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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第842話 シュウゲン 25 家族との再会
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★2024年9月19日に2巻が発売されました。お手に取って頂ければ幸いです!
また、更新をお待たせし済みませんでした。
続きを待って下さった方、ありがとうございます。
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それからというもの気力が湧かず、あれだけ再会を切望していた小夜の事も探すのを諦め、店に飾っておった薙刀も倉庫にしまった。
カルドサリ王国に居を構え300年以上も経つのだ。
きっと小夜は、異世界に転生などしていないのだろう。
心根の優しかった彼女は、天国で幸せに暮らしている筈じゃ。
そんな風に自分を慰め無為な時を過ごす。
移動手段であった黒曜を亡くしてダンジョンにも行かなくなり、このままではボケ老人になりそうだと思っていた矢先。
バールに、儂がヒルダちゃんから依頼され鍛えた剣を持った客が訪れたと聞かされた。
はて、あれは第二王妃であった彼女の夫用に作製したものだから、今頃は王宮の宝物庫に眠っているのが当然じゃ。
カルドサリ国王は鬼籍に入って久しいが、まさか妻から贈られた剣を臣下に下賜したりはしておらんだろう。
亡き夫の形見としてヒルダちゃんが持っているならいざ知らず……。
儂はその男が少し気になり、注文した商品を受け取りに来たら呼んでほしいとバールに伝えた。
客がいつ来てもいいよう、店の奥で待機すること数週間。
遂に、例の男が現れたとバールが呼びに来る。
しかも、連れの老婦人が薙刀を探していると聞き胸が騒いだ。
師匠のような日本人の転生者である可能性が高い。
話を聞き急いで店内へ入ると、そこに見知った顔を見付けて大声を上げた。
「ヒルダちゃん!」
数百年経とうとも、美人を忘れはせん。
律義に約束を果しに来てくれたと思うと嬉しさで笑みが浮かぶ。
「特別なお礼をずっと楽しみに待っておったのに、遅いではないか! 幾ら長命なドワーフでも、100年以上も待たせるとは命が尽きてしまうわ! それより約束のお礼は、今からしてもらえるんじゃろうか?」
期待で胸が一杯になり、つい両手を広げ動かしてしまった。
しかしヒルダちゃんは、儂を見ても不思議そうな顔をするばかりじゃ。
「あのぉ、初めまして私はサラと申します」
そして、知らない名を名乗った。
「うん? ヒルダちゃんではないのかの? そう言えば、少し背が低いような……? それに胸が大きくなっておる?」
よくよく見れば、儂の記憶にあるヒルダちゃんより幼い。
しかし、胸だけは彼女の方が大きいような……。
もしかしてヒルダちゃんの娘かの?
「親父。悪いが呼んだのは薙刀の件だ。そこの老婦人が薙刀を探しているそうだぞ」
母親の所在を聞こうか悩んでいるとバールに肩を叩かれ、用件を告げられる。
「いや、それよりお礼の方が気になるんじゃが……。薙刀とは、また珍しい物を知っておるな。儂が鍛えた物が1本だけあるが、それは売り物ではない。同じ物でよければ、見本に持ってこよう」
そうであった。
ヒルダちゃんにそっくりな彼女を見て、薙刀の件を忘れておったわ。
ここで日本人の転生者に会えるかもしれん。
儂は、倉庫から薙刀を出し店内に戻った。
「少し調整する必要があるじゃろう。店内では狭いだろうから、裏庭で振ってみてくれんかの」
武器は手にする者の体格によってサイズや重量を合せる必要がある。
特に、この薙刀は生前の小夜に合せ鍛えたものだからな。
そう思いながら裏庭へ案内して、薙刀を老婦人に手渡した。
「懐かしいわね」
薙刀を手にした彼女が、思わず零した一言に日本人で間違いないと確信する。
それから薙刀を構え型稽古を始めた姿を見て既視感を覚え、ドクリと心臓が大きく鼓動した。
まさか――、小夜なのか?
