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21話 視野の狭いファガル
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シャリオの気持ちが他へ向かないよう囲い込むことに決めた。
あまり多くを欲しないシャリオの気を引くのは存外難しい。贅沢に慣れさせ満ち足りた場所で甘やかせば、堕ちてきてくれるだろうか。
シャリオの望みがわかりやすい形で示されたのならば、私の全てを費やして縛り付けておけるのに。
そんな気持ちで一等級の宿を確保した。
結果は、芳しくなかった。
喜んでくれてはいるが、戸惑ってもいる。
過ぎた贅沢を好まず些細なことで幸せになれる。
そんなシャリオが好きなのに、完全に手に入れられない清廉さを恨めしく思うなんて、我ながらどうかしている。
まあでも戸惑ってはいても風呂への関心の方が上回ってくれたのは幸いだった。
後ろめたい思いはあっても、シャリオのためを思って選んだ部屋には違いないのだから。
シャリオが嬉々として風呂に向かうのを見て、まだ大丈夫だと胸を撫で下ろした。
ずっと私のことを好きでいほしい。
シャリオの意思で私の隣に留まっていてほしい。
シャリオの伴侶が愛玩動物であってくれたのなら、例えどれほど高価で飼育が難しくても手を尽くそう。
年の離れ過ぎた者であってくれたのなら、養育も介護も最高の待遇で引き受けよう。
伴侶への思いが私に対する思いより大きかったとしても、シャリオの愛が、そういう形で消化される類いのものなら耐えられる。
けれど肉欲を伴う愛情は、私だけに向けてほしいのだ。
シャリオが脱いだ上着を掛けようと手に取って、ふわりと舞う香りに目を閉じた。
ほんの僅かであっても離れ難い思いにくらくらする。
少し隙間の開いた扉の向こうから、シャリオの楽しそうな笑い声がしたのに、ふらふらと引き寄せられた。
シャリオの笑顔が、見たい。
私の側で幸せに浸る、シャリオの顔をこの目に焼き付けたい。
のんびりと湯を楽しませてやりたいと思っていたのに、気がついたら風呂の扉を開けていた。
「見て見て、ファガル!凄くない?」
私が望んだ顔がそこにある、のに、私の目は他の物に釘付けになった。
その光景が真っ直ぐ飛び込んでくると一瞬目の奥が熱く焼けた気がして、何度も瞬きを繰り返した。
な……んだ?
何が、起こっている?
シャリオの周りで弾ける氷の粒や虹のカケラ。
さらにはふわふわと動くモノがシャリオの周りを飛んでいるのがわかる。
あれはもしや、1度も見えたことなどない、精霊というモノなのではないのか?
神殿に勤める者の中には意思疎通をする者がいるらしいが、私は精霊色を持ってその恩恵に預かっていても、1度もその姿を見たことはなかった……のに、急に、なぜ?
暫く景色を呆然と見ていたが、シャリオの腕の模様が目に入ると、鼓動が強く鳴った。
シャリオにとって、全てを手に入れることが可能なソレは幸運の印なのだろう。
だが私にとってのソレは、シャリオに私以外に相応しい伴侶がいると示す忌まわしいモノでしかない。
そんなモノ、無ければいいのに!
「ファガル、服、ぬれてるぞ?……ファガル?」
シャリオを奪われるかもしれない恐怖で、無意識のうちに彼を腕の中へと捉えていた。
「ファガル?」
シャリオも最近の私をおかしいと感じているのだろう。
その気遣う素振りが、私を案じる様子が、まだシャリオは私のものだと思えて、どれほど私を救ってくれていることか。
「誰にも、渡したくないっ」
床に押し倒し強引に口付け口内を暴いても、抵抗ひとつせず受け入れるシャリオ。
「いざとなったらさ、連れて逃げてくれればいいんじゃね?」
本当に?
本当にそれでもいいの?
そんなことを口にしてよかったの?
シャリオに伴侶が現れたら、シャリオがどんなに懇願しても連れて逃げてしまうよ?
