523 / 709
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第656話 迷宮都市 セイさんのパーティー加入&地下15階&ハニー達の大移動
しおりを挟む
購入した生ズワイ蟹と生タラバ蟹を、アイテムBOXに登録し365個増やしておく。
魔物の蟹は沢山あるけど、まだそのままの大きさでは使用出来ないからね。
それぞれの蟹を食べ易いよう、ウィンドボールで殻を切る。
トレントを加工したお陰か、ウィンドボールの精度が上がり使い勝手が良くなった。
硬い食材なら包丁を使用するより簡単だ。
後は刺身と蒸し蟹も作っておこう。
蟹の刺身は甘くて美味しいし、蒸し蟹も蟹鍋とはまた違う味を楽しめる。
私が蟹の準備をしている間、母はセイさんのために何品か料理を作っていた。
「聖との再会に乾杯!」
「乾杯~!」
父が乾杯の音頭を取り、母と私と雫ちゃん以外はビールを飲み始める。
セイさんは早速、蒸したタラバ蟹の足に齧りついていた。
私はズワイ蟹の刺身から頂こう。
あ~、甘くて美味しいなぁ。
お店では少しの量しか出てこないから、今日は一杯食べられるよう沢山準備してある。
雫ちゃんはセイさんが食べているタラバ蟹の足が気になるらしく、気付いた旭が殻を外してあげていた。
普段は兄の弟みたいだけど、雫ちゃんに対しては甲斐甲斐しく世話を焼いている。
今は2歳しか違わないけど、年の離れた妹が可愛いのだろう。
母親に至っては自分より年下になってしまったし。
旭家は私が召喚した樹おじさん以外、見た目年齢の差が激しい。
父から親友の樹おじさんの妻が奏伯父さんの娘になっている事や、雫ちゃんと旭が実の子供だと説明を受け、セイさんは大仰に驚いてみせる。
既に知っている内容だけど、ちゃんとリアクションし演技力を発揮してくれた。
皆が蟹鍋を楽しんだ後は雑炊で締める。
やっぱり鍋の最後は雑炊だよね~。
セイさんは雑炊を食べ、「お米が恋しかったんです」と満足そうに笑う。
それから徐に話を切り出した。
「あの……、私も同じパーティーに入れてくれませんか? 摩天楼のダンジョンで20年活動しSS級冒険者になっているから、足は引っ張らないと思います。正直、異世界の食事は合わなくて……」
パーティー加入のお願いに父が答えようとした所、何故か樹おじさんが勢いよく返事をする。
「うんうん、分かる! やっぱり日本人だと食事が大変だよなぁ~」
樹おじさんは、異世界の料理を一度も食べてないですよね?
召喚後はホーム内で生活してるし、ダンジョン攻略中も私が料理を作っている。
「儂も小夜の作る日本食が恋しかった。その気持ちは、よう理解出来るわい。響君、知り合いなら問題ないじゃろ。一緒にパーティーを組んであげなされ」
祖父の擁護もあり、心配していたセイさんのパーティー加入はあっさり決まった。
実家を出る際、樹おじさんから渡していたポシェット52個を受け取る。
やっとコロニー全体がマジックバッグを首に掛けて、薬草採取が出来るよ!
「娘が、そっくりに育って嬉しい~」
酔っぱらっているのか、樹おじさんにぎゅうぎゅう抱き締められ私は窒息しそうだ。
いやいや、リーシャの姿になっているから両親とは全く似ていませんけど!?
「貴方の娘は、こっちです!」
見ていた雫ちゃんのお母さんが、おじさんを引き剥がしてくれた。
「おおっ、雫は結花に似て可愛いなぁ~」
今度は雫ちゃんを抱き締めている。
彼女はお酒の匂いをぷんぷんさせた父親に抱き着かれ、少々迷惑そうにしていた。
今夜も兄達の家へ泊まると言うセイさんと一緒にマンションへ移動。
そろそろセイさんの家を準備しないと……。
月曜日。
今日から5日間またダンジョン攻略。
地下11階で兄&フォレストと別れ、私達は地下15階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんに新しいパーティーメンバーの紹介をする。
セイさんはダンクさんがジョンさんの息子だと知り、「大人になったねぇ」としみじみ呟いていた。
クランリーダーだったジョンさんの息子に会った事があるらしい。
「サラちゃんのパーティーはどんどん増えていくけど、今何人いるんだい?」
「母を入れて11人です」
アマンダさんに聞かれ、冒険者は6人パーティーが基本だと思い出す。
シュウゲンさんは迷宮都市のダンジョンを攻略しないので、メンバーには入れなかった。
「もう2パーティーにした方がいいんじゃないかい?」
攻略の分配に関しては、それぞれ行っているので問題ない。
「もう少し後に妹と弟達が合流する予定なので、その時考えます」
「サラちゃんには、お兄ちゃんの他にまだ下がいたのか!」
ダンクさんが話を聞き驚いた顔になる。
母は若く見られるので、妹と弟がいると知り信じられない様子だ。
しかも今は妊娠中だしね。
子供達に『木琴』を教えた話をし、これからは馬車で家まで送迎する事を伝えた。
「そりゃいいね、子供達も喜ぶだろう。サラちゃん、ありがとう!」
アマンダさんは、庶民が高価な楽器を演奏出来る機会はないと分かっているからお礼を言う。
「もしかしたら将来、音楽家になるかも知れませんね~」
本当に冒険者以外の道が開けるかも?