薙刀を振るう姿勢は儂の知る妻にそっくりじゃ。
あぁ、すっかり小夜と再会するのは諦めておったというのに……。
今でも流れるような動きを見て、知らず何度も頷いていた。
「調整の必要はないようです」
型稽古を済ませた彼女が、手に馴染む薙刀に満足そうに笑う。
「……これは薙刀をする妻の威勢の良さに惚れた儂が、どうしても作りたかったものだ」
相手が小夜だとわかり、儂に気付いてくれるだろうかと鎌をかけた。
「あら? 私は、おしとやかだったと思うわ。……雅美さん」
女のようで、あまり好きではなかった生前の名を呼ばれて胸が熱くなる。
姿は違えど、一目見てお互いに気付くのは夫婦であった繋がりが強い所為か……。
「下の名前は呼ばないでほしい……小夜」
異世界に転生しても、夫の儂を忘れずにいてくれた事が嬉しく目が潤む。
そうして小夜と暫し見つめ合い、口に出せない想いを分かちあった。
「親父。知り合いだったのか?」
儂らの様子を見ていたバールが尋ねてきたが前世の妻だとは言えず、この場で伝えても問題ない事を話す。
「あぁ、懐かしい人に会えた。どうか、この薙刀は貰って下され」
「……はい、ありがたく頂きますね」
魔物が生息する危険な異世界で役に立つだろうと小夜に鍛えた薙刀だ。
代金を払ってもらうわけにはいかない。
儂の気持ちを汲んでか、小夜も無償で受け取ってくれた。
せっかくこうして小夜に会えたというに、今度どうやって連絡を取ればいいものか。
出来れば現在の状況を知り、お互い独身であれば一緒に住みたいが……。
「あ~、シュウゲンさん。今度、将棋の対局をお願いします。334回目の勝ちは譲りませんよ」
すると小夜の隣にいた男性が、将棋の対局を持ち掛けてきた。
その回数を聞いて、長男の奏を思い出す。
小夜以外にも息子が転生していたのか!? 流石に、こちらは気付けんかったな。
「お主が勝つのは当分先だろう」
内心で驚きつつ、息子に合せ返事を返す。
「出来れば、私と100回目の対局もお願いします。確か最後は私の勝ちでしたね。あぁ、それと妻が妊娠したんです。生まれたら、顔を見にきて下さい」
更に別の男から言われた内容に、末っ子の旦那を思い当たり目を丸くした。
娘夫婦も異世界に転生していたのか!?
よく見てみれば、年を重ねた娘婿の面影がある。
「なんと、そうであったか! それは是非、会いに行かねばならんの」
しかも、美佐子は妊娠しているらしい。
異世界で孫を抱けるとは思ってもみなかった。
嬉しい知らせに、ヒルダちゃんだと思った少女がサラと名乗った事は偶然ではないかも知れぬと考える。
「お父さん、お兄ちゃんの槍もお願いしよう?」
それが証拠に響君を、お父さんと呼ぶなら孫の沙良であろう。
「あぁ、シュウゲンさん。俺の槍も注文したい。出来れば、アダマンタイトで」
お兄ちゃんと呼ばれた子供だった賢也は、父親によく似た青年に育っていた。
小夜も息子の奏も異世界に転生して別人になっておるのに、この2人だけは日本人姿のままのようだった。
沙良だけが、ヒルダちゃんそっくりなのは何か事情がありそうだな。
とはいえ、小夜が娘夫婦と孫に息子といるなら寂しい思いをせず済んだであろう。
「そうかそうか、儂が作ってやろう。2人は、どんな得物を持っているのじゃ」
ついでに響君と奏にも武器を作ってやろうと声を掛けると、
「既に、シュウゲンさんが鍛えた物を持っております」
響君が見覚えのある剣を見せる。
「これは、ヒルダちゃんの親友へ誂えた『飛翔』ではないか! 何故、お主が持っておるのだ?」
「知り合いから譲り受けました」
儂が鍛えた剣を持っていたのは、響君であったのか……。
「私の槍はこれです」
長男が自慢げに見せたのは、ドワーフにとって垂涎ものの鉱物で作られた槍だった。
「ぐぬっ、これは……。幻の鉱物と言われるヒヒイロカネではないか!」
「摩天楼のダンジョンで見付けた物です。これでも一応SS級冒険者なんですよ」
「そりゃ大出世じゃな。武術を極めただけある」
息子がSS級冒険者と知り感心する。
