会だっけか?』
『君は敬語を知らないのか?』
『え?同い年だろ?おれ十二歳あんたは?』
『な、わけあるか。って十二!?はあ?え?なんでそんなのがこんな戦場にいるんだよ。よくわからないのだけれど、、わたしは十七です。貴方よりも五つ上です』
『えええ!まじか!え、若いな福来万会。
すげえ。詐欺だ。なんか清美がオッケーしたから俺ここに配属された』
福来万会は頭を悩ませた。ただでさえ一昨日からよく寝ていないというのに十五歳の訓練士のお守りを任されるのは辛かった。


なんでわたしが…
と福来万会は苦い顔をしていたがあの町一つは守れると言われる上級警備士の頼みとあっては仕方ない。万会は泣く泣く了承した。ちなみに上級警備士というのが染爾の名付け親でもある丘野清美というのは丘野染爾は知らないし知る由もない。


この班長を務める改は名の知れた有名で優秀な警備士だがそんな彼であっても階級は
一級警備士には届かないプロと称される二級警備士であるから、染爾が一級警備士に優遇されてる理由が全く理解できなかった。

万会も若手ながら腕の立つ警備士だが階級は戦力と呼ばれる三級警備士の候補対象である準三級警備士。
福来万会は礼儀を知らない染爾に力を持って教育することを誓った。

『いいですか。まず、返事は、はい。
目上の人にはさん付けをすること、挨拶はしっかりすること。口答えはしない。以上!』

万会のめんどくさそうな教えに染爾は『いや、それ誰のルール?めんどくさ。強ければそれでよくね?』というので軽く制裁を加えた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれた女子高生たちが小さな公園のトイレをみんなで使う話

赤髪命
大衆娯楽
少し田舎の土地にある女子校、華水黄杏女学園の1年生のあるクラスの乗ったバスが校外学習の帰りに渋滞に巻き込まれてしまい、急遽トイレ休憩のために立ち寄った小さな公園のトイレでクラスの女子がトイレを済ませる話です(分かりにくくてすみません。詳しくは本文を読んで下さい)

お嬢様、お仕置の時間です。

moa
恋愛
私は御門 凛(みかど りん)、御門財閥の長女として産まれた。 両親は跡継ぎの息子が欲しかったようで女として産まれた私のことをよく思っていなかった。 私の世話は執事とメイド達がしてくれていた。 私が2歳になったとき、弟の御門 新(みかど あらた)が産まれた。 両親は念願の息子が産まれたことで私を執事とメイド達に渡し、新を連れて家を出ていってしまった。 新しい屋敷を建ててそこで暮らしているそうだが、必要な費用を送ってくれている以外は何も教えてくれてくれなかった。 私が小さい頃から執事としてずっと一緒にいる氷川 海(ひかわ かい)が身の回りの世話や勉強など色々してくれていた。 海は普段は優しくなんでもこなしてしまう完璧な執事。 しかし厳しいときは厳しくて怒らせるとすごく怖い。 海は執事としてずっと一緒にいると思っていたのにある日、私の中で何か特別な感情がある事に気付く。 しかし、愛を知らずに育ってきた私が愛と知るのは、まだ先の話。

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

処理中です...