貴族じゃないため宮廷演奏家にはなれなくても、音楽活動は可能だ。
身分関係なく入れるような音楽ホールを建てれば、お金を取り演奏出来るだろう。
そんな事を思いながら地下16階で果物採取をした後、地下19階のキングビー達をアイテムBOXに収納し、地下14階のハニーの下へ行く。
ハニーにコロニーを呼び出してもらい、21個のマジックバッグに入っている薬草をアイテムBOXへ入れ替え、36匹のキングビーを出し残りの52匹の首にポシェットを掛けてあげる。
ふふふっ、これで72匹が効率よく薬草採取すればポーションの値段が下がり、子供達も購入しやすくなるよね!
キングビー達を移動させようとした所、またシルバーが私の服を引っ張ってきた。
前足でハニーを指し、次に地面へ丸い円を描き中心から縦横に線を引く。
これは前回と同じ意味だろう。
マジックバッグが増えたので、4階層に分かれて採取したいのかな?
ハニーに尋ねると首を大きく上下に振られる。
地下14階に18匹を残して54匹をアイテムBOXへ収納し、冒険者のいない地下19~21階に、それぞれ18匹ずつ移動させ薬草採取をお願いした。
樹おじさんのLv上げ後に作製したマジックバッグは40㎥になっちゃったけど、1階層で採取出来る薬草の量は決まっているから無理じゃないよね?
来週の月曜日が楽しみだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
魔物の蟹は沢山あるけど、まだそのままの大きさでは使用出来ないからね。
それぞれの蟹を食べ易いよう、ウィンドボールで殻を切る。
トレントを加工したお陰か、ウィンドボールの精度が上がり使い勝手が良くなった。
硬い食材なら包丁を使用するより簡単だ。
後は刺身と蒸し蟹も作っておこう。
蟹の刺身は甘くて美味しいし、蒸し蟹も蟹鍋とはまた違う味を楽しめる。
私が蟹の準備をしている間、母はセイさんのために何品か料理を作っていた。
「聖との再会に乾杯!」
「乾杯~!」
父が乾杯の音頭を取り、母と私と雫ちゃん以外はビールを飲み始める。
セイさんは早速、蒸したタラバ蟹の足に齧りついていた。
私はズワイ蟹の刺身から頂こう。
あ~、甘くて美味しいなぁ。
お店では少しの量しか出てこないから、今日は一杯食べられるよう沢山準備してある。
雫ちゃんはセイさんが食べているタラバ蟹の足が気になるらしく、気付いた旭が殻を外してあげていた。
普段は兄の弟みたいだけど、雫ちゃんに対しては甲斐甲斐しく世話を焼いている。
今は2歳しか違わないけど、年の離れた妹が可愛いのだろう。
母親に至っては自分より年下になってしまったし。
旭家は私が召喚した樹おじさん以外、見た目年齢の差が激しい。
父から親友の樹おじさんの妻が奏伯父さんの娘になっている事や、雫ちゃんと旭が実の子供だと説明を受け、セイさんは大仰に驚いてみせる。
既に知っている内容だけど、ちゃんとリアクションし演技力を発揮してくれた。
皆が蟹鍋を楽しんだ後は雑炊で締める。
やっぱり鍋の最後は雑炊だよね~。
セイさんは雑炊を食べ、「お米が恋しかったんです」と満足そうに笑う。
それから徐に話を切り出した。
「あの……、私も同じパーティーに入れてくれませんか? 摩天楼のダンジョンで20年活動しSS級冒険者になっているから、足は引っ張らないと思います。正直、異世界の食事は合わなくて……」
パーティー加入のお願いに父が答えようとした所、何故か樹おじさんが勢いよく返事をする。
「うんうん、分かる! やっぱり日本人だと食事が大変だよなぁ~」
樹おじさんは、異世界の料理を一度も食べてないですよね?
