680 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第813話 迷宮都市 母へのプレゼント&ファイト・カンガルーの紹介
しおりを挟む
実家でシーリーを引き取り、自宅に戻ると兄達がいた。
「お兄ちゃん、ただいま~」
「おかえり沙良。最近、土曜日はよく出掛けているな。一体、毎週どこへ遊びに行ってるんだ?」
「ホーム内の移動距離が増えたから、県外の観光名所に行ってるの」
不思議そうに質問され、いつ聞かれてもいいように考えていた内容を話すと兄は納得したようだ。
「そうか、マッピングを使えば旅行も簡単に行けるしな。近い内に、サヨさんも呼んで旅行をしようか」
「うん、お母さんが安定期に入ったら誘ってみよう!」
「じゃあ、うちの家族も一緒に!!」
すかさず旭が参加表明する。
「勿論だよ。雫ちゃんは、旅行した事ないから嬉しがるね!」
病気で遠出するのが難しかった彼女は、家族旅行に行った経験もなく県外に出るのも初めてだ。
私が移動時間を短縮出来る分、沢山見て回れるだろう。
「夕食は弁当を買ってあるから、茜は早崎さんを呼んできてくれ」
「分かった」
茜が早崎さんを呼びに行く間に、人数分のお茶を淹れて待つ。
兄が購入したのはコンビニ弁当ではなく、少しお高いお店の物のようだ。
早崎さんと茜が席に座り「頂きます」と言った瞬間、食いしん坊の旭が真っ先に蓋を開ける。
刺身、天麩羅、海老フライ、西京焼き、煮物、苺が入っている。
わぁ~、豪華なお弁当! これは3,000円くらいしそう。
「お義兄さん、ありがとうございます」
早崎さんは茜から兄が購入した物だと聞いたのか、お礼を伝えてから箸をつけた。
私も食べよう。
食事中、兄がセイさんを妹2人に連れ回されるのは大変じゃないか心配していた。
セイさんから「一緒にいると楽しいですよ」と機嫌よく返事をもらい、ほっとしている。
旭と勉強するので忙しく、セイさんに私達の面倒を押し付けているように感じるのだろう。
ダンジョンの攻略は仕事より疲れないけど、セイさんも偶には1人でいたいかも知れないな。
いつも私達と一緒じゃ悪いから、来週は休んでもらおうかしら?
食後に兄から摩天楼ダンジョンの洞窟で発見した宝石を加工した、母とお揃いのネックレスとイヤリングを渡された。
宝石は紫、オレンジ、赤の3色だったので、それぞれ2セットずつある。
明日、母に渡してあげよう。
「お兄ちゃん、素敵に仕上げてくれてありがとう! あっ、まだ宝石は残ってる?」
「かなり大きいから、まだ作れるぞ」
「それなら茜の分も、お願いしていい?」
「姉さん、私はつけないから雫ちゃんにあげたらどうだ?」
宝飾品に興味がない妹は、そう言って断り代案を出す。
「じゃあ、俺が母さんと雫の分を作るよ!」
話を聞いていた旭が口を挟み手を挙げた。
「茜がいらないなら、そうしようか。お兄ちゃん、後で残った分を旭に渡してね」
兄は茜を見て苦笑し、やれやれと首を横に振り、女性なら喜ぶ装飾品を不要だと言う妹に呆れている。
結婚指輪も嵌めてないし、本当に興味がないんだろう。
寝室のベッドで寝ているシーリーを起こさないよう、そっと隣に入り魔力を与え眠った。
翌日、日曜日。
見るからに機嫌がいい雫ちゃんのお母さんは、母へ樹おじさんがプレゼントした指輪を嵌め見せている。
樹おじさんも満足気な表情をして、父に何かを言っていた。
話を聞いた父が少し羨ましそうだったのは、どうしてかしら?
