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時間が戻ったァ?!

いち。

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「あれ、、?」
目が覚めた。いや、目が覚めるわけが無い私は死んだはず。
「どういうこと?なんで私生きてるの」
私は彼氏の染谷 葵に執着され監禁された。目の前で兄を殺され、幼馴染みも地下に監禁された。
「ッ、!お兄ちゃん!」
階段を急いで駆け降り、リビングの扉を開ける。
「おっと、どうしたんだ千夏?何かあった?」
そこには目の前で葵に殺された兄の姿があった。私は泣きながら崩れ落ちた。
「千夏?!どうしたんだよ本当。」
「な、なんでもないの」
「そうか?何かあったら言えよ。」
「うん!」
お兄ちゃんが生きてた。てことは時間が戻ったってこと、、?私は信じられずにスマホの画面を見た。今日は2018年4月14日。
4月14日って、私が死んだ日だ!あの日私は地下に監禁された幼馴染の真緒を助けた。それに気づいた葵が私に飛びかかってきたから、キッチンにあった包丁を持って刺した。その後、私は自ら包丁を刺し自殺したこれは、本当に時間が戻ったの、、?そうだ、、!
「真緒は?」
私は真緒が無事なのか確認するために家を飛び出した。
逃げたあとどうなったのだろうか。

ーピンポーンー
反応がない。
「え、?どうして?」
落ち着くのよ死んだはずの兄が生きてた。真緒は死んでないから確実に生きてるはず。
「え、、、?千夏ちゃん、、、?」
「っ真緒!」
私は振り返り思わず真緒に抱きついた
「良かった!真緒っ、、どこ行ってたのよ、、!」
「千夏ちゃん!?良かった、、生きてたんだね、」「え?」
「あ、えと、、つい嬉しくて、、変なこと言ってごめん笑」
どういうこと?生きててよかった?私が死んだことを知ってるの?もしかして、、、
「ねぇ、真緒話したいことがあるんだけど」
「?分かった。とりあえず家上がりな」
あぁ、変わらない。この家には毎日通ってた。
(真緒は葵と友達だったんだよね、、。)
「あのね、信じなくてもいい。でももしかしたらと思ったから真緒には話す」
「うん」
私は時間が戻ったこと、そして真緒を逃がしたあと葵を殺し自分も死んだことを話した。
「千夏ちゃん、僕知ってるんだ。」
「、、、え?」
「逃げたあと引き返したんだ。でももう手遅れで倒れた千夏ちゃんを抱きかかえた。それで僕も死のうとして、、気づいたら自分の部屋に、、。」
「それじゃあ、真緒にも記憶があるってこと?!」
「そうみたい、、」
「、、、ちょっと待って。死のうとしたってどういうこと」
「ァハハハ…ハハ…ハ…」
「これで確信した。」
今日は4月14日あの時私たちは高校を卒業して少したった頃だった
そして今、まだ高校1年生それも入学したばかりということだ。真緒は葵と出会っていない。
「真緒、私は葵を好きにならない。」
「でも葵が千夏ちゃんに一目惚れしたんだ。千夏ちゃんが好きにならなくても葵は分からないよ?」
「えぇ、、?じゃあ、あ!!会わなければいいじゃん!?」
「うーん、そう簡単に行くかな、、」
葵に会わなければ一目惚れもされないし、関わることも無い。完璧では、、?
「ふふ、決まりね。」
「千夏ちゃん、、?」
「真緒!私決めた!染谷葵とは、一切の関わりを持たない!そんでもって長生きしてやるわ!!!」
「お、おお笑」(大丈夫だよな、、?)
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