13 / 43
13
しおりを挟む
「昨日もよかった……」
フォルテナは朝起きて自室で朝食を待つ間ジプソフィラを眺めながらそう呟いた。クロードが夜自分の中に入ってくると心地よさに頭がおかしくなってしまいそうになる。
今までは中で吐精してくれないのが不満だったが、ここ最近はその方がいいのではないかとすら思う。
……子どもができては性交できなくなってしまうし……
「え?庭に?行ってもいいの?」朝食の後フォルテナはハーネットに話しかけられた。庭に一緒に行こうと
「はい。クロード様には秘密にしてくださいね?」
ハーネットがいたずらっぽく笑って言った。
「ええ、秘密にする!」
フォルテナはウキウキだった。
「でもどうして突然?何かあったの?」
「あー……はい。奥様がお花を楽しみにしてらしたので……ご一緒に、と」
「……そうなのね。ありがとう」
私が着いて行っても平気なのかしら……
フォルテナは一瞬そう思ったけれど庭に出られる喜びの方が勝ってしまったのでその思いはいつの間にか忘れてしまった。
廊下を静かに歩く。
「奥様……庭に着いたら大きな声を出さないでくださいませね」
「はい。……ねえ?野花が咲いている所はない?私……そういうお花も好きなの。見てきてもいいかしら?」
ハーネットにまだ整地されていない庭へ案内してもらうとそこにはやはりシロツメクサが……
「奥様、それでは私は庭師と話してまいります」
「はい、お願いします。あ……そうだ……もう一つ質問なのだけれど、旦那様ってお好きなものとかあるのかしら?」
ハーネットがその質問に眉を寄せた。
「……クロードの好きなもの、ですか?」
「はい。この前お花をくれたでしょ?何かお礼に……ハンカチに刺繍でもしてお渡ししようかな?と……」
「別に……プレゼントとして贈ったわけではないと思いますよ?」
「そうなの?でも何かお返ししたいわ。時間がたくさんあるし」
「……そういうことでしたら……『蜘蛛』ですね」
「え?『蜘蛛』?」
旦那様は蜘蛛がお好きなの……?変わってる……
「後ほどハンカチと刺繍糸をお届けいたしますね」
「……ええ、ありがとう」
でも確かに格好良く見えなくもないかもしれないわ。蜘蛛……私は苦手だけど……
フォルテナは野原にスカートを広げて座るとシロツメクサを摘んだ。合間に四つ葉を探す。「今は幸せだから……見つかるかも……」彼女は小さな声でそう言った。
「奥様……奥様……」
「……は!な、なに?ごめんなさいね。集中していて……」フォルテナは慌てて顔を上げるとギュッと手を握った。なんだか誰にも知られたくなかったからだ。
「庭師から花を受け取りました。お部屋に戻りましょう」
「あら、嬉しい。どこにあるの?持つのを手伝うわ」
「……もうお部屋に運んでおりますので」
「あら……大変だったのではない?ありがとう」
フォルテナは立ち上がるとスカートに付いた土を片方の手でパタパタ払った。みんなが私の為に努力してくれている……
フォルテナはそっと手を開いた。
そこには四つ葉のクローバーが2つ載っていてフォルテナはそれを見て微笑んだ。
ほら、やっぱり幸せな時に見つかるのよ。
だって私は今幸せだもの。
部屋に戻ると大きな花束がテーブルの上に置いてあった。
「わぁ……わざわざこんな素敵な花束にしてくれたのね。庭師の方にお礼を言わなくてはならないわ」
「いえ、奥様……こちら剪定した捨てる花でございますので」
「そう?……そうよね。じゃあ気にしないように……」
フォルテナは花と花の隙間に小さなメッセージカードが差し込まれていることに気付き、そっとそれを手の中に隠した。
どうしてそんなことを?と問われれば『なんとなく』という理由しかないのだけれど……
「それでは奥様、私これで失礼いたします!」
ハーネットは花瓶に『庭師から分けてもらった花』を活けるとにっこり笑って部屋を出ていった。
「ええ、ありがとう」
フォルテナはハーネットが出て行ってしばらく経ってからそっと手のひらを開いた。それは自身の手汗で滲んでしまっていたがかろうじて文字は読めた。
そこには『君の事を想いながら選んだ』と書かれていた。
…………
……なんてこと!!