私も兄が作製したネックレスとイヤリングを母に渡し、姿見の前で着けてあげた。
「まぁ、綺麗! 娘から貰えるなんて母親冥利に尽きるわね~」
「宝石はダンジョンで見つけた物だけど、加工したのはお兄ちゃんなんだよ。私と、お揃いになってるの」
「賢也は、何でも出来るのね。ありがとう、とっても嬉しいわ!」
タイミングよく雫ちゃんのお母さんと一緒にプレゼントされたので、2人はお互いの装飾品を見せ合う事が出来たようだ。
これで、自分だけ父から何も貰えないと拗ねないよね?
雫ちゃんのお母さんが母に耳打ちした瞬間、母がかなり驚いた様子だったのが気になったけど……。
教会の炊き出しに行く前に、メンバーへテイムした2匹のファイト・カンガルーを紹介した。
2匹はずっとマンションの駐車場で待機していたから、母、シュウゲンさん、奏伯父さん、雫ちゃんとお母さんは初めて見る。
「まぁ、カンガルーの魔物もいるのね~」
母はそう言って2匹に近付き、お腹にある袋の中を覗き込んでいた。
「お母さん、雄だから赤ちゃんはいないよ」
「そうなの、残念だわ」
雫ちゃんとお母さんはカンガルーの魔物に興味津々の様子で筋肉質の腕をぺたぺた触り、シュウゲンさんと奏伯父さんは2匹を見て固まっていた。
「沙良ちゃん! どうしてカンガルーなの!?」
「強そうでしょう? ガルボとガルシングは警備用の従魔ですから!」
私が胸を張り自慢すると、奏伯父さんは父に視線を向け溜息を吐く。
おや? 思った反応と違うな。
「確かに強そうな魔物だが、うちの孫は少し趣味が変わっておるようだ」
シュウゲンさんは母を見ながら笑っていた。
異世界の家へ移転後、炊き出しの準備に来た母親達へ2匹を紹介すると、珍しい魔物に目が釘付けになる。
自宅警備用だと言えば、安心したように表情を和ませ子供達をよろしくと頼んでいた。
集まってきた子供達に増えた従魔を紹介したら、大興奮し喜んでいる。
危険な時はお腹の袋に入るんだよと伝え、ガルボにお願いして実際入れてもらった。
見た目より大きな袋には、小さな子供なら5人入る事が出来るらしい。
袋から顔を出し、にこにこ笑っている子供達の姿は可愛いな。
それを見た雫ちゃんが私も入りたいと両手を上げたので、ガルシングにお願いしてあげた。
雫ちゃんは両脇をひょいっと持ち上げられ、袋の中に入ると顔を出し旭に手を振ってみせる。
まだまだ子供ね~。
2匹には、この家の警備を任せるから子供達をしっかり守るよう伝え、門の前で待機させた。
食事が出来るまで子供達は庭の遊具や従魔達と楽しそうに遊び、スープとパンを渡すと気になるのか2匹にちらちら視線を向ける。
新しい従魔は大歓迎されているみたいだ。
お土産に苺を持たせ子供達を見送り、私達もガーグ老の工房へ向かう。
工房内に入ると、何故かルシファーが女官長に筋トレさせられていた。
これは、昨日のお仕置きが1日早くなったのかしら?