我ながら最低だとわかっているからか、無性に笑いたくて仕方ない。
濡れた服から湯がポタポタと垂れ落ちるシャリオの胸に、それとは違うモノがポタリと落ちた。
目を見開いたシャリオが半身を起こすと、私の頭を優しく抱き寄せた。
「不安にさせてごめんな?どんな結果が出ても、俺、デヨーテには着いていかないから。ファガルと一緒になれないなら、目一杯反抗してやるから……だから泣くなよ、ファガル」
私の不安の対象はデヨーテではないが、シャリオの言葉が嬉しくてスッと気持ちが落ち着いた……ら、今度は恥ずかしさが急に込み上がってきた。
何を子供みたいな我が儘な気持ちに振り回されているのか。
私の気分が浮上したのがわかったのか、シャリオも笑顔になった。
そうだ、私が見たいのはこういうシャリオだ。
手を尽くし心を尽くして接していたら、他に気になる人が現れても、無下に捨てられることはないだろう。
シャリオは、そういう人だ。
あの時、シャリオに受け入れられていないと思い知った時、身勝手な自己満足に浸るのではなく誠心誠意向き合っていたらこんな事にならなかったのにと後悔したではないか。
「好きだ」
ゆっくりと口付けを落とすと、シャリオの腕が首にまわる。
そのまま滑るように首筋を舐めれば「俺も」と、うっとりと目を閉じた。
身を隠すモノが何もなくても、全てを委ねてくれるシャリオを信じよう。
何度も唇を合わせ敏感なところに舌を這わせ、震える起立を口に含めば、ふわふわと飛び回っていた精霊達が寄ってきた。
「私にとっての褒美は、お前達にとっても褒美なのだな」
まるで『そうだ』と言うみたいにクルクルと回り出した精霊に、ソレが正解だったと知る。
本来ならばシャリオのモノなら血の一滴、髪の一筋すらくれるのも嫌なのだが、精霊の機嫌はとっておいた方がいい。
私を気に入ってもらえている間は、伴侶と合わせないよう動いてくれるかもしれないのだから。
「シャリオ、ほら、この子達のためにたくさん出さないとな」
トプッと雫が膨らむたびに、精霊がそれを吸い取っていく。
「なっ!あ!やだっ、そんなの、あぁぁぁっ!」
目を開いたシャリオが、己の精液を喜んで食うその光景に驚いて硬直しているのをいいことに、根元を激しく擦ってやるとそのまま達した。
「うそ、なんで?」
「そりゃあ、シャリオのが美味いからだろう」
「はっ?そんなこと、あるわけ、ない、へ?ご馳走って、何だよ」
そうか、アレ達にとって、シャリオのソレはご馳走なのか。
「なら、もっといっぱい出してやらないとな」
「え?」
困惑しているシャリオをそのままに、中からも刺激を促してやろうとズボンの前を開けようとしたが濡れたままでは開きにくい。
手際悪くガサゴソしていると、服の水気がパッと消えた。
「くくっ、いい子達だ。ならば、期待には応えてやらないとな」
「え?え?」
困惑しているシャリオをひっくり返して後ろから抱きしめると、閨の魔術と共に指を沈める。
この体勢なら、彼らを潰す心配もないだろう。
いや潰れないモノなのかもしれないが、何となくな。
シャリオのいいところを探り当てれば、シャリオの腹の下にふわふわが集まった。
「そろそろいいか?」
尻から指を抜けば、濡れた穴がヒクリと誘った。
負担をかけないようゆっくりと沈めるのですら耐えられないほどの快感が走る。
顳顬から流れ落ちるモノが、湯にあたったための汗なのか、歯を食いしばるほどに耐える快楽のためのものかわからないくらいだ。
シャリオも同じくらい感じているといい。
他の誰にも埋められないほどに、そう勘違いしてくれたらいい。
シャリオにとっては違うことでも、私にとってはシャリオが唯一なのだ。
もしシャリオを手離さなければならない事が起きたのなら、それはシャリオを守るための予想外の出来事が起きた時であってほしい。
そしてシャリオの心に私のことが深く傷として残ればいい。生涯、忘れることがないくらいの。
そう、願っている。
「ファ、ガル?」
シャリオに覆い被さったまま動かない私を不審に思うようにシャリオが声を出した。
そうか、動いてほしいか?
