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2章英雄闘拳地区予選

大会2

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「ポイントの算定方法はこの広大なゲーム空間で、アイテムを見つけたり、特定の人物の依頼達成させたりと様々あります。特に各プレイヤー同士の対戦で勝利した場合は大量にポイントが獲得できます。しかも、その敗者が獲得したポイントは全て奪取出来るのです」

「だんだんと複雑に……」

「もちろん、対戦方法は現実と変わりません。自らの能力や技を使って、倒しても構いませんし、殺しても構まいません」

「そんなに過酷なんですか?」

「ええ。この大会に莫大なお金がかかってますからね。全世界の投資家達が各プレイヤーにお金を掛け、優勝予想をしています。もちろん、この各プレイヤー自身も予選に勝ち残れば、莫大な賞金が手に入りますから、それは死に物狂いで戦うのが人間でしょう。制限時間3日間……かなり過酷なものとなりましょう。助言と言えば、食料、水、火、地図は必ず場内で獲得した方が宜しいでしょう……詳しい説明はチュートリアルを参照ください」

 そして、ある一室に連れられたアカリ。
 部屋の真ん中に黒いリクライニングチュアが一席用意されていた。
 そこに座り、真ん中には黒い画面に緑の風景が映し出される。
 いつの間にか、目を閉じ、眠りの中へ。
 始まりの場所は全面に広がる、黄金色のひまわり畑。
 二つ先の少し高くなった連なる丘にも、太陽の光を浴びる、1メートル長のひまわりの大群が見える。
 右側表記には地名美しいヒマワリ畑と表示されていた。
 更にその下にはランキング順位が表示される。

 アカリ様 0ポイント  1000位中999位。
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