こ、こ、こ、こ、これは……!!
庭師がこんなことを!?
……これは大変だわ……
禁断の恋が……
始まってしまう予感……!!
フォルテナは図鑑を引っ張り出すと花の前に座る。
「君を想いながら選んだ」という言葉が少し気になったのだ。
「『無垢の愛』……『幸せ』……」フォルテナはページをめくるとジプソフィラの花言葉の項目を読んだ。「…………」顔が熱くなってくる。やはりジプソフィラの花言葉はそうだ。
中央に活けてあるガーベラは黄色だ。
「きゅ……『究極の愛』……」
フォルテナはそこまで見ると図鑑をパタンと閉じた。他にも数種類あったが、フォルテナはもう見るのをやめた。
「……たまたま……偶然よね?庭師がこんなこと……私に……?」フォルテナは顔を真っ赤にすると図鑑に四つ葉のクローバーを挟みソファに横になると目を閉じた。
勘違いしては失礼だわ。
せっかくお花を分けてくれているのに……私が意味のわからない勘違いでその親切に水を差しては嫌な気分にさせてしまう。
トントンとノックの音に目を開ける。
「……?ハーネット?はい、どうぞ」
フォルテナが身を起こしドアを見るとそこからそっとクロードが顔を出した。「……あ、旦那様。どうなさいましたか?ハーネットは今いなくて……」
クロードはテーブルの上をちらりと見ると胸ポケットから手帳を出した。フォルテナは内心ドキドキだった。
(何かこのお花について言いたいことがあるのかしら……)
クロードが立っているのでフォルテナも立ち上がり待つ。ペンを走らせる音が止まったと思うとクロードは手帳をフォルテナの前につき出した。
「は……な……は……『花は受け取りましたか?』あ……は、はい。いだたきました!いただきました!」フォルテナはそれを読んでコクコクと頷いた。
クロードは顔を真っ赤にすると再びペンを走らせた。
「……『カードに気付きましたか?』……あ、は、はい……中に……よ、読ませていただきました……」フォルテナは慎重に言葉を選んだ。言葉選びを間違えると庭師に罰が与えられるのでは……と……
『喜んでいただけましたか?』
クロードは再び手帳にペンを走らせるとフォルテナの前につき出し、彼女はそれを読んだ。「……」フォルテナはちらりとクロードの様子を伺う。
旦那様は顔を真っ赤に染めているけれど……カードの内容をご存知なのかしら……
「……あ、は、はい。私へのプレゼントだったようなのでとても嬉しかったです」フォルテナは当たり障りのない、どうともとれるような返答をした。
クロードの質問の意図が見えなかったから……
探ってる?それとも私の本当の意見を聞きたいのかしら……
それを聞くとクロードは顔を上げてフォルテナを見つめた。
フォルテナは内心ドキドキだった。
「…………」
「…………」
二人はしばらく見つめ合うと変な沈黙が部屋を支配していく……
気まずさにフォルテナが口を開こうとしたタイミングでクロードが再びペンを動かした。
『それはよかった。ではまた』
クロードは手帳を見せるとそそくさと部屋を出て行った。
「あ……は、はい……」
フォルテナはぽかんと口を開けると閉まる扉を眺めた。
……もしかして庭師の件は旦那様も公認?