召喚後はホーム内で生活してるし、ダンジョン攻略中も私が料理を作っている。
「儂も小夜の作る日本食が恋しかった。その気持ちは、よう理解出来るわい。響君、知り合いなら問題ないじゃろ。一緒にパーティーを組んであげなされ」
祖父の擁護もあり、心配していたセイさんのパーティー加入はあっさり決まった。
実家を出る際、樹おじさんから渡していたポシェット52個を受け取る。
やっとコロニー全体がマジックバッグを首に掛けて、薬草採取が出来るよ!
「娘が、そっくりに育って嬉しい~」
酔っぱらっているのか、樹おじさんにぎゅうぎゅう抱き締められ私は窒息しそうだ。
いやいや、リーシャの姿になっているから両親とは全く似ていませんけど!?
「貴方の娘は、こっちです!」
見ていた雫ちゃんのお母さんが、おじさんを引き剥がしてくれた。
「おおっ、雫は結花に似て可愛いなぁ~」
今度は雫ちゃんを抱き締めている。
彼女はお酒の匂いをぷんぷんさせた父親に抱き着かれ、少々迷惑そうにしていた。
今夜も兄達の家へ泊まると言うセイさんと一緒にマンションへ移動。
そろそろセイさんの家を準備しないと……。
月曜日。
今日から5日間またダンジョン攻略。
地下11階で兄&フォレストと別れ、私達は地下15階まで駆け抜けた。
安全地帯に着いてマジックテントを設置後、休憩したら攻略開始。
アマンダさん・ダンクさんに新しいパーティーメンバーの紹介をする。
セイさんはダンクさんがジョンさんの息子だと知り、「大人になったねぇ」としみじみ呟いていた。
クランリーダーだったジョンさんの息子に会った事があるらしい。
「サラちゃんのパーティーはどんどん増えていくけど、今何人いるんだい?」
「母を入れて11人です」
アマンダさんに聞かれ、冒険者は6人パーティーが基本だと思い出す。
シュウゲンさんは迷宮都市のダンジョンを攻略しないので、メンバーには入れなかった。
「もう2パーティーにした方がいいんじゃないかい?」
攻略の分配に関しては、それぞれ行っているので問題ない。
「もう少し後に妹と弟達が合流する予定なので、その時考えます」
「サラちゃんには、お兄ちゃんの他にまだ下がいたのか!」
ダンクさんが話を聞き驚いた顔になる。
母は若く見られるので、妹と弟がいると知り信じられない様子だ。
しかも今は妊娠中だしね。
子供達に『木琴』を教えた話をし、これからは馬車で家まで送迎する事を伝えた。
「そりゃいいね、子供達も喜ぶだろう。サラちゃん、ありがとう!」
アマンダさんは、庶民が高価な楽器を演奏出来る機会はないと分かっているからお礼を言う。
「もしかしたら将来、音楽家になるかも知れませんね~」
本当に冒険者以外の道が開けるかも?
貴族じゃないため宮廷演奏家にはなれなくても、音楽活動は可能だ。
身分関係なく入れるような音楽ホールを建てれば、お金を取り演奏出来るだろう。
そんな事を思いながら地下16階で果物採取をした後、地下19階のキングビー達をアイテムBOXに収納し、地下14階のハニーの下へ行く。
ハニーにコロニーを呼び出してもらい、21個のマジックバッグに入っている薬草をアイテムBOXへ入れ替え、36匹のキングビーを出し残りの52匹の首にポシェットを掛けてあげる。
ふふふっ、これで72匹が効率よく薬草採取すればポーションの値段が下がり、子供達も購入しやすくなるよね!
キングビー達を移動させようとした所、またシルバーが私の服を引っ張ってきた。
前足でハニーを指し、次に地面へ丸い円を描き中心から縦横に線を引く。
これは前回と同じ意味だろう。
マジックバッグが増えたので、4階層に分かれて採取したいのかな?
ハニーに尋ねると首を大きく上下に振られる。
地下14階に18匹を残して54匹をアイテムBOXへ収納し、冒険者のいない地下19~21階に、それぞれ18匹ずつ移動させ薬草採取をお願いした。
樹おじさんのLv上げ後に作製したマジックバッグは40㎥になっちゃったけど、1階層で採取出来る薬草の量は決まっているから無理じゃないよね?
来週の月曜日が楽しみだ。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
418
お気に入りに追加
6,155
あなたにおすすめの小説

家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

あなた方はよく「平民のくせに」とおっしゃいますが…誰がいつ平民だと言ったのですか?
水姫
ファンタジー
頭の足りない王子とその婚約者はよく「これだから平民は…」「平民のくせに…」とおっしゃられるのですが…
私が平民だとどこで知ったのですか?

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。