「んっ」
ゆるゆると動けば、シャリオから甘い声が溢れる。
愛しい、愛しいシャリオ。
どうしたらこの腕の中に閉じ込めておけるのか。
強く抱きしめれば、口角を緩めてうっとりと口付けをねだるシャリオに、その思いはまた深まっていった。
あまり多くを欲しないシャリオの気を引くのは存外難しい。贅沢に慣れさせ満ち足りた場所で甘やかせば、堕ちてきてくれるだろうか。
シャリオの望みがわかりやすい形で示されたのならば、私の全てを費やして縛り付けておけるのに。
そんな気持ちで一等級の宿を確保した。
結果は、芳しくなかった。
喜んでくれてはいるが、戸惑ってもいる。
過ぎた贅沢を好まず些細なことで幸せになれる。
そんなシャリオが好きなのに、完全に手に入れられない清廉さを恨めしく思うなんて、我ながらどうかしている。
まあでも戸惑ってはいても風呂への関心の方が上回ってくれたのは幸いだった。
後ろめたい思いはあっても、シャリオのためを思って選んだ部屋には違いないのだから。
シャリオが嬉々として風呂に向かうのを見て、まだ大丈夫だと胸を撫で下ろした。
ずっと私のことを好きでいほしい。
シャリオの意思で私の隣に留まっていてほしい。
シャリオの伴侶が愛玩動物であってくれたのなら、例えどれほど高価で飼育が難しくても手を尽くそう。
年の離れ過ぎた者であってくれたのなら、養育も介護も最高の待遇で引き受けよう。
伴侶への思いが私に対する思いより大きかったとしても、シャリオの愛が、そういう形で消化される類いのものなら耐えられる。
けれど肉欲を伴う愛情は、私だけに向けてほしいのだ。
シャリオが脱いだ上着を掛けようと手に取って、ふわりと舞う香りに目を閉じた。
ほんの僅かであっても離れ難い思いにくらくらする。
少し隙間の開いた扉の向こうから、シャリオの楽しそうな笑い声がしたのに、ふらふらと引き寄せられた。
シャリオの笑顔が、見たい。
私の側で幸せに浸る、シャリオの顔をこの目に焼き付けたい。
のんびりと湯を楽しませてやりたいと思っていたのに、気がついたら風呂の扉を開けていた。
「見て見て、ファガル!凄くない?」
私が望んだ顔がそこにある、のに、私の目は他の物に釘付けになった。
その光景が真っ直ぐ飛び込んでくると一瞬目の奥が熱く焼けた気がして、何度も瞬きを繰り返した。
な……んだ?
何が、起こっている?
シャリオの周りで弾ける氷の粒や虹のカケラ。
さらにはふわふわと動くモノがシャリオの周りを飛んでいるのがわかる。
あれはもしや、1度も見えたことなどない、精霊というモノなのではないのか?
神殿に勤める者の中には意思疎通をする者がいるらしいが、私は精霊色を持ってその恩恵に預かっていても、1度もその姿を見たことはなかった……のに、急に、なぜ?
暫く景色を呆然と見ていたが、シャリオの腕の模様が目に入ると、鼓動が強く鳴った。
シャリオにとって、全てを手に入れることが可能なソレは幸運の印なのだろう。
だが私にとってのソレは、シャリオに私以外に相応しい伴侶がいると示す忌まわしいモノでしかない。
そんなモノ、無ければいいのに!
「ファガル、服、ぬれてるぞ?……ファガル?」
シャリオを奪われるかもしれない恐怖で、無意識のうちに彼を腕の中へと捉えていた。
「ファガル?」
シャリオも最近の私をおかしいと感じているのだろう。
その気遣う素振りが、私を案じる様子が、まだシャリオは私のものだと思えて、どれほど私を救ってくれていることか。
「誰にも、渡したくないっ」
床に押し倒し強引に口付け口内を暴いても、抵抗ひとつせず受け入れるシャリオ。
「いざとなったらさ、連れて逃げてくれればいいんじゃね?」
本当に?
本当にそれでもいいの?
そんなことを口にしてよかったの?
シャリオに伴侶が現れたら、シャリオがどんなに懇願しても連れて逃げてしまうよ?