フォルテナはそうぼんやりと思った。
フォルテナは朝起きて自室で朝食を待つ間ジプソフィラを眺めながらそう呟いた。クロードが夜自分の中に入ってくると心地よさに頭がおかしくなってしまいそうになる。
今までは中で吐精してくれないのが不満だったが、ここ最近はその方がいいのではないかとすら思う。
……子どもができては性交できなくなってしまうし……
「え?庭に?行ってもいいの?」朝食の後フォルテナはハーネットに話しかけられた。庭に一緒に行こうと
「はい。クロード様には秘密にしてくださいね?」
ハーネットがいたずらっぽく笑って言った。
「ええ、秘密にする!」
フォルテナはウキウキだった。
「でもどうして突然?何かあったの?」
「あー……はい。奥様がお花を楽しみにしてらしたので……ご一緒に、と」
「……そうなのね。ありがとう」
私が着いて行っても平気なのかしら……
フォルテナは一瞬そう思ったけれど庭に出られる喜びの方が勝ってしまったのでその思いはいつの間にか忘れてしまった。
廊下を静かに歩く。
「奥様……庭に着いたら大きな声を出さないでくださいませね」
「はい。……ねえ?野花が咲いている所はない?私……そういうお花も好きなの。見てきてもいいかしら?」
ハーネットにまだ整地されていない庭へ案内してもらうとそこにはやはりシロツメクサが……
「奥様、それでは私は庭師と話してまいります」
「はい、お願いします。あ……そうだ……もう一つ質問なのだけれど、旦那様ってお好きなものとかあるのかしら?」
ハーネットがその質問に眉を寄せた。
「……クロードの好きなもの、ですか?」
「はい。この前お花をくれたでしょ?何かお礼に……ハンカチに刺繍でもしてお渡ししようかな?と……」
「別に……プレゼントとして贈ったわけではないと思いますよ?」
「そうなの?でも何かお返ししたいわ。時間がたくさんあるし」
「……そういうことでしたら……『蜘蛛』ですね」
「え?『蜘蛛』?」
旦那様は蜘蛛がお好きなの……?変わってる……
「後ほどハンカチと刺繍糸をお届けいたしますね」
「……ええ、ありがとう」
でも確かに格好良く見えなくもないかもしれないわ。蜘蛛……私は苦手だけど……
フォルテナは野原にスカートを広げて座るとシロツメクサを摘んだ。合間に四つ葉を探す。「今は幸せだから……見つかるかも……」彼女は小さな声でそう言った。
「奥様……奥様……」
「……は!な、なに?ごめんなさいね。集中していて……」フォルテナは慌てて顔を上げるとギュッと手を握った。なんだか誰にも知られたくなかったからだ。
「庭師から花を受け取りました。お部屋に戻りましょう」
「あら、嬉しい。どこにあるの?持つのを手伝うわ」
「……もうお部屋に運んでおりますので」
「あら……大変だったのではない?ありがとう」
フォルテナは立ち上がるとスカートに付いた土を片方の手でパタパタ払った。みんなが私の為に努力してくれている……
フォルテナはそっと手を開いた。
そこには四つ葉のクローバーが2つ載っていてフォルテナはそれを見て微笑んだ。
ほら、やっぱり幸せな時に見つかるのよ。
だって私は今幸せだもの。
部屋に戻ると大きな花束がテーブルの上に置いてあった。
「わぁ……わざわざこんな素敵な花束にしてくれたのね。庭師の方にお礼を言わなくてはならないわ」
「いえ、奥様……こちら剪定した捨てる花でございますので」
「そう?……そうよね。じゃあ気にしないように……」
フォルテナは花と花の隙間に小さなメッセージカードが差し込まれていることに気付き、そっとそれを手の中に隠した。
どうしてそんなことを?と問われれば『なんとなく』という理由しかないのだけれど……
「それでは奥様、私これで失礼いたします!」
ハーネットは花瓶に『庭師から分けてもらった花』を活けるとにっこり笑って部屋を出ていった。
「ええ、ありがとう」
フォルテナはハーネットが出て行ってしばらく経ってからそっと手のひらを開いた。それは自身の手汗で滲んでしまっていたがかろうじて文字は読めた。
そこには『君の事を想いながら選んだ』と書かれていた。
…………
……なんてこと!!
こ、こ、こ、こ、これは……!!
庭師がこんなことを!?
……これは大変だわ……
禁断の恋が……
始まってしまう予感……!!