儂が幼い頃からあらゆる武術を教え込んだのだ。
異世界に転生しても、鍛錬に励んでいたのは褒めてやらねばな。
いずれ儂と同じ特級冒険者になれるだろう。
「ヒルダちゃんでは、なかったのか……」
思いがけず家族に再会出来た事は喜ばしいが……。
しかし数百年も、お礼を待っていたヒルダちゃんでなかったのだけは非常に残念だの。
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お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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カルドサリ王国に居を構え300年以上も経つのだ。
きっと小夜は、異世界に転生などしていないのだろう。
心根の優しかった彼女は、天国で幸せに暮らしている筈じゃ。
そんな風に自分を慰め無為な時を過ごす。
移動手段であった黒曜を亡くしてダンジョンにも行かなくなり、このままではボケ老人になりそうだと思っていた矢先。
バールに、儂がヒルダちゃんから依頼され鍛えた剣を持った客が訪れたと聞かされた。
はて、あれは第二王妃であった彼女の夫用に作製したものだから、今頃は王宮の宝物庫に眠っているのが当然じゃ。
カルドサリ国王は鬼籍に入って久しいが、まさか妻から贈られた剣を臣下に下賜したりはしておらんだろう。
亡き夫の形見としてヒルダちゃんが持っているならいざ知らず……。
儂はその男が少し気になり、注文した商品を受け取りに来たら呼んでほしいとバールに伝えた。
客がいつ来てもいいよう、店の奥で待機すること数週間。
遂に、例の男が現れたとバールが呼びに来る。
しかも、連れの老婦人が薙刀を探していると聞き胸が騒いだ。
師匠のような日本人の転生者である可能性が高い。
話を聞き急いで店内へ入ると、そこに見知った顔を見付けて大声を上げた。
「ヒルダちゃん!」
数百年経とうとも、美人を忘れはせん。
律義に約束を果しに来てくれたと思うと嬉しさで笑みが浮かぶ。
「特別なお礼をずっと楽しみに待っておったのに、遅いではないか! 幾ら長命なドワーフでも、100年以上も待たせるとは命が尽きてしまうわ! それより約束のお礼は、今からしてもらえるんじゃろうか?」
期待で胸が一杯になり、つい両手を広げ動かしてしまった。
しかしヒルダちゃんは、儂を見ても不思議そうな顔をするばかりじゃ。
「あのぉ、初めまして私はサラと申します」
そして、知らない名を名乗った。
「うん? ヒルダちゃんではないのかの? そう言えば、少し背が低いような……? それに胸が大きくなっておる?」
よくよく見れば、儂の記憶にあるヒルダちゃんより幼い。
しかし、胸だけは彼女の方が大きいような……。
もしかしてヒルダちゃんの娘かの?
「親父。悪いが呼んだのは薙刀の件だ。そこの老婦人が薙刀を探しているそうだぞ」
母親の所在を聞こうか悩んでいるとバールに肩を叩かれ、用件を告げられる。
「いや、それよりお礼の方が気になるんじゃが……。薙刀とは、また珍しい物を知っておるな。儂が鍛えた物が1本だけあるが、それは売り物ではない。同じ物でよければ、見本に持ってこよう」
そうであった。
ヒルダちゃんにそっくりな彼女を見て、薙刀の件を忘れておったわ。
ここで日本人の転生者に会えるかもしれん。
儂は、倉庫から薙刀を出し店内に戻った。
「少し調整する必要があるじゃろう。店内では狭いだろうから、裏庭で振ってみてくれんかの」
武器は手にする者の体格によってサイズや重量を合せる必要がある。
特に、この薙刀は生前の小夜に合せ鍛えたものだからな。
そう思いながら裏庭へ案内して、薙刀を老婦人に手渡した。
「懐かしいわね」
薙刀を手にした彼女が、思わず零した一言に日本人で間違いないと確信する。
それから薙刀を構え型稽古を始めた姿を見て既視感を覚え、ドクリと心臓が大きく鼓動した。
まさか――、小夜なのか?