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
「お兄ちゃん、ただいま~」
「おかえり沙良。最近、土曜日はよく出掛けているな。一体、毎週どこへ遊びに行ってるんだ?」
「ホーム内の移動距離が増えたから、県外の観光名所に行ってるの」
不思議そうに質問され、いつ聞かれてもいいように考えていた内容を話すと兄は納得したようだ。
「そうか、マッピングを使えば旅行も簡単に行けるしな。近い内に、サヨさんも呼んで旅行をしようか」
「うん、お母さんが安定期に入ったら誘ってみよう!」
「じゃあ、うちの家族も一緒に!!」
すかさず旭が参加表明する。
「勿論だよ。雫ちゃんは、旅行した事ないから嬉しがるね!」
病気で遠出するのが難しかった彼女は、家族旅行に行った経験もなく県外に出るのも初めてだ。
私が移動時間を短縮出来る分、沢山見て回れるだろう。
「夕食は弁当を買ってあるから、茜は早崎さんを呼んできてくれ」
「分かった」
茜が早崎さんを呼びに行く間に、人数分のお茶を淹れて待つ。
兄が購入したのはコンビニ弁当ではなく、少しお高いお店の物のようだ。
早崎さんと茜が席に座り「頂きます」と言った瞬間、食いしん坊の旭が真っ先に蓋を開ける。
刺身、天麩羅、海老フライ、西京焼き、煮物、苺が入っている。
わぁ~、豪華なお弁当! これは3,000円くらいしそう。
「お義兄さん、ありがとうございます」
早崎さんは茜から兄が購入した物だと聞いたのか、お礼を伝えてから箸をつけた。
私も食べよう。
食事中、兄がセイさんを妹2人に連れ回されるのは大変じゃないか心配していた。
セイさんから「一緒にいると楽しいですよ」と機嫌よく返事をもらい、ほっとしている。
旭と勉強するので忙しく、セイさんに私達の面倒を押し付けているように感じるのだろう。
ダンジョンの攻略は仕事より疲れないけど、セイさんも偶には1人でいたいかも知れないな。
いつも私達と一緒じゃ悪いから、来週は休んでもらおうかしら?
食後に兄から摩天楼ダンジョンの洞窟で発見した宝石を加工した、母とお揃いのネックレスとイヤリングを渡された。
宝石は紫、オレンジ、赤の3色だったので、それぞれ2セットずつある。
明日、母に渡してあげよう。
「お兄ちゃん、素敵に仕上げてくれてありがとう! あっ、まだ宝石は残ってる?」
「かなり大きいから、まだ作れるぞ」
「それなら茜の分も、お願いしていい?」
「姉さん、私はつけないから雫ちゃんにあげたらどうだ?」
宝飾品に興味がない妹は、そう言って断り代案を出す。
「じゃあ、俺が母さんと雫の分を作るよ!」
話を聞いていた旭が口を挟み手を挙げた。
「茜がいらないなら、そうしようか。お兄ちゃん、後で残った分を旭に渡してね」
兄は茜を見て苦笑し、やれやれと首を横に振り、女性なら喜ぶ装飾品を不要だと言う妹に呆れている。
結婚指輪も嵌めてないし、本当に興味がないんだろう。
寝室のベッドで寝ているシーリーを起こさないよう、そっと隣に入り魔力を与え眠った。
翌日、日曜日。
見るからに機嫌がいい雫ちゃんのお母さんは、母へ樹おじさんがプレゼントした指輪を嵌め見せている。
樹おじさんも満足気な表情をして、父に何かを言っていた。
話を聞いた父が少し羨ましそうだったのは、どうしてかしら?
私も兄が作製したネックレスとイヤリングを母に渡し、姿見の前で着けてあげた。
「まぁ、綺麗! 娘から貰えるなんて母親冥利に尽きるわね~」
「宝石はダンジョンで見つけた物だけど、加工したのはお兄ちゃんなんだよ。私と、お揃いになってるの」
「賢也は、何でも出来るのね。ありがとう、とっても嬉しいわ!」
タイミングよく雫ちゃんのお母さんと一緒にプレゼントされたので、2人はお互いの装飾品を見せ合う事が出来たようだ。
これで、自分だけ父から何も貰えないと拗ねないよね?