フォルテナは図鑑を引っ張り出すと花の前に座る。
「君を想いながら選んだ」という言葉が少し気になったのだ。
「『無垢の愛』……『幸せ』……」フォルテナはページをめくるとジプソフィラの花言葉の項目を読んだ。「…………」顔が熱くなってくる。やはりジプソフィラの花言葉はそうだ。
中央に活けてあるガーベラは黄色だ。
「きゅ……『究極の愛』……」
フォルテナはそこまで見ると図鑑をパタンと閉じた。他にも数種類あったが、フォルテナはもう見るのをやめた。
「……たまたま……偶然よね?庭師がこんなこと……私に……?」フォルテナは顔を真っ赤にすると図鑑に四つ葉のクローバーを挟みソファに横になると目を閉じた。
勘違いしては失礼だわ。
せっかくお花を分けてくれているのに……私が意味のわからない勘違いでその親切に水を差しては嫌な気分にさせてしまう。
トントンとノックの音に目を開ける。
「……?ハーネット?はい、どうぞ」
フォルテナが身を起こしドアを見るとそこからそっとクロードが顔を出した。「……あ、旦那様。どうなさいましたか?ハーネットは今いなくて……」
クロードはテーブルの上をちらりと見ると胸ポケットから手帳を出した。フォルテナは内心ドキドキだった。
(何かこのお花について言いたいことがあるのかしら……)
クロードが立っているのでフォルテナも立ち上がり待つ。ペンを走らせる音が止まったと思うとクロードは手帳をフォルテナの前につき出した。
「は……な……は……『花は受け取りましたか?』あ……は、はい。いだたきました!いただきました!」フォルテナはそれを読んでコクコクと頷いた。
クロードは顔を真っ赤にすると再びペンを走らせた。
「……『カードに気付きましたか?』……あ、は、はい……中に……よ、読ませていただきました……」フォルテナは慎重に言葉を選んだ。言葉選びを間違えると庭師に罰が与えられるのでは……と……
『喜んでいただけましたか?』
クロードは再び手帳にペンを走らせるとフォルテナの前につき出し、彼女はそれを読んだ。「……」フォルテナはちらりとクロードの様子を伺う。
旦那様は顔を真っ赤に染めているけれど……カードの内容をご存知なのかしら……
「……あ、は、はい。私へのプレゼントだったようなのでとても嬉しかったです」フォルテナは当たり障りのない、どうともとれるような返答をした。
クロードの質問の意図が見えなかったから……
探ってる?それとも私の本当の意見を聞きたいのかしら……
それを聞くとクロードは顔を上げてフォルテナを見つめた。
フォルテナは内心ドキドキだった。
「…………」
「…………」
二人はしばらく見つめ合うと変な沈黙が部屋を支配していく……
気まずさにフォルテナが口を開こうとしたタイミングでクロードが再びペンを動かした。
『それはよかった。ではまた』
クロードは手帳を見せるとそそくさと部屋を出て行った。
「あ……は、はい……」
フォルテナはぽかんと口を開けると閉まる扉を眺めた。
……もしかして庭師の件は旦那様も公認?
フォルテナはそうぼんやりと思った。
56
お気に入りに追加
1,653
あなたにおすすめの小説
つがいの皇帝に溺愛される幼い皇女の至福
ゆきむら さり
恋愛
稚拙な私の作品をHOTランキング(7/1)に入れて頂き、ありがとうございます✨読んで下さる皆様のおかげです🧡
〔あらすじ〕📝強大な魔帝国を治める時の皇帝オーブリー。壮年期を迎えても皇后を迎えない彼には、幼少期より憧れを抱く美しい人がいる。その美しい人の産んだ幼な姫が、自身のつがいだと本能的に悟る皇帝オーブリーは、外の世界に憧れを抱くその幼な姫の皇女ベハティを魔帝国へと招待することに……。
完結した【堕ちた御子姫は帝国に囚われる】のスピンオフ。前作の登場人物達の子供達のお話。加えて、前作の登場人物達のその後も書かれておりますので、気になる方は、是非ご一読下さい🤗
ゆるふわで甘いお話し。溺愛。ハピエン🩷
※設定などは独自の世界観でご都合主義となります。
◇稚拙な私の作品📝にお付き合い頂き、本当にありがとうございます🧡
婚約者が肉食系女子にロックオンされています
キムラましゅろう
恋愛
縁故採用で魔法省の事務員として勤めるアミカ(19)
彼女には同じく魔法省の職員であるウォルトという婚約者がいる。
幼い頃に結ばれた婚約で、まるで兄妹のように成長してきた二人。
そんな二人の間に波風を立てる女性が現れる。
最近ウォルトのバディになったロマーヌという女性職員だ。
最近流行りの自由恋愛主義者である彼女はどうやら次の恋のお相手にウォルトをロックオンしたらしく……。
結婚間近の婚約者を狙う女に戦々恐々とするアミカの奮闘物語。
一話完結の読み切りです。