薙刀を振るう姿勢は儂の知る妻にそっくりじゃ。
あぁ、すっかり小夜と再会するのは諦めておったというのに……。
今でも流れるような動きを見て、知らず何度も頷いていた。
「調整の必要はないようです」
型稽古を済ませた彼女が、手に馴染む薙刀に満足そうに笑う。
「……これは薙刀をする妻の威勢の良さに惚れた儂が、どうしても作りたかったものだ」
相手が小夜だとわかり、儂に気付いてくれるだろうかと鎌をかけた。
「あら? 私は、おしとやかだったと思うわ。……雅美さん」
女のようで、あまり好きではなかった生前の名を呼ばれて胸が熱くなる。
姿は違えど、一目見てお互いに気付くのは夫婦であった繋がりが強い所為か……。
「下の名前は呼ばないでほしい……小夜」
異世界に転生しても、夫の儂を忘れずにいてくれた事が嬉しく目が潤む。
そうして小夜と暫し見つめ合い、口に出せない想いを分かちあった。
「親父。知り合いだったのか?」
儂らの様子を見ていたバールが尋ねてきたが前世の妻だとは言えず、この場で伝えても問題ない事を話す。
「あぁ、懐かしい人に会えた。どうか、この薙刀は貰って下され」
「……はい、ありがたく頂きますね」
魔物が生息する危険な異世界で役に立つだろうと小夜に鍛えた薙刀だ。
代金を払ってもらうわけにはいかない。
儂の気持ちを汲んでか、小夜も無償で受け取ってくれた。
せっかくこうして小夜に会えたというに、今度どうやって連絡を取ればいいものか。
出来れば現在の状況を知り、お互い独身であれば一緒に住みたいが……。
「あ~、シュウゲンさん。今度、将棋の対局をお願いします。334回目の勝ちは譲りませんよ」
すると小夜の隣にいた男性が、将棋の対局を持ち掛けてきた。
その回数を聞いて、長男の奏を思い出す。
小夜以外にも息子が転生していたのか!? 流石に、こちらは気付けんかったな。
「お主が勝つのは当分先だろう」
内心で驚きつつ、息子に合せ返事を返す。
「出来れば、私と100回目の対局もお願いします。確か最後は私の勝ちでしたね。あぁ、それと妻が妊娠したんです。生まれたら、顔を見にきて下さい」
更に別の男から言われた内容に、末っ子の旦那を思い当たり目を丸くした。
娘夫婦も異世界に転生していたのか!?