雫ちゃんのお母さんが母に耳打ちした瞬間、母がかなり驚いた様子だったのが気になったけど……。
教会の炊き出しに行く前に、メンバーへテイムした2匹のファイト・カンガルーを紹介した。
2匹はずっとマンションの駐車場で待機していたから、母、シュウゲンさん、奏伯父さん、雫ちゃんとお母さんは初めて見る。
「まぁ、カンガルーの魔物もいるのね~」
母はそう言って2匹に近付き、お腹にある袋の中を覗き込んでいた。
「お母さん、雄だから赤ちゃんはいないよ」
「そうなの、残念だわ」
雫ちゃんとお母さんはカンガルーの魔物に興味津々の様子で筋肉質の腕をぺたぺた触り、シュウゲンさんと奏伯父さんは2匹を見て固まっていた。
「沙良ちゃん! どうしてカンガルーなの!?」
「強そうでしょう? ガルボとガルシングは警備用の従魔ですから!」
私が胸を張り自慢すると、奏伯父さんは父に視線を向け溜息を吐く。
おや? 思った反応と違うな。
「確かに強そうな魔物だが、うちの孫は少し趣味が変わっておるようだ」
シュウゲンさんは母を見ながら笑っていた。
異世界の家へ移転後、炊き出しの準備に来た母親達へ2匹を紹介すると、珍しい魔物に目が釘付けになる。
自宅警備用だと言えば、安心したように表情を和ませ子供達をよろしくと頼んでいた。
集まってきた子供達に増えた従魔を紹介したら、大興奮し喜んでいる。
危険な時はお腹の袋に入るんだよと伝え、ガルボにお願いして実際入れてもらった。
見た目より大きな袋には、小さな子供なら5人入る事が出来るらしい。
袋から顔を出し、にこにこ笑っている子供達の姿は可愛いな。
それを見た雫ちゃんが私も入りたいと両手を上げたので、ガルシングにお願いしてあげた。
雫ちゃんは両脇をひょいっと持ち上げられ、袋の中に入ると顔を出し旭に手を振ってみせる。
まだまだ子供ね~。
2匹には、この家の警備を任せるから子供達をしっかり守るよう伝え、門の前で待機させた。
食事が出来るまで子供達は庭の遊具や従魔達と楽しそうに遊び、スープとパンを渡すと気になるのか2匹にちらちら視線を向ける。
新しい従魔は大歓迎されているみたいだ。
お土産に苺を持たせ子供達を見送り、私達もガーグ老の工房へ向かう。
工房内に入ると、何故かルシファーが女官長に筋トレさせられていた。
これは、昨日のお仕置きが1日早くなったのかしら?
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、いいねやエールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
1,228
お気に入りに追加
6,067
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
異世界でお取り寄せ生活
マーチ・メイ
ファンタジー
異世界の魔力不足を補うため、年に数人が魔法を貰い渡り人として渡っていく、そんな世界である日、日本で普通に働いていた橋沼桜が選ばれた。
突然のことに驚く桜だったが、魔法を貰えると知りすぐさま快諾。
貰った魔法は、昔食べて美味しかったチョコレートをまた食べたいがためのお取り寄せ魔法。
意気揚々と異世界へ旅立ち、そして桜の異世界生活が始まる。
貰った魔法を満喫しつつ、異世界で知り合った人達と緩く、のんびりと異世界生活を楽しんでいたら、取り寄せ魔法でとんでもないことが起こり……!?
そんな感じの話です。
のんびり緩い話が好きな人向け、恋愛要素は皆無です。
※小説家になろう、カクヨムでも同時掲載しております。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
異世界でスローライフとか無理だから!
まる
ファンタジー
突如青白い光に包まれ目を開ければ、目の前には邪神崇拝者(見た目で勝手に判断)の群れが!
信用できそうもない場所から飛び出していざ行かん見慣れぬ世界へ。
○○○○○○○○○○
※ふんわり設定。誤字脱字、表現の未熟さが目につきます。
閲覧、しおり、お気に入り登録ありがとうございます!
石しか生成出来ないと追放されましたが、それでOKです!
udonlevel2
ファンタジー
夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。
皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に笑われて城から金だけ受け取り追い出される。
この国ではもう直ぐ戦争が始まるらしい……。
召喚された3人は戦うスキルを持っていて、桜木だけが【石を出す程度の能力】……。
確かに貧相だけれど――と思っていたが、意外と強いスキルだったようで!?
「こうなったらこの国を抜け出して平和な国で就職よ!」
気合いを入れ直した桜木は、商業ギルド相手に提案し、国を出て違う場所で新生活を送る事になるのだが、辿り着いた国にて、とある家族と出会う事となる――。
★暫く書き溜めが結構あるので、一日三回更新していきます! 応援よろしくお願いします!
★カクヨム・小説家になろう・アルファポリスで連載中です。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。