我ながら最低だとわかっているからか、無性に笑いたくて仕方ない。
濡れた服から湯がポタポタと垂れ落ちるシャリオの胸に、それとは違うモノがポタリと落ちた。
目を見開いたシャリオが半身を起こすと、私の頭を優しく抱き寄せた。
「不安にさせてごめんな?どんな結果が出ても、俺、デヨーテには着いていかないから。ファガルと一緒になれないなら、目一杯反抗してやるから……だから泣くなよ、ファガル」
私の不安の対象はデヨーテではないが、シャリオの言葉が嬉しくてスッと気持ちが落ち着いた……ら、今度は恥ずかしさが急に込み上がってきた。
何を子供みたいな我が儘な気持ちに振り回されているのか。
私の気分が浮上したのがわかったのか、シャリオも笑顔になった。
そうだ、私が見たいのはこういうシャリオだ。
手を尽くし心を尽くして接していたら、他に気になる人が現れても、無下に捨てられることはないだろう。
シャリオは、そういう人だ。
あの時、シャリオに受け入れられていないと思い知った時、身勝手な自己満足に浸るのではなく誠心誠意向き合っていたらこんな事にならなかったのにと後悔したではないか。
「好きだ」
ゆっくりと口付けを落とすと、シャリオの腕が首にまわる。
そのまま滑るように首筋を舐めれば「俺も」と、うっとりと目を閉じた。
身を隠すモノが何もなくても、全てを委ねてくれるシャリオを信じよう。
何度も唇を合わせ敏感なところに舌を這わせ、震える起立を口に含めば、ふわふわと飛び回っていた精霊達が寄ってきた。
「私にとっての褒美は、お前達にとっても褒美なのだな」
まるで『そうだ』と言うみたいにクルクルと回り出した精霊に、ソレが正解だったと知る。
本来ならばシャリオのモノなら血の一滴、髪の一筋すらくれるのも嫌なのだが、精霊の機嫌はとっておいた方がいい。
私を気に入ってもらえている間は、伴侶と合わせないよう動いてくれるかもしれないのだから。
「シャリオ、ほら、この子達のためにたくさん出さないとな」
トプッと雫が膨らむたびに、精霊がそれを吸い取っていく。
「なっ!あ!やだっ、そんなの、あぁぁぁっ!」
目を開いたシャリオが、己の精液を喜んで食うその光景に驚いて硬直しているのをいいことに、根元を激しく擦ってやるとそのまま達した。
「うそ、なんで?」
「そりゃあ、シャリオのが美味いからだろう」
「はっ?そんなこと、あるわけ、ない、へ?ご馳走って、何だよ」
そうか、アレ達にとって、シャリオのソレはご馳走なのか。
「なら、もっといっぱい出してやらないとな」
「え?」
困惑しているシャリオをそのままに、中からも刺激を促してやろうとズボンの前を開けようとしたが濡れたままでは開きにくい。
手際悪くガサゴソしていると、服の水気がパッと消えた。
「くくっ、いい子達だ。ならば、期待には応えてやらないとな」
「え?え?」
困惑しているシャリオをひっくり返して後ろから抱きしめると、閨の魔術と共に指を沈める。
この体勢なら、彼らを潰す心配もないだろう。
いや潰れないモノなのかもしれないが、何となくな。
シャリオのいいところを探り当てれば、シャリオの腹の下にふわふわが集まった。
「そろそろいいか?」
尻から指を抜けば、濡れた穴がヒクリと誘った。
負担をかけないようゆっくりと沈めるのですら耐えられないほどの快感が走る。
顳顬から流れ落ちるモノが、湯にあたったための汗なのか、歯を食いしばるほどに耐える快楽のためのものかわからないくらいだ。
シャリオも同じくらい感じているといい。
他の誰にも埋められないほどに、そう勘違いしてくれたらいい。
シャリオにとっては違うことでも、私にとってはシャリオが唯一なのだ。
もしシャリオを手離さなければならない事が起きたのなら、それはシャリオを守るための予想外の出来事が起きた時であってほしい。
そしてシャリオの心に私のことが深く傷として残ればいい。生涯、忘れることがないくらいの。
そう、願っている。
「ファ、ガル?」
シャリオに覆い被さったまま動かない私を不審に思うようにシャリオが声を出した。
そうか、動いてほしいか?
「んっ」
ゆるゆると動けば、シャリオから甘い声が溢れる。
愛しい、愛しいシャリオ。
どうしたらこの腕の中に閉じ込めておけるのか。
強く抱きしめれば、口角を緩めてうっとりと口付けをねだるシャリオに、その思いはまた深まっていった。
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