よく見てみれば、年を重ねた娘婿の面影がある。
「なんと、そうであったか! それは是非、会いに行かねばならんの」
しかも、美佐子は妊娠しているらしい。
異世界で孫を抱けるとは思ってもみなかった。
嬉しい知らせに、ヒルダちゃんだと思った少女がサラと名乗った事は偶然ではないかも知れぬと考える。
「お父さん、お兄ちゃんの槍もお願いしよう?」
それが証拠に響君を、お父さんと呼ぶなら孫の沙良であろう。
「あぁ、シュウゲンさん。俺の槍も注文したい。出来れば、アダマンタイトで」
お兄ちゃんと呼ばれた子供だった賢也は、父親によく似た青年に育っていた。
小夜も息子の奏も異世界に転生して別人になっておるのに、この2人だけは日本人姿のままのようだった。
沙良だけが、ヒルダちゃんそっくりなのは何か事情がありそうだな。
とはいえ、小夜が娘夫婦と孫に息子といるなら寂しい思いをせず済んだであろう。
「そうかそうか、儂が作ってやろう。2人は、どんな得物を持っているのじゃ」
ついでに響君と奏にも武器を作ってやろうと声を掛けると、
「既に、シュウゲンさんが鍛えた物を持っております」
響君が見覚えのある剣を見せる。
「これは、ヒルダちゃんの親友へ誂えた『飛翔』ではないか! 何故、お主が持っておるのだ?」
「知り合いから譲り受けました」
儂が鍛えた剣を持っていたのは、響君であったのか……。
「私の槍はこれです」
長男が自慢げに見せたのは、ドワーフにとって垂涎ものの鉱物で作られた槍だった。
「ぐぬっ、これは……。幻の鉱物と言われるヒヒイロカネではないか!」
「摩天楼のダンジョンで見付けた物です。これでも一応SS級冒険者なんですよ」
「そりゃ大出世じゃな。武術を極めただけある」
息子がSS級冒険者と知り感心する。
儂が幼い頃からあらゆる武術を教え込んだのだ。
異世界に転生しても、鍛錬に励んでいたのは褒めてやらねばな。
いずれ儂と同じ特級冒険者になれるだろう。
「ヒルダちゃんでは、なかったのか……」
思いがけず家族に再会出来た事は喜ばしいが……。
しかし数百年も、お礼を待っていたヒルダちゃんでなかったのだけは非常に残念だの。
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ulalume様
いつもコメントありがとうございます。
そして更新を待って下さり嬉しいです。
家族と再会したシュウゲンですが、驚くのはまだ早い?
沙良のホーム内で懐かしの和食が待っておりますよ~。
孫達の結婚も(笑)
樹がヒルダだと知るのは、もう少し先かな?
エロ爺を落とした彼のお礼がどうなったかも、いずれ出てきます。
母親譲りの沙良が、今後巻き起こす騒動にシュウゲンも対処する必要があるかも知れませんね。
書けない間、脳内では大分話が進んでいるので早く追いつきたいところ。
これからも応援よろしくお願い致します。
シュウゲン、念願のサヨさんに再会出来るもエロ爺全開でヒルダの特別なお礼を呟き続けるwまさかその場に息子や娘婿に孫迄居るとも知らずにwそしていくら姿がヒルダにクリソツだからと孫の胸ガン見とかwサヨさんに青筋が立っているのを幻視しているのは読者だけなのか?w
更新再開ありがとー!無理ない更新で頑張って下さい。
今回のスイーツはパピコの濃厚ストロベリーチーズケーキ味!お風呂上がりには最高ですよw
狼怒様
いつもコメントありがとうございます。
大変お待たせしました!
気付いたら季節が変わっておりますね~(>_<)
これほど長く更新しないのは初めてで、書き方を忘れてるんじゃないかと心配でした(笑)
さて小夜さんと再会したシュウゲンですが、真っ先に目に飛び込んできたのはヒルダそっくりの沙良。
特別なお礼に目が眩み、薙刀を見にきた客を放置とか……。
最期までヒルダじゃなかった事を嘆いておりますよ。
そして当然、側で聞いていた小夜さんはキツイ視線を送っていました。
パピコの新作が出ているとは知りませんでした!
濃厚ストロベリーチーズケーキ味なんて素敵(^^♪
私は、おはぎを食べましたよ~(´▽`*)
これからも応援よろしくお願い致します。
更新ありがとうございます😊
本が出るなら更新ゆっくりに
なりますね
身体をご自愛しながらの
更新待ってます
にゃんこ様
いつもコメントありがとうございます。
執筆と書籍化作業を平行するのが難しく、なかなか時間が取れませんでした(*_*;
体調を考えながら、ゆっくり更新していきますね。
とはいえ結構お待たせしてしまったので、なるべくシュウゲンの話を早く終わらせ本編に移行する予定です。
これからも応援よろしくお願い致します。