従っていつも以上にご都合主義です。
誤字脱字が点在すると思われますが、そっとオブラートに包み込んでお知らせ頂けますと助かります。
小説家になろうさんにも時差投稿します。
箱入り令嬢と秘蜜の遊戯 -無垢な令嬢は王太子の溺愛で甘く蕩ける-
瀬月 ゆな
恋愛
「二人だけの秘密だよ」
伯爵家令嬢フィオレンツィアは、二歳年上の婚約者である王太子アドルフォードを子供の頃から「お兄様」と呼んで慕っている。
大人たちには秘密で口づけを交わし、素肌を曝し、まだ身体の交わりこそはないけれど身も心も離れられなくなって行く。
だけどせっかく社交界へのデビューを果たしたのに、アドルフォードはフィオレンツィアが夜会に出ることにあまり良い顔をしない。
そうして、従姉の振りをして一人こっそりと列席した夜会で、他の令嬢と親しそうに接するアドルフォードを見てしまい――。
「君の身体は誰のものなのか散々教え込んだつもりでいたけれど、まだ躾けが足りなかったかな」
第14回恋愛小説大賞にエントリーしています。
もしも気に入って下さったなら応援投票して下さると嬉しいです!
表紙には灰梅由雪様(https://twitter.com/haiumeyoshiyuki)が描いて下さったイラストを使用させていただいております。
☆エピソード完結型の連載として公開していた同タイトルの作品を元に、一つの話に再構築したものです。
完全に独立した全く別の話になっていますので、こちらだけでもお楽しみいただけると思います。
サブタイトルの後に「☆」マークがついている話にはR18描写が含まれますが、挿入シーン自体は最後の方にしかありません。
「★」マークがついている話はヒーロー視点です。
「ムーンライトノベルズ」様でも公開しています。
旦那様は大変忙しいお方なのです
あねもね
恋愛
レオナルド・サルヴェール侯爵と政略結婚することになった私、リゼット・クレージュ。
しかし、その当人が結婚式に現れません。
侍従長が言うことには「旦那様は大変忙しいお方なのです」
呆気にとられたものの、こらえつつ、いざ侯爵家で生活することになっても、お目にかかれない。
相変わらず侍従長のお言葉は「旦那様は大変忙しいお方なのです」のみ。
我慢の限界が――来ました。
そちらがその気ならこちらにも考えがあります。
さあ。腕が鳴りますよ!
※視点がころころ変わります。
※※2021年10月1日、HOTランキング1位となりました。お読みいただいている皆様方、誠にありがとうございます。
【R18】聖なる☆契約結婚
mokumoku
恋愛
東の聖女セラフィナは西の聖騎士クライドと国同士の友好の証明のために結婚させられる。
「これは契約結婚だ。……勘違いするな、ということです。この先、何があったとしても」
そんな夫は結婚初日にそう吐き捨てるとセラフィナの処女を「国からの指示だ」と奪い、部屋を出て行った。
一人部屋に残されたセラフィナは涙をポツリと落としはせずに夫の肩に噛みついた。
聖女として育ったわんぱく庶民セラフィナと謎の聖騎士クライドの契約結婚生活がはじまる。
【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。
三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。
それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。
頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。
短編恋愛になってます。
婚約解消から5年、再び巡り会いました。
能登原あめ
恋愛
* R18、シリアスなお話です。センシティブな内容が含まれますので、苦手な方はご注意下さい。
私達は結婚するはずだった。
結婚を控えたあの夏、天災により領民が冬を越すのも難しくて――。
婚約を解消して、別々の相手と結婚することになった私達だけど、5年の月日を経て再び巡り合った。
* 話の都合上、お互いに別の人と結婚します。白い結婚ではないので苦手な方はご注意下さい(別の相手との詳細なRシーンはありません)
* 全11話予定
* Rシーンには※つけます。終盤です。
* コメント欄のネタバレ配慮しておりませんのでお気をつけください。
* 表紙はCanvaさまで作成した画像を使用しております。
ローラ救済のパラレルのお話。↓
『愛する人がいる人と結婚した私は、もう一度やり直す機会が与えられたようです』
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる